ローマの正月2013の最近の記事

永遠に続く、たった一日の恋
ちょっとした理由も有り『ローマの休日』を製作50周年記念デジタル・ニューマスター 版をレンタルDVDで見ることになった

さてこの映画で名声を得たオードーリー・ヘプバーンが演じたのはヨーロッパきっての古い歴史と伝統を持つ某国の王女アンとあるが
英国はエリザベス2世の長女に「アン王女」という人物がいます
まあこの映画の主人公はそのモデルではないとは思いますが、古い歴史と伝統を持つ某国というのはこれはどう考えても英国のことのように思えました

「パパラッチ」の先駆け映画だったのかもしれません
 

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さてこの映画でオードーリー・ヘプバーンがローマの街をベスパにまたがり二人乗りで駆け抜けるシーンがありますが、この映画のためにどれほどのベスパが売れたことでしょうなんて余計なことを考えつつ観てしまいました
そのほかにもローマの美容院で髪の毛をショートカットにし、スペイン広場でジェラートを食べる
、真実の口を訪れたり、サンタンジェロ城前のテヴェレ川でのダンスパーティーに参加したりと
現在の世なら、観光関連の企業から沢山の協賛がつきそうな
そんなローマ観光奨励の映画とも思える作品でした

というのもこの映画のDVDを借りてきたのには冒頭で述べた通り理由があります
そうこの正月の連休を利用して
「ローマの休日」してこようかなってことで、観光案内そんな見方で見た映画になりました
もっとも映画自体は脚本や演出もすばらしく、特に話にちりばめられた言葉ひとつとっても洗練されていて思わせぶりで、今見ていても飽きない魅力ある作品です

ベスパをレンタルしてローマの石畳をめぐってみたい、そんな気になってきました

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JALのマイルが結構たまったので、正月は特典航空券でローマを目指す事としました
ツアーは信じられないほど高いのですが、マイルだとそんなことを気にする必要は有りません
といっても流石に正月しかも申し込んだのが遅くJALのステータスを使っても席をとる事が出来ませんでした
そこで今回特典航空券ワンワールドでもないのに、何故か仲の良いエールフランスの便を使う事に
しかもマイルに余裕があるので席はエールフランスのビジネスクラス「アフェール」という贅沢ぶり

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(エールフランスhpより拝借)

13時間半ものフライト
定評ある機内食とシャンパンを楽しみつつ
180度フラットになるシートでグッスリ寝て行く事にします

さて今年の年末年始は「ローマの正月」(アサさんコメントの文言が気に入ったので使わせてもらいますね)と題して
暦通りの6日間のお休みを利用してイタリアを旅行し、あるものを詣でてまいりました
もっともイタリアで詣でるといえばキリスト教の総本山「バチカン」なんでしょうが、私が詣でたいものはまた別のものです
 

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その話はまた後にして
ここ数年海外に渡航するごとにその利用頻度が増えてきているのが、海外での「Wi-Fi」の利用です
以前は小型のノートパソコンを持参しホテルのLANを利用して観光地の情報などの調べ物をしたり、チケットを入手したりBlogを更新したりするのに使っていました
ちなみにホテルでLANに接続するには日本のビジネスホテルのように無料ってところはほとんどなく、どのホテルも結構な料金が課せられます
それに観光地を歩きながら調べ物をしたりするのは無理でした

ところが最近そういったことはiPhoneを使えばほとんどのことが済ませられるようになってきています
3Gは海外を網羅していますので、どこでもインターネットに接続が可能、便利この上ないのですが一つ落とし穴があります
そう海外での「パケ死」です
知らず知らず高額な通信業者に繋がってしまいとんでもない高額な料金を請求される
割とよく聞く話のようでこんな調査結果もあります
『海外利用時のデータ通信、6人に1人が“パケ死”を経験──インターコミュニケーションズ調べインターコミュニケーションズが、海外渡航時のスマートフォン利用に関する調査結果を発表。利用意向は高いが、6人に1人が高額請求を受けたという結果になったという。』
[ITmedia]より

もっとも私の使うiPhoneのキャリアはau
『海外ダブル定額』を使えば1日最大2,980円で使い放題となります
ちなみにiPhoneは勝手に一番電波の強いキャリアにつなげてしまいますので、“海外ダブル定額の対象 以外の事業者”にも接続されてしまうことになり、使い放題を利用するには手動での設定が必要不可欠です

それになにより1日2,980円って高いですよね(もっとも日本を基準にしすぎているんのでしょうが)
私と奥さんとそれぞれ別々のスマートホンを持っていくので2台合わせると1日なんと5,960円にもなってしまう計算です

 
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(グローバルデータより拝借)
 

そこで今回タイトルにある
「海外でインターネットするならイモトのWi-Fi」ってことで、グローバルデータのWi-Fiルーターをレンタルすることにしました
これだとイタリアでどこでも1日980円でWi-Fiが利用可能
しかも5台まで使えますから私のiPhoneと奥さんのスマートホン(アンドロイド)それに先日買ったばかりのタブレット(アンドロイド)まで幅広く使えしかもリーズナブルな料金で済みました

借りたのは出国する成田国際空港第1ターミナル
Webであらかじめ申し込んでおき、空港のQLライナーって店舗でまずはレンタル
 

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イタリアのローマ・フィウミチーノ国際空港に到着後、バゲッチクレームにてスーツケースを待つ間、早速ルーターを起動し繋げてみます
 

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Wi-Fiの設定画面で指定のIDをチョイスしてパスワードを入力
すぐに使えました
 

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Facebookに写真をアップロードしたり
イタリア旅行の最中も込み入ったローマの道で迷ってもGPSと地図アプリを使ってホテルやレストランを捜し歩くのはもちろん
バスに乗った時などどこで降りたらよいのか判らないとき、目的地をブックマークし一番近づいたところで降車したり
長い長い行列のできるバチカン美術館もあらかじめインターネットで予約しておきチケット替りに本来ならプリントして持っていくであろうWebチケットをタブレットの画面を見せて入場したりなどかなり重宝させてもらいました
 

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特に今回のイタリア旅行は鉄道やバス・トラムなどの公共の交通機関を使うことが多く
その路線や時刻表を検索するのにそれぞれの現地で調べる際、大変重宝しましたし割合安定的に利用することができました

おかげで事前に計画を練っておいたわけでもないのに、イタリアの片田舎にあるこんな聖地にも赴くことができました
 

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このお話また後日
山のように写真も撮ってきましたので楽しみにしていてくださいね

昨年から今年にかけての年末年始はローマをはじめとしたイタリア観光に行ってきました
とはいえパック旅行いわゆるツアーですと年末年始はかき入れ時ですから
ツアー料金は目の玉が飛び出るほど高く、一人30万円から40万円は覚悟せねばなりません
これに燃油サーチャージが加算されのはもちろん
行きは仕事場から夜、直接空港に向かい渡航
帰りも帰って来た足でそのまま職場に直行がデフォルトの我が家ですから
出来ればビジネスクラスで行きたい
けれど年末年始のツアーでビジネスを選択するとさらに+50万円とか法外?な料金になってしまいます
 

(JAL_HPより拝借) 

そこで今回は貯まりに貯まったマイルを使っての渡航となりました
(なんと33万マイル貯まってました・ハワイなら8回行けちゃうほどのマイルです)
そう「国際線特典航空券」での渡航です
これだと基本は無料、燃油サーチャージがかかるだけですからお財布にもとても優しい
その分、ホテルやレストランで散在出来ますしね
問題は考えることは皆同じ、その国際線特典航空券を取るのが大変難しく狭き門となっていました

ただし最近のアジアの情勢に起因し上海や仁川経由でいけば取れないわけではありませんでした
そこで航空券が取れない事態を鑑みて仁川経由でパリへの航空券を押さえてありました
 


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さて国際線特典航空券はJALのグループであるワンワールド加盟の航空会社でしか取れないかと言うとそうではありません
ある程度制限はありますが、ワンワールド以外のコードシェア便でもOKです
特にスカイチームとグループは別なのに何故か中の良い「エール・フランス」
このコードシェア便である成田~パリ便がほぼ希望通り取れることになりました
ここで前述の仁川~パリ便から変更をかけます


さて今回はここからの話です
パリのシャルル・ドゴール空港に着いてからその先をどうするか
今回はイタリアのローマを目指すわけですが、当初この区間はヨーロッパを席巻するLCCでの移動を考えていました
とはいえもうすでに渡航の日程が迫った時期でしたので、LCCと言えどそんなに安くは有りません
それに超過の荷物の料金も掛るでしょうからこのあたりも心配でした
 


(JAL_HPより拝借) 


そんな航空券のをどうしようか悩んでいるさなか
JMB提携航空会社の国際線特典航空券が「ゾーン制」から「距離制」へ変更になりました
判りづらく公平性に欠くこの制度を統一化しようというのが今回の制度改定のようですが
なんとこれにより成田~パリ~ローマの路線
ゾーン制だったときにはビジネスクラスのマイルが120,000マイル必要だったものが、85,000マイルで行けることになりました
差し引きすると35,000マイルもお得になってしまいました
実際には千歳~成田までの国内線の移動が別途必要になり、その路線分を国内線の特典航空券14,000マイルでカバーしなければなりませんが
それでも差し引き21,000マイルもお得な制度に変更となったのでこれを使わない手はありません
 


 

ということで今回の旅はいつものJAL便ではなく
エール・フランスのビジネスクラスを合計99,000マイルを使っての旅となりました
目指すパリ・シャリドゴール空港はエール・フランスのハブのホーム空港
ヨーロッパ各地にその路線を網羅していますので使わない手はないですよね
しかもビジネスクラスが継続されますから、パリ~ローマへの路線もビジネスクラスとなります
荷物の重量オーバーで超過金もないでしょう
しかもチェックインやセキュリティはプライオリティを使えますので並ぶ事はありません
もちろんラウンジも使えます

