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ローマ・コロッセオの公用語は日本語?

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映画「グラディエーター」の主な舞台となった「コロッセオ」にやってきました
映画の中での剣 闘士同士の闘いは迫力あるものでしたが、ここで2千人と言われる人々が闘いや猛獣の餌食になり命を落としていると考えるとちょっと複雑な思いです
 

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前日の夕方にも一度伺いましたが、午後3時半ということもあり入場させてはもらえませんでした
ちなみに閉館時間は日没の1時間前なんだとか
今日はそのリベンジ、ホテルで朝食をとってすぐに地下鉄でこのコロッセオに向かいました


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朝一番ということもあり地下鉄を降り見えてきたコロッセオ周辺はさほど混雑しているわけではありませんでした
もっとも入場ゲート特にチケット売り場はそんな時間にかかわらず人垣ができていました
そんなときこの「ローマパス」があれば入場できますので並ばずに済みます
それに加え、なんとローマパス用の入場レーンがありすんなり入場することが出来ました
これだけでもこのローマパスを購入した意味がありました
そうローマの観光名所はどこも混雑しているんです
 

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さっそくコロッセウム内部を覗こうと最上階へ
そこには朝日に輝くコロッセオが望めます
 

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こうした撮影ポイントはいくつもあるのですが、そこで気づいたことが一つ
イタリアに来てからというもの日本人に出合うことがありませんでした、どうやらここは日本人だらけ
ここコロッセオの午前中の公用語は日本語と思うくらい多かったんです

もっともこんな朝早くから観光しているわけですから、勤勉な日本人が多いのもうなずけます
ちなみに私たちがローマに行ったのは正月休みですから、当然日本人の比率も多かったのでしょう
そう言えば看板にも日本語表記されているくらいもともと日本人観光客が多い場所なのでしょうね


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さて1900年も現存するスタジアムなわけですが
なぜこんなものが造られたのか
ウィキペディアの「パンとサーカス」のページにはこう書かれていました

『パンとサーカスは、詩人ユウェナリスが古代ローマ社会の世相を揶揄して詩篇中で使用した表現。権力者から無償で与えられる「パン(=食糧)」と「サーカス(=娯楽)」によって、ローマ市民が政治的盲目に置かれていることを指摘した。パンと見世物ともいう。ガス抜きや愚民政策の例えとしてしばしば用いられている言葉である。』

いわゆるバラマキ政策のため造られたんですね
民衆の不満を和らげると言う意味で、このコロッセオというものが非常に重要な役割を担っていたようです
ガス抜きや愚民政策は、なんだかどこぞの国の反日・抗日政策を髣髴させます


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さて写真はコロッセオから眺めたコンスタンティヌスの凱旋門です
この凱旋門が造られた後、ローマ帝国の東西分裂まで100年足らず
バラマキ政策ではローマの繁栄を持続することが出来なかったようです

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2013年3月31日 07:21に投稿されたエントリーのページです。

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