それは今から7年前、初めて台湾を訪れた時のことでした
宿泊しているホテルの地下のショップで茶道具を物色していたときのこと、対応してくれた日本語の上手な店員さんから、何処から来たのと聞かれ北海道の札幌だと答えると、一度来道した事が有るらしく商売そっちのけで北海道の話をし始めました
日本が大好きでまた行きたいと話していましたが、なかなか帰してくれない程でした
台湾の方は北海道に興味があると聞いていましたが、本当なんだと直に話をし感じました
一昨年前に伺ったときも電車で日本人だとわかった上で席を譲ってくれた事が有ります
これは親日家の台湾に限ったことでは有りません
インドネシアやマレーシア、シンガポールでも同じような経験をしました
下記にアウンコンサルティング株式会社の調査結果があります
「海外への進出及びマーケティングを行っていく上で、各国の親日度(日本に対する意識)が1つの重要な指標となることから、アジアの10ヶ国(韓国、中国、台湾、香港、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム、フィリピン)をピックアップし、親日度調査を実施しました。(調査期間:2012年10月26日~2012年11月2日集計)本調査では、親日度を図る指標となる設問を5つ設け、各国の18歳以上の男女100人から回答を得ております。」
アジア10 ヶ国の親日度調査【2012 年11 月発表】(PDF)
このアンケートの信ぴょう性はともかく、私自身こんなもんだろうな~とここ数年アジアを廻っていて感じる部分と似通った数字が出ていました
そうアジアの国々は日本のことが好きでいてくれているようです
それに加えこのアンケートで面白いのは香港
抗日(反日)として知られる中国のはずなのですが、どちらかと言えば親日です
そういえばICカードも世界でもいち早くソニーの技術であるFeliCaカードを導入したのは香港の交通機関でした
前置きが長くなりましたが、話を「香港自動通関制度(e道)再申請」に戻しましょう
羽田国際空港発、香港国際空港着JL029便は22時間の遅れで香港に到着
今回はもともと2泊3日の香港旅行のはずが、1日分遅延のため1泊分削られております
香港に滞在できるのも22時間程度、駆け足での旅程になってしまいました
けれどホテルに向かう前に空港で済ませておかねばならないことがあります
それが香港自動通関制度(e道)フリークエンドビジターeチャンネルと呼ばれるシステムへの申請
正確にはパスポートが切り替わったための再申請になります
このフリークエントビジターeチャネル
サービス内容はというと
香港出入国管理局のサービスである「フリークエントビジターeチャネル」について、FLY ONステイタスをお持ちの会員さまおよびJALグローバルクラブ会員さまを対象にサービスの申請を適用させていただきます。本サービスは香港国際空港での出入国に際し、自動(無人)ゲートを利用できるようになり、以下のようなメリットがあります。
(1)自動ゲート通過でよりスムーズな出入国が可能
(2)出入国カードの記載・提出が不要
(3)申請は無料
というもの
何故か同じ国である中国本土からやってくる方々のため、時間のかかる入国審査を日本の自動ゲートのように潜れるという優れものです
さっと入国や出国審査が完了するため、時間のない私のような観光客にはもってこいのシステムです
特に香港は日本から4時間少々の距離にあり、安いチケットがあればちょっと飲茶でもとも思える海外ですが、入出国に1時間もかかっていたらそんなことも躊躇してしまいますからね
香港は中国の1地域のはずですが、こうして日本人に優先権を与えているというわけです
抗日(反日)よりも日本の観光客やビジネスマンのほうが重要のようです
もっともこれには政冷経熱というよりは、香港の人たちが上記アンケートのように日本のことが好きだったりすることが挙げられるのかもしれません
そんなe道の申請、私自身スタッフになにも言いませんでしたが、パスポートを提出したところ
検索してすぐに申請済みだったことが分かったようで、指紋採取などすることなく
あっという間に新しいパスポートにe道のシステムの登録が終了
これでパスポートが切れるまであと9年は香港の出入国で苦労することはなさそうです
申請が終わったらすぐに両替を済ませ、エアポートエクスプレスでホテルのある尖沙咀を目指します