これもそれも今回JALからJMB提携航空会社、国際線の特典航空券「ゾーン制」から「距離制」へ制度変更してくれたおかげですね
いつもながらJALに感謝

はじめて海外に旅立ったのは今から約30年近く前
忘れもしないこの成田空港国際線第1旅客ターミナルからでした
もっともそのころ第2旅客ターミナルというものはなく単なる国際線旅客ターミナルだったんですけどね
第2ターミナルからの連絡バスの車窓には、そんな昔を思い起こしてくれる風景がありました


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もっとも最近では成田国際空港といえば第二旅客ターミナル
JALをはじめとしたワンワールドアライアンスの航空会社がおもに利用する第2旅客ターミナルにしか足を運ぶことはありませんでした
今回はJALのマイルを使っての渡航ですが、コードシェアしているのが、この第1ターミナルを使うスカイチームアライアンスのエール・フランス航空
チームが違うからと言って別に敵ってわけではないのですが、なんだか野球のビジーター応援というのかサッカーのアウェイ観戦というのかそんな気分でこの第2旅客ターミナルに足を踏み入れます

もっとも今回はマイルを使った特典航空券での渡航ですが、ビジネスクラスをチョイスしてますから、正々堂々チェックインは「ラ・プルミエール」、セキュリティは「スカイ・プライオリティ」を通らせてもらいます
(将来スカイチームもどこかの航空キャリアのステータスが欲しいですね)
 

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出国したら早速、第1ターミナル北ウィング4階にあるエール・フランスのラウンジへ
5年ほど前リニューアルオープンしましたが
世界で初めて新デザインが採用された、ちょっとお洒落な空間です
 

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いかにもヨーロッパって雰囲気の椅子が並びます
年末年始で込み合って言うかと思いきや割と空いていました
そこでこれから乗るB-777の機材が望める席につきます

ちなみにこのラウンジ
もちろんWi-Fiはあるのですが、私の座った席には電源はありませんでした
どうやら電源があるのは中央のパティション側の席だけのようです
最近はこうしたラウンジでiPhoneやらデジカメの充電を行うのがデフォルトになっているので、この辺はちょっとがっかり
 

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けれどエール・フランスってことで
ワインを中心に飲み物に期待します
 

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ちなみにエール・フランスといって真っ先に思い浮かぶ「シャンパン」は残念ながらありませんでした
かわりってわけではないでしょうが、写真のシャブリ
私は飲みませんでしたが美味しかったとのことでした 
 

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生ビールのサーバーがありましたし、冷蔵庫に入った缶ビールもサントリープレミアモルツ
さすがエール・フランス、レベル高そうです
 

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さて写真に写っているビールサーバーの前の小皿の焼き鳥これが旨い
焼き鳥ってのは正しくないのかもしれません、鶏の冷製を串刺しにして間に葱を挟んだ焼き鳥風のフレンチだったのかも
とにかくこれが生ビールにあって旨かった

写真のエール・フランスのロゴの入ったグラスも良いですね
一個欲しいくらいです 
 

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そうこの日は仕事納めの職場から直接来ていて、すでに夜の8時ちょっと過ぎたあたりでしたが
小腹がすいていました、バゲットやサンドイッチも美味しいのですが
ここは自粛せねば、このあとエール・フランスしかもビジネスクラスの機内食が待っています
 

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エール・フランス航空といえば、まず思いつくのがエアバス
特に2階建てのA380が頭に浮かびます
けれど残念ながら今回は便の関係でこのエアバスに搭乗することは出来ませんでした
パリ・シャルルドゴール空港で2階部分のボーディングブリッジを渡ってみたいってのが私の小さな夢なんですけどね
 

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ということで今回搭乗したのはBoeing 777-300
JALでもおなじみの機材です
まあそれはそうでしょう、このB777-300はボーイング社が開発した「世界最大の双発機」
座席数も500近くある上、燃費も良いということで各航空キャリアが長距離路線で使う名機です

今年の正月はその名機B777-300でエール・フランスのビジネスクラスのサービスを満喫する旅となりました
ちなみにエールフランスのビジネスクラスは「AFFAIRES(アフェール)」と呼ばれています
 

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写真はその肝心かなめの座席です
前の座席の下に結構なスペースがあり足元は広々しています
それに小物入れ(シューズボックス?)があってとても便利
もちろんモニターは大きめのサイズ
ただし今回は宿日直など年末あわただしくて寝不足の日が続いたため
ちょっと疲れが溜まっていて休息を取るためにも終始寝ていくつもりなので、映画はパスです
 

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優先搭乗で早めに搭乗していたので、ちょっとシートをフラットにしてみました
完全とは行きませんが寝ていくにはこれで充分です
それにJALのシェルフラットと違い、ほんのちょっとした段差がありますが、これが幸いして体が前にずれずに済み寝やすかった
 

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さて搭乗したら、まずはシャンパンのウエルカムドリンク
ここにきてようやくシャンパンにありつきました
 

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座席にはノイズキャンセリング機能付きヘッドホン、PC用電源が装備されています
電源は「EmPower」110Vと記載されていて日本製のプラグにも対応していました
ただしこの電源が使えたのは飛行を初めて2時間か3時間たった後のことでした
 

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そしてファーストクラス・ビジネスクラスの乗客にアメニティが提供されます
AFとロゴの入ったポーチに入れられ
機内で使うアイマスや耳栓、機内用の靴下、靴を入れておく袋、歯ブラシ、面白いところではノイズキャンセリングヘットホン用の耳あてなどが入っていました
パリへ向かう便でいただいたものを行きと帰りに使用しましたが、帰路の分は旅の土産に使わずに持って帰りました
まあ使うことはないと思いますが
 

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最後にちょっと不思議だったのが、このデスク
椅子までありますが機内エンターテインメント用でしょうか?
 

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今回のローマの正月と題した旅行、まず最初の機内食となったのは
エール・フランス航空、成田空港発パリ・シャルルドゴール空港行きAF277便
ビジネスクラス「アフェール」の機内食です
前方にファーストクラスのキャビンが見えますがこちらは見ないことに
 

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メニューには何故か「NEWYORK BigApple」の文字が
パリでニューヨーク料理流行ってるのかな?
 


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まずは前菜
「グルメアペタイザーと季節のサラダ」
鴨胸肉のロースト、オレンジ風味
サーモンのタルタル、帆立貝柱のハーブマリネ

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メインは私が日本人向けメニューからおすすめの
「鶏胸肉のグリル、生姜醤油風味」
筍、ほうれん草、絹さや、人参、椎茸、葱のソテー
ジャスミンライス

日本発の便では和風っぽいの頼む私です
 

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で奥さんが
「牛フィレ肉のグリル赤ワインマスタードソース」
付け合せにバター風味のブロッコリーとポテトコロッケ

とこちらも旨そう
 

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デザートはさすがに先ほどラウンジでつまんだばかりでしたので、お腹がくちていて私はシャーベットとコーヒーのみ
で奥さんがアーモンドペストリー、チョコレートムース、抹茶のマカロン・・・・頑張るな
 


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とこれは日本時間で夜の11時くらいに供された食事になりました
このあとチーズやら夜中にお腹が空いた方向けにエクスプレスミールもありましたが、これはパス
 

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ここにたどり着くまでの睡眠不足解消のため、ここで6~7時間たっぷり寝ます
そして朝食
ちょっと小さめに焼いたクロワッサン(iPhoneと比べてみてください)
新鮮なフルーツ、シリアルヨーグルト
そしてスクランブルエッグ

エールフランスのビジネスクラス「アフェール」の機内食をたっぷりと堪能させてもらいました
 

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そんなこんなで13時間半のフライトもあっという間に過ぎ去り、パリ・シャルルドゴール空港が近づいてきました
とはいえまだフランス時間で夜中の3時
パリ(ロワッシー)の夜景もちょっとさみしげです

一昨日からTBS系列で放送されている「木曜ドラマ9『あぽやん~走る国際空港』」
後半から見たのですが、身に覚えのある成田国際空港第2旅客ターミナルの施設が随所に出ていて思いのほか楽しめました
 


(JAL_HP:ジャルパックが舞台となったTBSドラマ「あぽやん~走る国際空港」にせまる!より拝借)

 

さてそのドラマの舞台となる「成田国際空港」
日本の空の玄関口といっても良い空港と思いきや実は24時間運用の空港ではありません
世界のハブ空港がほとんど24時間運用ということを鑑みるとこの辺はちょっとさみしい話です
もっとも騒音問題などは地元の方にしか判らない問題でしょう、そのため地元自治体との話し合いの末、運用時間が決められています
運用時間は「6時~23時までの17時間」ということで、離着陸はこの時間内にしなければなりません
当然余裕をみておりますので、夜の23時ぎりぎりに発着時間を設定するわけにはいきませんから1時間前の22時あたりが最終便の発着時間となっております

話は変わり今回搭乗したエールフランスAF277便の発着時間は21時55分となっていました
上記の話からわかるように成田空港からの出発をギリギリにまで遅らせているわけですね
しかもこのAF277便なんと13時間以上かけのんびりとパリ・シャルルドゴール空港まで飛んでいきます
何故か・・・・さてこれからが本題です

写真は「サロンアフェール/ビジネスラウンジ」のクーポンです
成田空港のチェックインカウンターでいただきました
このクーポンには
『STAR WING(AF277便)をご利用のお客様へ
ご到着後、このクーポンにてシャルル・ド・ゴール空港2Eターミナル、ゲートKの「サロン アフェール/ビジネスラウンジ」にておくつろぎいただけます。』
と印字されています
 


 

エール・フランス「AF277便」はなんと早朝というか深夜3時にパリ・シャルルドゴール空港に到着いたします
ここからヨーロッパ各地に向かう飛行機が飛び立つのは数時間後
パリへと向かうロワッシーバスはまだ出ていませんし、空港施設は飲食店を含めみな閉まっています
まあAF277便はちょっと朝、早すぎる時間についてしまうためギリギリに飛び立ったり、ゆっくり飛んだりと時間を調整しているんでしょうね


