当別町の「道民の森 神居尻地区」で行われた「山菜の日」
この辺りを根城とする山菜採りのボランティアガイドに山菜の種類や見分け方などを学ぶというイベントがあり、以前からこのくらいの時期にやっていることは知っていたが、休みが合わずに参加できずにいた
今年は意を決して参加することとし、前日に同じ道民の森にある一番川オートキャンプ場でキャンプ
翌朝向かうことといたしました
残念ながら前日からの雨は当日もやまず
朝食を済ませた後、天候は思わしくは有りませんでしたが、とりあえず会場となる道民の森「神居尻地区」へ向かうことに
受付を済ませ
レクチャーを受けたらいよいよフィールドに飛び出します
途中、道路わきに生え旬を過ぎたタラの芽やウドを眺めつつ
山の奥へ奥へと向かいます
たどり着いたのは見渡すばかりのフキ畑
もちろん栽培しているものではありません
ここで美味しいフキの見分け方を伝授されました
フキは一株に生える本数は基本3本
3本あるフキの株の中から中フキを見分けて採りますが、切ってみると水が滴ってきます
それが中フキ、なるほどと感心しきりです
私はついつい大きくて太いほうを選んで採っていましたが、ハズレものを採っていたことになります
そうそう3本あったら最低でも一本は残すよう、そういったマナーも一緒にご教授いただきました
これ重要ですね
ちなみにこの日、採ったフキはサバ缶やさつま揚げと煮込んだりして翌週の弁当の総菜となりました
ガイドさんが手に持っているのは日本三大毒草の一つ「毒ゼリ」
そのわきにはたくさんのセリが繁殖していました
これは間違えると大変なことになりそうですし、種が似ているからか同じようなところに生えるという厄介な山菜です、ということでこれはちょっと難しいのでパス
もっともセリ自体、たくさん採取しようとは思ないというのが本音の部分ですが
さて今回の山菜の日で教えてほしかった山菜が、今が旬の「アズキナ」
アズキナはそのままでも甘みが多い山菜、ということで採る方が多く生息資源は枯渇気味と言われています
困ったことにこれまたホウチャクソウという毒草によく似ていますが、見分け方をしっかり伝授頂きました
左のいかにもクキクキと曲がり少し赤みがかっている茎の草がアズキナ
なんとなく曲がっている右がホウチャクソウです
どうしてもわからなければかじってみるとよいとの事、アズキナはその名のとおり小豆のように甘いのが特徴で、逆にホウチャクソウは茎をかむと少し苦みがかっていました
判りずらかったアズキナですが、これで来年からバッチリ採取できます
嬉しいことにレパートリーがまた一つ増えました
そのホウチャクソウによく似た山菜
「アマドコロ」
これは山菜として食用に適しているとの事ですが、これもまた厄介なホウチャクソウによく似ているので、しばらくレパートリーに加わることは無いでしょう
まだまだ山菜採りは駆け出しの身
山菜採りの奥は深そうです
とりあえず「山菜道」と名付けることにします
他になんと山吹茸こと「ポルチーニ」の生えるところまで教えていただいたので、秋にもまたこ神居尻に訪れにこようと思います
その時もまた一番川でキャンプだな