サン・ミゲル市場、もともとは100年の歴史を誇る食料品の市場でした
2009年に大改装が終わりリニュアルオープン
マドリッドの新名所と聞いていましたが、今回宿泊したホテルからも近いこともあり寄ってみました
市場内は地元の方々というよりは、いかにも観光客ですよといった方々でにぎわっていました
ところでスペインで食材と言えばまず最初に生ハム、すなわち ハモン ・イベリコを思い浮かべます
今回ある意味、ハモン・イベリコが旅のテーマでした
ちなみにそんなハモン・イベリコは、スペイン中どこへ行ってもこうして売られていることに気づかされるのですが
市場ということですが、スペインは無敵艦隊を名乗るほどの海洋国家だったこともあり
スペイン料理には魚介料理が多く、日本人にも馴染みやすいといわれています
ということで市場には海産物も豊富でこうした巨大な提灯アンコウがお店の看板食材になっていたりもしました
どれほどスペインの人々が海産物が好きかとわかりやすいかというと
マドリード市には世界第二位の規模を誇るメルカマドリード魚市場があるといえばわかりやすいでしょう
ちなみに第一位はもちろん日本の築地市場です
ここサン・ミゲル市場にもカジキマグロに貝・イカ・エビなどいかにも日本人が好きそうな海産物が並びます
奥にはそうした魚介類をフリットなどにして売っていたりもしました
そうそう日本でいう「天ぷら」の元祖ですね
さてここに来た目的はタパスをちょっとつまんで一杯やることでした
サン・ミゲル市場は市場全体がバル(酒場)
古い建物の中に約30店のバルが犇めき合っています
そんなバルにはこうした生牡蠣のお店もありました
美味しそうでスペインのスパークリングワイン・カバとの相性もよさそうですが
ここで牡蠣にあたってしまうとこのあとの旅程が全てパーになるのでここは我慢
もう少し店内を回ってみるとこれまたお目当てであった
スペイン名物のクロケッタのお店を見つけました
生ハムやらチーズなどのはいったクロケッタを注文
こうしてみるとまさに日本のコロッケそのものです
スペイン初となる生ビールはMahouと思いましたが
なかったのでしかたなくベルギービールのMAES 1パイント(Pinta)を頼んで
フードコートのカウンターにこしかけタパス(クロケッタ)をつまんで一杯やることにします
そうスペインで昼からビール&スパークリング・カバと昼呑みです
生ビールのMALSも美味しかったけれど、ここで食べたトロッととろける濃厚なチーズのクロケッタは忘れられない味となりました