それにしても早い時間にパリ・シャルルドゴール空港に着いてしまうため
このAF277便の客が、空港で彷徨う事がないようわざわざラウンジを開けていただいているというわけです

とはいえこのラウンジの場所、昨年の正月のフランス観光の際一度利用したはずなのに判りづらかった
それもそのはず出発の際使うラウンジを逆ルートで向かわねばならないからです

 


 

そしてようやく辿り着いた「エールフランス・サロンアフェール/ビジネスラウンジ」
 
 

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本日の一番乗りでした
いつもなら利用者の多いこのラウンジもこんな時間とあってだれもおらずがらんとしています
 

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とはいえこんな時間ですから、普段のように飲み食い出来るわけではありません
エスプレッソメーカーでコーヒーを淹れたり
缶やビン類の飲み物が頂けるだけです
 

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食べ物は食事が取れると言ったものはなにも無く
スナック菓子が置いてあるだけでした
 

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とはいえここでは一つ目的がありました
私はどちらかと言うと朝風呂派です
夜だと電話が鳴ったり宅配便か来てゆっくり入れないのがその理由です
まあ残念ながらこのラウンジに風呂までは有りませんが、欧米に多いタイプの大量のお湯が使えるシャワーがありましたので、朝シャンとしゃれこむことにします
 

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さてアメニティですが、ここを利用するとこいつが使えます
お土産にでもできそうなセットですが
なんとこれが「ロクシタン」のセットなんです
ちょっと高級感ありますね

 

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さてシャワーからあがったら、これまた朝シャン(こちらは朝からシャンパンの略です)
しようかとも思いましたが、残念ながらシャンパンもまたありません

かわりにビール
ハイネケンのピルスナーをポテチつまみつつ頂くことに
 

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ちなみにこのときフランス時間でまだ朝の4時前でした

午前4時半のパリ・シャルルドゴール空港
イミグレ(入国審査)で複数の列をなすための仕切です
判り易く「SKY PRIORITY」と書かれたエールフランス航空の優先通路が設定されていますが、まだ時間も早くこのイミグレに並ぶ人は皆無でした
係員と「コンニチハ・オハヨウゴザイマス」と日本語で挨拶を交わしフランスへ入国です
 

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さてここからイタリアのローマに飛び立つわけですが、その際にフランスを出国しイタリアで入国の手続きが有るかと思いきやそうではありませんでした
それは「シェンゲン条約」というものによって協定が結ばれているからです
このシェンゲン条約、(ヨーロッパにおける、相互国境間での検問廃止並びに共通の出入国管理政策に関する取り決め)なんだそうですが、シェンゲン条約の実施国間の移動では入出国の手続きが無くなるという便利な制度です

ちなみにシェンゲン条約に加盟しているのはベルギー、フランス、ドイツ、ルクセンブルグ、オランダ、イタリア、ポルトガル、スペイン、ギリシャ、オーストリア、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン
とあるヨーロッパの国が見当たりませんが、まあそれはそれとしてヨーロッパが一つになりつつ有るんだという事を今回感じさせてもらいました
 

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パスポートコントロールを通ることなくセキュリティを潜っただけなんでなんだか腑に落ちませんが、すぐにローマ行きの便があるターミナル2Fへ向かいます
そのパリ・シャルルドゴール空港ターミナル2F
この日は12月29日でしたが、いまだクリスマスムード漂う飾り付けがなされていました


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出発まではまだ1時間以上時間がありますので、エールフランス・ターミナル2Fのラウンジを散策することにします

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このラウンジ2階構造になっていて上階に入り口があります
興味があって下に降りましたが、1Fと2Fは同じ構造
ガラガラで誰もいなかったのでダイニングエリアとパソコンコーナーの写真をパチリ
 
 

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食べ物はお腹に貯まるような料理は有りませんでしたが
美味しそうなクロワッサンやパンが数種類並べられています
 

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当然のことながらフランスパンもあります
スライスされたうえジャムやバターが豊富に添えられていました
イタリアもそうでしたがここフランスもパンも美味いうえバターとジャムがものすごく美味しいんです

ちょっと変わったところではフランスみかん「クレモンティーヌ」がここにありました
フランスでも今ぐらいがみかんの季節なんでしょうか?
 

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少し小腹がすいてきましたがここは我慢
このあと乗るローマ行きは2時間くらいのフライトですが、なんと食事が出ますのでここはコーヒーのみにしておきます

パリ・シャルルドゴール空港からローマ・フィウミチーノ空港までは2時間とすこしのフライト
雲ひとつない快晴の中、イタリア手前では眼下にはこんな素晴らしい光景が広がっていました
白化粧されたヨーロッパ・アルプスの山々が、何だか神々しく感じます
 

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こんなところをナポレオンやハンニバルが軍隊をひきいて超えたというのはちょっと信じがたい話ですね
この光景を眺めつつ昨年パリのルーブル美術館で見たナポレオンのアルプス超えの肖像画を思い出してしまいました(写真右、写真左はWikipediaより拝借)

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写真は帰りの便のローマ・フミチーノ空港で見たエールフランス・エアバスA321です
ヨーロッパといえばやはりこのエアバスですね
 
 

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今回成田~パリ・シャルルドゴールをマイルを使った特典航空券で取ったわけですが
折角なのでビジネスクラスで予約してありました
その延長となるパリ・シャルルドゴールからローマ・フミチーノ間も当然ビジネスクラスとなるわけですが
ビジネスクラスといっても、こうして3列のシートの真ん中が空席として与えられるだけです
もともとビジネスクラスのシートが設定されていない機材なので仕方のないところです

LCCの台頭するヨーロッパの航空業界もかなり厳しいのでしょう
 

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食事は流石にエールフランス、特にパリからの発着分の機内食は美味しい
さほどお腹がすいていないのでクッキーはお土産にしましたが、これがあとで行動食として役に立つことになりました


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これでもビジネスクラスって感じもしますが
3列の真ん中の席が空いているので、食事の際などは便利でした
 

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帰りのローマ・フミチーノからの便の機内食はこんな感じ
このオムレツ結構いけました
 

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空港でドアがオープンしてから、チャンスがありましたので
キャビンアテンダントに了解を貰ってエアバスA321のコクピットを撮らせていただきました


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ヨーロパ・アルプスを眺めたりエアバスのコクピットが覗けたりとラッキーな事もありましたが、このあとのイタリアでドタバタ続きの旅が始まります

ロストバゲージ

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写真は空港ターミナルと駅とを結ぶブリッジから撮影したものです
場所はイタリアはローマ・フミチーノ空港
別名レオナルド・ダビンチ空港とも言うそうです
ようやくここまで辿り着きました
現地の時間で午前9時半(時差8時間)のことですが、前日の夕方千歳空港を飛び立ってから24時間と少しが経過しておりました
 

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さてこのローマ・フィミチーノ国際空港ひとつあまり良くない評判を聞き及んでおりました
そろがタイトルの「ロストバゲージ」です

ところでそのロストバゲージって・・・・・
『空港で、航空会社に預けたスーツケースなどの荷物が、到着後ターンテーブルから出て来なかったり、荷物遅延となる場合をいいます。その理由としては誤搬入、経由地での降ろし忘れ、あるいは他の旅行者が荷物の取り違えたりなどさまざまな原因で発生いたします 』

大体において、預けた荷物を受け取る場所の事を「バゲッジクレーム」と言うこと自体なにか不安を感じさせます
荷物が出てこないとクレーム(宣言)する場所って名前が付いているくらいですから、これって「バゲッジクレームが結構煩雑に発生しているのだと容易に推測できるからです

特にこのローマ・フィミチーノ国際空港のバゲッジクレーム
ラテン系というかイタリアの体質というのかロストバゲージが多いと評判で
はたしてスーツケースが出てくるのか否や心配しておりました
特にそんな折以前ご一緒した知人からロストバゲージの報告があり、不安を駆り立てておりました


それに実は今回の旅は仕事が終わった後会社から空港へ直行、ちょっとしたものを抱えておりました
もしもそれがロストバゲージにでもなったら、そんな時のためそれはスーツケースには詰めずに手持ちで通したくらいです  



 

実際にはどうだったかというと
CTS(千歳空港)で預けた荷物がNRT(成田空港)~CDG(シャルルドゴール空港)~FCO(フィミチーノ空港)と乗り継ぎしたわけですが
私同様24時間の旅を同行したスーツケースが、途中一度もピックアップすることなくきちんとローマ・フィミチーノ国際空港のバゲッジクレームでターンテーブルから出てきました
しかもターンテーブルが回りだすとともに・・・・・これで一安心
4泊5日のローマ滞在、着替えその他それなりに荷物もありますので、スーツケースが無事出てきたときにはちょっと感動しました

もしかすると一緒に付けられた「プライオリティ(ファーストクラス)」のタグも一役買ってくれていたのかもしれません
 

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なにせロストバゲージの要因の一つにこのバゲッジクレームでお客が間違えた持っていくという話もききます
そんな心配もこの「F」のタグのおかげで、タンテーブが回りだすやいなや真っ先に出てきてくれます
遅いかただと10~20分くらい待たされるこのターンテーブルですが、いつ出てくるか判らずボーとしている事はまずないので、取り間違えられる心配もないのが嬉しいところです

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ローマ観光と言えば、いま必需品とされているのがタイトルのローマ・パス「ROMA PASS」
2006年の発売以来好評を博している商品です
このローマパスの価格は€30
それで下記の通り公共交通機関である地下鉄やバス、トラムが3日間にわたって利用できるほか、2か所の施設に無料で入館できる というすぐれものです
 

