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「オクトーバーフェスト」
ドイツ、ビールの都ミュンヘンで開催される世界最大規模のビールのお祭りです
その名の通り10月(9月中旬から10月上旬まで)に催され
その18日の開催期間中、600万人以上を集客する世界最大級の呑んべいのお祭りです
私自身一度は行ってみたいと思っていますが、あまりにも来場客が多く
この18日間は周辺のホテルは常に満室、ツアーだととんでもない料金となるでしょうし、個人手配の私どもが行けるレベルのお祭りではありませんでした

けれど何もオクトーバフェストだけがドイツのビールのお祭りではありません
4月下旬から5月上旬にかけ春のオクトーバーフェスト?たる「フリューリングフェスト」なるものがあり
ちょうど日本のゴールデンウィークと重なることから
美味しいビールを目指し
今回はそのフリューリングフェストを目指しミュンヘンへ向かうことに 
 

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航空券はもちろんJAL
ゴールデンウイーク後半に成田~フランクトを予約
ドイツ国内はドイツの新幹線たるICEとSバーン・Uバーンで巡らせていただきます

ということでアンコールワットの旅の話の途中ではありますが
先にビールで乾杯の「アイン・プロージット」の旅を綴らせていただきます
 

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新千歳空港国内線旅客ターミナルビル1階
JAL到着口すぐわきにある「天丼てんや」
看板メニューの天丼(普通盛)が、540円とリーズナブルな価格で提供されるお店です
到着口というのがデメリットなのか、混雑するターミナルの食堂の中でも割と空いているお店で
よく客として入店している空港スタッフを見かけるお店です
 

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空港のスタッフが食べているで、お分かりのお通り
ここは観光地価格ではなく、通常の天丼てんやのメニューが楽しめます
この日の予定は千歳空港から夜の7時に飛び立ち、夜遅くに羽田の東横インに宿泊予定ですが
翌朝は5時前には起きて成田空港に向かう予定なので、ラウンジで軽く晩飯の予定
ただラウンジにおにぎりやパン、味噌汁などはあるが
それだけだと寂しいのでここで天ぷらをお好みでテイクアウトする事に
 

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15分ほど待って、すぐに受け取り
まだほんのり温もりが伝わる天ぷらのを入れたフードパックを抱え
JALダイヤモンド・プレミアラウンジへ
そう今年1月にラウンジ利用ルールが改定されて
JAL国内線ラウンジでは持ち込み飲食物による食事が可能となったんです
(以前は黙認されていただけだったんですね)
 

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まずはラウンジで炭水化物系を探します
ここには美味しい味噌汁に加え
おにぎりが常備されていて
今回は「ごま塩鮭」「鶏五目おにぎり」の2種類
 

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それに国際線ラウンジでの人気メニュー「JAL特製オリジナルビーフカレー」をベースに開発した具をフォカッチャ生地で包んだ『JAL特製焼きカレーパン』
これが生ビールによく合うんです
それと初お目見えの『桜もっち』に『3種のチーズパン』
 

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当然のように樽生ビールをいただきますが
ラウンジに並ぶ4台のビールサーバーの内訳は
「サッポロ クラシック」
「アサヒ ドライプレミアム豊潤」
「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」
「キリン 一番搾りプレミアム」
これまた当然のように4種いただきました
 

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これらを揃え、窓の外に空港のエプロンに並ぶ飛行機を眺めつつ
この日の晩飯となりました
ちなみに天丼てんやでテイクアウトした天ぷらは
「天ぷら盛り合わせ(海老・いか・きす・かぼちゃ・おくら)」430円
「野菜天盛り合わせ(まいたけ・さつまいも・れんこん・なす・かぼちゃ・おくら)」440円
合計2人で870円の晩餐となりました
もちろん天つゆも付いてきます
 

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お腹が満ちたところで
ハイボールの飲みつつ搭乗開始までまったりと思ったところ
なんとハイボールのサーバーは売り切れ(まぁ買うわけではありませんが)
 

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そんなとき、いつもこのラウンジで見かけるスタッフから粋な提案が
それがスプリッツコーナーに並ぶ「バランタイン17年」
これをベースにソフトドリンクサーバーから炭酸をチョイス、自前でハイボールを作るというもの
ハイボールサーバーがあるのでついついそちらから注いでしまいますが
けれどそのハイボールサーバーで使われているのは単なる角サン
自前でつくればバランタインのハイボールですよと、スタッフからワンランク上のハイボールのいただき方といった裏技を教えていただくことに
 


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ということで今回の旅も酔っぱらいつつ始まりました
まずは羽田まで飛んで翌朝朝早くに成田に向かいます
 

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ところで羽田空港から送迎バスで東横イン羽田に行ったところ
ホテルの向かいに昭和風のよさげな雰囲気の食堂を発見
しかもテイクアウトが出来るんだとか
次回はここも試してみようかな
(ダブルカツカレーなんか私の好みです)
 

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いよいよ来年開催へと迫った東京オリンピック・パラリンピック
「おもてなし」をキーワードに競技会場やホテルをはじめ今、東京は建設ラッシュの真っ最中
日本の空の玄関口たる成田空港
特に日本の国際線を担ってきたJALもまた例外ではありません
日本独特の「おもてなし」を行うべくその準備の真っ最中でした
 

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そんな成田空港に伺ったのは、5月1日の「天皇陛下の即位・改元」に伴い10連休となったゴールデンウイーク真っ最中
この日、朝まだ7時過ぎだというのに、成田空港は海外へ向かう渡航客で溢れていました
 

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そんな時、頼りになるのが航空会社のステータス
この日もJALのファーストクラス・チェックインカウンターで並ぶことなくスムーズにチェックイン
 

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そんなチェックインカウンター上部に掲げられたモニターには
この日「平成~令和」へかけ渡航することを示す掲示が掲げられていました
 

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混雑する手荷物検査と入国審査にいたっては
裏口たるファーストクラスセキュリティと
それにいまだ登録者の少ない入国審査の自動化ゲートを使い
5分とかからず手荷物検査と入国審査を済ませ
さっさとJALファーストクラス・ラウンジへ
 

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ファーストクラス・ラウンジがリニューアルオープンされたとはいえ、まだまだ整備途中
ファーストクラスラウンジ4階にはシャワールームが無いため
シャワーを借りにサクララウンジへ行ったところ、流石にゴールデンウイークということなのでしょう
サクララウンジのダイニングエリアは超が付くほどに劇混みでした
そう最近、というかいつの間にか航空会社のステータス取得が流行っているようで
たとえマイレージサービスの上級会員であっても
すでにサファイヤ程度のステータスではこういった繁忙期ではその優位さを享受できるレベルではなくなってしまったようです
 

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さてその大幅にリニューアルされたJALのファーストクラスラウンジ
「モダンジャパニーズ」というコンセプトをもとに
東京オリンピックに向けて一人一人のお客さまに最高のおもてなしをご提供する「おもてなし」路線へと突き進んでいるようです
というかJALは密かに国際線最上級ラウンジを目指しているのではと私自身思っております

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さてこのBLOGをご覧の方はご存知の通り
ラウンジ探求も、また旅の楽しみの一つ
伺った4階のダイニングエリアは2019年4月1日にリニューアルオープンしたばかり
実はこれも想定の上、狙って迎えたラウンジ体験でした
 

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まずは飲み物
ビールは「キリン 一番搾り プレミアム」と「アサヒ スーパードライ ドライプレミアム」の2種にみ
 

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他に並ぶお酒類
 

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ファーストクラスラウンジの特徴の一つシャパンは
「マム」と写真には有りませんが「ローランペリエ」がこの日有りました
 

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そしてこのJALファーストクラスルンジの目玉たる
カウンターで職人が寿司を提供する「鮨 鶴亭」
この高級寿司店を思わせる白木のカウンターで職人が握った寿司をラウンジで楽しむことができるんです
 

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訪れたこの日のメニューは
マグロ天身・キス昆布締め・タマゴの3種
 

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合わせるのはもちろん日本酒
季節ごとに用意する3種類の日本酒が用意され
獺祭、播州一献、加茂錦荷札酒黄水仙などのプレミアム日本酒が並びます
 

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さて東京オリンピックに向けただろう
4階ダイニングエリアのリニューアルポイントは
カウンターで注文して料理を受け取る「JAL's Table」
 

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ということで以前はビュッフェだった食事もアジアやヨーロッパのハブ空港のファーストクラスラウンジでは当たり前のオーダーしてから作る本格派へ
 

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もっともメゾンカイザーのクロワッサンなどのパン
それに「タイ焼き」などのいかにも日本を代表するフード
それにフルーツやチーズ盛り合わせはビュッフェスタイルで」供されていますが
 

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香港のヌードルバーのように
新メニューとして、ラーメンを2種類用意
 

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ソノメニューの一つが人気ラーメン店「AFURI」が監修する
ユズの香りで日本らしさを感じられ、あっさりした塩味のスープが特徴の
『阿夫利の柚子塩ラーメン」
それと濃厚な豚骨スープに「特製辛味噌」と「辛子高菜」を加え、スパイシーな味わいに仕上た『JAL特製 豚骨ラーメン』
そういまやラーメンはまごうことない日本食なんです
 

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今回頂いたのは朝定食たる「和御前」
テーブルコーディネーターの山本侑貴子氏の演出による焼き鯖定食をいただきまいた
 

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同様のラップと思われる
『サンドイッチプレート』
 

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それにこれまた同様の
『アメリカン・モーニングプレート』
全てオーダーしてから好みに応じて調理してくれます
 

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とはいえセルフと言えど
相変わらず「JAL特製ビーフカレー」やはりJALカレーは美味い
特に山形県産特A米「雪若丸」が効いているようで
こんなメニューが豊富でなければ私はこれだけも満足なんですが
 

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英国の高級靴メーカーJOHN LOBB(ジョンロブ)社とのコラボレーションによるシューシャインサービス(靴磨き)もいまだ健在
前回シンガポールのホテルに革靴を忘れた失態から今回は靴磨きなし
 

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そんなシューシャインサービスわきには
旧ラウンジのくつろぎエリアが一部残されていました
 

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ちなみにいつも訪れていた3階はただいま改修工事中
次回の訪問が楽しみです

成田空港のJALファーストクラスラウンジでまったりした時間を過ごしましたが
いよいよフランクフルト行きJL407便の搭乗時間となりました
 

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機材はボーイング787-9
787-8よりも乗客数を増やすため胴体部分を延長したおかげで
以前サンディエゴ線で乗った787-8のずんぐりむっくりした印象から、胴体が伸びスリムな機材の印象へと変わりました
 

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ちなみに当初チケットはエコノミークラスを予約していましたが
流石にゴールデンウィークということなのでしょう
フランクフルト便のエコノミークラスは満席
いやもといオーバーブッキングしていたようで、プレミアムエコノミークラスにインボラアップグレードしていただきました
ということでチケットもエコノミークラスの「Y」から
プレミアムエコノミーの「W」へ
これだけ見ても何だかワクワクします
 

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787-9の割と新しい機材ということもあり
プレミアムエコノミーは「JAL SKY PREMIUM」
前席の背もたれが倒れてこないシェル構造のうえ、フットレストも付いていて
ひと昔前のビジネスクラスシート程度の余裕のあるシートとあって、12時間超のフライトを快適にしてくれました
 

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さてタイトルにある機内食
これは最初に出てくる昼食です
「牛肉の赤ワイン煮込み、ペンネ添え」
「たけのことインゲンの干しエビ香り炒め」
「ラタトゥイユ」
「なめらか杏仁」
 

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これらは料理人コンペティション「RED U-35」赤井シェフなどが監修したメニュー
JALも中長距離路線におけるエコノミークラスの機内食の質を高めようとやっきになっているようです
もちろん美味しかったし
ラウンジで朝食を食べたあとでしたので、エコノミークラスの食事がちょうどよいくらい
 

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我が家の奥さんの食べた井上シェフ監修の
「麻婆仕立ての鶏そぼろ丼」も美味しそう
 

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機内食2食目は間食としてオニオンブレッドとうどんですかい
ちなみにうどんですかいはエコノミークラスにはありません
 

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晩飯はミシュラン一つ星の名店「蔦」監修の
AIR Japanese Soba Noodles 蔦 鶏油 Sobaに
きのことレンコンのバルサミコ炒め、アーモンドゼリー パイン入りが添えられ
麺づくしとなりました
 

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ちなみにこうした紙で出来た器のヌードル
こうしたものはロンドン行の機内食で、AIR大勝軒「つけめん」を経験していらいの2回目となりますが
味はさておき以前の大勝軒のときは、CAさんがヌードルの食べ終わった器をキャビネットに収納するのにかなり苦労していたようでしたが、今度の蔦 鶏油 Sobaはすんなり収納できるよう進化していました


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そんな機内食を愉しみつつ映画を観ながら行きは寝ないようにしていきました
というのもここで寝てしまうと、ドイツに着いた夕方以降寝られなくなってしまうからです

12時間のフライトがようやく終了、次第に高度を落としていきますが
機内から眼下にフランクフルトを縦断するマイン川が見えてきました
そうフランクフルトの正式名称はフランクフルト・アム・マイン
マイン川が流れるフランクフルトといったところでしょうか
 

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ということでようやくヨーロッパの金融の中心「マインハッタン」と呼ばれるフランクフルトに到着です
 

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ドイツ最大の国際空港にして世界的なハブ空港であるフランクフルト国際空港
空港からフランクフルト中央駅まではドイツの国有鉄道Sバーンで向かいます
 

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さてタイトルにもありますが国内旅行はおろか社用でもよく利用するのが「東横インホテル」
どこに行っても同じ設備やサービスが提供されているので使う側にとっては便利この上ないホテルです
と言うことでもありませんが、フランクフルトでの宿もまた東横イン フランクフルト
 

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料金は2人1部屋で€78.8(日本円で9,980円)
ヨーロッパの金融の中心地ということもあり金融関係で日本人が訪れるのが多いのかて思いきや、ホテルで会う利用者はほぼ白人系の外国人でした
東横インのようなスタイルのホテルサービスもまた日本独自のホテルサービスとしてヨーロッパのビジネスマンに認識されているようです
 

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設備はほぼ日本の東横イン同様
バスルームのそれも日本のそのものでした
 

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ただし自販機の価格は円安・ユーロ高を反映
 

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チェックインカウンターに「しゃぶしゃぶ」の食品サンプルが展示されていましたが
こんなサンプルが有る陰には、こうしたメニューで満足する三島由紀夫いわく『お茶漬けナショナリズム』たる方が多かっんでしょうね
 

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フランクフルトと言えど
もちろん日本の東横インカードが使え、その上東横インカードがドアキーになるたど良さげな設備もありました
これ日本の東横インでも普及してほしいものです
 

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あとは海外ならではセイフティボックスが常備されていました
そう空気・水・安全が常備されているのは日本だけだということを示しています
 

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お湯をふんだんに使う日本とは違い
ここドイツでは風呂桶を満たすお湯ではなくシャワーが一般的
けれどそのシャワーには拘りがあるようで日本の高級ホテルでも見ることのない
レインシャワーが備えられていました
 

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翌朝は時差ボケの上
朝食は朝7時からということで
朝は近くのマイン川まで散歩
 

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そう東横インフランクフルト店の朝食も
美味しいとのことでしたのでそれもこの旅の楽しみの一つでした
 

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さて東横イン・フランクフルトの朝食は日本の東横インとは違っていて
朝食はサービスではなく、朝食付きの宿泊プランとなっています
そうベッド&ブレックファースト
いわゆるB&B
条例なのか付加価値税が関係しているのか€3程度が当てられているのだとか


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ちなみに日本人を意識したこのホテル
日本の朝食の基本であるご飯や「納豆」ももちろんありましたが
 

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食事メニューの基本はソーセージと卵料理「ゆで卵」
そうここフランクフルトでソーセージを食さず帰るわけには行きません
とはいえソーセージなどはご飯のおかずにするにはちょっと厳しいかも知れません
 

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もっとも無理してさほど美味しくないご飯を食べるよりは
日本では食べる機会の少ないライ麦パンなどの
ドイツパンに美味しいバターをたっぷり載せていただくことに
 

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他には
ハム・チーズ、ゆで卵、サラダ、野菜スープ、ヨーグルト、シリアルなどもふんだんに揃えられていて満足の朝食でした
 

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エスプレッソやオレンジジュースもなかなかでした


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ということでドイツの朝食の定番を頂いたら
次はICEで今回の旅の目的地ミュンヘンを目指します
 

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ゴールンウィークにヨーロッパを旅するとどうしてもぶつかってしまうのが
5/1のメーデー(労働者の日)
祝日にあたりお店やレストランなどが一部を除き軒並み店を閉めます
滞在日数の短いなか、この日をどう使うか毎度頭を悩まします

そんな祝日となるメーデーの前日
日本の花金のようなものなのか?
フランクフルト中央駅前の通りには屋台やレストラン前にテラス席が並び、まだ時間は早いのですがお酒と食事を楽しんでいる方を多く見かけました
呑んでいるのはフランクフルトの名物のアップルワインやビールといったところでしょうか


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そんな駅前の屋台には生鮮食品を売る屋台も人気
中には屋台というにはあまりにも立派なたたずまいのものも
 

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なかにはこんな冷凍ケース完備の屋台までありました
よく見るとトレーラータイプのようです
 

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さてフランクフルト・アム・マインの街をレーマー広場に向け歩いていると
高層ビル群の中にユーロ圏の国の金融政策を担う、欧州中央銀行があり
そ前にはTV映像などでよく見る「ユーロ」の看板がありました
そんな看板の周りには中国から来られたであろう観光客がこの看板をバックに写真を撮ろうと躍起になっていました
 

