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ただ残るのは写真だけ

今回宿泊したホテル・ニッコーバリ・リゾート&スパ
ホテルに到着した深夜、ホテルのバス乗車場から次々と、そう150名程度の大勢のグループの方々がほぼ同時に入ってこられた
ゴールデンウィークだったことと、このホテルは日系(実はバリの地元資本)だったりしたこともあり、ツアーの日本人観光客かと思いましたが・・・・
なにか変です
 
 


(写真は翌朝、これからどこかツアーに出かけるのでしょうそんなツアー客の皆様たち)
 

デンパサール空港に降り立った後は荷物のピッアクアップなどスムーズに済ませ、イの一番で空港を脱出、チャーターした車でホテルに辿り着きました
同じ日本人ならおそらくは同じ機材でやってきたのでしょうし・・ましては団体行動のツアー客に後れを取ることはないでしょう

ツアー客の一行を見ていて(正確には言葉を聞いていて)すぐに氷解した
そうこの団体さんたちはお隣の国、韓国から来られたツアー客だったのである
そういえば到着したデンパサール空港には大韓航空のボーイング747が駐機場に停まっていました
(JALは昨年の経営改革の一環として燃費の悪いボーイング747を全機売却いたしましたが、その売却先として大韓航空がかなりの数買われているようです、この機材ももしかしたらそんな一機だったかもしれませんね)

下記の看板を見ると、どうやら以前F1などのスポンサーをやっていたING保険の優良社員の報奨旅行のようだ
 
 


 

韓国では、1989年の海外旅行自由化以来、海外旅行者が増加している
一人あたりのGDPが2万ドルを超え、年間に1200万人が海外旅行をする
お隣の国もそんな時代に突入したようだ

そんな韓国の海外旅行には一つ特徴があるようです
ひとつには旅行社が低価商品のパッケージを売りにしているが、その赤字を補うためにオプション・ショッピング・観光に割増価格を課していることにあるようだ
もっともこれは日本も同様のようで新聞やチラシで謳っている低価格の裏にはかならずこういったものが存在するようです

さて韓国人観光客の最大の特徴は 「生かじり」
身時間時間にも関わらず、なるべくたくさん見ないと気が済まないようだ

 


 

ちなみに今回、昼日中のホテル・ニッコーバリ・リゾート&スパのプールは平穏でした
そのわけはこの時やってきた150名程の韓国のツアー客は毎日毎日、観光に出かけるからです
そうですねおそらくバリにできたロッテマートやDFSあたりにそろって出かけたようです
おかげで毎日静かなホテルライフが楽しめました

と、こんな話を書いていて自分自身の若いころを思い起こしてしまいました
そう私も最初に海外旅行に行きだしたのは、以前勤めていた会社の報奨旅行
そんなに優良社員ではなかったと思いますが、セールスをしていたこともあり毎年のように海外に行かせていただきました
今思えば以前勤めていた会社に感謝です、本当にたくさん連れて行ってもらいました

ちなみにもちろんそれはパッケージツアー
現地でバスに乗り込みガイドさんに連れられて、これでもかって程、名所を訪ね歩いたり
お決まりのお店で買い物したり、団体で食事に行ったりと忙しい旅行だったのを今でも覚えています
そうもう25年も前の話になってしまいました
私が海外旅行に抵抗がないのはこうした経験のおかげかと思っています

もっとも私だけではなく、20~30年前の日本人もそんな海外旅行をされていた方が多かったのではないでしょうか

現在はそんな私ども日本人もFIT(個人手配旅行)で旅に出られる方が多くなりつつあります
旅の途中で会う方もそんな方ばかりですが、お隣の国の人々は今が発展途上のようでそんなパッケージツアー・団体旅行が主流のようです
20~30年前の私を見ているようでなんだか気恥ずかしい思いもします

観光バスに揺られ名所で写真だけ撮って帰ってくる、ただ残るのは写真だけ
いったいそこにはどうやって行ったのかまったくわからない、そんな観光はつまらないものです
一度行った観光地は基本的に公共の交通機関で再び訪れることができる、それが今私の旅の基本になりました
今回はそんなことを思い起こしてくれるそんな出来事だったかもしれません

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2012年7月23日 06:48に投稿されたエントリーのページです。

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