« 「ミシェル・ブラス」のウエィティング・バー | メイン | パンを買いに「ブーランジェリー・ラロス」へ »

「ミシェル・ブラス・トーヤジャポン」でちょっと贅沢なランチ

ミシュランガイドが評価する料理
☆☆☆(3つ星) - 「それを味わうために旅行する価値がある卓越した料理」

日本には26もの3つ星レストランがあるそうですが(2011年現在)
これはフランスに並ぶ数なんだそうだ

ちなみにウィキペディアにはこうも書かれています
『日本版の獲得星数の多さについては、総責任者ジャン=リュック・ナレはレストラン数の多さに加え、日本料理の料理人に数世代、数百年かけて伝えられた料理人固有の技術と伝統の継承性、専門性を高く評価する姿勢を示しており、「日本の料理人は、15年も20年も修業して伝統の技を受け継ぐ熱意を持っている。そんな国、欧州にはどこにも残っていない」「世界一の美食の都は他を大きく引き離して東京だ。2番京都、パリは3番。日本は食べるだけの目的で行く価値がある国だよ」と評している』

そんな3つ星レストランが昨年発刊された『ミシュランガイド北海道2012 特別版』により
私の住む北海道になんと4軒も誕生いたしました

・鮨 田なべ(Sushi Tanabe)
・温味(Nukumi、日本料理)
・モリエール(Molière、フレンチ)
・ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン(Michel Bras Toya Japon、フレンチ)

これはなんとしても行かねばなりませんネ
そこで昨年からキャンピングカー出かけたときに訪れるレストランをこのガイドブックをめくって探す
私自身、ミシュランガイドのその趣旨に則んでるのではと思えるその行為を「キャンピングカーで巡るミシュランな旅」と名づけ楽しんでいます

今年のターゲットは上記のレストランからキャンピングカーで出かけるに相応しい「ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン」
清水の舞台から飛び降りる覚悟で出かけました

もっともディナーだと料理だけで3万円位からとあってちょっと無謀
ランチを予約してありました
ちなみにここミシェル・ブラス トーヤ ジャポンはザ・ウインザーホテルの11階にあり
洞爺湖や内浦湾を望める環境にあるのですが、はっきりいって夜景の楽しめるところでは無いのでランチのほうが良いのではと思えるほどでした

因みにこのときの来訪者は3組、予約が少なかったのか
客を絞っているのか、知る由もありません
 

MichelBras12.jpg
 

「自然から料理を創造する異色の料理人」として知られるミッシェル・ブラスのホテル・レストランは、ライヨール村のはずれ、牛や羊がのんびりと草を食み、野生の花やハーブが咲き乱れるオーブラック高原の高台にあるんだそうです
そんなライヨール村はソムリエナイフで有名な村でもあります
ナイフに刻まれた「ハーブ シストル」のシルエットが誇らしげに見えます

ということでカトラリーのナイフにもこだわりがありました
写真のいかにも切れそうなナイフは料理ごとに替えるのではなく1本を使い回すんだそうです
料理で付いたソースはパンでこそげ落とす
ナイフはお皿の淵に置けるように工夫されていました
「ライオール村風スタイル」とでも言うのでしょうか、ウエィティング・バーでスタッフから予め話が有りました

ナイフの先にはLa maison Bras
レストランからのメッセージが書かれていました

が・・・・フランス語なんで残念ながら読めません
スタッフからの説明が有ったかと思いますが、すっかり忘れました
 

MichelBras16.jpg MichelBras19.jpg
 

ハーブ シストルのシルエットはワイングラスにも刻まれていました
ちなみにワインは料理に合うワインをソムリエが選んで料理のタイミングに合わせて出してくれる
「Beverage Set」
これぞセレクト・ワインというのがぴったりの豪華ハウスワインの数々でした
本来ディナー用のサービスらしいのですが、今回ランチでもやっていただきました


MichelBras18.jpg MichelBras15.jpg
 

バゲットは小麦に蕎麦粉を混ぜてホテルにあるブーランジェリー・ラロスで焼いたもの
これがめちゃくちゃ美味い
バターとも合うが森永乳業がオリジナルレシピで作ったものらしい
ハーブ シストルのシルエットが浮かんでいます

バターナイフも良いですね、使用していない時は立てておけるのも良いですね
これ欲しくなりました

薄皮のものもパン
パリッとした食感そしてライ麦の香りがしました
 

MichelBras13.jpg MichelBras14.jpg


今日のランチのテーマは「出会いと風味」
まずはアミューズ

スプーンに盛られて出されたのは
牛肉の煮こごりとアサリ、黒カブの3種
スプーンをこのまま口に運んでいただきます


MichelBras31.jpg


アミューズの後は
ガルグイユー
メインは鳩ですが、ここミシェル・ブラスの代名詞とも言える料理で
私が一番楽しみにしていた料理でもあります

(『 』の中はメニューから引用しています)
『現在では”クラシック”、
若野菜で仕上げたガルグイユー;
発芽豆&ハーブ、アカシアオイルのレドプール』.
 

MichelBras17.jpg
 

『近海で水揚げされた;
タラバガニのポシェ、
ほうじ茶で香りをつけたブイヨン;
木村さんの庭で採れたハーブ&花.』
 

ところでこの木村さんって 何なの?
それは「フローラ木村」の事でした
最後に出て来る動画を観ればわかりますヨ

エビのソースが和食っぽくて舌に馴染みます
空芯菜もソースに絡んで美味いのですが、これって中華の素材の和食?
 

MichelBras20.jpg
 

『フランス・ブレス産;
ローストした鳩の胸肉;松の葉バター&ショウガ、内臓のジュ.』
 

MichelBras22.jpg 


付け合わせはフランス版マッシュポテト『アリゴ』
マッシュポテトとチーズを 練り上げた料理ですが、これが伸びる延びる
スタッフが実演してくれました
 

MichelBras21.jpg MichelBras23.jpg


『私どもで厳選した、
食べ頃に熟成されたフランス産チーズと北海道産のチーズ.』
ってことで今回ハード系のチーズをフランス産vs北海道産と食べ比べてみました
 

MichelBras24.jpg MichelBras25.jpg
 

『81年オリジナルクーランの解釈をもとに、
ヘーゼルナッツの流れる温かいビスキュイショコラ”クーラン”®;
レモングラスのシャーベット.』
これぞデセールといった一品でした

MichelBras27.jpg MichelBras26.jpg
 

シャーベットも2人で5種頂きます
もっともシャーベットというよりはポテトサラダだったりもしましたが・・・


MichelBras28.jpg


最後はフランスの砂糖菓子と小さなグラスは季節のフルーツカクテル
それにエスプレッソ
 

MichelBras29.jpg MichelBras30.jpg
 

これでランチはすべて終了
気がつけばお腹いっぱい
12時に食べ始めましたがこの時すでに14時
洞爺湖の絶景を眺めつつランチに2時間要したことになります
時間もさることながら、私がいままで食べた中で一番値段の高いランチとなりました

さて動画は昨年12月8日にTVで放送された
HBC北海道NEWS-1です
「金食」というテーマで
ミシェル・ブラス・トウヤジャポンの魅力を北海道目線で伝えています
 



 

さて北海道に残る3つ星レストランはあと3軒
いつの日か制覇できるだろうか

About

2013年5月27日 18:36に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「「ミシェル・ブラス」のウエィティング・バー」です。

次の投稿は「パンを買いに「ブーランジェリー・ラロス」へ」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。