チャオプラヤー川と言って私が真っ先に思い起こすのが、2011年に起きた大規模な洪水です
446人が死亡し230万人が影響を受けたこの洪水
「流出した水量と、影響を受けた人数に関して最悪の洪水」であると言われています
日本も他人事ではなく、日本の企業が多く進出するローヂャナ工業団地などではホンダを始め、多くの企業が操業停止を余儀なくされた大災害でした
そんなニュースは毎日のようにTVで報道されました
ただ映像に映る人たちに悲壮感などなく、まぁしゃないじゃんといった雰囲気を漂わせ笑顔を見せる人の姿まで映っていて私自身、大変違和感をもって見ていた記憶が有ります
そんな笑顔の理由はバンコクに来て多少なりと判った気がします
チャオプラヤー川はまごう事なき大河なんですが、その大河がタイの首都であるバンコクの真ん中を貫き通しています
しかも、しかもその川に日本ならどうだとばかりに敷設されるはずの堤防は見ることはできませんでした
バンコクの人々がこの川とともに生きてこられたんだ、いやもといこの川無しでこの都は無かったんだろうと思わせる風景がそこにはありました
冠水は日常茶飯事、豪雨の度に年に何度となく溢れるようで洪水も珍しくないのだそうだ
チャオプラヤー川沿いには、王室寺院である有名な「王宮」や「ワット・アルン」、「ワット・ポー」などが並んでいます
しかもバンコクは世界でも有数の交通渋滞のある街
バンコクで仏教遺跡など見て歩くとすると水上交通が一番便利なのが、下の写真を見てもらうと一目で想像できます
しかも今回宿泊したシャングリ・ラ ホテル バンコクのすぐ近くには
水上交通の主要桟橋で有るサートン(中央桟橋)があり
ここから渋滞に巻き込まれることなく、わりあい自由に観光が楽しめるんです
朝食を済ませた後、このサートン桟橋へ馳せ参じ
まずはチケットを購入
チャオプラヤー川沿いにバンコクを観光するならチャオプラヤー・エクスプレスが便利そうなので
今日はこいつを使って観光しようと1日券を購入いたしました
ちなみに料金は1日券150バーツ
日本円で500円もしませんでした(でもこれって観光客価格なんだろうな)
桟橋で待つこと数分、青い旗を掲げたチャオプラヤー・エクスプレスがやってきました
ワット・ポー、ワット・アルンのあるター・ティアン桟橋まで青旗の超特急で参ります
席は自由席ってことで、人気はやはり船べりの席
私も良さげな席に座り、チャオプラヤー川沿いの景色を楽しみつつ
目的地のひとつ
「ワットポー」へとやってきました
それにしても今回のバンコク旅行
行く先々で見かけたのは欧米(白人)の観光客の姿でした