『ローマパス』の内容は
・3日間有効
・ローマ市内の最初の2つの美術館・博物館施設が無料
•3つ目以降のローマ市内すべての美術館施設が割引き
•ローマ市内のバス(ATAC社)乗り放題
•地下鉄A線、B線乗り放題
•地下鉄メトロのローマ=リード線、ローマ=パンターノ線、ローマ=ヴィテルボ線が無料
となっておりローマの観光に対する取り組みを感じます
 


(ローマパス公式HPより拝借:クリックするとサイトにジャンプします) 


ローマ・フミチーノ空港でも売っていると何かで見た記憶がありますので、ちょっと空港を散策
すぐに買えるかと思いきやそれは大いなる間違いでした
このローマ・フミチーノ空港はだだっ広いうえ、ターミナルの数も多くどこで売っているのかさっぱり判りません
そこでインフォメーションで訪ねてみたところ、現在いるターミナル1からはるか彼方のターミナル3のツーリストインフォメーションで売っているとのこと
そのターミナル3まで歩いて行ってみると、何やら行列の出来ている場所があります
それが目的地のツーリストインフォメーンのようでした
ツーリストインフォメーションと書かれた看板の横には「ROME PASS」と表示されています
みなさんの目的はもちろんこのローマパス、10分ほど列に並んでパスを購入します
 

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このパスで地下鉄の他、コロシアムなどの施設が2か所入る事が出来ます
 

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「コロシアム」ですが、ここにはローマパス専用のレーンがありました
入場券を買う列はいつも長い列になっているようですので、このローマパスがあれば入場券は買わなくとも専用レーンからの入場が可能でこれだけでもパスを買う価値があるというものです
 

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カルロ・ビロッティ美術館(ヴィッラ・ボルゲーゼ)のもこのパスで入場できます
ただし人気の美術館なので予約は忘れずに
 

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ローマは市内を地下鉄が網羅されていますが、乗るたびに切符を買うのは面倒
そこでこのローマパスをかざすだけで地下鉄に乗れるのは便利この上ないですね
この地下鉄を使いこなすためにもローマパスは必需品です
 

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しかもこういった趣のある「トラム」にも乗車できました
 

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もちろんバスにも乗れます
このローマパスのおかげでローマ市民の目線で観光することが出来ました
 

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フミチーノ空港からローマ市内までの移動手段はシャトルバスやタクシーって手もありますが
「テツ」な我が家にとってこのレオナルド・エクスプレスは外せません
たいそうな名前ですが空港にも別名レオナルド・ダ・ビンチ空港っていうくらいですから、エアポートエクスプレス(直通電車)にもその名が付けられたのでしょう

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このレオナルド・エクスプレス31分でローマ・テルミエ駅までノンストップで結びます
最近どこの空港にも見られるようになってきた空港と近隣都市を結ぶ直通電車なのですが、ちょっとお高いのもその直通電車の特徴のようです
まあそんなこともあってか全車一等車となっています
切符の値段は€14これは切符を自動販売機で買った時の価格です
このあとイタリア滞在中苦労させられる切符の自動販売機なのですが、このときはたまたま目に入った窓口で買うことに
ちなみに窓口だと€1加算され€15となります
もちろんクレジットカードも利用できました
 

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切符を買ったら早速改札をくぐります
写真はそのフミチーノ空港駅の様子です
周りの方々も旅行者のようで大きなスーツケースを牽いている方が多かった
 

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ほどなく24番線にレオナルド・エクスプレスがやってきました
おっとその前に「刻印」を忘れたなりません
トレニタニアに乗る際の厳しい掟です

赤い流線型の先頭車からして、どうやら新型車両のようです
 

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全てが一等席のレオナルド・エクスプレス
(ある意味ボッタクリ列車)

新型車両の内装はヨーロッパを感じさせるものでした
席はゆったりと配置されスーツケースを抱えた旅行者にはうれしい設計
 

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30分ほどでローマ・テルミニ駅に到着
このあと地下鉄A線でホテルのあるバルベリーニ駅を目指します

今回の旅で難しかったもの
それがホテル選びでした
何せローマはヨーロッパ随一の観光地
しかもカウントダウンを控えた年末ということもあり、ローマ中のホテルの価格は日本の正月ような高値で推移しておりました
いつものようにWebでちょっと高級感のあるホテルを安くというのははなから無理そうです

そこであれこれ欲張っても仕方がないので、今回ホテル選びはずばり立地条件を重視して探しました
もちろんコストパフォーマンスも重要です
そんな条件を満たしてくれたのが「ホテル・デッレ・ナツィオーニ・ローマ」というホテルでした

ホテルのホームページにも
『トレヴィの泉、スペイン広場、コルソ通りに囲まれたローマ中心地でも最もローマらしいエリアのひとつに位置するホテル・デッレ・ナツィオーニは、あらゆる種類のご滞在に適したエレガントなホテルです。』と謳われているほど立地条件の良いホテルです
 

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ただし宿泊料は年末年始と言う事もあり4泊で98千円、朝食付きとはいえ1泊2人で25千円と結構高く
これに旅行者の足元を見るかのような悪名高き宿泊税が課せられることになっております
税額は1~3つ星ホテルが1泊€2、4~5つ星ホテルが€3
今回宿泊した「ホテル・デッレ・ナツィオーニ・ローマ」は4つ星ですので、4泊で€16(1,600円くらい)が課せられホテルに直接支払うシステムになっておりました
 

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地下鉄のバルベニー駅から10分ほど歩いた場所にあるこのホテル
最初向かった際は場所が判らず苦労いたしました、iPhoneの地図アプリを使い何とか辿り着きチェックイン
フロントはシンプルでこじんまり、ただホールにはゆったりできそうなソファーが置かれていました
共用部でのWi-Fiは無料なのでここでiPhoneなどの機器を使うことも可能です

ちなみに部屋では有料、なんと1日€20も掛ります
 

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部屋にはどうやって入れたんだろうと思うキングサイズのベットがどでんと鎮座しています
 

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あとは小さなテーブルと冷蔵庫が入っているキャビネット
そしてその上にはサムソンのTVが置かれています
残念なのは電気ポットが置かれていない事
お湯はルームサービスに頼めという事なのでしょう
この辺の設備は日本のビジネスホテルにも劣っているのではなどとも思いますが、逆に日本のビジネスホテルの質が高すぎるのかもしれません
 

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洗面所はトイレとシャワールームが同居していますし
風呂桶も有りません
ゆったりお湯に浸かりたい日本人には辛い設備です
まあこれも歴史の重みを感じさせるホテルということなのでしょう
 

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部屋の天井からもそんな伝統と格式が感じられました
 

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キャビネットに恭しく収まった冷蔵庫は有料の飲み物で一杯
そういえば最近のホテルには付きものとも思えていた無料のミネラルウオーターは残念ながら有りませんでした
部屋はさほど広くないにも関わらず、なんとウオークインクローゼットが備えられていました
まあそんなに着るものは持ってきてないんですが
ヨーロッタパこういうスタイルに触れるたびスーツケースはスーツを入れるもの
お土産を詰め込むものではないのだと知らしめてくれます
そんなクローゼットにはセイフティボックスが備えられていました
ここイタリアの治安を考えるとやはり必需品ですね

クローゼットが立派な割にはアイロンやアイロン台もありません
これもクリーニングに出せという事か
 

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ちょっと不満の残る部屋の設備でしたが、冒頭述べた通り
立地条件はこの上なく
新年のカウントダウンは寒い中、歩いて3分の「トレヴィの泉」ですごしましたし
夜半にスペイン広場やコルソ通りなどをぶらついき、疲れた足でそのままホテルまで辿り着く事が出来たのは本当に良かった
 

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それと近くに日本でおなじみのコンビニエンスストア「DESPAR」が徒歩5分くらいの所にありました
このSPAR、コンビニエンスストアというよりもスーパーマケット
次回この話もエントリーしようと思いますがイタリアで大変人気のお店のようです
もっとも気が付いたのは最終日の事だったんですけどね
 

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このホテルを使う際はこのDESPARを上手に使うのがコツのように感じました

今回のローマでの宿
「ホテル・デッレ・ナツィオーニ・ローマ」の部屋にはTVが置かれていました
イタリア語の番組しかやっていないだろうし用無しとも思えましたが
そんなTVをつけチャンネルをいじっていると懐かしいキャラクターが出てきました
それは中学生くらいの時に見たTVアニメ「宇宙戦艦ヤマト」のアナライザーでした

何作目のヤマトなのかは判りませんが、ここイタリアでもヤマトが放映されていたんですね
お隣の国、フランスでも日本のアニメが人気でしたが、ここイタリアも同様のようです
 

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イタリアでアニメといって最初に思いつくのは「カリメロ」
今から40年ほど前、日本とイタリアの合作として制作されテレ朝系で放送されたテレビアニメです
黒いヒヨコのキャラクターが人気でいろいろなグッズに使われていた記憶があります

そういえば昨年行ったフランスはランスの祭りの屋台でカリメロのキャラクターグッズを見かけました
 

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さてこの宇宙戦艦ヤマト、当初アメリカに輸出された「Star Blazers」が、吹きかえられてイタリアに来たらしいのです
 


 

もっともイタリア語に吹き替えられていますので、TVから聞こえてくる音声も何を言っているのかさっぱりわかりませんでした

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スペイン広場です
映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘプバーン扮する王女がジェラートを食べたシーンでもおなじみの場所なのですが、この場所でジェラートを食べる人はいませんでした
本当に誰一人居ないんです
12月で寒いからジェラートなんてってわけではありません
正解はここスペイン広場での飲食は法律で禁じられており、ローマの休日のシーンのようにジェラートを食べる事はできないんです


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けれど折角ここまで来て、ジェラートを食べないって手は有りませんので
ちょうどスペイン広場の上にある駐車場に食べ物を売るワゴンがありましたので
ここでピスタチオとバニラのジェラートを頂くことに
 

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さてこのスペイン広場
クリスマスは過ぎておりましたが、大きなクリスマスツリーは撤去されずに残っていました
ここで年末に向け毎晩のようにコンサートなどが行われていました