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そんな超高層ビルがならぶ近代的な金融街を通り過ぎ、旧市街地のほうに足を延ばすと
タイムスリップしたかのように、中世を彷彿させる建物が軒を並べる街並みのベートマン通りへ・・・
 

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ここにはフランクフルトの中心レーマー広場があります
切妻屋根が美しいファサードの建物にはEU・ドイツ・フランクフルトの3つの旗が掲げられていますが、これがなんとフランクフルト市庁舎なんだそうです
なかなか洒落ていますね
 

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木組みの歴史的建築物が取り囲むこのレーマー広場の中心には
知恵と戦いの女神ミネルヴァ像の噴水がありました
その昔、神聖ローマ帝国の皇帝の戴冠式が行われた日には、この噴水からは水ではなくワインが出て市民に振る舞われたのだそうです

ちなみにこのレーマー広場では世界最古にして、ドイツ最大級(毎年300万人以上もの来場)のクリスマスマーケットが開催されるのだとか
いつの日か訪れたいものです
 

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そんなレーマー広場すぐ近くには街のシンボル的存在「聖バルトロメウス大聖堂 (Dom)」があります
幾度も修復されていますが、第二次世界大戦でも破壊されその後修復されたはずが
私の訪れた今もまた修復工事が行われているようでシートが掛けられていました
 
 
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レーマー広場の隣には
ドイツ史上最初の国民議会「憲法制定ドイツ国民議会」が開かれたパウロ教会があります
煉瓦造りのこの教会で憲法制定ドイツ国民議会が開かれという逸話の教会です
 

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続いてカタリーナ教会
『アルプスの少女ハイジ』のモデルになった教会で
アルムの山を懐かしがり、山が見たくてこの塔に登る話があるのだとか
 

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こうしてドイツ初日、フランクフルト・アム・マインを観光した後は
当然のようにビールを呑みにビヤホールへ

ドイツと言えばやっぱりビール
今回の旅の目的でもあります
 

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ドイツ初日となるフランクフルト到着日の晩
向かったのは大聖堂の裏にある、ミュンヘンが本拠地の醸造所
パウラナー直営のビアホールでその名を冠した「パウラナー・アム・ドム」
ホテル・アム・ドムというホテルの1階部分にそのお店は有りました
 

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ちなみにそのパウラナー
ブンデスリーガの超有名クラブ「FCバイエルン・ミュンヘン」のオフィシャルビールとして知られています
 

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入り口にはパウラナーのロゴが入った銅製の仕込み釜のミニュチュアや
シューケースに収められたビヤグラス
ドイツのビヤホールに来たんだと思わせるアイテムが並びます
 

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入り口でお好きな席にどうぞと言われたので
ビールを注ぐタップが見られるテーブル席へ
 

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ここを訪れる日本人がかなり居るのか
メニュー表には日本語も表記されていました
現にこの時も数名日本人の方がビールやドイツ料理を楽しんでいました
 

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頼んだビールは
鉄板のピルスナー「パウラナー・ミュウへナーヘル」
麦の風味の爽やかな「ヘフェ・バイスビア」

ちなみにビールグラスに目盛りが付いていますが、これは条例で定められたグラスで
泡とビールの境がこの目盛までないとここドイツでは条例違反となってしまいます
さすが規律には厳しい国ですね
けれどよく見ると・・・これって条例違反?
 

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ビールの肴はとメニューを見ますが、なんとなく飛び込んだお店なので事前調査もなく迷っていると、いかにも頑強なゲルマン系のスタッフがこれが一押しと勧めてくれたのが写真のソーセージセット
「ミュンヘナーバイスブルスト」「リンツプルスト」「ニュルンベルガー・ブルスト」「ローストブラーブルスト」ケチャップとマスタードが2種類小皿に入れられ添えられています
それにザワークラウトに
たっぷり乗せられた焼きジャガイモ
これで€17,20はお得感がありました
 

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そうそうお皿にはカレーヴルストらしきものも添えられていました
数年前ベルリンで食べてからのお気に入りメニューで日本でもキャンプなどでよく再現する料理です
メニューにはマドラスカレー和えのカレーソーセージと書かれていました


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3杯目は「ミュンヘナー・ドンケル」
このあとゴールデンウイーク中
ドイツで怒涛のようにビールを飲むこととなります
 

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そしても一品
今が旬の「シュパーゲル・オランデーズソース」
これまた旬のイチゴも添えられていましたが、多いのがポテトの量
そうここドイツではジャガイモは主食なんです

ちなみのこのシュパーゲル(ホワイトアスパラ)
この時期ドイツ人が夢中になって買い求める食材で、今回の南ドイツの旅の目的だったりします
 

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さてフランクフルトからは、ビールの都ミュンヘンへむかいますが
旅の足たる交通手段はICE(インターシティ・エキスプレス)、そういつものように海外テツの旅
南ドイツをこのICEなどのDB(ドイツ鉄道)で回りますが乗りこむ車両は動力分散方式の電車 ICE-3
営業最高速度は320km/hを誇るドイツの威信そのものです
 

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ところが高速列車ICEと言えど、日本の新幹線とは違いレールは通常の列車と共用
高速列車専用ではないため、なかには速度の出せない区間も多く
本来の性能である最高時速320kmを出すのはわずかで
フランクフルトからミュンヘンへは距離の割には時間がかかり3時間15分のテツの旅となります
ということでまだ朝の8時過ぎですが、車窓を肴に一杯やろうとフランクフルト駅でビールを購入しておきました
 

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空席が多いように思えますが、通路挟んで2席+2席となる、2等車は最終的に満席となりました
 

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その割に1等車はガラガラでした
予約したさい1等車が安いと感じたのはこのせいなんですね
オープンサロンタイプは通路挟んで2席+1席
スーツケース置き場は有りませんが余裕で座席脇に置けます
そのうえ1等ではチョコレートなどのサービスやビストロ車両からの軽食のデリバリーもスタッフが行ってくれます
 

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コンパートメントタイプ(四人用)は
ヨーロッパでよくお目にかかる個室タイプですが快適そう
家族連であればこちらを予約したいものです


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車両には表示モニターがありますが最高速は表示されていませんでした
 

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3時間半の長旅なのでフランクフルト中央駅のスパで買ったフランクフルト・ビール「BINDING」をやりながら向かうことに
 

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車両はもちろんトイレ付きなので
いくら飲んでも安心
 

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もっともバー/ビュフェ車両 「ボードビストロ」が連結されいるので・・・
 

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ここで車窓を眺めつつ飲んでも良かったかもしれません
 

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DBのWi-Fiは早いし、1等車らしくし座席脇には充電コンセントも用意されています


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座席にテーブル
足置きがあるのが嬉しい


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運転室背後の客室「コックピット・ラウンジ」
通称VIPシートと呼ばれる運転席のすぐ後ろのパノラマ座席
運転手と同じ視点で旅を楽しめるのが魅力
次回は是非ともこの座席を指定したいものです
 

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車窓にはアウトバーンを行き来する車も見て取れます
 

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ヴルツブリュク近郊の丘陵を見ると縦に整然と並ぶ葡萄畑が望めました
そうここヴィルツブルグはフランケンワインの故郷なんです
 

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そんな車窓を楽しみつつ、ICEの旅は終了
ようやく旅の目的地ミュンヘンへたどり着きました
 

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ミュンヘンでの宿はミュンヘン中央駅近くの「アラベスト・アパートホテル」にいたしました
この時期開催中の春のオクトーバーフェストたる「フリューリングフェスト」の会場となるテレージエンヴィーゼまでからも近いというのがこのホテルを選んだ理由です
 

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部屋はベットにクローゼット・テーブル・TVなどのホテルの設備は無論
 

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アパートホテルの名の通り、長期滞在が可能なキッチン付きのホテルでした
もっとも長期滞在などできるわけもなくここは3泊の予定なんですけどね

ちなみにキッチン付きにしたのは今が旬のシュパーゲルを茹でて晩飯にしようと目論んでいたからです
それにヨーロッパでの食事は円安の影響もあり、結構お高い
毎晩食べに行くよりは部屋でのんびり食べたいということでキッチン付きの部屋と致しました
 

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キッチンの設備は大型冷蔵庫に電子レンジ
冷蔵庫にはワインを横に並べられるよう棚が設置されていました
 

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ヨーロッパらしくガスオーブン
それに定番のIHクッキングヒーターが設置されているうえ
 

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コーヒーメーカーにはネスプレッソ
トースターとIHケトルが置かれているのが嬉しい
 

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もちろん食器とグラス、カラトリー
 

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食器洗い用の洗剤やスポンジ
そして洗濯石鹸などの備品もあり
 

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鍋は銘柄を控えませんでしたが
(写真を見るとヘンケルのマークが)
結構な高級鍋が備えられていました
 

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洗濯機までありましたので
今回海外旅行で初めて洗濯機での洗濯もやってみました
 

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ベッドの脇にはいま定番のコンセント
 

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ミネラルオウーターは3泊しましたがこの2本のみでした
 

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景色は望めませんがバルコニーがあり
駅前の店で買ったヴルストサンドとニシンのサンドイッチを
ネスプレッソで淹れたコーヒーとともに朝食として頂く事に


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バスルーム・トイレ洗面台はこんな感じ
タオルが掛けられる温水パネルヒーターが便利でした
 

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風呂桶が大きく深いのが嬉しい
日本から持参した入浴剤を入れ日々歩き疲れた体をほぐします
 

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肝心の晩飯は主にシュパーゲル
それと街の肉屋で買ったミュンヘナーブルストを茹で
ドイツパンを添えて
ドイツビールでいただくことに
 

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シュパーゲルのソテー醤油ソース
(醤油は日本から持参いたしました)
ドイツ風の甘いマスタードも試してみました
ジャガイモの炒め物は
フランケンワインとパウラナー ヘフェ ヴァイスビアで
 

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こんな感じで晩飯の出費を抑え
昼はフリューリングフェストの会場でドイツ料理を堪能しようと目論んでいました

オクトバーフェストの妹分ともいわれる
ミュンヘンのフリューリングフェスト(春祭り)
4/26から5/12の間、オクトーバーフェストが開催場所と同じ
ミュンヘンの「テレージエンヴィーゼ」にて開催
ちょうど日本のゴールデンウイークにあたることから、今回美味しいドイツビールを飲もうとはるばるミュンヘンまでやってきました
 


ビールがメインのお祭りかと思いきや
観覧車やメリーゴーランド、ジェットコースター、ゴーカート、絶叫マシーン、滑り台など移動遊園地やお化け屋敷などが併設されていて、どれも人が並ぶほど人気でした
おそらく訪れたのが祝日となるメーデーだったため場内は子供連れが多かったためでしょう
 

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とはいえ私どもにはビールしか目に入りません
さてまず訪れた名物の「ビアテント」はミュンヘンで一番人気のアウグスティーナー醸造所のテント
「フェストホール・バイエルンランド」
民族衣装レダーホーゼを着たライオンがグラスを掲げ迎えてくれました

 

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テントに入る前にメニューを確認
美味しそうなバイエルン料理が並んでいます
中にはコスパの良さそうなメニューが有りますが、よく見ると平日のランチメニュー
残念ながらこの日はメーデー、祝日で利用不可でした
 

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「異文化」であるはずのここドイツですが日本とドイツには共通点が多くみられます
まずは国土面積、日本が世界60位の国土面積にであるのに対しドイツは61位とほぼ同じ国土面積です
そして勤勉さを武器にした経済力も同様
世界で信頼される自動車づくりと言えばやはり、ここドイツと日本をあげる方が多いかと思います
そして二か国ともに第二次世界大戦での敗戦国
こうした共通点が多いのが日本とドイツかと思いますが・・・・実はもう一つ
大勢で飲み騒ぐ風習はここドイツと日本のみと言われています
まぁお互いにストレスが溜まりやすいのかもしれませんが
私の住む札幌でも夏には大通公園を会場として大勢の飲んべいが集う「さっぽろ納涼ビヤガーデン」というものがり開催期間中は大勢の酔客が飲んで騒いでという日々が続きます
あまりにも煩いので、ここで飲めるのは夜の9時までと制限されるくらいです
(こんな決まりを作ったらここドイツでは暴動がおこりそうですが)

当然ビールの本場ミュンヘンは
まだ昼だというのにこの人だかり
しかも歌を歌ったりテーブルの上で踊ったりと楽しそうに騒いでいました
 

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てなわけで決して客の回転率が良いはずもないうえ
ほぼ満席
ぐるぐる回りようやく空席を見つけお隣さんに断って着席
まずはビールを注文、ここミュンヘンのフルーリングフェストに乾杯となりました
 

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これだ客が多いと料理を運ぶのも大変、と思いきや
民族衣装レダーホーゼを着た頑強なラテン系のスタッフが大きなお盆というよりはドアといった板に料理をたくさん載せてきぱきと給仕しているので料理はそんなに待つことなく運ばれてきます
 

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それに加えビールの消費量も半端なく
大勢のスタッフがビールを運んでいますが、その供給源となるビア樽は
なんと木製でした
これは古き良き伝統なのか、それとも南ドイツ独特の木の文化なのでしょうか?
 

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ということでフリューリングフェスト初となるビールは民族衣装を着たスタッフが一押しの「オクトーバーフェストビール」を注文
しかも1リットルが入るマスジョッキにてやってます
1328年修道院でのビール作りに起源を持つ、ミュンヘン最古のビール醸造所のビールは味わい深いものでした
そしてベルリンで虜となったヴァイスビア(白ビール)もマスジョッキでいただくことに
比較物として携帯電話を並べましたが、そのジョッキの大きさがお判りでしょうか
 

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さてそんなビールに合わせる肴はというと
これが何と魚しかも鯖
カウンターの奥には、なんと鯖の燻製が吊るされていました
ミュンヘンは内陸部ということもあり、伝統的に魚はこうした加工がなされたものだったんでしょうね
奥には定番のローストチキンもこんがりと焼かれていました
 

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硝子のショーケースの中にはうやうやしくプレッツェルとハムやソーセージ、チーズが載せられた皿が並んでいます
 

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なにを食べようか、あれこれ見て悩んで我が家が頼んだのは
メニューに「バイエルンカッティングボード」€13.8とあるつまみのセット
サラミソーセージ、チーズ、ピクルス、赤かぶとこれが実によくビールに合います
ちなみにこのカッティングボード
デポジットとして€10を納めておき皿を返す際に返してもらいというものでした
ということはそのくらい記念に持って帰られたということなんでしょうね
 

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てなわけで私も周りにつられて
「Prost!」
 

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ミュンヘン・フリューリングフェスト会場
当初はビールのテントばかりと思っていましたが、予想に反して遊園地などの子供向けの施設が数多くありました
しかもそれらはとても仮設とは思えないような施設ばかり
フリューリングフェストの開催期間は4月26日から5月12日までの18日間のみなので少し不思議に感じますが
ドウツにはこうした移動遊園地「キルメス(Kirmes)」を運営する方々がいて、ドイツの文化として根付いているようでした
写真はそんな施設である「お化け屋敷」
どうです仮設には見えないでしょう
 

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他にもこんなファストフードを提供する屋台も
とても2週間足らずで撤去されるとは思えない施設ばかりでした
 

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そうした遊園地の裏側を覗くと
そこにはキャンピングトレーラーがずらりと並んでいます
よく見ると日本でもよく見るタイプばかりです
おそらくはこうした遊園地を運営する方々の移動式の住居なんでしょうね
 

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そんな遊園地を尻目に次に目指すビアテントは「ヒッポドローム}
競馬場の名のついたテントでシュバーテン・シュパーテン醸造所が運営しています
 

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訪れた日がメーデー(5月1日)の祝日とあってテントの中は昼にもかかわらず満員御礼
3千人はいたでしょうか
テント内は、ものすごい熱気を帯びていました
 

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ここでいただだくのはフランチスカーナー・ヘフェ・ヴァイスビア
 

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ちなみにドイツといえどフランケンワインなどビール以外の飲み物を提供するブースもありました
 

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生演奏のバンドが入ると、飲んでいる皆さんのテンションも上がり
あちらこちらのテーブルでは、そのテーブルの上に昇って「プロージェット!」
半端ない盛り上がり方でした
 

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ということで私どもも、テーブルを共にした地元の方と意気投合
ビール談義に花を咲かせ
「プロージェット!(乾杯)」
 

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海外に行くと避ける事の出来ない時差ぼけ
夜眠れなかったり、逆に夜中に目がさえてきたりとすることが多く
朝はどうしても早く起きてしまいます
とはいえ早くからやっている施設や商店も無いことですし、散歩がわりにマリエン広場へ向かうことといたしました
ミュンヘン中央駅を経由し歩いてマリエン広場へと向かいますが
まずはこの中世の市城壁の遺跡の一つであるカールス門をくぐります
 

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門には楽器を弾く3人のミュンヘン小僧の銅像
 

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カールス門をくぐるとそこは旧市街
ノイハウザー通りは歩行者天国となっていました
 

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ノイハウザー通り沿いにはドイツ狩猟漁猟博物館がありましたが、訪れた時間は早く博物館はまだやっていませんでしたが
入口の前にある、鼻を撫でると幸せになれるというイノシシ
そして大きく口を開けたナマズ?の銅像があり迎えてくれました

 

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やがてミュンヘンの人気観光スポット
新市庁舎前のマリエン広場にたどり着きましたが、目的地はこの少し先
ちなみにここでは新市庁舎に設置された仕掛け時計を見ようと大勢の人が集まっています
 

