古都鎌倉を訪れた今回のツアー
もちろん鎌倉の大仏を拝まねばなりません
ということで鎌倉市長谷にある高徳院と呼ばれる浄土宗のお寺へやってきました
ちなみに我が家の宗派も浄土宗だったりもします
高徳院のご本尊たる鎌倉の大仏(山号は大異山)は、そんな高徳院の敷地内にあります
さてその鎌倉の大仏
「銅造阿弥陀如来坐像」
銅像の高さは約11.39メートル(台座を含めると高さ13.35メートル)
重量はなんと約121トン
東大寺の大仏に及ばぬものその大きさは特筆物に値する銅像です
こんな大きな仏像を建てるという大事業だったのにかかわらず、13世紀から14世紀の鎌倉時代くらいに建てられたらしいくらいしか判っていないようで謎だらけっていうからちょっと興味をそそりますね
どっしり構える重量感溢れる銅像は海外でも人気のようで
銅像周辺には海外からの観光客も多く見かけました
一般の拝観者でも一人20円払うと、鎌倉大仏の胎内に入ることができます
少し並んだあとは受付を済ませいざ大仏の中へ
中に入ると結構な広さがありました
真上に見える空洞は大仏の頭の部分です
大仏の内部を触ってみると太陽に照らされているせいか触るとかなり温かい
なるほど背中に通風口があるのはこういったためだったんですね
そんな感じで大仏の胎内を見学
出たすぐそばには大仏の草鞋が展示されていました
それにしてもでかい草鞋です
90㎝×180㎝tと畳サイズで重さは約45㎏
「大仏様に日本中を行脚し、万民を幸せにしていただきたい」との想いで寄贈されたのだとか
ちなみに左右で少しサイズが違っていました
続いて「鶴岡八幡宮」
鶴岡と名がついていますが、鎌倉幕府将軍 源頼朝ゆかりの神社で
別名を鎌倉八幡宮といい、鎌倉市にある八幡宮なんです
最近の御朱印人気のせいか境内は結構賑わっていました
まずは鶴岡八幡宮・宝物殿へ
ここには鎌倉時代の太刀「正恒」などの国宝が収められていました
大石段の下にある朱色の鮮やかな社殿がありましたが
これが源頼朝の前で義経を慕う舞いを披露したと伝わる若宮廻廊跡に建てられている「舞殿」
毎年4月に「静の舞」が奉納されるのだとか
そして鶴岡八幡宮といえば
なんといっても「隠れ銀杏」
三代将軍源実朝を暗殺する際にこの大銀杏に公暁が隠れていたという伝説からその名がついていましたが
残念ながら2010年に強風のため倒壊してしまいました
(いや~倒れる前に一度見ておきたかった)
このあと鎌倉幕府は源氏の政権から北条氏の執権政治に移っていきますが、そんな歴史の分岐点となった本宮へ続く階段の十三段目に立って歴史を実感してきました
隠れ銀杏はすぐ横に移され
現在は大銀杏のあった場所に苗木が植えられています
そして脇には再生を願う方々の大銀杏頑張れ!の寄せ書きも見ることができます
ちなみに倒壊した大銀杏からも若木が芽吹いていましたが
鎌倉の歴史を見てきた生き証人たる隠れ銀杏
何百年かかるでしょうが是非とも再生してもらいたいものです