年末年始の休みを利用しての海外旅行
気を付けないければならないことに「元日」をどう過ごすかがあります
そう海外と言えど元日はお店やレストラン、観光施設が閉まっていることがあり
行っても閉まっているなんてことになりかねません
特に私のような弾丸旅行、そう海外での滞在日数が2日~4日という短い中での1日である元旦をどう過ごすかがカギとなります
今回のオーストラリア渡航に際し考えたのが「十二使徒」を見に行こうというもの
ちなみに『使徒』と言ってもミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の食堂の壁に描かれたレオナルド・ダビンチの「最後の晩餐」ではありませんし
ましてはアニメの「ヱヴンゲリン」で碇シンジ君が倒す使徒ではありません
その『十二使徒』
グレートオーシャンロード通り沿いポートキャンベル国立公園に存在するサザン・オーシャンからそびえ立つ大自然が何百万年もかけて作り上げたこの巨大(45mもの高さ)な石灰岩の柱の名称ですが
押し寄せる波に耐える十二使徒の姿は死ぬまでに一度は見たい絶景のひとつと言われています
そんな十二使徒に逢いに、早起きして朝食も取らずに早朝出発の「GO WEST TOURS」という催行会社のバスツアーに参加します
というのもメルボルンからグレートオーシャン道路を抜け十二使徒の聳えるポートキャンベル国立公園に行くには往復500kmの道のり、途中立ち寄るところもあることから11時間もの行程のバスツアーだからです
しかも申し込んだのは英語ツアー
単に安かったからですが日本語ツアーは私が申し込んだときにはすでに埋まっていました
ということでバスには様々な国の方が混載、日本人は居ないようでした
さてメルボルンに帰るのは夜中になりますが、それまで旅の友は出来るでしょうか
バスツアーは2時間ほど走ったところでトイレタイムの休憩
場所はトーケイの公園
「ベルズビーチ」が目の前に広がりますが、このベルズビーチ
映画『ハートブルー』で有名になったサーフィンのメッカなんだそうです
この日もビーチはサーフィンを楽しむサーファーで溢れていました
そんなトーケイの公園
大きな木の下にキャンプテーブルが備えられています
こうしたアウトドアを楽しむ設備はオーストラリアでは当たり前の風景のようです
ちなみにツアー参加者は地元らしき白人系の方に加え中華系の方や韓国の方と言った具合で様々な国の方々の混載バスだったことがわかりました
ここではトイレタイムだけではなく朝食もいただきます
そう朝早くに出てきたので朝食はとっていませんでした
ランチタイムならぬモーニングティータイムは紅茶とパウンドケーキをいただくことに
ここでiPodを借り
行く道すがらこの後のグレートオーシャン道路や十二使徒のあるポートキャンベル国立公園について日本語の解説を聞きつつ予習していくことに
バスが出発して間もなくキャンプ場が見えてきました
そうここは「トーケイ フォアショア キャラバンパーク」
ベルズビーチのサーフ コーストのビーチフロントに位置するキャラバンパーク
こういったロケーションの良いところには大抵こうしたキャラバンパークが有るようです
その後車窓にアングルーシー川が見えてきましたが、この道沿いの茂みでかなりの確率でカンガルーに遭遇することが出来るとガイドさんが話しておりました
近くのゴルフ場ではプレー中にカンガルーに遭遇するなんてこともあるそうです
このアングルシー川岸では
元旦マーケットが開かれているようです
残念ながらツアーバスは立ち寄ることなく通過
ここは車窓写真家の本領発揮です
とあるところにゲートがありツアーバスはここで停車
そうここから南西全長約241kmにも及ぶグレートオーシャンロードがはじまります
今回はバスツアーですがこうした道路をレンタカーで回ってみたいものですね
世界で最も美しい海沿いのドライブルートと言われていて世界中の車のCMの撮影などに使われる場所で、ミスチルの曲Tomorrow never knowsのロケ地にもなっているそうですが
パネルを読むとこの道は世界大恐慌の時期にWW1(第一次世界大戦)の帰還兵の仕事にと政府が計画し作られた道路で、つるはし、シャベル、ダイナマイトを使って人力で16年かかって完成したのだそうです
休憩時間に余裕があったのでゲート近くの砂浜に出てみました
そんな切り開かれたグレートオーシャンロード
車窓には絶景が続きますが、少し開かれたローン フォアショアで2回目のトイレタイム
ビーチにはサーファーが溢れていました
こうしたロケーションの良い場所には当然のようにキャラバンパークがあるのがオーストラリア
「ローン フォアショア キャラバン パーク」という名のキャラバンパークには元旦の休日を楽しむキャンパーで満員のようでした
実はこうしたキャラバンパーク
雑誌や本でよく見たことはありましたが、実際に本物を見るのはこれが初めて
車窓だけでは欲求不満になりそうです