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目的地はミュンヘンの胃袋(台所)とも言われる
ヴィクトアリエンマルクト
200年以上の歴史をもつ市場で、観光客はもちろんミュンヘンっ子にもお気に入りの場所
訪れたのがGWということもあり
バイエルンの色であるブルーと白のリボンを巻いたマイバウム(5月の木)がちょうどたてられていました
 

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トリコロール(三色旗)で彩られた屋台にはチーズがずらり
手前にはそんなチーズに合うのでしょう木箱に入れられたワインがなにげなく置かれた
市場感たっぷりの屋台や
 

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新鮮なドイツ野菜や果物が並ぶ屋台

 
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反対側には
オリーブやピクルスを売る屋台
ここは買わずに帰るわけにはいきませんね
 

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どうみても日本のデパ地下や高級スーパーを思わせます
なるほどここドイツでスーパーが流行らないはずですね
 

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さて朝早くにここに来た訳はこの時期、ドイツ人が夢中になり買い求めるシュパーゲル
周辺のシュパーゲル農家は一年の大半の収入をこの時期だけで確保するという重要な農産物でもあります
今が旬なのでしょう、各屋台にはこれでもかとシュパーゲルが並べられていました
そう春のオクトーバーフェスタとも言われるフリューリングフェスタのとともに、今が旬のこのシュパーゲルも旅のテーマだったんです
 

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しかも肉類とは違い
このシュパーゲルは日本の検疫を通過できます
このシュパーゲルを土産にするため、いつもなら2人で1個しか持参しないスーツケースを入り子にして2個持参したくらいです
 

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どの屋台も1kgで€6.9~€13.9くらいで売られていますが、相場は売り手市場なのか
カルテルでも組まれているのか、同程度の質のシュパーゲルはどの屋台も、ほぼ同じ単価で売られていました
ということで我が家もこの市場を2回ほど訪れ、ホテルで茹でて食べるため1kg
ミュンヘン最終日には3kgほど購入、日本への土産といたしました
 

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そうそうドイツ料理には欠かせない
ジャガイモもこの市場で購入
 

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ついでにドイツと言えばソーセージでしょうとばかりに
市場向かいにある、肉加工品を扱う店が軒を並べる建物へ
 

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ここでミュヘナーヴァイスヴルスト(白ソーセージ)を購入
残念ながら日本へは検疫の関係で持って帰れないので

 

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ホテルでシュパーゲルとともに茹でて
ドイツビールとともにいただくことに
 

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市場にはもちろんレストラン屋台もありますが、ここは我慢我慢
搾りたてのオレンジジュースをいただき次の目的地BMW本社へ
 

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ヴィクトアリエンマルクトで地元食材が並ぶ市場を散策した後は
ミュンヘンの公共交通機関(Sバーン・Uバーン・トラム・バス)の共通チケットを購入
自動券売機にはなんと日本語表記も有りました
ミュンヘンを訪れる日本人がそのくらい多いという証なのでしょう
ちなみにチケットは色々ありますが今回チョイスしたのは「Gruppen-Tageskarte Innenraum」€12.8で複数の人が一日乗り放題というもの
地下鉄に改札は有りませんが、
怖いお兄さんいやもといスタッフが時たま切符を持っているか確認にきます
もしも切符を持って無ければ、€350もの罰金が科せられるのだとか

そんなチケットを持ってマリエンプラッツ駅からUバーン(地下鉄)を乗り継ぎオリンピックツェントルム駅へ
 

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駅を出てすぐ周りを見渡すと
1972年のミュンヘンオリンピックの舞台となった「オリンピアパーク」の高さ290mのオリンピック搭がありました
何処に行ってもこうした搭には必ずと言っても良いほど昇る我が家ですが、いつものごとくの弾丸旅行
ミュンヘンオリンピックの施設は無論
BMWの向上や施設はおろか、天気が良ければ遠くアルプスまで望めるそうですが、
残念ながらそこまで時間の余裕はありませんでした
 

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今回ここに来た目的は
巨大ショールーム「BMWヴェルト」と「BMWミュージアム」の見学
ミュージアムはまだ開館していませんのでまずはBMWヴェルトへ
 

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こちらは入場無料
広い空間にBMWの新車がずらりと並びます
 

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まず目についたのがショールームど真ん中に鎮座する
「BMW・イセッタ250」
イタリアのイソ社でライセンス生産された非常に珍しいBMWですが、
なぜBMWなのかというと
この車に積まれているエンジンは二輪車R-25に搭載された245ccエンジンだそうで
信頼のエンジンにイタリアらしいデザインの名車となっています
ちなみにドアは、なんと前側のパネルを左側のドアノブで開けるのだとか
 

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現行最新モデルの展示
M4クーペ
 

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チューニングを施したハイエンドモデルの新型M5コンペティション
Mシリーズで最大のサルーン・モデル


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8シリーズ カブリオレ
新型スープラと共同開発をおこなったことでも話題の
新型 Z4 M 40i カブリオレ
 

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「JUNIOR CAMPUS」と表示された子供向けのコーナー
ここではロボットアームが指示されたイラストを描いていました
 

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プラグイン・ハイブリッドのシステムモデルが展示されているフロアには
 

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プラグイン・ハイブリッドモデルである
i8 ロードスターや
 

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電気自動車の i3


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電気自動車に対するBMWの意識の高さか
3台のi3が展示されていました
 

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BMWの生産車では有りませんが
BMWグループの車ということで
「ロールスロイス」
 

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MINIの
クラブマン クーパーSや
ジョン・クーパー・ワークスも並んでいます
MINIと言えば英国車のイメージが強かったのですが
最近ではWRCでも活躍していますし、BMWのグループ会社として随分認知されてきました
 

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けれどMINIと言えばやはり英国車時代
特にこのカントリーマンが好きでした
 

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さてこのBMWヴェルトの目玉は何といっても
新車受け取りという一大イベント「新車納車式」
新車納入のためのカスタマーセンターである写真の場所で愛車と記念撮影をし、希望すればBMWの工場や博物館の案内してもらえるのだとか
 

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もともとドイツをはじめとした欧州では顧客が、自分が注文した新車を、直接工場に取りに行くことが多いのだそうです
その究極がここBMW本社に隣接するBMWヴェルトでの納車式ということなのでしょう
ドイツ国内は無論、中には遠くアメリカの顧客もここまで車を受け取りに来ているのだとか
そんなニーズに応えるべくBMWヴェルトには専用の納車サービスを行うスペースがあり
私が訪れたこの日も何台かが納車式を終え旅立っていきました
 

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ちなみにBMWはなにも車ばかりでは有りません
そう次はBMWのバイクコーナーへ

BMWの巨大ショールーム「BMWヴェルト」
1階に並ぶ最新鋭のBMWを羨望のまなざしで見た後は2階のバイクコーナーへ
結構若い時からバイクに親しんできた私ですが、BMWのバイクは当時から大型バイクがメイン
どちらかというと高根の花でしたこともあり、こちらのコーナーも楽しみにしておりました
 

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エレベーターもありますが、階段で回りを眺めつつ昇りますが
そんな階段を昇りつけたところに、漫画「アキラ(大友 克洋著)」に出てくる
金田(AKIRA)のバイクによく似た近未来的なスクーターが鎮座していました
そういやあの漫画、2019年の東京が舞台だったんですけどね
 

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こちらにも無論、最新鋭のバイクがまるでモーターショーのごとく蒼々と展示されています
たとえばこのBMWの新世代フラッグシップモデル「K1600GTL kaufen」
GTのスペックにラグジュアリーの記号を付与されたモデルです
 

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一段上がって周りをロープで囲った中にうやうやしく展示されているのは
1,000cc 直列4気筒エンジンを搭載した
アドベンチャースポーツバイク「S1000XR」
なんと並列6気筒エンジン
いまでは車でもめったにお目にかからないエンジンを搭載しています
 

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BMWのバイクにはG/Sというアルファベットがよく使われますが、その意味は
G=ゲレンデ(山道、オフロード)、S=シュトラッセ(道路、オンロード)
いわゆるデュアルパーパスというカテゴリーのはじまりが、
この「Rナインティ アーバンGS」と言った記念すべきシリーズのバイクです
 

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Rナインティナインといえばこんなモデルも展示され
ちょっとばかり触手に触れたのが
「R nine T Racer」
水平対向のエンジンヘッドが左右に飛び出したうえ
1960年代のレーサーを思わせるスタイリングが
これぞBMWといったモデルですね
 

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ロードバイクコーナーでは誰もいないこともあり動画も撮ってみました
 


次はオフロードコーナー
日本じゃ許可が下りなそうな
モトクロッサーのジャンプを意識した展示
どうやって吊るしているのでしょうか?
 

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BMW Motorrad 本社が主催している「インターナショナル・GSトロフィー」の展示コーナーには
フラッグシップモデルの「R 1250 GS」のレースレプリカ(もしかして本物?)も展示されています
 

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パリ‐ダカール・ラリーに参戦していた、BMWのラリーマシンがベースの
「F850GS」も展示されています
のちほどBMWミュージアムではそんな原形のパリダカモデルも見れることになります
 


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こんな感じでBMWヴェルトを見学しているうちに
BMWミュージアムの開館時間となりました
まだ名残惜しいのですが、次はミュージアムへ向かいます

BMWヴェルトのバイクの数々を堪能した後はそのまま2階の通路を渡りますが
正面にはシリンダーの形状をした高い建物が望めました
それがBMW本社
その隣に見えている低い建物が次の目的地「BMWミュージアム」
 

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ミュージアムの入場料は大人一人 €10(日本円で1,280円くらい)
ほぼ一番乗りで入場いたしました
 

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入り口近くに
BMWブランドとして最初のモーターサイクルBMW R32が展示されていました
空冷水平対向2気筒エンジン、シャフトドライブ
現代まで続く人気のシリーズで先ほどBMWの巨大ショールーム「BMWヴェルト」で
最新バージョン「R nine T Racer」を見てきたばかりでした
 

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BMWR67/2
とても1953年製とは思えないデザインです
 

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航空機エンジン(1923年)や水平対向エンジンの展示
 

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そしてクラシックカーは
BMW最初(1927年生産開始)の車 BMW Dixi 3/15 PS
1930年製のBMW3にはBMW AG Munchenと言う表記が有りました
背景には組立工場の写真が貼られていますがミュンヘン製造と言うのがきっとブランドだったんでしょうね
 

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BMW328
 

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何だか懐かしい感のあるBMWのフォーミュラーマシン
エンジンはV8でしょうか?
 

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BMW(バイエルン発動機株式会社)
もともとBMWは飛行機のエンジンから始まったと言われています
手前の船外機にもBMWのマークが見て取れますが、そのエンブレムは飛行機の「四枚プロペラ」が由来しているだとか
四等分された区画に色付けされた青と白はバイエルン地方のイメージカラー
バイエルンミュンヘンのエンブレムも同様なのでよくわかりますね


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もちろん自動車のエンジンも数機、展示されています
写真は2005年のF1世界選手権に参戦したウィリアムズ・FW27に搭載されたエンジンです
 

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飛行機のエンジンから始まったBMWですから様々な飛行機のエンジンも展示
空飛ぶ工芸品ともいわれるフォッケ・ウルフ戦闘機のエンジンのレプリカも展示されていました
こいつは1,700馬力級の空冷星型複列14気筒の化け物エンジンで
第二次大戦の開戦当初、このエンジンの利点を生かしイギリス空軍のスピットファイヤーを実践で圧倒
ドーバー海峡上の制空権はドイツ空軍が抑えるほどの性能だったそうです

 

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宮崎アニメ『紅の豚』に出てきそうな飛行艇のエンジンも展示されていました
その紅の豚、第一次世界大戦後の1930年代の地中海を舞台としたアニメでしたが
主人公である イタリア空軍に所属していたのであろうパイロット
この映画の背景となる時代のその後イタリアとドイツは同盟を結びますが、そこに日本が加わり三国同盟となります
 

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ちなみにこのジェットエンジン
第二次世界大戦末期にドイツのアラド社によって開発された世界初のジェット推進偵察機
アラドAr234C型に搭載されたエンジンのレプリカです
この写真のアラド4発のBMW 003ジェットエンジンを搭載された一人乗りの高速偵察機なんですが、後にその高速性を生かし高速爆撃機に進化していったモデル
 

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そうBMWは第二次世界大戦中ジェット機のエンジン「BMW003」も開発
世界初となるジェット戦闘機「メッサーシュミット Me262」のエンジンといえばユンカースを思い浮かべる方も多いでしょうが、BMWでも同様にジェットエンジンが開発されていたんですね
ちなみに写真はスミソニアン航空宇宙博物館の第二次世界大戦期の航空機のコーナーに有ったメッサーシュミットMe262です
 

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日独伊三国同盟のおかげで、この技術は惜しげもなく日本へと伝わります
BMWエンジンの資料を参考に初めて実用段階に達した「ネ-20(推力475kg)」を開発
中島で試作開発した「橘花」に搭載されました
そしてこうした技術は戦後においても日本のジェットエンジン技術の基礎となり
T-1Bジェット練習機に搭載されたJ3ジェットエンジン(IHI製)として実用化
そして近年話題となった「ステルス戦闘機 心神」に積まれるであろう日本初の15トン級エンジン「xf9-1」の開発へとつながっていくことになります
そんな昔から日本とBMWって思いのほかつながりは大きかったんですね
 

 
 

この辺で次のエントリーに続きます

BMWミュージアムに並ぶ車たち

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BMWミュージアム探求
第二弾はやはり「車」
気に入った車が有りましたので車の前で記念撮影
それが『BMW 3.0CSL』


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この、3.0CSL
昔読んだマンガ村上もとか著「赤いペガサス」で主人公のケン・アカバが冒頭シーンで乗っていた車(マンガでは3.5CSL)で印象深く記憶に残っていました

 

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まずは、いかにもBMWって顔のラインナップ
3シリーズ~7シリーズまでずらり
 

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実物大のクレイモデルや
 

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パワートレインのモデルなどが展示
 

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『Dixi(ディキシー) 3/15 PS DA1』
自動車製造に参入するためオースチン・7のライセンス生産車両ディキシー製造権を持つたアイゼナハ車両製作所をBMWが買収し
最初に造られた記念すべきモデルがこれ
その派生型の
『BMW 3/15 PS DA2 4シーターカブリオレ』(1929年製)
『BMW 3/15 PS DA4 4シーターセダン』(1931年製)
も展示されていました
 

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そのオースチンとのライセンス契約を終了し
造られた新シリーズ
『BMW328』(1936年型)
 

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『327/28』(1938年製)
 

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シリーズの中にはこんなスポーツカーもありました
『BMW328』(1939年型)
 

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ミュージアムで一際視線を集めていたのが
イソ社よりライセンスを受け生産されたのがこのBMWイセッタ
245cc4サイクルのシングル
囲いのあるバイクといったイメージですね
 

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当時の様子を偲ばせる写真も展示されており
一風変わった入り口ドアの様子も一目で見て取れました
 

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BMWのレースにおける輝かしい歴史の幕開けとなったレーシングカー
『BMW 3/15 PS』(1930年製)
直列4気筒750ccで馬力は18馬力でした
 

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『BMW 315/1ロードスター』(1934年製)
数々のレースで優勝するなどして「BMW社の走る広告塔」と言われたそうです

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世界で最も美しいロードスターの一台
『BMW507 ロードスター』(1956年製)
これをこのままオークションに出したら数億にはなるのだそうです
 

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『BMW700』(1964年製)
『BMW3.0CSi』
 

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人気モデルで「マルニ」の通称で呼ばれる
『BMW 2002』
このモデルはのちにラリーにも参戦することになり
WRCにおいてはプジョー、F1においてはフェラーリの監督を務めた
あのジャン・トッドがコ・ドラとしてこの2002に乗り込み好成績を残した名車です
チューンナップモデルの
『BMW 2002Ti』(1968年製)もありました
ちなみにTiはツインキャブを表します
 

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高性能スポーツモデルであるMモデルこコーナー
「BMW M POWER」
写真のタイプは『BMW 535i』でしょうか 


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Mシリーズはまだまだ続きます
『E30型 M3』
『E46型 M3』
 

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そんなMモデルの中でもひときわスーパーカーっぽいのがこの
『M1』ではないでしょうか
これまたオークションにでも出したら
お高いんでしょうね
 

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続いてBMWのオープンカーであるZシリーズ
ちなみにここで言う『Z』はドイツ語のzukunft(未来)からきているそうです

ということでそのZシリーズ最初の一台は
『Z1』


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ドアはなんと下方のドアシルに収納されるのだとか
 

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次モデルの『Z3』
外観デザインには永島譲二が携わっているのだそうです
 

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このZ3
「007ゴールデンアイ」で、ボンドカーにもなりました
同モデルがこれ
『BMW Z3』(1995年製)
 

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次は冒頭のBMW 3.0CSLにみられるような
レーシングカーコーナー
 

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『BMW 320I GR.5 』
BMW JUNIOR TEAMとフロントガラスにロゴがりますが
これは若手育成のBMW Jr.チームの車なんでしょうか
 

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『E30 M3 Sport Evolution」
 

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『BMW Motorsport M3-GTR』2005年モデル
とレーシングカーをまじかに見て回りました
 

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BMWをはじめドイツはプラグイン・ハイブリッドや電気自動車に対する意識が強いようで
こうしたコンセプトカーも多数並んでいました

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なかにはこんな未来的な車も
『BMW Vision Efficient Dynamics』 (2009年)
2009年9月フランクフルトモーターショーに展示されたモデルです
 

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MINIこコーナーはBMWミュージアムの外にありました
まぁこのあたりはこだわりなんでしょうね
 

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さて次はバイク編
なんとBMWミュージアムはまだ続きます

