昨今、大量の中国人による羊肉買い付けにより、その原材料価格が急上昇
北海道のジンギスカン販売の老舗の松尾ジンギスカンですら、大幅な値上げをせざるをいない状況なほどの高騰をし続けているのが、そんな羊肉市場です
北海道名物と知られているジンギスカンですが、ジンギスカンを売りとする大量仕入れのレストランであってもそれは例外ではないようです
けれど道産子であれば、ハレの日に食べたいのがジンギスカン
ということで、職場より勤務後にエアポートに乗車
千歳駅で降りて、そこからから歩いて10数分「ギオン通り」へ
そんなギオン通りに入ってすぐにお目当てのお店は有りました
それが「千歳ラム工房やまじん」
山本精肉店こと「肉の山本」直営のジンギスカン専門店
山本さんのジンギスカンで「やまじん」なのでしょう
福岡はおろか中国にまで進出する昨今話題のジンギスカン屋さんです
店に入るとすぐに目につくのがこの色紙が飾られた壁
日本ハムファイターズの主砲、中田翔選手の色紙がまず目に入りましたが
オリンピックメダリストの松田大志選手そしてタレントの出川哲郎さんに中川翔子さんなどが名を連ねます
多かったのが、千歳でプロゴルフのツアーが行われるためかゴルフ選手の色紙が数多く
ブレダン・ジョーンズ プロ、松山英樹プロ、時松隆光プロ、今平周吾プロ、藤田光里プロ、工藤遥加プロの色紙も飾られていました
きっとANAオープンゴルフの時などはこうした方々もいらっしゃるのかもしれません
店内に入ると、中は結構広く掘りごたつの小上がり席に加えカウンター席がありましたが、その時2人で伺った我が家はカウンター席に案内されました
ということで厨房で若きシェフの仕事を見ながらの焼肉となります
ちなみに最初に席についていたたときに、はす向かいに座られていた女性3人組
立ち振る舞いや髪型からして、たぶんどこぞの航空会社の客室乗務員(CA)さんのように思えます
そういや以前観たTV番組、沸騰ワード10「冬の航空業界スペシャル」の中でJALの美食CA花谷遥さんが、「ジンギスカンの概念が変わります」とのコメントでこの店を紹介していましたね
まずは飲み物を尋ねられ、飲み放題といたしました
まずはビールということで、キリン一番搾り 中ジョッキで乾杯
そう千歳くんだりまでわざわざここに来たわけは、我が家の結婚30周年のお祝いということで伺ったんです
お通しの「ごぼうサラダ」を肴にいただきますが、ビールが美味い
そうここ千歳市にはキリンビールの工場があり、どうやらここは工場直送の樽生ビールを楽しめるお店のようです
さていよいよ食事のオーダー
通常のメニューの他に目の前に「日替わりおススメ品」がつるされていて
その中に・・・
なんと「北海道産サフォークラム」(1人前1050円)がありました
ちまたで流通するジンギンスカンのほとんどはオーストラリアかニュージーランドからの輸入もの
ここ北海道においても同様ですが、そんななか北海道産のラム肉
しかもしかも生産量も少なく、貴重なサフークのラムとあっては頼まずにはいられません
ここへ来る前に頼むメニューは決めていましたが、ここは臨機応変にオーダーします
ともあれ最初に持ってこられたジンギスカン鍋には野菜(もやし、ニラ、ニンジン、キャベツ、玉葱)が、鍋の片方に寄せて載せた状態で出てきました
この状態で鍋中央に残されたスペースに肉を載せ焼くのですが・・・
ここやまじんでの肉の焼き方には店独特のルールがあるんだそうです
それが「火加減は弱火でじーっくり焼く」
鉄則のようです
てなことでまずはそんな希少な北海道産サフォークラムをじっくり焼くことに
続いてオーダーしたのは
「ネギ塩ラムタン」
羊一頭から2人分しか取れない貴重なタン
これまた精肉店だからこそ提供できるメニューですね
さてタイとるにある
「厚切り生ラムステーキ」
これを食べに札幌の職場からわざわざここにやってきたというわけです
肉を持ってきたスタッフから、ぜひともレアで味わってほしいとのことでしたので
その通りレアで食べてみましたが・・・・
こうしてゆっくり分厚いラム肉に火を通していきますが
肉の臭みはほとんどないうえ、分厚いのに柔らかく
今まで食べてきたジンギスカンとは別次元の美味しさでした
次は「ラムチョップ」(1本600円)
オーストラリア産生ラム肉です
骨付きの厚切りロースで弱火でしたが、この店のおきて通り
じっくり丹念に焼いたものを、ハサミでカットしていただくことに
最後に味変
壷漬け熟成ジンギスカンで〆め
思いのほか美味しかっらので次回は支笏湖あたりでのキャンプ前日に
近くにキャンピングカーを停め、そこから歩いてキャンプ前夜祭にしようかな~なんて考えています