ドイツは第二次世界大戦の戦火で都市の街並みの多くを空爆で破壊されてしまいましたが
エスリンゲンはその空爆から幸いにも逃れることができたため、今も中世の街並みが残っています
エスリンゲン城砦からエスリンゲンの街並みを眺めた後は、直にその町を歩いて散策することに
街の名である「Esslingen am Neckar」ネッカー川のほとりのエスリンゲンの名の通り
ネッカー川沿いに発達したその街並みは「小ベニス」とも評されるのだとか
まずは市庁舎広場
天文時計が特徴的な旧市庁舎の壁は赤く塗られていました
ここで12月には「中世のクリスマスマーケット」が開かれるのそうです
その名残りなのかクリスマスツリーが飾られていました
続いて聖ディオニュソス 教会を取り巻くマルクト広場
ここでもクリスマスマーケットが行われます
一週間早くやってこれれば楽しめたのにとちょっと残念な気分になりました
ちなみに教会の名となっているデオニュソスは
ギリシア神話に登場する 豊穣とブドウ酒と酩酊の神
そう「酒」の神です
これはちょっと拝んでおかねばなりませんね
さて私が宿泊先のシュツットガルトからのSバーンに乗ってこの街を訪れたわけは、近いのもその理由ですが
ここを訪れたのは正月の夕方ということもあり
敬虔なキリスト教徒の多いドイツにあって、この日はどこへいっても店は閉まっていると予想されたからです
そう街並みを眺めるだけなら休日は関係ないですからね
案の定エスリンゲンの街は照明は点けられているもののほとんど閉まっていて
訪れる観光客もみなウインドーショッピングをせざるを得ませんでした
私もそんなエスリンゲンの街でウンイドーショッピング中に気になる商品を発見
それがこのBBQコンロ
プロパンガスを使うタイプのようですがプロパンガスは世界共通、日本で使おうと思えば使えないこともなく、じっくり見たかったのですが店は閉められていました
店の明かりのが眩しいこのホテル兼レストランはやっているようですが、おそらくは宿泊客のための食事しか用意していないでしょう
夕食はこんな日なのでまた考えることにします
そうそうこのに来たのなら見ておかねばならない有名な綱渡り名人がいるシェルツ塔へ
この綱渡り名人は塔の下でジェラードを売っているお店の看板ともいえる存在ですが
こうして夕暮れ時に見ると本物っぽくて風情がありますね
ネッカー川畔に広がる古都エスリンゲンは、美しい木組家屋とワインで知られる街でしたが
訪れた時間もちょうどよかったようで、まるでそれはおとぎの国の迷宮に迷い込んだかのような街並みでした
シュツットガルトに来たついでではありましたが、なかなか見せてくれましたね