BMWミュージアム「バイク編」

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BMWミュージアム
最後はバイク
ミュージアムを入場してすぐのところに
高さのあるガラス張りのショーケースに並べられたBMWのバイクの名車たち
 

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まずはサイドカー
『BMW R75』
ミリタリー感たっぷりのサイドカー付きバイク
第二次大戦の映画などでよく見るタイプですね

『BMW R25/3』
250ccの単気筒でしたが、5万台近く売れるという大ヒットバイク
そのサイドカー付きがこれ
 

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『BMW R50/2』
白バイ仕様車

『BMW C1』
屋根が有り多少の雨なら問題なく走れそうなよさげなバイクですが、残念ながら日本には正規輸入されていないんだそうです
 

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『BMW RS255』
世界で最も危険で最も崇高なレースと言われる「マン島TTレース」で
英国勢から優勝を奪いとったマシンがこれ
 

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BMWが誇るレース用バイクが真下に見えてきたので下の階へ
ここには様々なタイプのBMWのバイクのレーサーたちが並びます
 
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まずは速度記録更新のために1937年に開発された『BMW WR500』
493ccの水平対向2気筒エンジンは108psの出力を発生
最高速はそんな時代にも関わらず280km/hを出したのだそうです
 

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マン島TTレースでも活躍したのでしょうか
サイドカー付きレーサーが2台
 

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水平対向のエンジンが特徴的な
往年のレーサーが2台
 

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それにパリダカを走った
『BMW R80GS パリダカ』

 

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その隣には『F650GSダカール』
 

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これは実車でしょうか、ハンドル周りにはラリー特有の装備がつけられています

バイクなので「コマ地図」は紙に巻かれケースに入れられていました
この地図とその下に付けられた「ナビ」を頼りに砂漠を走ったのでしょうね

ちなみにブレーキフルードのタンクの蓋には
何と「ディスクブレーキ専用液をご使用ください」と日本語で刻まれていました
日本でもこのバイク随分売れたのでしょうね
 

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スーパーバイク世界選手権を制覇するため造られた
『BMW S100RR』もありました


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こんな感じでエンジンやら車
そしてバイクとこれまでBMWの生産してきたものの歴史を1時間ばかりかけ
見て回ることとなりました

さて歩き疲れたことですし次はビールを飲みにヴィクトアリエンマルクトに戻ります

「BMWヴェルト」と「BMWミュージアム」を堪能した後は
Uバーンを乗り継ぎマリオンプラッツへと舞い戻ってきました
 

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そのわけはマリオンプラッツ駅から数分の距離にある
ミュンヘンの台所「ヴィクトアリエンマルクト」でビールを飲もうと考えていたからです
というのも朝この市場で見たとある光景が目に焼き付いていたからなんでです
その光景がこれ
 


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鮮やかな青に塗られたベンツのトラック
よく見るとタンクローリーのようです
もっともタンクローリーって言っても運んでいるのはガソリンや灯油などではなく
なんと「ビール」のようで、飲食店にあるタンクに直に繋いで配達しているようでした
しかもHOFBRAU MUNCHENのロゴがありますので、おそらくはホフブロイビール専用のタンクローリーなのでしょう

流石ビールの本場ドイツ
日本のようにビールの生樽タンクに小分け(10~20ℓ)して運んでいるのではないようです
何だかスケールが違いますね
 

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さてやって来たヴィクトアリエンマルクト
軽食屋台とビールを売るお店がひしめき合っていますが
 

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お目当てはマルクト内にある大きな公園を使った青空のビアガーデン

天気次第のオープンとなるそうですが、日ごろの行いかこの日は晴天
まさにビール日和
 

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折角なので、今朝がたビールを納品していたお店のビールを頼もうと
「Inbiss-Getranke-Brastwurst-Brotzeit」と表示のあるお店でビールを注文したところ
ビールは隣の店で頼んでくれとの返答がありました
 

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言われるがままに隣のお店と思い探してみると有りました
しかも看板には「ホフブロイ」と書かれています
どうやら今朝がたビールを納品したのはここで間違いないようです
 

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ということでまだ午前中ではありますが一杯やることに
ミュンヘナーヘル0.5ℓ €4.10
ミュンヘナーヴァイスビールを0.5ℓ €4.2
を頼みます
恰幅の良いスタッフが、手際よく次々とビールを注ぎますが
あまりにも手際が良くてビールグラスにあるラインなどは気にしていない模様
ちなみに手前にあるステンレス製のものはジョッキ洗い機でしょうか?

 

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定義はないのですが、野外で飲むのがビアガーデン


陽光きらめく中、呑むビールは最高
ということでマロニエの樹の下のフードコートのようなところでミュンヘナーヘルとミュンヘナーヴァイスビールで
プロースト!!(Prost)
 

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ミュンヘン最古の教区教会で、「老ペーター」の名
大きな時計
第二次世界大戦で壊滅的な被害を受け、ようやく 2000 年に復興

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塔の横のチケットブースで入場料を払い
チケットは€3


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高さ92メートルの塔の上
294段の狭い階段

搭の中には鳴る鐘が7 つ

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「これぞミュンヘン!」という風景
2大ランドマークが、ネオ・ゴシック様式の壮大な市庁舎と、ネギ坊主のようなユニークな頭の塔をもつフラウエン教会

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マリエン広場 ここがミュンヘンの中心
グロッケンシュピールの仕掛け時計
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赤茶屋根の建物があちこちに見えるミュンヘンの街
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ミュンヘンの台所「ヴィクトアリエンマルクト」
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日本では最近またキャンプブームが復活、アウトドア用品メーカーも次々よさげなキャンプグッズをリリースしているようです
もっとも情報の発達した現代、そうしたグッズの噂の伝わりは
SNSやblogなどで紹介されることからか、どこのキャンプ場に行ってもみな似たようなキャンプグッズばかりといった光景であり、すこしつまらない感じがするのも事実です
そんなつまらなさから脱却する手段はやはり国外のアウトドア用品
いくら流通が発達する現代に有っても、それぞれの国のアイデンテティが詰まったキャンプグッツが有ったりもします
ということで私は海外に行くと何かかわったキャンプグッズがないか探求するため
アウトドア用品を扱うお店に顔を出すのが旅の楽しみにもなっています
実際に私が使うキャンプ用品は海外に来た時に購入しスーツケースに入れて持ってきたものが主流です
 

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ところで日本ではその昔、ロープをザイル、寝袋をシュラフ、鍋をコッヘルなどアウトドア用品をドイツ語で表現することが多かったかと思います
アウトドア用品(登山用品)がアルプスのおひざ元ドイツから輸入されることが多かったためそうした用語が使われたのだと思いますが
そんなアウトドア用品の本家ドイツに来たわけですから
当然今回の旅にもアウトドア用品店の訪問は予定に組んでありました

伺ったのはドイツの老舗アウトドア用品店グローブロトロッター アオスリュストゥング店
マリオンプラッツからも徒歩圏と言うことで歩いて店に伺うことに
 

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入店したところ建物の全体が吹き抜け
地上4階、地下1階の店内にはアウトドア用品が溢れています
 

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地下1階に目をやると
そこにはカヌーを浮かべることのできるプール
 

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土地柄かフォールディングカヌーの展示が多いこのお店
何と私の所有するカヌー「ALLY」がここにありました
日本ではもうほとんど売られていないこのモデル
価格は何と€1,500ほどの値札がつけられていました
持っているALLY今度オークションか何かで売ってみようかと思わせました
 

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テントコーナーにはタワー型といわれるルーフテントも並んでいました
日本ではどちらかというとアウトドア用品ではなく
キャンピングカーショーでよく見てきたものでした
 

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1階にはランタンやらバーナーなどの
日本に持って帰れそうなキャンプグッズがずらり
まずはランタン
展示もおしゃれですね
 

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そしてバーナーはアルプスがほど近いこのミュンヘン
登山用のシングルバーナーが多く並べられていますが
スウェーデンで生まれであるプリムス製品が多いようです
 

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そんなストーブコーナーで見かけた
「プリムス キンジャ」
「プリムス KUCHOMA(クチョマ)」
イワタニでの取り扱いはおろか日本ではまだ店頭には並んでいないようで
並行輸入に頼らざるを得ないモデルです
 

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それにこれは日本でも売られている「プリムス オンジャ キャンプ アウトドア バーナー」が並んでいました
よく見ると日本のそれとは少し違います
そうこれはこれは欧州バージョン
布製のカバーがかけられていますが
日本じゃ火が付く可能性もありますし売られないでしょうね
こういったものが見れるのが、ちょっとした楽しみなんです

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そんなプリムス オンジャの日本バージョン
カバーがないのでOD缶が丸見えとなっていました
ちなみに今週の「極上!三ツ星キャンプ 一流パティシエに学ぶ本格アウトドアスイーツ!」のなかで
中嶋咲絵シェフがこいつを使って様々なお菓子を作るのに使っていました
 

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今じゃなかなか見ることのないキャンピングガスのOD缶
20~30年前はこのタイプが主流だったんですけどね
とてつもなく大きなキャンピングガスがありましたが、これも始めて見ることに
 

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日本製である「スノーピーク」のマグカップなども並んでいました
なんだか誇らしいですね
 

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そしてさすがは欧州と思わせる一品がありました
キャンプというよりは登山に持っていくのでしょう
ワインの少量パック
日本でいうところの日本酒のワンカップでしょうか

ディバッグの片隅に入れて
山の頂上でやるのもなんだかおつなものですね
 

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こんな感じで1時間余り
ドイツのキャンプ事情の一端を楽しませてもらいました
さて歩き疲れてのどが渇いたので、次は昨日に引き続きフリューリングフェスト会場でビールを飲むことに

今日もまたオクトーバーフェストの春版フリューリングフェストが開催される
テレージエンヴィーゼへとやってきました
昨日に続き2日目ということで『DAY2』
 

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訪れたのは5月2日の平日の昼過ぎ
昨日はメーデーの祝日ということで、フェスト会場はどこも人だかり
特に子供が多かったように見えましたが、この日の会場は閑散としておりました
フリューリングフェストは平日の昼は空いているので穴場との話でしたが本当でした
 

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地元の人が多い印象でしたが、大半の女性が民族衣装のディアンドルを着ています
ディアンドルはエプロンの結び目が左側にあるのが未婚、右側にあるのが既婚
既婚者か未婚者が区別できます
写真はどう見ても未婚者の集団ですね
 

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まず向かったのはミュンヘンでは知名度No.1のを誇る老舗醸造所・ パウラナーのブースへ
昨日は行かなかったのは、如何にもビールフェスト会場っぽいテントではなく露天だったから
けれど天気が良いせいか、昨日行ったテントのビアホールよりも混雑していたくらいでした

2日目であるDAY2にまず伺ったのは創業1542年のパウラナーのブース
どちらかと言うと地元贔屓の醸造所ですが
そうしたこともありこのパウラナー、バイエルン・ミュンヘンのスポンサーだったりします
 

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天気が良すぎたせいか
テントで覆われたカウンター席には閑古鳥
 

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通常の席へビールを提供する厨房は大忙しの状況
 

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ということで頼んだのは
我が家の奥さんは「ヘフェ・ヴァイスビア」
私は「パウラナー・フェストビア」
マスジョッキ(1ℓ)でごくりと行きたいところですが、このあと数件回る予定なので
ハーフ(500ml)で我慢我慢
 

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さてここドイツには計量法第9条という法律があり
メニューには飲み物の名前と値段の他に分量も記載したうえ
ビールグラスなどには写真のような「アイヒシュトリッヒ」と呼ばれる目盛りの付いておりその分量相当のビールを注ぎなさいという法律が有ります

この日、流石に忙しくてそこまで見てられないのか、提供されたヘフェ・ヴァイスビアは法律違反の状態で出てきました
(ちなみによく訪れる札幌ドームのビール用プラカップにも同様の線が有りました)

 

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さてそんなビールの肴はというと
こうしたガラスのショーケースに並ぶザワークラフトやポテトサラダ?
 

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いえいえ、ビールのつまみはドイツ名物の『カリーヴルスト』
ソーセージはもちろんXXLサイズ
ここパウラナーのフェスト専用メニューのようで、各テーブルを見て回ったときに
ほとんどの方はこのカリーヴルストを頼んでいたのをみて我が家もこれを頼みました
 

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さてパウラナーはこのくらいにして、次の醸造所へ梯子としゃれこみます

フリューリングフェスト・DAY2
4軒目はミュンヘンの市内にある6つのビール醸造所の1つで
1417年創業の老舗中の老舗
『ハッカープショル(HACKER PSCHORR)』
なんともう600年以上ビールを作り続けている醸造所です
 

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醸造所がフリューリングフェストが開催される会場となる「テレージエンヴィーゼ」のすぐ
というか、目と鼻の先にあるという地元中の地元ビール醸造所
ミュンヘンっ子にとってはまさに地ビール
ところが普段から飲んでいて飲み飽きているのか、このハッカープショルのブースは割と空いていました
 

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ここで頼んだのはヴァイスビア・ドゥンケル(白・黒ビール?)
・・・これが予想外に飲みやすくて美味い
こんな美味しいドゥンケルはじめて出会いました

このハッカープショルの約半分を取得するのは国際的にも有名なビールメーカーのハイネケン
ある程度、日本にも流通しているでしょうし
日本に帰ったら探してみたいビールがまた一つ増えました
だからこんな酒巡りの旅はやめられないんですよね


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そうそうここではグラスにデポジットを払ってビールをいただきますが
そのデポジット料はこのコインで精算します
私の住む札幌で行われるビールのお祭り「納涼ビヤガーデン」の札幌ドイツ村も同じシステムですが、これをまねしたのかな?

ちなみにテーブルには何と灰皿がありました
確かドイツ最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト」では住民投票を行い全面禁煙になったって聞いてたんですが、春のフリューリングフェストはOKなんでしょうか
(もしかして写してはいけない物だったかもしれません)
 

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少々酔っぱらってきましたが、次はいよいよホフブロイハウスのブースへ

日本とドイツのビールの話が交互に続き、ややこしくなっていますが
話をミュンヘンのフリューリングフェストに戻します
このフリューリングフェストでどうしても訪れておかねばならないのがミュンヘン6大醸造所の一つ「ホフブロイ」のブース
ブルーと白のリボンを巻いた「マイバウム」が目印ということでしたのが、すぐに見つかりました
 

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ドイツのビアホールと言えば真っ先に頭に浮かぶのが「ホフブロイハウス」
あのアドルフ・ヒットラーがナチス党の旗揚げ演説をしたという有名なエピソードがあまりにも有名ですが、その歴史は古く
1589年に、バイエルン国王のためにつくられたのが始まりで、店の名に今でも宮廷醸造所を示す「ホフブロイ」が残されています
そんな歴史が有り著名な「ホフブロイ」ということで訪れることにしましたが
入り口でルートヴィヒ2世らしき肖像画が迎えてくれました
 

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そんな有名なホフブロイのブースですが
思いのほかテーブル席には空き席が多くみられます
 

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けれどとある場所に密集していました
それがこのグルグル回る観覧車
今回のフリーリングフェストで一番の特徴ある出展がこのホフブロイのブースの観覧車でした
 

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ふと見ると空席(立席ですが」)が出来たようなのでそこに入れさせていただきます
 

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流石にここはホフブロイ
洗練されたスタッフがビール提供してくれます
 

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頼んだのはもちろん一番人気の「ホフブロイ ヘフェヴァイツェン」
 

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ここには30~40ℓほどの生樽でビールが提供されているようで
今朝がた見たタンクローリーとはわけが違うようでした
 

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さてキャンンピングカーユーザーの私から見て一番気になるのが
こういったキャンピングトレーラーが並んでいる姿
 

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おそらくはこうしたフリューリングフェストの出展者たちのための宿泊場所
そうここはライモ社をはじめとしたキャンピングカーメーカーの聖地だということを思い起こしました
 

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ドイツ3日目
ミュンヘン中央駅から、今日もまたICEに乗車
日帰りではありますが、シュトゥットガルトへ向かいます
そうテツな我が家は海外に行っても同様にテツな旅を楽しんでいるんです
 

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朝6時半発と朝早い列車を予約していたこともあり、朝飯は食べずにホテルを出て来てしまいました
ここで日本でなら駅弁を購入するところですが、ドイツにそんなものは有りません
何か車内で食べていこうと駅の売店を物色
美味しそうなソーセージを焼いている店を見つけソーセージを購入
ソーセージはこうしてドイツパンに挟んで提供されますが、店のスタッフにお願いしてマスタードはたっぷり添えてもらいます
 

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あとサラミソーセージのサンドイッチも買い足し
ソーセージとあわせ朝食代わりにいただくことに

ちなみにビールを飲まなかったわけは、これから車好きの聖地ともいえるシュトゥットガルトに向かうほかありません

 

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予約していた列車はICEの一等席
ということで左右が2席+1席のゆったりシート

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ちなみにICEの座席は進行方向に向け回転したりはしないため、座席はすべて中央方向を向いています
そのため中央の席はお見合い席
固定のテーブルがあることから人気の席となっていますが
今回はそのお見合い席を予約してありました
ここで車窓を眺めつつ朝食となります
 

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でもそのあと車内を散策していると
食堂車を発見


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慌てて駅構内の売店で駅弁替わりのソーセージとサンドイッチを買いましたが
サンドイッチとコーヒーを頼んでもゆったり鉄道の旅を楽しむのも酔狂
次回はここで食事を頼んでみようかと
 

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途中24時間耐久レースで有名な
ニュルブルクリンクを通過し2時間半ほどでシュトゥットガルトに到着
郊通勤電車であるSバーンに乗り換えです


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DBの券売機で1日乗車券(Tageskarte)を購入
この日はエスリンゲンまで足を延ばす予定なのでチケットは「ゾーン2」€8にいたしました
 