おかげでいつ行っても人・・・・人の山
 

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ローマが人気の観光地だということを知らしめてくれます

スペイン広場をあとにし、さほど行くあてもなく「コンドッティ通り」を歩くことにします
このコンドッティ通り、世界的に有名な ファッションブランド店が並ぶローマきっての高級ショッピング街です
 

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けれどクリスマスプレゼントの季節が終わったのか、通りを歩く人々の手にブランド物の紙袋を抱えている人は見かけませんでした
このあたりがPIGS諸国ともいわれるほど悪化しているイタリアの経済を反映しているのかもしれません
クリスマスツリーに飾られた「スリーポインテッド・スター」もどこか悲しげです
 

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私どももこのコンドッティ通りからコルソ通りあたりをぶらついたわけですが、残念ながらブランド物あさりではありませんでした
今回のイタリア旅行の目的の一つに「食材」の買い出しがあり、今日はその下見をしにきたというわけです
一軒目は店名は忘れましたが、惣菜(チーズ・ハムなど)売り場に「GASTRONOMIA」と書かれた看板が掲げられたお店
 

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ちょっとしたスーパーマーケットのようなお店ですが、食に対する考え方とコスト意識の違いかこの売り場だけで3名の男性が食品の販売に関わっておりました
美味しそうなサーモンのサラダがあったので今晩の晩飯用に購入
写真もお願いして撮らせていただきました

今回訪れた小さなスーパーマーケットですらこの品揃えです
まるでパリの老舗デパート「ギャラリー・ラファイエット」を髣髴させるほどです
 

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そうここイタリアは食文化運動である「スローフード運動」発祥の地であります

そのスローフードができたきっかけは、ここスペイン広場にマクドナルドが開店したことによるものなんだそうで
イタリアの食文化を守るとの視点で、ファーストフードに対置した文言として「スローフード運動」という言葉が生まれ現在もその食文化が守られているんだそうだ
そんなまさにスローフード発祥の地であるスペイン広場周辺でイタリアの食材に触れて、買って食べてみました
ハムや野菜、果物はもちろん量り売りでした
 

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2件目はパンテオン手前にある食材店
「SALUMERIA」
 

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このハム買って持って帰りたい
そしてキャンプでこうした器具でそぎ落としつつ食べてみたいものです
 

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けどきっと検疫とかで引っかかるんだろうな  
 

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「ローマを歩けば遺跡にあたる」と言わしめるほどのローマには観光名所が点在します
私もさして目的もなくスペイン広場からコンドッティ通り・コルソ通りのスーパーを廻って歩いているだけで、このパンテオンにたどり着きました
 

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2000年の悠久の時を超え現存する世界最大の石造り建築とも称されるパンテオン
あの天才ミケランジェロをしてさえも「天使の設計」と言わしめた建築物です

当初は初代ローマ皇帝アウグストゥスの霊廟として建てられたとのことだが、ローマ市民の反発を恐れそれはならずに済んだ
そうこの皇帝アウグスツスは自分の誕生月である8月(英語でオーガスト)が30日しか無いというのが面白くないという理由でユリウス暦を変えさせたほどの人物、いまだカレンダーの2月が少ないのはこの方のわがままのおかげです
こんな素晴らしいところに祭りたくはなかったというのが本音でしょう
 

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現在も教会として使われているそうで、ここを訪れた翌日の日曜にはミサが挙げられるだろうな~明日はモデナに行くのでこれないな
などと思いつつもこの神聖なる建物をちょっと見学させてもらいます 


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ここで一番人気が高かったのが「ラファエロの墓」
皇帝アウグスツスとは違い、本人の望み通り今はここに眠っているのだとか
参拝する人もどこか真摯な面持ちで参拝されていきます
 

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この「パンテオン」話の通り意図してきたわけではありません
スローフードを探して歩いたおかげで愚者にならずに済みました

『愚者は食べ物の話をし、 賢者は旅の話 をする。』
話の内容はさかさまですが、開高健が紹介し有名になった「蒙古古諺」を思いだしました

開高健はこう結んでいます
「で、あるならば、 私は愚かな旅人であろうか。 」
私の旅のポリシーでもあります

気がつけばパンテオンまで歩いてきてしまったわけですが、ついでといってはなんですがその先にある「ナヴォーナ広場広場」も覗いていくことにします
 

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パンテオンから狭い路地を抜け歩いて、5分くらいのところナヴォーナ広場はあります
多少歩き疲れてはいましたが「ネプチューンの噴水」が私どもを向かいいれてくれました
ローマを代表する伝統的なクリスマスマーケットといえばやはり100年もの歴史を持つ、ここナヴォーナ広場
広場一面にクリスマスの屋台が軒を並べる風景はなかなかのものでした

 

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広いナヴォーナ広場にはメリーゴーランドが設置され
中には全身ゴールドで静止してるパフォーマーまでおります
 

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ヘリウムの詰められた風船の売り場を覗くと
日本でいうところの戦隊もののようなビニール人形も売られています
持って歩く子供も多く見かけました、もしかしてイタリアで流行っているのでしょうか
忍者の格好をしてましたから、もしかしたら日本の戦隊ものだったのかも
これが噂の「侍戦隊シンケンジャー」?
 

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真実の口もここにありました
もちろん本物ではありません
コインを入れるところがありましたので、おみくじか何かなのでしょう
 

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食べ物の屋台には美味しそうな、色鮮やかなリンゴ飴などのお菓子や
そして美味しそうなパニーニが並べられています
ちなみにこの店のマスコットはレモンを咥えた焼豚の頭です
 

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ワインなどは樽に蛇口から注がれるほど大量に売られていました
ただしここで酔っぱらうてしまうわけにはいきません
まだまだ回らなければならないところがいっぱいあるからです
 

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すでにクリスマスは過ぎ去っていたナヴォーナ広場のクリスマスマーケットでしたが、1月6日のエピファニア(御光現の祝日)に向け「ベファーナ市」も賑わっておりました
 

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そうそう「ベファーナ市」といえば、ほうきに乗った魔女のおばあちゃん
これ一つお土産に買ってくればよかった
後悔先に立たずといったところでしょう

落書きだらけのローマの地下鉄

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1955年に開業したローマの地下鉄
イタリアの首都ローマ市の重要な交通機関のはずですが、まだA線とB線の2路線しか開業しておりません
(ちなみに私の住む札幌市の地下鉄が冬季オリンピンクに合わせ1971年に開業していますが、すでに3本の路線が開通しています)
これはいったい何故か・・・・・
答えは簡単、地下鉄の工事の際、掘れば掘るほど何らかの遺跡が発見されてしまうからです
当然のごとく遺跡の発掘のために工事は中止され路線計画さえも変更を余儀なくされてしまうのがその理由なんだそうです
「ローマを歩けば遺跡にあたる」と言わしめるほどの遺跡は、何も地上の話だけではなかったのです
 

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とはいえ現在開通しているA線・B線と2つの路線のある地下鉄はローマ観光で足として重要で今回の旅でも大変お世話になりました
路線がわかり易いうえ、5分も待てばたいてい次の地下鉄はやってくること
それに乗車賃は一律なのでパスやキップで改札をくぐるだけで
A線・B線のどこにでも乗って行けます
しかも先般ご紹介したローマパスは地下鉄などの公共交通機関が3日間有効でしたので、その間はパスさえ持っていればどこにでも行けました
 

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ローマパスは3日で切れましたがその後も1日券やら1回券を使い分け存分に乗らせていただきました
ただしキップを買うのに難儀させられることがシバシバありました
キップの自動販売機がラテン系なのか、なかなか思うどおり使いこなせなかったからです
別の自販機で買ってみたり、コインを変えてみたりと色々試しつつ何とか買えたといったところです
 

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ホテル近くのバルベリーニ駅やテルミニ駅からの乗車が多かったのですが
さすがは1955年開業のこの地下鉄、ホームなどはその歴史を感じさせていました
 

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さてようやくここでタイトルのお話
写真の派手なペイントの車両はローマの地下鉄のものです
ずいぶん変わったデザイン・・・とも思いましたが、これは単なる落書きでした

テルミニ駅ではこんなのが 
 

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日本でもおなじみのデザインですが、ここイタリアがそのデザインの本場なのでしょうか
地下鉄のみならずトレニタリアなどの鉄道や路線の塀などもこういった落書きが溢れていました
塗装しなおしても、きっとイタチごっこなのでしょうね

 
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さらにピラーミデ駅ではこんな車両もありました
単なる愉快犯なのか、それともイタリアの失業率などの経済状況に対する不満なのかはわかりませんが
まったくもって迷惑な話です、テツの一人として悲しい限りです
 

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さてそんなローマの地下鉄で身近な話題がひとつ
それは地下鉄車内に設置されたモニターに見出すことができました
そのモニターにはローマの飲食店などのCMが流れていましたが、その中に「HOKKAIDO」というレストランの名前が飛び込んできたからです
 

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どうやら日本食レストランの宣伝のようでしたが、私の住む北海道は日本食のブランドでもあるようです
こんな地球の裏側まで来て、地元の話題が出てくるのってなんだか嬉しいものですね

イタリアへ旅立つ少し前、近年まれにみるあわただしい年末を迎えていました
特に出発の前々日などは40時間連続勤務といった徹夜仕事でなんとか片づけ(正確には片付いたことにして)
翌日迎えた出発の朝、わたわたとスーツケースに荷物を詰め込んだあと御用納めの会社に向かい
夕方、仕事を少し早めに切り上げ搭乗時間ギリギリで新千歳空港にたどり着くそんな旅の始まりでした
ということで今回のイタリア旅行は飛行機のチケットとホテルを予約した以外は何の準備もなく
当日飛行機にまさに飛び乗ってしまったんです
しかもその飛行機のチケットが取れたのは旅の1週間前、施設やレストランを調べたり予約のできる状況ではありませんでした

