宿のある四条通りから一本北側に京の台所「錦市場」があります
四百年の歴史を持ち、京の食を支えてきた錦市場
アーケードに覆われた390mの石畳と商店街は結構賑わっておりました
ここは京都独特の食文化の聖地とも思いましたが、思ったよりも観光地化されておりました
ただ、もともとが魚が主の市場だっただけに、「にしん甘露煮」「子もち鯉のうま煮」「うなぎのキモ串」「琵琶湖小鮎のうま煮」などの美味しそうな「おばんざい」が、京の台所を感じさせてくれました
それとこれからその季節を迎える「鱧」があちらこちらのお店に並んでおりましたが、これは京都にいる間に食べておかねばなりませんね
昔は扇(おうぎ)と呼ばれていた扇子
竹や木、紙などを使い精巧に折りたたむことのできる扇子はもともと日本が発祥
古くは遣唐使の時代から中国に輸出されており、やがて海のシルクロード経由でヨーロッパにも伝わったのだとか
そんな日本文化の象徴「京扇子」のお店がこの錦市場にもありましたので、ここで一柄購入し浴衣の帯に差して歩くことにします
錦市場もこの錦天満宮で終点
参拝のあとは今回のお目当て祇園へと向かいます