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中央駅からの乗換に迷いましたが
何とかSバーン、S6線に乗車
 

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15分ほどでノイヴィルツハウス(ポルシェプラッツ)に到着
シュトゥットガルトでのお目当て第一弾
ポルシェ博物館はこの駅のすぐ向かいにあります
 

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さて国内の話が続きましたが、このあたりで
またゴールデンウィークに行ったドイツの話に戻します
ミュンヘンから遠路はるばるICEに乗ってやって来たシュトゥッガルト
ここにはメルセデスとポルシェ・ボッシュといったドイツが世界にほこる企業が点在しますが
写真はそんな企業の一つポルシェ本社工場です
 

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そんなポルシェ本社に隣接する形で「ポルシェミュージアム 」があり
ここが今回の目的地
実は4年前にも来ていて、これが2回目の訪問となります

ミュージアム前のモニュメントの先端を見るとなんとそこにはポルシェ911がモニュメントの先端に駆け上っているようでした
 

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ミュージアムのエントランスには
ポルシェの試乗車がずらりと出迎えてくれます
 

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ポルシェミュージアムは5,600㎡の展示エリアにポルシェクラシックが管理す約80台ほどの名車がずらり
これらの展示車はポルシェクラシックが管理していますが、総台数は600台余り
展示されている車両は入れ替えがあるとのことでしたが、今回伺った時の展示車はほぼ前回の4年前と同様の内容でした

そうそうここの展示車には周りに柵もロープもありません
いうまでもこの状況が続くように、モラルを守ってみて回ることにします
 

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ポルシェと言えば過去レースで数々の功績をあげていますが
そんなレーシングカーからご紹介
まずは
ポルシェ 360 チシタリア(1947年)
ミッドシップで駆動方式は4WD
スーパーチャージャーを装備したエンジンは1.5ℓで300馬力/8,500rpmを出すのだとか
これが70年以上前のマシンだとはとても思えないスペックです
 

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ポルシェ 550 スパイダー(1954年 )
ポルシェがレース専用に作った初の純レーシングスポーツ
車名は車重が550kgというのが由来だそうです
 

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続いて
ポルシェ 550 スパイダーをさらに発展させたポルシェ 718RSK
それをF2レギュレーションであるオープンホイールのシングルシーターに改造したフォーミュラマシン
ポルシェ 718 F2 Typ547(1959年)
ポルシェが初めて製作したモノポスト・フォーミュラです
 

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そしていよいいよF1
マクラーレンTAG MP 4 C(1986年)
F1用の1.5リッターV6ターボエンジン
1983年から87年まで5シーズンに渡ってマクラーレンに供給し、84年にニキラウダ
85年にアラン・プロストがワールドチャンピオンとなり
マクラーレンチームも84年・85年とコンストラクターズタイトルの2連覇に輝くマシンです
 

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ポルシェ356B 1600GS カレラGTL アバルト(1960年)
イタリアのコンストラクター「アバルト」と提携して造られたこの車
生産台数21台といいいますから、この車両自体が大変貴重な一台となります
 

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ポルシェカレラGTS (ポルシェ904)1964年
FRP製ボデー持った最初のポルシェですが
この車は実は日本人にとって、とても意味思い入れのある車です
というのも舞台は1964年の日本グランプリにポルシェカレラGTSが出場
プリンス・スカイラインGTとデッドヒートを繰り広げました
特にレース中、生沢徹の駆るスカイラインがこのポルシェを抜くシーンがあり
後に聖書の一節「羊の皮を被った狼」と言わしめたスカイライン伝説が生まれる、その相手方の車としての存在でした
 

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ポルシェ 908 KH ショートテール仕様(1968年)
ル・マン耐久レースに出場
予選は1~3位を占めたにもかかわらず、優勝はフォードGT40に攫われてしまいました
 

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リベンジを果たすべく望んだ
翌1969年のル・マン耐久レースに臨んだのがこのマシン
ポルシェ908LH(1968年)
けれど表記は2位に入賞したマシンとあります

というか、この車ル・マン史上例を見ないほどの接戦を演じたマシンで
優勝したイクス、オリバー組のフォードGT40との差は24時間走ってゴールで、わずか120mといった劇的な僅差で敗れたマシンです
 

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ポルシェ917PA/16スパイダー(1971年)
フォード大排気量V8勢に対抗するため、800㎰を発揮する6.5ℓ180度V16を搭載したテスト車両です
 

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ポルシェ917LH(1971年)
フランスのSERAの協力を得て開発されたロングテール・バージョン
マルティニカラーで1971年にル・マンに出場
 

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917で一番人気がコレ
ポルシェ 917/20(1971年)
1971年のル・マンに出場
ずんぐりしたスタイルから「ピンク・ピッグ(雌豚ベルタ)」と呼ばれていましたが
ポルシェもそのあたりはよくわかっていてボディの各部に、それぞれ相応する豚肉の部位を表す単語をあしらったカラーリングでル・マンに出場しています
 

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もう一台
現代に復活した「ピンク・ピッグ」カラーを身にまとうポルシェ911RSR(2018年)
カラーリングは先代を引き継いでいます
 

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ポルシェ 936/77 スパイダー(1977年)
ル・マン24時間耐久レースの優勝マシン
 

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ポルシェ935・78(1978年)
モータースポーツの歴史の中で最も成功したレーシングカー
大型化したリヤウイングが特徴です
 

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そしてポルシェと言えば911
まずはポルシェ911カレラ RSR3.0(1974年)
 

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ポルシェ 911 GT3 RSR(2011年)
 

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ポルシェ・カレラ911 2CUP(1990年)

 

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私自身一番興味のあるのがラリー車
1978年にサファリ・ラリーに出場した911SCです
サファリ用に車高を上げたのが特徴の車ですね
 

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ポルシェ911 SC Gr.4 サンレモ ラリー(1981年)
ドアにその名が有りますが
ドイツのラリードライバー「ワルター・ロール」がこの911でサンレモ・ラリー参戦しています
 

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続いてポルシェ924
日本で売れまくったシリーズです

まずはポルシェ 924 Carrera GTS Gruppe 4 -(1981年)
ポルシェの代名詞たるミッドシップエンジンやリアエンジンではなく
FR(フロントエンジン、リアドライブ)のレイアウト
前述のワルター・ロールがこの924を駆ってERCヘッセン・ラリーで優勝を飾っています
 

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ポルシェ928 TRIGEMA(1982年)
大排気量エンジンを積んだ豪華GT版レーシングカー
4.6LのV8エンジンはノーマルの300psから340psまでチューンされているそうです
 

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ポルシェ961ロスマンズカラー(1986年)
ポルシェ944 ターボ “Cup”(1987年)が並んでいます
 

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1982年のグループCカー
ロスマンズカラーのポルシェ956
理論上321.4km/hで天井に張りつくほどのダウンフォースが生まれるそんな956のダウンフォースを証明するかのような展示
 

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904カレラGTS グラスファイバーボディ(1964年)
Leichtと表示が有りますが軽量化に対するポルシェの信念が伺える展示です
 

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ポルシェ RS スパイダー(2008年)
 

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ポルシェ カイエン S トランスシベリア(2008年)
 

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ポルシェ 911 S2.5(1972年)
 

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最新のところでハイブリッドの
ポルシェ・919ハイブリッドEvo(2018年)
 

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さて次はポルシェの市販車に続きます

日本での話が続きましたが、またゴールデンウイークに行ったドイツの話に戻します
タイトルの通りポルシェミュージアムの話がまだ途中でしたのでその続きを
 

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ポルシェファン、いやもとい車好きにとっては 垂涎もののポルシェミュージアムですが
前回の話で紹介したレーシングカーはもとより
市販車にも魅力がたっぷりあります
 

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ということで今回は市販車を歴史的に古いものから見て回ります
まずポルシェ製ではありませんが、フェルディナント・ポルシェがアウストロ・ダイムラーでテクニカルディレクターをしていた時代の車
『アウストロ・ダイムラー ベルグマイスター スポーツカブリオレ』(1932年)
 

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『ポルシェ 356/2 クーペ』(1948年)
フォルクスワーゲンをベースにコストダウン
量産化されたポルシエ
 

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ブッツィー・ポルシェの設計した
ちょっと風変わりな
『ポルシェ タイプ 754』(1959年)
 

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2000cc以下で競われるFIA GTのディビジョン5規定にあわせ製作された
『ポルシェ 356 B 2000 GS カレラGT』(1960年)
 

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ポルシェのロードスターの系譜
『ポルシェ 718 RS 60 スパイダー』(1960年)
 

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この辺で年代は無視して
さてポルシェと言えば『911』ではないでしょうか
『ポルシェ 911S 2.7クーペ 』(1977年)
通称ビッグバンパーと呼ばれるGシリーズ
このモデルは米国市場を考量して生産され米国でも生産されたそうで
米国の安全基準を満たすためプラスチック製ベローズ付バンパーが装備されています
 

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『ポルシェ 911 2.0タルガ』(1967年)
これまた米国向けモデルで、オープントップモデルに対する米国の厳しい安全基準に応えるため、固定式バーによって乗員を保護し、横転時の安全性を確保しています
このモデルはオープンエアーを楽しめる911ということで米国で爆発的に売れたのそうです
 

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『ポルシェ911カレラ3.2スピードスター』(1987年)
クラブスポーツカバーが装着されていました
 

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いかにもポルシェという風貌の
『ポルシェ 911 ターボ 3.3 クーペ6』 964型(1991年)
ポルシェ911の3代目モデルです
 

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『ポルシェ カレラS』(2017年)
ポルシェ911が累計生産100万台を達成したことを祝って作られた記念車で
Cピラーには「911 Nr.1000000」のプレートがあります
 

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911の究極は何といってもこれ
1998年ル・マン24時間レースで活躍した
その市販車バージョン『ポルシェ911GT1-98』

これ本当に公道を走って大丈夫なんでしょうか
 

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さて次のモデルに進みます
ポルシェと言えばリアエンジン・リアドライブが主流ですが
トランスアクスルパワートレーンの駆動方式を導入したモデルも数々あります
代表格が
『ポルシェ 924』(1976年)
量産車の部品を多用、安価供給されたとの事でしたが
ミツワ自動車がこの924の輸入に携わり、日本で販売され人気を博しました
その価格は1976年当時4速MT仕様で438万円だったんだそうです


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『ポルシェ924 カレラ GT スタディ』(1979年)
 

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『ポルシェ928 GTS』(1984年)
フェリー・ポルシェの75歳を祝ってワンオフで作られた車がコレ
 

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RRモデルに戻して
『ポルシェGT2』 997型(2007年)
911の6代目モデルになります
 

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ポルシェ初の市販EV車『ポルシェ タイカン』(ミッションE)
フランクフルトモーターショー2015でデビュー
今年、というか今週
ドイツ、米国、中国の世界3か所で同時にワールドプレミアされました
 

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「第44回東京モーターショー」で世界初公開したコンパクトSUV
『ポルシェ マカン GTS』(2015年)
5枚ドアで5座、4WDシステムを備えるスポーツカーです
 

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『ポルシェ パナメーラ GTS』(2013年)
日常的な利便性を損なわないよう5ドアハッチバックとされたスポーツカー
 

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『ポルシェ959』(1988年)
ボディにはエポキシ樹脂素材や熱硬化性アルミニウム合金が使われるなど
当時のポルシェが持つ技術を結集した1台
可変トルクスプリット式の4WD方式はGT-Rに搭載されたアテーサのモデルともなったといわれています 
1986年のパリダカでは1・2フィニューシュと輝かしい成績を残しています
 

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『ポルシェカレラ918スパイダー』(2010年)
4.6リッターV8気筒のエンジンは最高出力887馬力、PHVを搭載し最高速度は345km/hとこれでも公道での走行を考えたプラグインハイブリッドカーだそうですがですが
お値段もすさまじく、なんと約1億円なんだとか
 

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『ポルシェ 968 カブリオレ スタディ』(1993年)
軽量化のためか後部座席はありません
 

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「ポルシェ ボクスター スタディ」(1998年)
 

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『ポルシェ・ボクスター』986型(2001年)
安価なポルシェということで、日本でもよく見かけるタイプです


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時代をしのばせる「自動車電話」も装備
 

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『ポルシェ・カレラGT』(2003年)980型
 

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この車はいわゆるスーパーカーに分類されるマシンで
オールカーボンファイバーで成型したボディ
リアにマウントされたエンジンはV型10気筒
5,733ccで612psといった化け物マシンです
 

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こんな珍しいポルシェもありました
『ポルシェ タイプ597』(1956年)
その名も「狩猟」
ドイツ連邦軍向けの軍用車として開発されたんだそうです
 

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最後に1階にカジュアルなスタンディングのカフェとミュージアムストアに立ち寄り
いつものようにポルシェチョコを買いポルシェミュージアム探求は終了
 

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楽しい時間を過ごしましたが
最後に動画もとってきましたので
興味のある方はのぞいてみてください
 

さて日本国内の話も尽きたことですし
またゴールデンウィークに伺った、ドイツの話
シュッツガルトのポルシェ・ミュージアムを堪能したあたりに戻します
 

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ポルシェ・ミュージアムを見て歩いた後は再びSバーンに乗りこみ次の目的地へ
最寄り駅のノイヴィルツハウス(ポルシェプラッツ)駅から、向かった先は車窓にベンツマークの工場が並ぶ「ネッカーパーク駅」
 

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そう次の目的地とはメルセデス・ベンツミュージアム
その最寄り駅ネッカーパーク駅
ここで下車したら歩いて10分くらいでミュージアムに着くはずが、道に迷ってしまい20分以上かかってメルセデス・ベンツミュージアムにたどり着くことになってしまいました
ちなみに今回で2回目の訪問で、油断したのが失敗のもとでした

その「メルセデス・ベンツミュージアム」
シルバーアローの名の通り、メルセデスカラーであるシルバーに纏われた背の高いビルは9階建
その総フロアはなんと1万6500平方メートル
ここに車両約160台他1500点以上もの車両を中心とした展示物を展示しているという巨大な博物館がメルセデス・ベンツミュージアムなんです
 

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入場料の10ユーロを支払い入場
エレベーターに乗り9階へ
ここから階を降りつつ展示車を眺める道順となっています
 

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まずは創業当時の車から
「メルセデス・ベンツの歴史は自動車の歴史」といったコンセプトもあってか
今から130年以上前の自動車が並びます
 
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手前に展示されているのが馬車を改造して製作されたダイムラー初の四輪車「ダイムラー・モトールクッツェ」

そしてその奥に展示されているのが「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」
1886年にカール・ベンツが世界最初に内燃機関で走行する自動車として開発した三輪車
世界初の自動車として幅広く認識されています
ちなみにこのベンツ・パテント・モトールヴァーゲン
特許を取って販売を始めたが、売れ行きは振るわなかったのですが
カール・ベンツの妻である「ベルタ・ベンツ」が、夫の発明を世間に認めてほしいと
1888年にこのベンツ・パテント・モトールヴァーゲンに乗車し、104kmもの長距離自動車ドライブを敢行
この人類初の偉業による宣伝によって、世界中の注目を集めることにより販売促進につなげたんだそうです
 

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現存する最古のメルセデス「35PS」(1902年)
 

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続いて
1920~30年代の車のコーナー
 

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宙づりにされた飛行機の奥に見えたのは
スーパーチャージャーである「Kompressor 」の頭文字を付けた
「SSK」
「540K」
「770K」
などオールドカーが、誇らしげに展示されています
ちなみにこうした名車はオークションにかけると、1台が数億円
このフロアだけで一体いくらになるんだろうと、妙な興味も沸いてしまいます
 

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そんなフロアで皆が足を止めるのが
メルセデスベンツのSSK(1929年)と540K(1937年)
工業製品としての完成度の高さは、もはや車というジャンルを超えた芸術品といった感もあります
 

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特にメルセデスベンツSSKはルパン三世の愛車としても知られるモデル
現実的には1928~35年にわずか35台のみ生産されたスーパースポーツカーで
スーパースポーツカーの名のとおり
スーパーチャージャー付7.0リットル直列6気筒エンジンは当時としては驚異的な225馬力を出していたのだとか
 

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さて長くなってしまったので次に続きます

メルセデス・ベンツミュージアム探訪
2回目のネタは「バス」
高級車のイメージの強いメルセデスですが、実はバスや商用車、特殊用途作業車などの分野も得意とするところ
ということでまずは「バス」から

アジアの匂いがするこの派手な塗装のバス
実はアジアとは反対側のアルゼンチンにあるTransportes La Perlita SAというバス会社のもの
 

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美しいヒップラインのボンネットバス
前述のアルゼンチンのバスもそうでしたが、後方上部が丸みを帯びているのが特徴のようです
 

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これは某所で撮影した、中央バス所蔵のボンネットバス「まき太郎」
やはり後方上部が丸みを帯びています
 

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写真はシュッツガルトを走っていた市バスでしょうか
現在のバスはその容積を最大限得ようとしているのか、いかにも角々しいのですが
この時代の丸みを帯びたバスは何だか愛着が持てますね
 

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これまた美しデザインの
「二階建てロンドンバス」
ダイムラーが製作したのが一番最初の二階建てロンドンバスだったんですね
 
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2階の囲いや車体には「VANGUARD(英国の投資信託会社)」や「LIPTON'S(言わずと知れた紅茶専門家)」といった広告が描かれています
ラッピングバスとしても初めての試みだったんですね


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そしていかにもボンネットバスに見えるこの車
 

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車内を覗けるように、足場が置かれていますが
覗いてみるとなんと事務所
どうやらこれ「移動式の郵便局」のようです
よく見ると車、正面上部に「POSTAMT」と表示が出ていました

