昨今、古くてボロいと言うか、ひなびたというのか
そんな温泉が、古き良き時代の情緒が楽しめるとばかりに、ちょっとしたブームなっているようです
そんなおり、発刊された「ひなびた温泉パラダイス」(出版社: 山と渓谷社)
インターネットや通常の温泉ガイドブックには載っていない、知られざるジモ泉(地元温泉)から、国宝級!?にシブい温泉、有名な温泉地の穴場名湯まで、全国から厳選した50泉を、豊富なビジュアルとひなびた温泉愛に満ちた文章でご紹介。
しみじみとシビレることうけあいの、本邦初のひなびた温泉ガイドブックです。
(アマゾンHPより拝借)
そんな「ひなびた温泉パラダイス」に掲載されている北海道の温泉
10軒ほどあるのだそうですが
その筆頭に川湯温泉街にある「公衆浴場」がありました
弟子屈にそばを食べに来たということもあり
ついでに寄ってみたところ
ひなびた温泉の名に連なれるのも当然といったように建物はかなり老朽化しておりました
中に入ると年季の入った番台?ととなるべき受付の小部屋の窓には
大鵬記念館のポスターと大鵬の手形が貼られています
そうここは「巨人・大鵬・卵焼き」など形容される昭和の大横綱
大鵬の出身地だったりします
入浴料は大人250円
かなり良心的な入浴料ですね
ちなみにここは公衆浴場を名乗ってはいても別段、弟子屈町で経営しているというわけではなく、地元の温泉の権利者が集まった川湯温泉(株)が運営しているのだそうだ
そんなんわけで設備は今一つ
洗い場にはカランのみでシャワーすらないといった潔さ
老朽化したものを何とか使っているといった具合でまさにひなびた温泉
されど温泉の泉質は日本屈指の強酸性といったいかにも効能のありそう
そうここ川湯温泉街は
温泉施設は全て100%天然源泉掛け流し温泉を使用することが決まり
ここ川湯温泉公衆浴場もまた源泉かけ流しで
湯船の淵から絶えず温泉があふれる
いかにも天然温泉と言った情緒ある温泉でした