そんなわけで4日間のローマ滞在もどこで何しようか、飛行機の中で考えつつの
あまりにも無計画な・・・いえ無計画というよりあまりにも無謀なローマ観光がはじまりました

滞在するホテルからは、わりあい近くの「スペイン広場」近くでジェラートを食べた後は「コンドッティ通り」をぶらり歩いていると「パンテオン」に出くわしたり、そのすぐそばの「ナヴォーナ広場」に行ったりと順調に旅は始まりましたが、その後は散々でした
 

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まだ午後の3時くらいだったので、コロシアムを見に行こうと地下鉄で向かいましたが
この日は3時半で終了、タッチの差で間に合いませんでした
日が暮れるまではやっているとのことですが、それがまさかの午後3時半の閉館に出くわしました
写真の通りまだまだ日が沈むような時間でないのにかかわらずの閉館でした
有名なストもそうですが、イタリア人の労働に対するラテン気質は情報はあっても直に触れてみなければわからないものですね
 

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その後、テルミニ駅から苦労してバスでボルゲーゼ美術館に向かい、たどり着くことは出来ましたが
ここは予約でいっぱいで入館することはできませんでした
まあ予約が必要なのはわかっていましたが、空きがあれば入れてくれるということなので、まあ入れてくれるんやないと楽観してしまったわけです

そうですここローマはヨーロッパで随一ともいえる観光都市
ローマは年末を控えここだけではなくどこの施設も観光客で溢れていました

それに苦労してたどり着いたボルゲーゼ美術館でしたが、帰りのバス乗り場の場所も分からずとぼとぼと歩いてホテルに帰ることになってしまいました
そんなローマ初日となりました
 

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私どもの旅はガイドさんの付いたツアーではありません
全て自分たちで考え予約し、交通機関などを利用して観光するのですが
その分余計に事前調査が重要となります

仕事の忙しさにかまけて、そんな調査を怠っておりました
まあローマを舐めていたのかもしれません

もっともそんな無謀な旅は明日からが本番、連日列車でローマから旅に出ることになります

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ヴォルゲーゼ美術館に入れなかったうえ、帰りのバスもわからずとぼとぼ歩いて帰ってきたわけですが、多少歩き疲れたかな~と思った「スペイン広場」手前の一角にとある屋台を見つけました
それがローマの晩秋から冬にかけて見られる「焼き栗の屋台」
ここローマの風物詩のようです
なんとなく私の住む札幌は大通公園のトウキビの屋台を髣髴させます

ちなみにこういった焼き栗の屋台は、ここだけではなくコンドッティ通りなどの観光名所で同様の屋台を見かけました
これってきっとイタリアにもこういった的屋の元締めみたいな人たちがいるんだろうな


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さて私は甘いものは好きというよりは苦手なほうで、好き好んで食べることは稀なのですが、何故か「焼き栗」だけは大好きです
この筒状の紙に入れられた焼き栗が€5と決して安くはありませんが、まあ札幌のトウキビ同様にローマの風物詩を味わうことに
甘さは控えめで天津甘栗とはまた違ったヨーロッパの栗は歩き疲れていた私には優しい味でした
 
ちなみにイタリアはヨーロッパでも有数の栗生産国なんだそうです
しかもトリノオリンピックの行われたピエモンテ州では栗の中でも「マロン」と呼ぶことのできる、 大粒の最高品質クラスの栗が栽培されていることです
 

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これもお土産に買ってくれば良かったな

「髭を蓄えた老紳士」
1859年創業のイタリアのビール会社「モレッティ」の全てのビールに採用されている特徴あるラベルです
 

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このモレッティ
イタリア人に愛されるビールのようでレストランでイタリアのビールと言って頼むと、たいていどこのレスランもこのビールを出してくれます
当然のことながらピザやパスタとよく合います

そう私は海外ではいつも地酒ならぬ地ビールというかその国に愛されるビールを飲むのを旅のノルマにしているんです
 

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一日中市内を歩き回り疲れ果ててしまったローマ初日の夜
とてもレストランに出向いて、しかも慣れない言葉で注文しつつ食事をする元気は残っていません

そこでふとホテルの最寄駅である地下鉄のバルベニー駅近くにあるレストランのことを思い出しました
それが「Pepy's Bar」
朝早くから夜遅くまで、しかも夜はいつも混雑している地元の人気店でしたが
ここの入り口にテイクアウトの看板とショーケースに並べられた美味しそうなサンドイッチが並べられています

歩き疲れてはいましたが、最後の力をふりしぼりこの店でサンドイッチとパニニーニを購入します
当初店ではイタリア語しか通じないようで困惑しましたが、中国系のスタッフが英語で応対してくれ、無事に購入することができました
 

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イタリア最初の晩飯はホテルの部屋で
テイクアウトのサンドイッチとパニーニのサンド、スーパーの惣菜売り場で買ったスモークサーモンのサラダ
それにイタリアのビール「モレッティ」という、そんな晩飯となりました


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ティブルティーナ(ローマ)駅から発車する車両は
昨年4月に開業したイタリアの民間高速鉄道会社、NTV社が運行する特急「.italo(イタロ)」です
 


 

エアロダイナミクスで覆われイタリアンレッドをイメージしたのでしょう濃紅の車両は最高速300kmを誇り
イタリアのスーパーカーメーカー「フェラーリ」が経営に参画していることから、「フェラーリ特急」とも言われています
 

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イタリア2日目はこのフェラーリ特急「.italo(イタロ)」に乗ってティブルティーナ(ローマ)駅からボローニャ経由で「モデナ」と「マラネッロ」を目指すことにしました
車好き特にティフォシ (フェラリーファン) にとっては知る人ぞ知る地名、これぞ聖地巡礼といったところでしょうか

ローマからですと往復するだけで8時間ほどかかりますので朝7時半のイタロに乗ろろうと、朝食も食べずにホテルを出て地下鉄でティブルティーナ駅へ
15分ほど歩いたでしょうか、地下鉄の駅からイタロの発着するホームまでは結構な距離がありました
時間が差し迫っていたので足早に向かいます

そしてここでも切符の自動販売機に苦しめられます
とくに予定していた乗車時間が近かづいていましたので、かなり焦ってしまいました
 

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イタリア語表記から英語に切り替えるところまではいいのですが、カードの認証がうまくいきません
自販機にはJCBカードも使えるとありましたが、このあとも終始使えませんでしたから、おそらくJCBは使えないのでしょう
結局は現金で購入することにしました
ちなみにトレニタリアではアメックスが使えたんですけどね
 

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なんとか無事切符を買うことができ
いざ乗車、席はほぼ満席でした

車内のデザインはイタルデザイン(ジウジアーロ)
いかにもイタリアンといった雰囲気です
設備もコンセントが付属されていたり、Wi-Fiが使えたりと便利この上なく
 

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飲み物の自販機はイリィのエスプレッソマシン
このへんもさすがイタリアといったところでしょうか


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車両の電光掲示を見るとフェラーリ特急の速度は250kmをマーク
その割に揺れも少なく2時間あまりの快適な鉄道の旅となりました
 

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イタリアの鉄道の分岐点「ボローニャ」
ローマからボローニャまでイタロに乗ってきたわけですが、ここで少しばかり待ち時間がありました
ボーローニャといえば本場のミートソーススパゲティである「ボロネーゼ」
食べてみたいのも山々ですが、この時はまだ朝の9時半くらい、街に繰り出してもレストランは開いていないでしょう
残念ですがボロネーゼはあきらめることにします

それに是非とも試したいものがありました
 

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さてイタリア人は無類のコーヒー好きのようで
「道で知り合いにあったらバール」
「仕事の前にちょっとバールへ」
「仕事が一段落したらまたバール」
「食事の後にバール」
と、何度もバールへ通い、一日で何杯ものコーヒーを飲むのが日課のようです
当然のようにイタリアの街角にはコーヒーショップたるバールがあちらこちらにあります

私も普段から朝はグラインダーを使った挽きたてのコーヒー、休みの日もエスプレッソがかかせないといったくらいコーヒーにはちょっとだけこだわりがあります
当然のごとく今回のイタリア旅行では美味しいコーヒーが飲みたいと思っていました


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ここはぜひとも本場?のエスプレッソコーヒーを飲みに行かねばならないと考えていたところ
ボローニャ中央駅ホームに「A Café 」というバールを発見
さっそく店内に入ってみます

なかはコーヒーのいい薫りが充満していましたが、ついでにお客も満杯です
人気店なのでしょうか
 

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ショーケースには美味しそうなクロワッサン
そしてイタリアのバールの定番「パニーニ」のサンドイッチがありました
 

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まず会計を先に済ませ
そしてレシートを見せ、スタッフにエスプレッソを淹れてもらいます
そのさまはまさに職人芸
4個もの口のあるエスプレッソマシンを駆使し、手慣れた手際でその名の通りエスプレッソ(急行)で淹れてくれました
 

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私はもちろんエスプレッソ
奥さんはいっつものようにカフェラテ

クロワッサンとともにいただきますが、このエスプレッソ
本当に旨いです
やはりイタリアに来たのならエスプレッソは外せませんね
 

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鉄道を使った移動は日本では割とポピュラーな旅の形態です
航空機を使った旅行と一味違い、車窓が楽しめたり
地元の方の生活の一端が覗けたりと旅情たっぷりの旅が味わえます

海外でも最近では高速鉄道が増え、都市間移動が楽になってきたこと
そしてそんな国では特徴ある列車が数多くつかわれていることから
私もここ数年、海外に行くとそういった鉄道で旅すること自体が旅の目的になったりもしています
いわゆる「海外テツ」ってやつですね

今回ボローニャからモデナへと向かうのは、従来路線を高速列車で運用するESイタリアの車両
白い矢という名をつけられた「フレッチャ・ビアンカ」です
フレッチャロッサを筆頭に、このフレッチャシリーズはフェラーリのデザインを担当するピニンファリーナやジウジアーロのデザインによる車体です
う~ん、カッコ良いですね
 