 
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ご親切に営業時間外の投函のためかポストも設置されていました
 

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1974年サッカーW杯西独大会で、西ドイツ代表選手を乗せたバスも展示
ベッケンバウアーやミューラーなどの代表選手もこのバスに乗ったんだろうと
説明書きを読むと残念ながらこのバスはレプリカでした
 


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けれど2007年のワールドカップ優勝杯や
優勝パレードに使われた車
ガラスケースに飾られる、ドイツ代表にまつわる展示品は本物
そういやこのメルセデス・ミュージアム自体が2006年にドイツで開催されたサッカーワールドカップを機にリニューアルされたんでしたね
 

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メルセデス・ミュージアムのバスはこんな感じ
次ははたらく車でも紹介しますか

さてメルセデス・ベンツといえば高級車のイメージがありますが
それは日本でヤナセがメルセデスブランドを押し上げたのが一番の理由です
実際にメルセデスベンツはヨーロッパを中心に商用車やトラックなどの分野においてそのシェアを稼いでいて
キャンピングカーなどのベース車にトラックやミニバンが使われていたりもします

今回のエントリーはそんなメルセデス・ベンツ製の働く車たち
メルセデスミュージアムにもそんなところを意識したフロアがありました
まずは
メルセデス ・ ベンツのタンクローリー「 LP 1513」( 1974年)
大型トラック「 Lo 6500」(1938年)
ベンツのキャリアカー「1624」(1980年)
後部にトレーラーを接続することも可能で最大11台もの車が積載かのなんだとか
キャリアされているクルマはもちろんメルセデスベンツでした
 

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まずは初期のトラック
「3 トントラック」(1912年)
駆動はチェーンドライブで馬車のようなソリッドラバータイヤと時代を感じさせるトラックです
 

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フロントタイヤが4本も装着されている
「 LP333」(1959年)
 

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ダンプ トラック 「LK338 ケパー」(1960年)
どこかとなく愛嬌ののあるフロントマスクが良いですね


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「 L409 ダブルキャブ ピックアップ」(1979年)
通称「デュッセルドルフ・バン」
正面スリーポインテッドスターの上に「THW」のロゴはドイツの災害救助機関を示しています
 

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ゴミ収集トラック「 Econic 2628 NGT」(2005年)
NGTとは天然ガスを燃料としていているとのことで、名前の通りエコなトラック
特徴は路線バスのような引き戸式のドアで乗り込みが楽なうえ、キャビン内は立って歩ける程の空間を持っているので、写真のように子供が車内でうろうろ出来るほどでした


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さてここでキャリーカーを2台
まずは
「814」(1992年)
このキャリーカーで多くのメルセデス・ベンツを納車したのでしょうね
 

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そして有名な
「レーシングカートランスポータ」
これたしかプラモデルにもなっていたかと思います
 

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働く車の代表格
消防車(1912年)
前述の3 トントラック同様に駆動はチェーンドライブで馬車のようなソリッドラバータイヤ
そのうえ屋根のない運転席
ところで1912年といえば日本では明治時代
ようやく火消しに代わって消防隊が組織されたばかり
消防ポンプ自動車が配置されるには大正時代を待たねばならなかったようです


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メッツ社のターン テーブルが付いたはしご付き消防車
「LF 3500」(1952年)
はしごは22m伸びるんだそうです

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続いて救急車両
モバイル集中ケアユニット 「スプリンター 313 CDI 」(2001年)
 

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そしてメルセデスの働く車と言って忘れてはならぬのが「ウニモグ」
シングルタイヤ・全輪駆動の利便性からか累計40万台以上が生産されています
けれどそのウニモグをさらに有名にしたのが、ダカール・ラリー
カミオン(トラック)部門で競技車として活躍の他、チームの荷物や補修部品を運ぶサポート車として重宝されています

写真のウニモグは「ウニモグ U500」(2004年)
ボンネットにある「Unimog」のロゴが誇らしげです
 

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ちなみに、このウニモグは冬季装備
除雪車仕様となります
前部に見るからに強力なローラリーのローラーが装備されていました
 

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「NECAR1」(1994年)
世界で初めて燃料電池車です
 

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これは働く車ではありませんが、キャンピングカー好きにはよく知るウエストファリアのキャンピングカー
ベースはもちろんメルセデス・ベンツ
「ビアーノ マルコ・ポーロ CDI 2.2」(2005年)
 

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さて次に続きます

今、ヨーロッパにおいてヒストリックカーの価格が高騰
特にブランド力の高い旧車は時として投資の対象となっていますが
メルセデス・ベンツも例外ではありません
今回のエントリーはそんなメルセデス・ベンツのヴィンテージ・ヒストリックカーのお話し
 

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たとえばこの「300SL ロードスター」
メルセデス・ベンツでは珍しいオープンタイプ
一世風靡のスポーツカーですが
1,858台も生産されたにも関わらず、オークションでは2百万ドルを超えるものもあるんだとか
 

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このヒップラインがとてもセクシーです
 

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続いて300SLのハードトップバージョン
「300SLR ウーレンハウト・クーペ」(1955年式)
なんとこの車、生産台数がわずか2台
一体いくらの価値があるのやら

ちなみに2台しか作られなかったため、当時テスト部門の責任者ルドルフ・ウーレンハウトの社用車として使用されたのだとか
 

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カモメの翼のような形状となる
ガルウィングドアと呼ばれているドアを持つ
「300SL クーペ ガルウイング」(1955年)
 

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日本では俳優の故石原裕次郎氏が所有し
仕事の関係で「石原裕次郎記念館」に展示されているのを何度か見たことが有ります
 
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戦後にリリースされた
「300リムジン」 (1951年)
 

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「300S カブリオレA」(1954年)
 

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続いてショーファードリブン
「600」(1963年)
ロングホイールベース4ドア仕様の「プルマン」
この重量級の車体で最高速は200km/hを出すのだとか
 

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「SLS AMG クーペ 電気自動車」(2012年)
バッテリー駆動で750馬力有るのだそうです
 

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最後はワンオフ
ドイツ帝国皇帝 ヴィルヘルム2世が所有した
「770 Fカブリオレ」(1932年)
もう価値がどうのこうのといった枠を超えた車ですが・・・・
 

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そんな車が隣にもありました
それが
昭和天皇の御料車として使用された
「770 グロッサー」
菊の御紋の前で記念撮影

この車をスーパーチャージャー無しの仕様で日独伊三国同盟時代に7台を輸入
後席内装は宮内省支給の西陣織が使用されていますが
うち2台にはうち2台は、陸軍工兵工廠で防弾装甲ボディに改装
タイヤに至っては内部に鉄板が仕込まれ、パンクしても走行可能な特殊タイヤ(横浜ゴム製)が装着されていたそうです
まぁこの車がそうだとは言えませんが・・・・
これまた価値はつけがたい
いやもとい日本人としては価格などでは評価してほしくない1台ですね
 

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そんな御用車をyoutubeで拾ってきました
 


 

次はいよいよシルバーアロー
レーシングカーです

さてメルセデスベンツ・ミュージアム
私の目玉は何と言ってレーシングカー
1890年代からレーシングカーを作っていたメルセデス・ベンツ
代名詞となるシルバーアローで活躍していた1930年代からのレーシングカーがずらりと並ぶ風景はまさに絶景でした
 

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ということでまずは私の好きなラリーカーから
えっメルセデスベンツがラリーに出てたのって、思われる方もいらっしゃると思いますが
出場していただけでなく、これが強かったんです
たとえばこの
「500SLC ラリーカー」(1980年)
このマシンはコートジボワールで開催された
走行距離3315マイルのバンダマラリーで見事に勝利を飾っています
ラリーらしく車体横には
ビョルン・ワルデガルドと
ハンス・ソルセリウス の2名の名が記されていました
 

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280E(W123)のラリーカー「Rallyewagen」Gr.2エントリー
1977年8月〜9月に行われた「ロンドン〜シドニー 3万kmラリー」にてアンドリューコーワンが駆ったマシンです
 

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「230S オフロードスポーツカー」(1939年)
なんとこれもラリー車
ブランデンブルク・ラリーに出場しているのだとか
 

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続いてレトロなレーシングカーたち
私が子供のころ見たアニメ「マッハGOGOGO]の世界がここに有りました
 

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ちなみに私がレーシングカーや車のレースが好きなのもこのアニメの影響が少なからずあったかと思います
 


 
 
「300SL(W194)プロトタイプ」(1952年)
カレラ・パナメリカーナ・メヒコ出場車
 

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続いてドイツ製レーシングカーの代名詞である「シルバー・アロー」の由来となったマシン
「W25」(1934年)
とはいえレース直前に車重が規定の750kgを1kgオーバーしていることが判明、塗装を剥がすという苦肉の策で窮地をしのいだうえ、ニュルブルクリンクにてデビューウィンを飾ったのだとか
塗装をはがしたためアルミ地肌の銀色となったが、それが伝説となり
以後、メルセデスのワークスマシンは銀色のボディカラーを基調とするようになり、ドイツ語で「銀の矢」を意味するシルバー・アローと呼ばれることとなったんだとか
まぁ世の中何が幸いするか分かったものではないですね
 

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「W154 3リッター レーシングカー」(1938年)
まだF1世界選手権が産声も上げていない時代
ヨーロッパ・ドライバーズ選手権で活躍したマシンですが、のちにインディ500にも出走したマシンです
 

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メルセデス・ベンツにF1初の栄冠をもたらし
戦後のグランプリレースを席巻した名車
「300SLR(W196 R) 2.5リッター レーシングカー」(1955年)
ファン・マヌエル・ファンジオが
1954年のF1世界選手権第4戦フランスグランプリで優勝したマシン
翌年も優勝、展示車はその時の改良版です
 
 

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「 W196 R 2.5リッター レーシングカー」(1955年)
ちなみにこのメルセデスベンツと同型のレーシングカーが6年ほど前、ボナムス・ザウテ・オークションで30億円弱で落札されたそうです
 

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「300SLR ミッレ・ミリア」(1955 年)
1955年のミッレ・ミリアでスターリング・モスの乗ったマシン
ゼッケン「722」と桁数が多く思えますが、これは出走時間が午前7時22分だったからなんだとか
 

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マクラーレン・メルセデス MP4-13 F1レーシングカー(1998年)
1998年と1999年と2年連続でF1ワールドチャンピオンに輝いた
フライング・フィンことミカ・ハッキネンのF1マシンです
車体に貼られた「B」はタイヤメーカーをグッドイヤーからF1参戦2年目のブリヂストンに変更した証ですね
 

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これは外装を外した状態での展示
大胆にバイピングされたマフラーやメルセデスベンツのロゴが誇らしげなエンジン
水平に配置されたコイルスプリングのダブルウィッシュボーンサスペンションも手が届きそうな近さで覗いてきました
 

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「W196R 2.5リッター レーシングカー」(1955年)の外装を外したシャシ丸見えのモデルも展示されていました

 

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そんなメルセデスベンツ・ミュージアムの一部を動画で撮ってみました
 


 

最後にミュージアムショップを物色してメルセデスベンツミュージアム探求は終了
 

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次は近くにあるメルセデスベンツ・スタジアムへ

メルセデスベンツ・ミュージアムの窓から望むスタジアム
「メルセデス・ベンツ・アレーナ」
どうやらすぐ近くにあるようです
 

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ということでメルセデスベンツ・ミュージアムを堪能した後はスタジアムを一目見ようと歩いてやってきました
 

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このスタジアムは収容人数6万人をほこるサッカー専用スタジアムで
ブンデスリーガー「VfBシュトゥットガルト」の本拠地でもあります(現在は2部に甘んじていますが、過去はほとんど1部リーグに所属)
ちなみにそのVfBシュトゥットガルト
現在はサッカー日本代表のディフェンス、遠藤航がレンタル移籍しており、今後の活躍が期待されます
もっとも過去にはやはり日本代表の岡崎慎司・酒井高徳・浅野拓磨が在籍しており
このスタジアムで活躍する姿ををTVなどで見られた方も多いかとおもいます


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残念ながらこの日、メルセデス・ベンツ・アレーナでのスタジアムツアーはやっていないようで中には入れません
隣接するファンセンターはやっているよう、ちょっと立ち寄ることにします
 

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ショーウインドウに「VfBシュトゥットガルト」のマークが見て取れましたが
 

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店内もVfBシュトゥットガルト一色
遠藤航がレンタル移籍したのはこの旅の3か月後だったため
買いたいような土産もなく、メルセデス・ベンツ・アレーナを後にしました
 

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さて次はシュツットガルトの春祭り
フリューリングフェスト会場へ向かうことにします

ドイツでミュンヘンに次に大きなオクトーバーフェスト
シュツットガルトの「カンシュタッター・フォルクスフェスト」
その会場となるのはカンシュタッター・ヴァーゼン
ここでミュンヘン同様にシュツットガルトの春祭りこと、フリューリングスフェストをやっているということでやって来ました
昨日経験したミュンヘンのフルーリングフェスト同様に会場に着くと巨大な移動遊園地
観覧車そして屋外のビアホールが私たちを迎えてくれました
 

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伺ったのは、5月3日の憲法記念日
日本では祝日ですが、ここドイツでは平日
しかもまだ昼間ということもあり、フリューリングスフェスト会場は閑古鳥が鳴いていました
 

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移動遊園地にはこんなテント?も
「モンテカルロ・ラリー」と看板には書かれていますが
周りの写真はF1マシン、ついでにシューマッハやセナといった顔ぶれものぞけます
 

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看板から察して「巨大ハンバーガー」といったところでしょうか
アメリカの国旗がそれらしさを伝える屋台です
 

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他にもアルコールなどを提供する屋台もありますが・・・
 

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やはりここはビールでしょうとばかりに
伺ったのは「ゲッケレスマイアー」という巨大なテント
外観からしてこれが数週間しか利用しない仮設の建物には見えません

 
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夜や休日はこうして盛り上がるテントのようですが
(動画はちょっと長いのですが、ドイツ人のストレスの溜まりようと、それを吐き出す過程が見て取れる動画です)
 


 

平日の昼間なので、シュットガルト近郊でこの日休みの方や観光客くらいなのでしょう
テントの中は昨日伺ったミュンヘンのビヤテントとの喧噪とは違い人はまばらでした

 

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そんな平日と言こともあり
「Mittagsangebot」といった平日限定のお得なランチタイムメニュー(12時から15時)がありました
鶏の半身焼きとフリューリングフェスタビールのマスジョッキ(1リッター)を合わせて€14.4(日本円で1,600円弱)
こうしたフリューリングフェストも平日のランチタイムはかなりお得なようです
 

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もっともこうして厨房では、これでもかといった数の鶏がグリルの前でジリジリ焼かれていて
これは頼まねばと思っていて一品
 

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ということで焼き立ての鶏のグリルを肴に・・・
 

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ディンケルアッカー・シュヴァーベンブロイのフェストビール
フォルクスフェスト・ビールをマスジョッキでグイグイいかせてもらいます
 

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オクトーバーフェストでおなじみの1リットルのジョッキ「マス」
ビールが入った重さは約2.3kgともいわれています
そのマスジョッキを8個(18.4kg)を抱え軽々と運ぶディアンドルを着た女性
ドイツでは割とおなじみの景色なのかもしれません
 

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そんなビールを飲みにやってきたのは
「グランドル・ホフブロイ」
 

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ここも平日の昼とあって
先ほど行ったゲッケレスマイアー同様に閑古鳥が鳴いていました
 

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さてここのテントのお目当ては
シュツットガルト・ホフブロイのビール
創業1872年と言われている老舗醸造所で
その起源であるセント・ルーゼン修道院で作られていたビールに至っては15世紀までさかのぼる老舗中の老舗
ホフブロイの名の通りヴュルテンブルグ王家へビールを納めていたのがその名の由来ともなるビール醸造所
そうここシュットガルトもミュンヘン同様ビールの街だったりします

そんな伝統的なビヤホールに置かれたビールのタップは木の樽から注がれたような
そんな造りとなっていました
 

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ここでもシュツットガルト・ホフブロイ自慢のフェストビールをいただきますが
サイズはもちろんマスジョッキとなります
 

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ちなみにここもいったい誰がそんなに食べるのといった
鶏がこれでもかと焼かれていました
ちなみに鶏を焼くオーブンには巨大な煙突が備えられていますが
この厨房を含め、すべて仮設だというのがなんだか信じられません
 

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シュツットガルトの「カンシュタッター・フォルクスフェスト」
この街自体がビール好きが多いのに加え、メルセデスベンツやポルシェなどの工場がある労働者の街であることからか?
秋のフォルクスフェスト期間中は夜な夜な、強烈な活気に満ちたビヤホールとなります

 


 

春におこなれるフリューリングフェストも同様ですが、
今回伺った3軒目は
「ワセンヴィルト(WASENWIRT)」
 

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これまた平日の昼間ということで、空席が目立ちます
 

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こんな時、ビヤテントではランチタイムの割安なメニューを提供していますが
伺ったのはそのランチタイム終了ギリギリでした
 

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ちなみにそんなランチタイムメニューの中心はグリルドチキン
鶏はどこのテントでも人気がありますが、鶏は世界中で食べられる「宗教レス食材」
ムスリムは豚をタブーとしますし、ヒンズーは牛を食べません
仏教に至っては動物の肉は食べないとの事ですが・・・・
こうした理由から世界中から愛される食材としての鶏があります

世界中から観光客が訪れるシュットガルトのフリューリングフェスト
たぶんそんな意味合いから鶏が重宝されているのでしょうね
どこのテントの厨房もこうして鶏がこんがりと焼かれていました
 

