スター・フェリーで香港島に渡り
セントラル駅まで歩いているとそこには大勢の人が歩道の脇にたむろしていた
遠めに見るとまるでホームレスのようである
香港といえど今は冬、寒いのか周りをダンボールで囲んでいたりもする
風が防げる階段通路は完全に占領されていた
どうやらこれが噂に聞く日曜日に香港島のセントラルに集まる出稼ぎフィリピン家政婦たちの憩いの一時のようです
香港に住むお金持ちは家政婦を雇う方が多いようだが、その給金は薄給であり
行ける所が限られるのか、こうして休日である日曜日にこういった場所に集まり同郷の仲間と会話をし過ごすようです
ホームレスのようにも見えようが、きっとこれがこの人たちにとっては他国である香港で羽を伸ばせ心の和む唯一の場所であり楽しい一時なのだと思われます
このあと見た近くの公園には信じられないくらいの人々が同様にたむろしていました
数千からもしかしたら1万人くらいはいたのではないでしょうか
日本は経済難民を受けない国なのでこういった光景を目にすることは少ないのですが、日本の人口は2%程度にすぎないのに世界の富の18%をも占有するお金持ち
人口減少や介護や看護など3Kなどと言われる職場に人が集まらない現状を考えると、日本も将来こんな光景が見られる日が来るのかもしれない
経済格差、資本主義といってはそれまでだが、なにか考えさせられることがありました
そうそうそんなフィリピン人たちの人気のお店
牛肉飯専門店「吉野家」
店に入れないくらい繁盛していました
「うまい」「やすい」「はやい」は美食の街香港でも人気のようです