先週はお盆休みを利用しホーチンミンまで行ってまいりました
そのホーチミンなにか聞きなれない都市名ですが、ベトナムでは一番人口を抱える都市です
ベトナム戦争のとき北ベトナム侵攻による「サイゴン陥落」以降、ホーチミンシティと名付けられています
以前の名であるサイゴンのほうが名が通っているかもしれません
さて蟻と象に例えられたベトナム戦争
最強と言われていたはずのアメリカが撤退し
弱小であった北ベトナム軍が勝利したこの戦争
しかもそのアメリカとの戦争に疲弊した隙を狙って侵攻してきた中国人民解放軍さえも追い返しました、いわゆる中越戦争をも勝利
超大国アメリカと中国の双方を打ち破ったその国を
ベトナム戦争終結から40年の節目の年に訪れることができました
そしてここは私の好きな作家のひとりである
開高健がベトナム戦争時、朝日新聞社臨時特派員として戦時下のベトナムへ赴き
サイゴンのマジェスティック・ホテルを拠点にベトナム共和国軍(南ベトナム軍)に従軍していたそうです
そんなマジェスティクホテルに泊まってみるのも今回の旅の楽しみでした
(下の写真はそのマジェスティクホテルのMバーの前に飾られていたものです)
そして何より社会主義体制でありながら市場経済に転換をはかる開放政策
いわゆる「ドイモイ政策」
最近中国やロシアがさかんに行っているこの政策
今から30年も前に新しい国づくりの変化の模索をはじめ
人々のやる気により経済の発展を推し進め、実際に実り始めている現実
ドイモイ経済の一角を見てみたかったというのが一番でした
ということでまた長くなりそうですが、今回もホーチミン
いやもとい現地の方々がかつてサイゴンと呼ばれたこの都を見て回ります