「ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ツアー:メイキング・オブ・ハリー・ポッター」
リーブスデンスタジオを延々と3時間半ほど彷徨いましたが、おかげでそろそろ足に来てしまいました、このへんで切り上げ宿泊先のロンドンに戻ることといたします
復路はやはりホグワーツ特急に乗って戻りたいものです
という事でやってきたのはもちろんホグワーツ駅
のはずでしたが、ここリーブスデン・スタジオにあったのはまさにキングスクロス駅
下の写真は今朝がたここに来る前に立ち寄ったキングスクロス駅にある本物のコンコース
見てきたばかりなので間違えようが有りません、まぁこれを模したセットなのでしょう
そういえばホグワーツ駅は屋根のない郊外の駅ということもあり作れなかった、いやもといキングスクロス駅の人気に取られ作らなかったようです
ということで残念ながら、ここはホグワーツの駅ではありませんでした
当然ながらキングスクロス駅コンコースの人気の場所
9と3/4番線の煉瓦の壁にカートの半分が刺さった撮影コーナーがありました
イギリスは鉄道発祥の地
セットと言えどこのホグワーツ特急、重厚なつくりとなっていました
それもそのはずこの機関車は1937年にグレート・ウェスタン鉄道のスウィンドン工場で作られ
1968年まで30年以上活躍していた本物のホール型蒸気機関車5972号「オルトンホール」だからです
汽車は今すぐにでも出発する
そんな雰囲気です
小道具だったスーツケースなどもこんして実際に撮影に使われたものが展示されていました
ちなみにこれらのスーツケースはネットオークションなどで苦労して手に入れたものなんだとか
こんな古いものまでオークションで出回るとは
さすがはオークションの国、イギリスを物語っていますね
写真はホグワーツ魔法学校に行く生徒たちの荷物が積まれています
荷物にはそれぞれ顔写真と名が表示され誰の荷物か一目瞭然
ちなみに右の写真はハーマイオニー・グレンジャーのもの
さて映画を見て私があれっと違和感を感じたのが、こうしたスーツケース等々
映画を見ると旅客の荷物等についてはポーターが運んでいるようで、旅客は客室に持ち込み荷物のみを持参するスタイル
子供がチップを払いポーターに運んでもらっているように私は見てとらえました
映画の中でもホグワーツで降りた生徒たちは船でホグワーツ城に行きますが、荷物は自分の部屋に運ばれていました
実際日本では航空機にでも乗らないと、なかなかこんなケースは出会えません
さすがは召使いを抱えていた貴族文化の長かったイギリスならではと言ったところでしょうか
たしかにオークションなどで買ったという写真のスーツケースは個人で運ぶにはちょっとしんどく、荷台に乗せ運ぶスタイルであるのは間違いありません
そういえばイギリスのブランドスーツケースの代名詞グローブトロッターのスーツケースには、今でも4輪のマルチホイールモデルが用意されてません
手荷物は召使があとから持ってくる、そうした時代の名残りなのかもしれませんね
列車のコンパートメントも本物の列車のものでしょうか
古びた風合いもまた映画を連想させます
最後尾の列車はこうして撮影用なのかカットされていました
こうして展示されているとコンパートメントの様子がよくわかります
列車の脇に撮影スタジオらしきブースがありました
ここは「蛙チョコ」や「吸魂鬼(ディメンター)」が出てくるシーンが撮影されたコンパートメント
窓にはグリーンスクリーンが貼られていますが、ここも魔法のほうき同様に特撮コーナーのようで、映画で見たような蛙チョコやディメンターのシーンを有料で撮影できるんだそうです
これで今回の「ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ツアー:メイキング・オブ・ハリー・ポッター」の見学は終了
3時間半ほど見て回りましたが、じっくり見る余裕がないほど展示物は充実していました
ということでホグワーツ特急に乗り込みロンドン・キングスクロス駅に戻ります
って本当はハリーポッターのラッピングバスでワトフォード・ジャンクションへ行き
そこからロンドンの鉄道キャピタルスターに乗り込みロンドンのユーストン駅に帰ったんですけどね