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ボローニャ中央駅はイタリアの重要なハブ駅とあって電光掲示板にはローマ・ヴェネツィア・ミラノ・アンコーナと旅ごころを掻き立てる地名が溢れています
大きな駅ということもあり当然のように大勢の乗客で混雑していました
 

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そんな駅の一角に例の切符の自動販売機を発見しました
例のというのはどうも私はこの切符の自動販売機との相性が悪かったからです
今回も画面にはJCBカードが使えるとありましたが、結局のところJCBカードは使えませんでした
それでも四苦八苦して目的地であるモデナ行きの切符を無事に買うことができました

画面でホームが何番か探しましたが、行き先の最終到着地がわからないと探せないところが辛いところです
 

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そんなホームでは列車に乗り込む前に一つ儀式をすませねばなりません
それが自動検札機での刻印(ティンブラーレ)
これを忘れ刻印のない切符を車掌さんの検札で見つかった場合は罰金をとられます
その罰金は€20~と結構高額のようです
もちろん外国人だからといって許されるわけではないようです

ちょっと忘れた・知らなかったが許されるのは日本だけなんですね
特にヨーロッパはこういったことに厳しいようです
やはり「無知は罪」ということです
 

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さてそんな刻印を無事すませ、さっそくフレッチェ・ビアンカの車内へ
今回30分足らずの列車の旅ですが、奮発して一等車を予約いたしました
横に2列+1列の配置の車内はさすがに余裕があります
 

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それとボックス席となった席の真ん中にはテーブルがありました
このテーブル使用するとき以外はたためるようになっています
そうフランスで乗ったTGVと同じ仕様です
シートのデザインも良いですね
 

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ACのコンセントもありました
ただしソケットの形状は各国バラバラで、グローバルなソケットを持ってこなかったので使えませんでした
特に最近はiPhoneの充電が旅の盲点
こういった時に充電できるよう、旅先でその国のコンセント形状に合わせたiPhoneの充電器を買うのが日課となり、私の海外土産のコレクションとなっています

トイレと洗面所のデザインも良いですね
イタリアを感じさせるデザインです
 

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とそうこうしている間に目的地のひとつモデナに到着です
 

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そうモデナはあのフェラーリ社の創始者「エンツォ・フェラーリ」の生まれ故郷
フェラーリには「モデナ」という名の車種もあります
車好きにとっては聖地の一つとなっている場所なんです

イタリアで自動車産業といえば、まず思いつくのは「トリノ」でしょう
フィアットの城下町として海外にも知れ渡った工業都市です
けれどイタリア人にとってはこちらが「自動車のまち(citta` del motore)」といってはばからない聖地とも言える場所があります
それが今回訪れた街「モデナ」です
何故か・・・・そのわけは簡単
「マセラティ」(モデナ市内)
「デ・トマソ」(モデナ市内にあったが現在は解散)
「フェラーリ」(モデナから南へ10km程の所にあるマラネッロ)
「ランボルギーニ」(モデナから東に10kmほどのところにあるサンターガタ・ボロネーゼ)
など、錚々たるメーカーがこのモデナもしくは近郊に集積しているからなんです
 

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私がまだ中学生くらいのころでしょうか
そのころ「スーパーカーブーム」というものがあり、そのころ見聞きしたスーパーカー(高級スポーツカー)のほとんどが、何故かこの地で作られていることを知り、あこがれのようなようなものを感じておりました
そうここモデナは一度訪れたいと思っていた、私にとっての聖地なんです

私の住む札幌から飛行機を乗り継ぎ24時間、そしてローマからも列車を乗り継ぎさらに3時間余り
とうとうそのモデナ駅までやってきました
途中の列車からの車窓はブドウ畑や豊饒な農地がどこまでも続く田舎の田園地帯
そういえばバルサミコ酢の産地として有名でしたね

こんなところからあの高級スポーツカーが生まれてくるなど、なんだか信じがたい風景でした
 

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駅から降りてまず向かったのが観光案内所
ここでモデナの地図をいただきます
このあとマラネッロまでバスで向かいますので、バスターミナルの場所もここで聞いておきました
 

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さっそくバスの乗車券を買いにバスターミナルへ
途中大きなサッカースタジアムに出くわしました
 

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それが「スタディオ・アルベルト・ブラーリア」
マラネッロからの帰りはこの通りも封鎖され、警察の方々も配置されていて
日本でいうところの機動隊の車両のようなものまで出動してました

どうやらこの日、ちょうどここモデナを本拠地とするモデナFCのサッカーの試合が行われていたようですが、サッカーの試合ってここまでしないといけないの
そんな雰囲気でした
 

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あまりにも物々しい警備、そして怒涛のような歓声がスタジアムから聞こえてくるなど
尋常じゃない雰囲気にのまれスタジアムに入ることは有りませんでしたが
本場のセリエBの試合を観る絶好の機会でした
いや~返す返すも残念

そういえばこのあと訪れる「エンッオ・フェラーリ・ミュージアム」
そのエンッオの生まれ故郷はここモデナですが、彼は若い時スポーツ記者になりたかったと語っていました
彼もカルチョの国たるイタリア人、しかもモデナFCは1912年創設のモデナを本拠地とする地元のチーム
スポーツを愛した彼はモデナFCの試合もきっと見に行ってたんだろうな~
ほんとうにこのときに躊躇して観に行かなかったこと後悔しています
 

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そんなスタジアムを素通りし
向かったバスターミナルでフェラーリミュージアムのあるマラネッロまでのバスのチケットを購入
残念ながらバスは出たばかりで、このあと2時間後くらいまでマナレッロ行きのバスはないとのことでした
しかたありません先にモデナ駅近くにある
「エンッオ・フェラーリ・ミュージアム」を覗いていくことにします

モータースポーツ史における偉人として不滅の業績を残したエンツォ・フェラーリ
その功績を後世に残したいのでしょう
昨年彼の生まれ故郷モデナの街に「エンツォ・フェラーリ ミュージアム」がオープンいたしました
 

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ウィキペディアにはこう謳われています
『2012年3月10日、イタリア・モデナで実父が板金工を営んでいた工場兼住居を改装し、エンツォ・フェラーリ生家博物館 (Museo Casa Enzo Ferrari) が開館した。
(中略)
館内にはフェラーリやアルファ・ロメオの初期の市販車・レースカーの他に、エンツォのトレードマークであるサングラスなどの愛用品も展示されている。』

昨年3月に出来たばかりの博物館
blogなどを見渡してもまだあまり紹介されていません
折角イタリアくんだりまできたのですから、これは実際に行って見てこなければなりませんね
 

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場所はモデナ駅から歩いて10分ほどの距離にあります
地元の方でしょうか、看板を見ながらどこだろうと探しているとこっちだよ・・・と言ったように思えた・・・と声をかけてくれました
おかげで迷うことなくこの門に到着
 

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ここを訪れたのは日曜日でしたが、館内は思ったよりも閑散としていました
フェラーリというよりはアルファロメオやマセラッティのレーシングカーが多かったという印象が残りました
「おさわり禁止」とは書かれていませんが、直接触るのは厳禁でしょう
けれど写真を撮るのはOKのようでした
 

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たっぷり写真を撮ってきたので、こちらにUPしておきますね
 

エンツォ・フェラーリ ミュージアムのアルバム(7ページ75枚あります)
 

このエンツォ・フェラーリ ミュージアムの開設に当たりネックになったのが、この生家に他の持ち主がいた事だったようで
ウィキペディアにはこうも書かれていました
『生家はエンツォによって売却されていたため取得が難航し、現在の所有者から賃貸というかたちで開設された。』
エンツォ・フェラーリがが若かりし頃に、レース用のクルマを購入する資金を得るために、母親を 説得してこの家を売却してしまっていたんですね
やはりレースにはお金がかかるようです
このミュージアムにはそんな話の足跡も潜んでいたようにも思えました

ちなみにエンツォ・フェラーリのお金に関する話ではこんな話も残ってます
1969年世界を襲ったオイルショックの波はフェラーリの屋台骨をくじき、経営難となってしまいました
F1の資金もままならない、そんなときエンツォ・フェラーリはFIAT本社に出かけて、社主ジャンニ・アリエリをはじめとした面々こう言ったそうです
オレの死後フェラーリはあんたらにくれてやる
だから当面のF1資金を出してほしい
こうしてFIATから資金を援助してもらったんですね
これを好条件とみるか、それとも商売だったのか知る由もありませんが

エンツォ亡き今、フェラーリはフィアット社の傘下にあります
F1マシンにあるFIATの文字が物語っていますね
「金は出しても口は出さない」
そう社主ジャンニ・アリエリはこのときの約束を守ったというわけです

モデナのエンツォ・フェラーリ ミュージアムの入場券とマラレッロにあるフェラーリ・ミュージアムの入場券は当然のようにセットで売られていました
入場料は合わせて€22です
 

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そんなチケットを買おうと並んでいると
目の前にいる上海から来た青年が、とある質問をミュージアムのチケット売り場のスタッフに投げかけていました
上海から来た青年と断言しているのはこのあと少しばかりその青年と話をして
どこから来たのか聞いていたからです
その青年はこの入場券売り場のスタッフにこう質問いたしました
「そのマラレッロまでどうやって行けばよいの?」
鉄道のないマナレッロまではバスかタクシーでしか行く手段はなく、コストを考えると当然のごとくバスが一番の選択肢となります

ちなみに私どもはこのエンツオ・フェラーリ ミュージアムに来る前にバスターミナルでマラネッロ行のバスのチケットを買ったばかりでした
そんなことも知らないのか・・・ばかりにそんなやり取りを聞いていました
 

