横に這わされたワイヤーに結わえ付けられた葡萄の樹
真っすぐに伸ばすわけではなく斜めに植えられていますが、これにはわけがあるそうです
タイトルにある「宝水ワイナリー」は豪雪地帯で有名な岩見沢市郊外にあります
2mは雪が積もる地域ですが、冬が来る前その雪の重みで樹が折れないようにワイヤーから枝を外して樹を倒し地面に寝かします
その際、倒しやすいようあらかじめ斜めに植えられているんです
冬は雪で覆いつくされる北海道で葡萄を育てるための知恵ですね
でもなんでこんな苦労してまで、しかも寒い地域で葡萄を育てるのかと思われるかもしれません
しかしワインで有名な産地、たとえばフランスのシャンパーニュー地方などの緯度は北海道よりさらに北、いくら地中海気候だからといって日照時間は変わりませんし、今年正月に訪れたエペルネそしてランスの街は寒かった
ちょっとくらい寒いくらいがワイン用の葡萄の栽培には良いのかもしれません
今回訪れた「宝水ワイナリー」でも
緯度からいえば、もっと北国でもワインはできる・・・と豪語されています
さてワイナリーツアーに話を戻すと、この宝水ワイナリーでは
「雪は天からの手紙、ワインは雪の贈り物」
エチケットには雪の結晶をイメージにしたものが描かれています
今回の初夏のワイナリーツアーで最初に訪れたのは、そんな宝水ワイナリー
ちょっとシックな建物は、小樽市にあった倉庫を解体し保存していた古材を利用して建てられたのだとか
そう外観も重要です、カルフォルニア・ワインツーリズムで訪れたワイナリーなんかは皆、お城みたいな建物ばかりでした
ここに来てすぐに、社長の倉橋さんから
このワイナリーの生い立ちやポリシーなどを聞いたり
畑では石塚氏より、色々な話が聞けました
それにしてもここといい山崎ワイナリーといい
若い醸造家が随分と頑張っていますね
お楽しみの試飲には
『RICCA雪の系譜レンベルガー2011』
『RICCA雪の系譜ケルナー2010』
『オレンジピンクロゼ2010』
を楽しみました
普段ワインを飲みなれていない私にはこのピンクロゼが飲みやすくて美味しかった
ワイン醸造所の様子は2階からガラス越しに覗けました
ステンレスタンクや木樽などが覗けます
手前にはTAKIZAWAワインの瓶も・・・・
お土産にワインを買ったりと
1時間程度ぶらぶらしましたが、次は是非とも収穫時期に訪れたいものです
さて次の目的地は山崎ワイナリーです