ベルナベウ・ツアーで見せてくれるのは、なにもスタジアムだけではありません
レアル・マドリードの過去の歴史や数々のトロフィーが展示された
「歴史上最高クラブのルーム」も見学コースに入っています
なにはともあれ覗いてみることに
まずは「歴史上最高クラブのルーム」の手前にあったこの写真
「Aficionados madridistas en las gradas del Estadio Chamartín. 1930 1931」とテロップが入れられています
1930~1931年シーズン チャマルティン・スタジオのスタンドに陣取る本当のファンといったところでしょうか
こうした写真が掲示されているのも
レアル・マドリードが成り立つのはファンあってこそといった思いがあるのではないでしょうか
ちなみにこのサンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム
その維持費や選手などの契約金は膨大
よく銀河レベルと評されますが、実際の試合での興行収入やTVの放映権料といっても高だかホームでの試合は年間二十数試合程度、よくそんなに集まるな~というのが私の本音です
それでも世界一収入のあるフットボールクラブとも評されるレアル・マドリード
大手スポンサーであるエミレーツ航空やAdidas、Mahouなどの収入はもちろん多いのでしょうが、それはヨーロッパの他のチームも同様
特出すべきはレアル・マドリードはファンから会費(ソシオ)を募っている事
これが年間かなりの
いやもとい膨大な額になるのだそうです
確かにスタジオのあちこちにその会員募集のポスターを見かけました
(入会しやすくするため1年目は安く設定されているそうです)
まぁもっともレアル・マドリードは非営利団体、色々と裏はありそうですが
そんな話をガイドさんから聞きつつ、歴史上最高クラブのルームへ
まずガイドさんが案内してくれたのがコレ
ただの書簡ですが、これがアルフォンソ13世から「レアル」の称号を拝領したという
まさにレアものの書簡
そうレアル・マドリードの「レアル」は英語江いうところのロイヤル
そう王家を意味します
この書簡により初めてレアルの名を名乗れるようになったということですね
そんなレアル・マドリード、この年からクラブのエンブレムにブルボン家を象徴する王冠が使われるようになりました
おかげでソシオたる会員もこの時を境に膨大に膨れ上がります
ところが下の写真にあるように一時期、その王冠のエンブレムが外れた時期がありました
1931年とありますからアルフォンソ13世が国外脱出し、君主制が崩壊した年にあたります
さて次は昔懐かしいサッカーのグッズ
もちろんこれもレアル・マドリードの選手が使ったものなんでしょうね
サッカーボールのデザインも様々
バレーボールのようなボールも見て取れます
そうそうサッカーボールといって誰もが思い描くのが、5角形と6角形を組み合わせた白黒亀甲型のサッカーボール
このボールの普及には広島にあるモルテンという会社が多大なる影響を与えたようです
「サッカーボールに秘められたアイディア」
シューズはそれぞれの選手の個性が生かせるようで
「デビット・ベッカム」「ロベルト・カルロス」「セルヒオ・ラモス」「悪童ペペ」らが実際に試合に履いたものですが、様々なメーカーのものが展示されていました
ユニフォームも現在のエミレーツ航空のスポンサーのはいったものも展示されています
続いてレアル・マドリードが世界最高峰クラブチームであることを証明する
トロフィー・ルーム
まずはヨーロッパチャンピオンズリーグの優勝トロフィー
なんと11個もありました
続いて2014FIFAクラブ世界一のトロフィー
UEFEスーパーカップ2016年のトロフィーももうはや展示
これにはガイドさんも驚いていました
あとわからなかったのがこれ
いったい何でしょう、キリル文字っぽいのですが
選手のパンドールのトロフィーも展示されていました
私は存じ上げませんが「ディ・ステファノ」のパンドール1957・1959
それにスーパーパンドールなるものが展示されています
「神聖なる男」と呼ばれた
リカルド サモラ・マルティネスの展示もあります
そんなこんなで歴史上最高クラブのルーム見学は終了
次はサッカーの舞台裏、ロッカールームなどを覗きに行きます