フィリピンは白人やそのハーフも多いことからアジアで最大のカトリック国なのは想像できますが
ベトナムがアジア第2位のカトリックの国だとはあまり知られてはいないのではないでしょうか
しかも宗教は否定が前提の社会主義体制にあってでの話というから驚きです
もっとも社会主義と言っても、ここホーチミン(旧サイゴン)が社会主義になったのはつい40年前
もともとフランスの植民地であったばかりか、独立後の南ベトナム初代大統領「ゴ・ディン・ジエム」本人がカトリック信者だったこともあり
カトリック信者を優遇するカトリック中心主義の政治をおこなっていた国でした
おかげで国民の約7%がカトリック信者なのだとか
今回訪れたのはそんなカトリック信者が足蹴く通う
「聖母マリア教会」またの名をサイゴン大教会
ホーチミンを象徴する建築物でホーチミン観光の目玉
二つの尖塔が特徴的なこのコロニアル建築の教会で
赤レンガ造りが鮮やかな教会です
ちなみにそのレンガは何とフランス統治時代に本国フランスのマルセイユから取り寄せて建築したんだそうです(建材、資材を全て)
建築様式はネオゴシック様式というのだとか
200年以上も前に建てられましたが、今でも現役
日曜日には毎週ミサが執り行われているそうです
この日は平日とあって多くの観光客が訪れていました
見どころは教会そのものですが
内部のステンドグラスも素晴らしかった
こうした手の込んだステンドグラスもすべて
はるばる海を渡りマルセイユから運ばれてきたとは驚きです