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ということで本日2回目の鶏のグリルの半身
マスジョッキ(1ℓ)のビールと合わせても€14.8と格安でした
 

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ビールの銘柄はシュツットガルト・ホフブロイ
「グランドル・ホフブロイ」でも頂いた
ここシュットガルトでは欠かすことのできないビールのようです
 

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シュツットガルトではポルシェミュージアム・メルセデスベンツミュージアムで名車の数々を堪能
その後フリューリングフェスト会場ではたっぷりのビールを味わいましたが
ミュンヘンに戻るICEの乗車時間までにはまだ時間があることから
シュツットガルト近郊のエスリンゲンまで足を延ばすことにします
写真はそんなエリンゲンのシンボル、アグネス橋からの眺めで、この風情ある運河地区は「小ヴェニス」とも呼ばれています
そんな街全体が絵葉書というかインスタ映えする景色に溢れるのがネッカー河畔の古都・エスリンゲン

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シュツットガルトからおよそ15キロ
列車でわずか10~15分ほどのところにエスリンゲンはありました
 

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再びSバーン・S1線に乗り込み向かいましたが
S1線沿いの山肌にはこうした葡萄畑が延々と続いていました
そうシュツットガルトは工業都市だけではなく、こうした葡萄畑に囲まれた街だったりもします
ちなみにフェラーリ・マセラティなどの有名イタリア車メーカーのあるモデナ・マナレッロ近郊そしてFIATのあるトリノもこうした葡萄畑が延々と続いていました
葡萄畑と自動車産業ってなにか縁があるのではないか?
なんて勘ぐってしまいます
 

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さてほどなくエスリンゲン・アムネッカー駅に到着です
ここで滞在できる時間は1時間くらい
まぁ2度目の訪問なので地理はつかんでいますので、なんとかなるでしょう
 

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エスリンゲン・アムネッカー駅から旧市街に向かいますが
その道からして街並みがとてもオシャレ
 

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やがて旧市街
エスリンゲンの代表的オブジェクト
棒の上を歩いている人「スカイウォーカー」の塔にたどり着きました
 

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「内陸部の橋」
街の真ん中を流れていた河川には湾岸工事が施され、現在は車も走る道路
陸の橋となっています

 

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こちらにはネッカー河の源流が流れていますが
小ヴェニスというのもうなずけます
 

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さてエスリンゲン旧市街のハイライトとも言えるのが、このラートハウス広場
中心に立つ旧市庁舎は「町の中で最も美しい建物」といわれています
 

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続いてマルクト広場
広場から奥に塔が顔をのぞかせていますが
14世紀から15世紀にかけて建設された聖母教会
この広場では毎週水曜と土曜煮日に青空市が開催されているようですが
12月になると有名なクリスマスマーケットも開かれるようで
中世の街並みとマッチして素晴らしい景色が見られるのだとか
 

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エスリンゲンの町並みを一望できる丘に登ってみました
この丘からは「ザ・ドイツの田舎風景」なるものが望めます
これも第二次世界大戦時
きっと連合国軍側にエスリンゲンのこの風景を残そうとする
なんらかの配慮があり爆撃が最小限に抑えられたからじゃないかと思わせます
 

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そんなエスリンゲンの中世時代
この地方で最も守りの固い城塞都市でした
 

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そんなエスリンゲン城塞の頂上にはこんな芝の広場が広がっています
地元の方なのでしょう、気持ちよさそうにピクニックしている人の姿も見られました
普段から弾丸旅行ですが
こういう風に楽しみたいものですね
 

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さてエスリンゲンはワインの産地でもあります
ドイツのスパークリングワイン「ゼクト」といえばここエスリンゲン
ゼクト発祥の地でもあり
エスリンゲン城塞を囲む斜面にはいろいろな種類の葡萄が植えられていました
 

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そんなワイン関連の職業の方々でしょうか
スーツ姿で見て回る集団と一緒に見て回ることに
 

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こんな感じでエスリンゲンを早足で観光
またSバーンでシュツットガルトに舞い戻り
滞在するホテルのあるミュンヘンまで、ドイツの誇る高速鉄道ICE(けどちょっと汚い)で2時間半のテツな旅を楽しみます
 

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ドイツ製品といえば高品質なイメージがありますが、その背景にあるのは、確かな技術力
そんなドイツの工業力を知らしめる博物館がミュンヘンにありました
その名も「ドイツ博物館」
展示面積は4万5千平米
常時約1万7千点の展示がなされているのだとか
 

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ミュンヘン・マリエン広場から少し歩きますが、さほど苦にならない距離なので歩いて伺うことに
途中マリオンプラッツの市場などに立ち寄りつつ向かい開館時刻に合わせて到着
入館料€14(1,680円程)を支払い入館いたします
 

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入館してすぐ1階の吹き抜けとなっているメインホールには
高々とマストがそびえる帆船が展示されている船舶エリアがありました
 

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蒸気機関を使った「ロコモービル」(Rウルフ社製)がピカピカに整備され展示されていました
展示されているものは1858年当時
実際に農場で活躍していた蒸気エンジン式トラクターです
こうした古い機械のメンテナンスを続けてきたドイツ人の職人気質が見て取れる展示です

ちなみに私の持論ですが、世界を代表するスーパーカーのメーカー近郊には
農場が広がっているケースが多いのが特徴です
シュツットガルト周辺にはワイン用の葡萄畑が広がっていましたが、フェラーリやマセラティの工場のあるモデナ周辺はバルサミコ酢の有名な産地と
こうした機械は壊れるのが常、農家の方は手先が器用でなければならず
広大な土地に加えて、そうした人材も豊富にいたのではと思っています

 

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古い時代の油井でのポンプ採油機器が数多く展示されています
今にも動き出しそうなものばかりと思っていたら、実際に動くのだそうです(もちろん電気を動力としてですが)
 

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ちなみにこの博物館での私のお目当てが
「大西洋の狼」の異名をとるドイツ海軍の潜水艦「Uボート」
しかも展示されているのは最初のUボートである『U1』(1906年)が展示されていました
ただしんこのU1
第一次世界大戦勃発時には既に時代遅れのモデルとなってしまったため
訓練のみに使用された潜水艦
まぁだからこうして残っているのでしょうけど
 

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エンジンからスクリューにつながるシャフトが見て取れますが
そのメカニズムより
こんな狭い空間で機械を操っていたことにびっくりです
 

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他にも潜水関連の展示がずらり
これは深海探査船なのでしょう
 

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「アビス」と名の付けられてのは遠隔操作無人深海探査船でしょうか
深海での作業服も展示されていました
 

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天文学エリアには
電波望遠鏡の一部も展示されていました
 

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工作機械のエリア
現代における工作機械だけではなく
 

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いかにも古そうな工作機械が、一つのエンジンからベルトでつなげられています
ドイツの近世における技術の発展を物語る初期の機械なのでしょうね
 

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模型ではありますが、戦艦もありました
まずは「戦艦シャルンホルスト」
 

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そしてドイツと言えばやはりこの「戦艦ビスマルク」
ドイツの科学力や知識の粋を集めた戦艦は
子供にも人気の模型でした
 

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古き良き時代の「ガラス吹き」が再現されたコーナー
 

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現代は写真のような設備でビールやワインの瓶が作られていますが
ビール消費大国のドイツということもあり
需要は底なし、きっと昔からたくさん作られていたんでしょうね
 

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そうしたガラス関連の技術は他にも継承されています
もちろんドイツを代表する自動車産業にも影響しているようで
飛散防止のフロントガラスの展示も有りました
ちなみに「アウトバーンのポルシェに小石が食い込む」
なんて逸話があるのもここドイツならでは

けれど最近ではそんなドイツ車のフロントガラスのサプライヤーには「旭硝子」の名も見られ
ベンツのフロントガラスにも採用されているようです
 

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玩具の展示ゾーンにはなんとデンマークを代表する玩具メーカーの「LEGO」
ちなみにここミュンヘンからもほど近いギュンツブルクに「レゴランド・ドイツ・リゾート」が開園していました
なにか縁深いところがあるのかもしれません
 

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さて正面玄関側に戻ってきました
階段を上がった先には空の展示エリアがあります
 

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航空パイオニアの1人
オットー・リリエンタールの飛行機のレプリカもありました
ちなみにリリエンタールのこうした飛行機での飛行実験はドイツだけでなく世界中で報道され
あのライト兄弟もリリエンタールの飛行機に影響を受けたのだとか
 

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うやうやしく展示されているのは
そんなライト兄弟が発明した
世界最初の飛行機と言われる、有人動力飛行機(1909年)
「フライヤー・スタンダードA号」
うやうやしく展示されているわけは
なんとこの飛行機、実際に彼らが空を飛んだ実物なんだそうです

ちなみにスミソニアン博物館でも同様の物を見てきましたが、それは確かキティーホーク号
スミソニアンは何を展示してきたか
なんだかわけわからなくなってきました
 

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他にも第一次世界大戦あたりで活躍した飛行機も展示されていました
なんだか宮崎アニメの「紅の豚」辺りを彷彿させます
 

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場違いな化石の展示物も
始祖鳥
いやもとい翼竜の化石でしょうか
空の展示エリアにありましたのできっとそうなのでしょう
 

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そうそう日本の蛸も空の展示コーナーに展示されていました
 

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こうした展示物のほとんどが、じかに見てその動作が確認できるようなものばかり
そうここは体験型博物館の先駆け
こうした施設が将来のドイツの工業力を支えていくんでしょうね

ちなみに私自身ちょっと勘違いしていました
というのもここのメッサーシュミットをはじめとした第二次世界大戦を戦い抜いた航空機の展示もあるものばかりと思っていたからでした
実際には航空部門と交通部門は別途、分館がありここからは結構な距離を電車で向かわねばなりません
この日はサッカーの試合にもいかねばならぬためメッサーはあきらめることに

世界一有名なビアホール「ホフブロイハウス・ミュンヘン」
1589年の創業で1,300人以上を収容出来るビアホール
地元は無論、世界中のビール好きが集まることから、いつも混んでいるビアホール
けれど午前中なら夜の喧騒は無いと、ドイツ博物館を楽しんだ後すぐにやって来ました
 

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そのホフブロイハウス・ミュンヘン
大手を振っての話は出来ませんが、ここは1920年に、ヒトラーがナチスの旗揚げ集会を開いたことでも有名だったりします
ちなみに私自身は4年前に伺ったホフブロイハウス・ベルリンについで2回目の訪問となります
 

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1階の中庭にはビアガーデンとして使える席もありましたが
ここを訪れた5月、午前中だったこともあり気温も低く
ここでビールを飲む気にはなれませんでした
 

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ここのスタッフはジョッキにビールを注いだり
料理を運んだりで、いつもてんてこ舞い
とても入店してきた客を相手になどしてられません
スタッフからは忙しんだから勝手にどこか座ってっといったオーラが漂っていました
 

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とはいえ、まだ午前中だというのに、席はほぼ満席
もっともここは相席が当たり前
どこか座れそうなスペースがないか探していたところ
写真のグループの方にここ座れますよと声をかけられ
ようやく席に着くことが出来ました
 

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さてここで飲むのはやはりなんといってもオーソドックスなラガータイプである「ホフブロイ オリジナル」
もちろんマスジョッキ(1リットル)でいただきます
ヴァイスビールは500mlの専用グラスで出てきました
 

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そんなビールのつまみ
ドイツ発祥のパン「プレッツェル」は、民族衣装ディアンドルを着た売り子さんが回って売っていました
 

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我が家が頼んだのは
ヴァイスヴルスト(白ソーセージ)
挽肉は仔牛肉とベーコン
パセリ、レモン、ナツメグ、玉ねぎ、生姜などで風味づけられた手の込んだソーセージ
ちなみに鮮度が命のヴァイスヴルストは午前中に食べるのが定番なんです
それを皮を捲りつつ袋入りのマスタードをつけていただきます
ちなみにそのバイエルン風のマスタード
ちょっと甘めですがこれがヴァイスヴルストによく合います
 


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この日、ミュンヘンのアリアンツアレーナで地元バイエルンミュンヘンとハノーバーの試合があるので、その前祝いでしょうか
バイエルンミュンヘンのサポーターにホフブロイハウスはほぼ占領されていました

 

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そうそうお店の一角
入り口近くにはジョッキが保管してある部屋がありました
これは常連客の特権であるボトルキープならぬ「ジョッキキープ」
これがここミュンヘンの一種のステイタスだったりするのだとか
 

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ちなみにここで一杯ひっかけた後
サッカー観戦のためアリアンツアレーナへ向かうこととします

かつてはバイエルン王室やドイツ帝国皇帝など
王室御用達の歴史を持つミュンヘンの美食の殿堂「ダルマイヤー」
ホフブロイハウスからもほど近く、土産物を物色しようとやってきました
 

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ダルマイヤーは
ヨーロッパ最大のデリカテッセン企業
ショーケースには「ビーフ・ウェリントン」「鮭のグラブラックス」など画像でしかお目にかかったことのないような高級そうな総菜が並びます

日本でも高島屋が輸入販売を行うほどのブランドですが
店内にはいかにも常連らしきかなりの年配者が多くてビックリ

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300年前からそうだったのか
この店には海に面していないバイエルン州では手に入りづらい新鮮な魚介類がうやうやしく並びます
 

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それにバイエルンの伝統製法を受け継ぐハム・ソーセージももちろん
 

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ダルマイヤーと言えば300年の歴史と伝統を誇るドイツコーヒー
世界中で親しまれているコーヒーブランドでもあります
本店店内には陶器製の壺のような容器にコーヒー豆が入っていてオーダーのたびにこの陶器の下からコーヒー豆を出していました
 

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もう一軒、土産物探しに伺ったのが
ドイツでも屈指の大型デパート
「ギャラリア・カウフホーフ」

ここの地下の食品フロアは、世界各国の食材が揃うコーナーが
ここでいかにもドイツっぽい調味料などを物色します
 

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まずは果物などの生鮮食品
 

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ドイツならではの肉加工製品の数々が並んでいますが
残念ながら検疫の関係で日本には持って帰れません
 

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そうそう精肉そのものも並んでいました
 

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デパ地下のレストランって魅力を感じますね
 

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驚いたのがミュンヘンのデパートやスーパーにはこうした燻製ものが豊富に置いてあります
やはりミュンヘンは内陸部ということもあり、現代のような流通が行き届かない時代の産物なんでしょうね
鯖などは丸々一匹、燻製にされていました

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ということでギャラリア・カウフホーフで買ってきた、丸々一匹の鯖の燻製
肉製品とは違い、魚は海でつながっているということなのでしょう
魚は検疫には引っ掛かりません、ということでお土産にし
日本に戻ってからいただきました
ドイツビールも土産に買って帰りましたが、やはりここは日本酒でしょうと
上川大雪酒造の特別純米 日高産 彗星で合わせることに
 

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写真はFCバイエルンの本拠地アリアンツアレーナのチケットです
ちなみに2018/19シーズンのホームゲーム平均入場者数75,000
つまりいつも満席を誇りますが、チケットはいつも販売と同時に完売
日本から渡航の際、ちょっとサッカーの試合でも見てみたいなんて、夢また夢でした
けれど我が家の奥さんが、転売サイト「Viagogo」で定価の3倍ほどではありましたが
今回のゴールデンウイークに合わせてチケットを取っていてくれました
 

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ということでミュンヘン3日目はFCバイエルン・ミュンヘンVSハノーファ96の試合を観戦するため
Uバーンに乗り込みフレットマニンク駅までやって来ました
ところがそんな人気のFCバイエルンの試合なのにUバーンは多少は混んでたものの普通に乗車出来ました
75千人の観客はどうやってスタジアムにと思っていたら
フレットマニンク駅からスタジアムへ行く道すがらバス専用駐車スペースがあるのを見かけました
ここだけで駐車台数は350台、他にも駐車台数も9800台が収容できる巨大な立体駐車場を備えるなど
スタジアムへのアクセスはかなり充実していました
 

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フレットマニンク駅からスタジアムまでは徒歩で約15分ぐらい
その間にダフ屋?らしき人がチケットを掲げていました
いやもとい、ダフ屋といってもその道のプロではなく、チケットを余らせたサポのようです
このあととある少年が親に連れられてきてこの方からチケットを買うシーンを目撃
そんな一コマがなんで記憶に残っているかと言うと、そのチケットを手にした少年の嬉しそうなリアクションが半端なかったからでした
確かに75千人もチケット購入者がいたら当日連れが行けなくなった・・・なんて話はいかにもありそうな話ですからね
このあとこの少年はFCバイエルンの試合を堪能したことでしょうね
 

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そんなアリアンツアレーナのセキュリテイチェックはかなり厳重
手荷物検査などはA4を超す大きさのカバンやリュックはスタジアム内に持ち込めないとのことで結構な方が止められていました
ちなみにそんな荷物は荷物預かり所に預けるようですが手間がかかるのでサッカー観戦は身軽に行くのが一番のようです
 

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入口手前に見えるのはバイエルンのマスコット「ベルニー くん」です。
2005年ドイツW杯の会場の一つとして2005年に建設された
その後優勝26回を数える名門クラブ
FCバイエルン・ミュンヘンの本拠地となった「アリアンツ・アレーナ」
リーグ戦などの立ち見席(13,500席)が設置されている試合では最大で75000人を収容するスタジアムです
繭のような外観は半透明の高機能フッ素樹脂フィルム「アフレックス(AGC旭硝子製)」で覆われているんだそうで、なんだか誇らしいです
ちなみに夜は試合開催日はクラブカラーである「バイエルン・ミュンヘンの赤」「ミュンヘンの青」ついでにドイツ代表戦などでは白にそれぞれ発光するのだそうです
 

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さてヨーロッパでのサッカー観戦で一つ気になるのが、フランスの「エヴァン法」のようなスタアジアムでのアルコール禁止令
確かにフーリガンなどが出没するヨーロッパにおいてスタジアムでの酔客は敬遠したいのがやまやま
ただしここドイツでビールが飲めないなんで、それこそ暴動が起きてしまうようで
ビールは販売されていました
そんな販売店「キオスク」に樽生ビールが搬入されるのを目撃することが出来ました

ちなみにビールの銘柄はわざわざ見るまでもなく「パウラナー」ということは想像できます
そうFCバルセロナのスポンサーはミュンヘンの老舗ビールメーカーのパウラナーですからね
 

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今回チケットが取れたとはいえ、取れたのは3階席
けれど結構試合は楽しめるポジションでした
さすがサッカー大国ドイツ
このスタジアムの観客席の角度等充分心得ているようです
 

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そんな座席のすべてには屋根がかかっていました
これまたAGC旭硝子製のアフレックス
この日は小雨がぱらついていましたが、雨の心配なく試合が観戦できます
えっ選手は雨で濡れるんじゃないのって
雨で濡れるのはスポーツですが、観客は濡らさないのもまたヨーロッパの貴族社会の延長のようです
 

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そんな屋根に
ヨーロッパ最大の液晶モニターがゴールの上に1つづつ吊るされていました
 

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だたし座席は無機質なシルバーカラー
そのわけは以前もう1チーム「TSV1860ミュンヘン」がこのスタジアムをホームとしていたからほかにありません
これが無ければ真っ赤なスタンドなんでしょうが、シルバーアローがドイツカラーであることは
メルセデスベンツニュージアムでさんざん見てきた私には当然に思えます
 


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座席を確認したら次は記念撮影
というのも試合が始まってから観客席以外でこんな事したらファンが黙ってません
実際試合中に中指を立て合い喧嘩している様子も見ることが出来ました
 

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そんな周りを見回しているうちに
いよいよ試合開始
 

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99%FCバイエルンのファンで埋まったスタジアムが後押しして試合開始
途中ハノファーに所属する原口元気の活躍も見られましたが試合はFCバイエルンの圧勝
帰りの脚を鑑み早めにスタジアムを後にしましたが、スタジアムを後にした後すぐにロッペンがゴールを決め美味しいところを見逃してしまいました
つでにロッペンはその後現役引退を発表
良いところをすべ手見逃してしまいました
 


 

見逃さなかっらのが」
「グリーンキーパー」芝生の育成と手入れ
天然芝と人工芝を混ぜ合わせたハイブリッド芝の手入れは日本で見ることのない景色でした
 

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1634年創業のミュンヘンを代表するブリューワリーの一つであるパウラーナー
フランクフルトに着いた夜にも行きましたが
今回伺ったのは、その醸造所に併設されているパウラナー直営のビアホール
「パウラーナー・イム・タール」
 

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バイエルン・ミュンヘンの試合を見た後
正確には試合終了5分くらい前にスタジアムを出て、大急ぎでUバーンに乗り込み
マリオンプラッツに舞い戻ってやって来たパウラーナー・イム・タール
私が席に着いてからしばらくたって、バイエルンのマフラーなどをしたいかにもサポーターも大勢この店にやって来ました
そうこのパウラナーはバイエルンミュンヘンのメインスポンサー
本来のファンならバイエルンの勝利を祝うならやはり
ここパウラーナー・イム・タールしかないでしょうからね


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と言うことで私もバイエルンの勝利を祝って乾杯
 

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頼んだのは、ドイツで売り上げ№1を誇る「ヘフェ ヴァイスビア(白)ビール」
それと「ミュンへナー ドゥンケル」
 

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ビールに合わせるつまみは、メニューにあるこの店のおすすめ
「オリジナル ウインナー シュニッツェル」
このシュニッツェルには私にはあまり良くない思い出があります
それはベルリンのホフブロイハウスを訪れた時の事
ホフブロイのスタッフであるデイアンドルをまとったスタッフに
ドイツビールのつまみの定番「プリッツェル」を頼んだところ
よほど発音が悪かったのか出てきたのが「シュニッツェル」
断るわけにいかず食べたシュニッツェルこれが美味かった
 

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ということで2回目のドイツ観光
前回思いがけず堪能したシュニッツェルを今回も食べようと
やって来たのがシュニッツェルが美味いと評判のパウラーナー・イム・タールだったわけです
そんなシュニッツェル
仔牛の肉を薄くたたいてバターで揚げたカツレツ
マスタードが効いたサラダに、カリカリに仕上げたジャーマンポテトが添えられていて
ビールによく合い
ミュンヘン最後の夜を堪能いたしました
 

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ドイツ最終日
早朝、ミュンヘン中央駅へとやって来ました
ここからは手前に停車中の高速列車ICE 3に乗って
空港へ向かうためICE6号線でフランクフルトに向かいます
 

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まずは朝早くにホテルを出てきたので
ミュンヘン中央駅で朝飯を食べようと駅構内の売店を物色
ショーケースにはパリパリのクロワッサンなど美味しそうなパンが並んでいました
 

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ということで朝飯用にローストビーフサンドとプリッツエルのカマンベールチーズサンド
ついでに昨晩訪れたパウラナーのヘフェ ヴァイスビアを購入
2階の駅構内が見渡せるベンチに腰掛け、朝からビールやっちゃいます
 

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けれどよく考えると
高速列車ICEにはこうした車内販売も回ってくるうえ
 

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食堂車も備えられています
ミュンヘンからフランクフルトへは高速列車と言えど3時間ほどかかりますので
こうしたサービスを楽しむのもまた海外テツの楽しみだったかもしれません
ですが、わかってはいるもののなかなか勇気がなく試せないでいるのが実情
まだまだ修行は足りないようですね
 

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そうこうしている間に、いよいよフランクフルト中央駅到着、そんなタイミングで見えてきたテレビ塔「Europaturm」
高さは337mでドイツで2番目に高い塔なんだそうです
 

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そんなわけでフランクフルト中央駅に到着
搭乗する飛行機は夜の便なのでそれまでここフランクフルトを楽しもうと
スーツケースをコインロッカーに預け入れ・・・・って思っていましたが
コインロッカーは荷物で埋まっており、なかなか空きがありません
ようやく見つけたコインロッカー
当然コインが無いと預けられず缶ビールを紙幣を使ってコインをお釣りにもらい
ようやく預け入れ出来ました
ここドイツではトイレに入るにもチップのコインが必要だったりと
コインはいつも持ち歩かねばならぬ、ドイツの必需品ともいえるアイテムだったりします
 

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14世紀から行われているフランクフルト最古の伝統あるフェスティバル「ディッペメス」
もともとは家庭用品を売買するマーケットのうち、特に陶芸家ご自慢の壷や鍋がここに集まつていたことから名が付けられたようです
陶器の鍋を意味する「Dippe」が語源なんだとか
 

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フランクフルト中央駅からUバーンで
このフランクフルトの春祭りディッペメスへとやってきました
ここでもミュンヘンのフュルーリングフェスト同様に
移動遊園地だけではなくカリーヴルストをはじめとした美味しそうな食べ物の屋台が並びます
 

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もちろんフランクフルト名物?ソーセージもあちらこちらで焼かれていて
 

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ソーセージ専門の屋台「インビス」はどこも同じような円形の大型コンロでここフランクフルトが発祥の「フランクフルターソーセージ」が美味しそうに焼かれていました
 

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でもここに来た目的は何といってもビールのテント
ヘッセン州で1番大きいビール醸造所「ビンディング」もありましたが
残念ながら野外のテント
フランクフルトの5月はまだ肌寒く
ここは室内のテントを探します
 

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そこで見つけたのが「フェストハレハウスマン」というテント
テントと言えどとても仮設とは思えない建物です
 

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さてここを伺ったのが、平日のしかもまだ午前中とあって
どこの屋台もまだ営業はしていても客はまばらな状態でした
 

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ということで頼んだのは
シェッファホッファフェヴァイツェンとBINDINGのエクスポート
 

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ちょっと寂し気なテントではありますが
BINDINGで乾杯
 

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ところで食べ物のコーナーが何か物足りないと思っていたら違いました
何と外側にソーセージ専門の屋台「インビス」が備えられており
ここでソーセージを買って中で飲むのがここフラントフルト流のようです
 

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フェストハレハウスマンからの帰路
まず絶叫マシンの奥に見えた航空機
どうやらフランクフルト空港から飛び立った機体のようですが
今晩こうして飛び立つんだよな~
ドイツの旅も短かったな~と感慨ふけってしまいました
 

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とは言えフランクフルト空港から飛び立つまでまだ時間が有りますので
フランクフルトの街をぶらつくため、またUバーンに乗り込み向かうことに
 

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ちなみにこうした移動遊園地やインビスのオーナーたちはこうしたキャンピングトレーラーで寝泊まりしながら、ドイツ各所で行われるお祭りを渡り歩くようです
 

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麦芽、ホップ、水そしてわずかな酵母のみの原料で作るというドイツのビール純粋令
ビール好きの厳格なドイツ国民ならではの法律ですが
クラフトビールにはそれにもう一つ二つのエッセンスが加えられる、ビール純粋令からすとまがい品
そんなビール大国ドイツにあっても世界的なクラフトビール人気にあやかり、ドイツにおいてもまがい物のクラフビールが大人気
ということで今回フランクフルトで人気のクラフトビールが楽しめるお店へ向かうことに
 

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それがビアバー「Naiv(ナイーブ)」
本来はレストランなんでしょうが、このお店日本ではビアバーとして知られているようです
まぁ同名の酒屋が隣にあるだけあって美味しいお酒が飲めるのはお墨付き
元々はレストンとそのウエイティングバーだったんでしょうが、そこでのむ様々なビールが口コミで広まったようです

 

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バーカウンターの奥にはビールの他にもいろんなお酒が並んでいます
カクテルなんかも頼めるそうです
 

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ビールもドイツビールだけかと思いきや、ベルギーやフランス、チェコなんてビールの銘柄も見られます
 

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ということで今回頼んだのは
ビールテイスティングセット(I ♡ BEER TASTING TRAY)
上の写真のメニューに8種類のビールが載せられています
「NAIVI♥LAGER」
「Brauhaus Riegele Augsburger Herren Pils」
「Brauerei Flugge Fil」
「FrauGruber Pleasure Seekers」
「BrewDog Elvis Juice」
「Stone Brewing -Berlin Cosmic Lsland」
「Privatbraueri Sander Maibock」
「 EulCHEn Brauerei Helles」

そのうち4種類を選びます
もちろん夫婦で×2種
つまりは8種類全部をテイスティング
特に気にい入った『ブリュードッグ エルビス ジュース』というグレープフルーツを使ったIPA
日本で見かけたら間違いなく手に入れたいビールが一つ増えました
 

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てなわけでドイツで思いもしなかった
クラフトビールを味わうことになりました
 

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短かったドイツの旅も終了
フランクフルト国際空港へ舞い戻ってまいりました
ここフランクフルトは金融都市ということもあり日本人ビジネスマンが多く訪れる都市でもあることからJAL便もあり
当然のごとくファーストクラス・チェックインカウンターがあり並ばずにチェックイン
・・・と思っていたら、結構並んでいました
そうここを訪れる日本人ビジネスマンはたいていステータス保持者ですからね
そんなチェックインカウンターにはミニチュアのコイノボリが飾られていました
 

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さてセキュリティを通過、ラウンジに入ろうとしたところ
そこら中に日本語が飛び交っていました
エッ何でと思っていたら、それがツアー客であることが判明
どうやらリッチなビジネスクラスのドイツツアーの団体と鉢合わせたようでした
ガイドさんの話に聞き耳を立てると
老舗のツアー会社の催行とあって、こうしたラウンジに立ち寄るのもツアーの楽しみの一つのようです
 

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とは言え、そうした高級ツアーであっても
立ち寄るのはJALのサクララウンジ
流石にファーストクラスラウンジには侵略しないようでした
 

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このラウンジの特徴は個人用デスクが付いた席が多いという事
やはりここファーストクラスラウンジはファミリーよりはビジネスマンの利用が多いのでしょうね
 

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席にはこうしたコンセントが備えられていますが
通常のコンセントに加えUSBジャックも備えられていました
これって嬉しい設備です
 

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さてここでいつものように
フランクフルト国際空港 JALファーストクラスラウンジ探求
まずは飲み物から
 

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リキュール類は御覧の通り充実
ただワインは何故かスペインワインの「テンプラニーリョ」
それとフランスワイン「Beaux Lieux Syrah」
えっドイツに美味しいワインは腐るほどあるだろうと思ってしまいました
 

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そうそう冷蔵庫の中にはやはりドイツワインがずらり
けれどやはり目に入るのは、今まで浴びるほど飲んできたドイツビール
世界で一番飲まれているドイツビール「ベックス」
それにミュンヘンで人気の「フランツィスカーナー」
下段に有りましたが、やはりこれしかないでしょう
 

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ということでビールの前にまずはシャワーでさっぱり
 

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フランツィスカーナー・ヴァイスビアを頂きます
最初ドイツに来て以来、病みつきとなっているヴァイスビア
大抵の食事に合いますが
まずは野菜サラダにチーズ、ハムといった前菜から
 

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ラウンジのビュッフェにはラップやサンドイッチ
残念ながら前回来たときあった「フランクフルトソーセージ」は見当たりませんでした
 

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紅茶やコーヒー
ケーキなどの甘味物もありますが今回これらはパス
 

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食事としてはまずはスープ
STAUBの鍋で提供されるのは
「アスパラガススープ」ともう一つは何と「味噌汁」
しかもこの味噌汁が、しっかりと出汁の効いた味噌汁なんです
やはりここはJALのファーストクラスラウンジということを思い起こさせます
 

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他の料理もSTAUBの鍋で提供
美味しそうな「豚肉と茄子の炒め物」
それに加え
 

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無垢特製「特製まかないチキンカレー(JALフランクフルト限定)」


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えっ「無垢」って何って思われる方も多いかと思いますが
これがフランクフルトで屈指の人気ラーメン屋「無垢(MUKU )」
ドイツで食品卸しの商社マンとして働いていたという山本真一さんが開いたラーメン店で
化学調味料を使わない無添加のラーメンはドイツワインにもよく合うんだとか
 


 


ここはJALフランクフルト特製カレーに飛びつきました
ドイツに来てからと言うものサンドイッチとソーセージで過ごしてきたことから
カレーとともにご飯が美味しい
「お茶漬けナチュラリスト」と罵られようが、やはり私は国際人とは程遠いようです
福神漬けや漬物たっぷりで美味しく頂きました
 

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フランクフルト空港
第二ターミナル コンコースD搭乗口からの眺めです
目の前にはこれから乗り込むJAL408便のB787の機材に加え
JAL同様、oneworld加盟航空会社のブリティッシュ・エアウェイズの機材が見て取れます
 

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ということで乗り込んだのは
フランクフルト19時40分発、成田行きJL408便
優先搭乗サービスのプライオリティはビジネスクラスと一緒でした
 

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飛び立ってほどなく、眼下にフランクフルト・アム・マインの街並みと都市の名となっているマイン川が見えてきました
 

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さて最近の私の旅のアイテムの一つに
この組み立て式の座椅子があります
別段座るのに必要だったのではなく、これは足置きのために持ち込んだもの
高々これだけのものですが、これが結構楽
その証拠と言うわけではありませんが、この後の記憶がまったく無く寝込んでしまったようです
 

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と言うことで、その後起きたのは
成田空港まであと2時間ほどといったタイミング
ここで朝飯替わりに、昨晩食べるはずだった機内食を頂くことに
機内食は和食をチョイス
そうドイツではパンとソーセージを繰り返し食べていたので
やはり和食が恋しかったんです
鮭定食ならぬ、トラウトサーモン焼き定食らしき機内食を堪能いたしました
 

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そんなこんなで11時間半のフライトで、成田国際空港に到着
9連休ともなった長いゴールデンウイークともあって
ゴールデンウイーク最終日の成田空港は流石に混雑しておりました
 

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そんな成田空港を後にし
リムジンバスに乗り込み羽田空港へ
人気のリムジンバスにはスマホ充電用なのか、USBの充電ソケットが有りました
 

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ほどなく羽田空港へ到着
チェックインを済ませセキュリティを潜り抜けたら
JALのDPラウンジへ
松の盆栽が向かい入れてくれました
 

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こちらもDPラウンジとは言え、ゴールデンウイーク最終日らしく
いつになくたくさんの人が訪れていました
 

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ラウンジに来たのなら
シャワーを浴びてさっぱりしたうえで
 

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まずは日本を代表とする、生ビール4種
サントリー・プレミアム・モルツ、ヱビスビール、キリン一番搾りプレミアム、キリンハートランドの飲み比べ
ドイツの味の濃いビールを呑んだ後、飲んだビールは物足りない感もありましたが
日本のビールも気取らない味が胃袋に染みました
 

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他にアルコールは北海道産本格焼酎
「じゃがいも焼酎 喜多里」
それにバランタインの17年
 

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さてフードコーナーにあるおにぎりは2種類
ごま塩鮭、鶏五目ごはん
 

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いつもの出汁の効いたお味噌汁に加えて
具沢山の和風スープを初めて食べましたがこれが美味かった
 

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てなわけで昼食はこんな感じ
 

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そしてJAL DPラウンジと言えば
エリックカイザーのエクメックレモンティー
そしてJAL特製カレーパン
 

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国際線ターミナルを眺めつつ
カレーパンと4種のプレミアムビールで今回の
ドイツの旅を締めくくりました
 

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