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ここでスタッフはバスターミナルからのマラネッロ行のバスのことを話すと思っていたら
スタッフは考えても見なかった事を話し始めました
なんとこのエンツオ・フェラーリ ミュージアムからマラレッロのフェラーリミュージアムまで専用のシャトルバスが運行されているとのことでした

えっそんなものがあるの・・・・知らなかった(>_<)
「どや顔」が一気に萎縮します
もっとも€25と結構高そうな金額が提示されていましたが、交通の便の悪いこの地域では一番の選択肢だったかもしれません
 

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そんな上海から来た若者はさっさと専用のシャトルバスでマナレッロのフェラーリミュージアムへと旅立っていきましたが、私どもはこのあと20分くらい歩いてモデナのバスターミナルへ
そこにはマラレッロ行である800番のバスが待っていてくれました
 

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あらかじめ買っておいたチケットを読み取り機に通しバスに乗り込みます
イタリア語はチンプンカンプンですが、降りるところがわからないので英語でバスの運転手にフェラーリミュージアムで降りることを伝えておくと
捲かしておけとばかりに相槌をうってくれました

30分くらい走ったところで運転手がここだとばかりに止まってくれた場所
それがあのフェラーリの本社でした
 

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帰路ももちろんバス
この日は日曜日とあってバスの便も半減です

こういった場所は帰りの便のほうが、データもなく大変だったりもしますので
バス停にあった時刻表を載せておきますね
(2012年12月現在のものです) 


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でもモデナのエンツォ・フェラーリ ミュージアムからマラレッロまではやはり専用のシャトルバスのほうが便利かと
ペアでチケットが売られているくらいですから、みなさん順序は違えど双方のミュージアムに顔を出します、当然のように何らかの交通手段があってしかるべき
こんな一番単純な考え方がこの時にはできませんでした

いつものように旅は失敗ばかりです

とうとうここまでたどり着くことができました
私の住む札幌からは新千歳空港~成田空港~パリ・シャルル・ドゴール空港~ローマ・フィウミチーノ空港を経てローマ
ここまでが25時間の空の旅
ローマからは鉄道の旅
フェラーリ特急でボローニャ、そしてトレニタニアでモデナ
そしてモデナからマラネッロまではバスに揺られ3時間半ばかり
そんな長い時間をかけたどり着いたのがここマナレッロにあるフェラーリ・ミュージアム

跳ね馬が私を迎えてくれました
 

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レポートはまた後日として、当日撮ってきた写真をUPしておきますね

マラネッロのフェラーリ ミュージアムのアルバム(13ページ150枚あります)

マラネッロにあるフェラーリミュージアム
入場してすぐの1FにはF1などで活躍した歴代のレーシングカーが並んでいました


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フェラーリは自動車レースの最高峰であるF-1においてのコンストラクター活動が有名ですが、ちょっと前まではSWC(スポーツカー世界選手権)や耐久レースそしてF2にも参戦していました
そんな名残りフェラーリのF2マシン
「166 F2」
1940年代のマシンですが、このマシンに搭載されているエンジンが12気筒というから驚きです
 

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フェラーリはヨーロッパの覇者としてルマンなどの耐久レースにも参戦
そのころのマシン「フェラーリ512BB LM」
 

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後ろからハッチバックの中を覗くとそこにはエンジンが搭載されています
ちょっと違和感を感じるといいうか、五月蠅いだろうなと思いつつも、これぞミッドシップシップレイアウトというのを見せつけてくれます
 

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そのほかにも昔懐かしいGTカーがずらり
こういったマシンを見ているとなんだか「マッハ GO!GO!GO!」のオープニングテーマを思い出しました
~風もふるえるヘアピンカーブ♪
~こわいものかとゴー・ゴー・ゴー♪

そういう世代なんです
 

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さてフェラーリといえばやはりF1
カーNO27はナイジェル・マンセルの駆ったマシン
「フェラーリ 640」です
 

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フェラーリのF1に初めてセミオートマが採用されたマシンで
内部を覗くと、今風のゴテゴテしたステアリングではなく
ステアリングにはいかにも取ってつけたようなスイッチがあります
左側にも同様にスイッチパネルが配置されていました
 

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ジル・ヴィルヌーブのマシン
「フェラーリ312T4」


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マンセルのマシンと並べられ展示されていました
ちなみに後日紹介しますが、特別展としてちょうど
完璧な「ジル・ヴィルヌーブ、彼のフェラーリ時代」展というのが2Fのフロアで開催されていました
 

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一番新しいマシンは「フェラーリ・150°イタリア」
フェルペ・マッサとフェルナンド・アロンソが乗っていたマシンです
やはり新しいF1マシンはかっこいいですね
 

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工業製品も極めると芸術品と言ってもよいものがあります
フェラーリのエンジンはその最たるものの一つかと思います
こうしたF1のエンジンも展示されていました
 

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こうした歴代のフェラーリのF1マシンをこれだけ間近で見れるのはこのマラネッロのフェラーリミュージアムだけではないでしょうか
・・・・おっとそういえばドバイにも「フェラーリ・ワールド」ってのが出来たんでしたね
こちらもそのうち行ってみねばならないようです
 

さて次は2Fにあがり市販車のコーナーを物色
フェラーリがいうところのロードカーを舐めるように見ることにします

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フェラーリミュージアム、レーシングカーばかりが展示されている1Fから2Fに向かう途中の中2階には
エンツォ・フェラーリのオフィスのレプリカが展示されていました
 

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そのオフィスのレプリカの前にはフェラーリらしからぬ4ドアセダンが展示されています
サインボードには「FERRARI PNIN 1980」と書かれていました
「FERRARI P6」という車も同じ場所に展示されていましたが、これらはエンツォ・フェラーリ縁の品
もしかして生前エンッオ本人が乗っていた車だったのでしょうか?

さてそんな中2階から、2階にあるロードカー展示室へ

 

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新旧さまざまなフェラーリのロードカーが並べられていますが、これらはフェラーリオーナーから貸し出されたものだそうです
おかげでいつ行っても展示しているフェラーリは違うものなんだとか
それはさておき展示されているフェラーリは結構古い年代のものもありますが、みな同様にピカピカです
大事に乗られていたんだろうな、しかもいつも手入れを欠かさず
よく日本人ほど洗車の好きな民族は居ないなどと比喩されたりもしますが、日本人だけではなくイタリア人も同様のようです

 
さてそんな1台
まずご紹介するのが「DINO 206GT」
フェラーリには珍しくV型6気筒エンジンをミッドシップにマウントした市販車です
F2用エンジンホモロゲートの条件となる台数確保のためつくられた車両で
本来フェラーリでは無いという方もいるようですが、このデザイン1967年の生産ということを鑑みると斬新ですよね
エンツォが最も愛した車とも言われています
 

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そしてフェラーリといえばテスタロッサ
プロ野球界では定番のスーパーカーで
あの清原選手が現金を風呂敷に包んでフェラーリ・テスタロッサを買いに行ったという話が残っているくらいです(都市伝説かもしれませんが)
 
 
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続いて「512BB」(もしかして365GT/4 BBかもしれません)
512は5リッターの12気筒をさし、BB(ベルリネッター・ボクサー)は2ドアクーペ・水平対向エンジンの意味、判りやすいペットネームですね
 

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512BBから向こうには「365GTB/4スパイダー」
ディトナの愛称であまりにも有名な一台、そのオープンカーである「スパイダー」というから贅沢ですね
映画「マイアミバイス」にも登場いたしました
そしてディーノ
一番奥にあるのは「275 GTB」と名車が並びます
 

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フェラーリのスパイダーといえば、現代版「デイトナスパイダー」ともいわれる
「550バルケッタ ピニンファリーナ」
ピニンファリーナが創業70周年を迎ることを記念して造られた車です


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バルケッタの名の通り2シーターのオープンカー
運転席が良く見てとれます

屋根は一応ついているんだそうですが
雨が降ったら乗らない車なのかも知れません
 

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もう一台隣にあったオープンカーは
「360バルケッタ」
故フィアット会長のジャンニ・アニエッリ氏が、フェラーリ社会長のルカ・コルデロ・ディ・モンテゼモーロ氏の結婚祝いとして贈ったモデル
サインボードには(ワンオフ ルカ・ディ・モンテゼモーロ)と表記されていました
 

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銀色に輝くボディはアルミ押し出し成型
3600ccのV型8気筒のエンジンを
ミッドシップにレイアウトする贅沢なオープンカーです

世界に1台のモデル
これ欲しいかも
 

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オープンカーばかりの紹介ですが、最後にもう一台
「SA アぺルタ」
史上、最高級のフェラーリと評されるフェラーリです
 

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さてフェラーリミュージアム探求はまだ続きます

伝説のドライバーと言われる「ジル・ヴィルヌーヴ」
母国であるカナダでは、初勝利を遂げたイル・ノートルダム・サーキットをジル・ヴィルヌーヴ・サーキットと改名したり
今回訪れたこのマラネッロの地にもジル・ヴィルヌーヴ通りがあるなど彼に対する評価は非常に高い
F1に限って言えば彼にはたった5年の戦績、しかもチャンピオンは争いすら経験がないのにもかかわらずのことである

そんなジルの特設展を、たまたま訪れたフェラーリミュージアムでやっていた
その名も完璧な「ジル・ヴィルヌーヴ、彼のフェラーリ時代」展
マラネッロまで来て本当によかった
 

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ジル・ヴィルヌーヴのことをウィキペディアのなかで下記のように評していたが、的を得ているように思える
『F1における通算成績はポールポジション2回、ファステストラップ8回、優勝6回、チャンピオン経験なしであり、数字だけを見れば「少し速いドライバー」レベルのものである。しかし、傑出した才能やレースに対するクリーンな姿勢、諸映像に残るアグレッシブな走りから「史上最高のF1ドライバー」「記録より記憶に残るドライバー」と賞賛され、現在も後進ドライバーから憧れの対象とされることがある。』


そして彼はフェラーリなしでは語れない
エンツォ・フェラーリのお眼鏡にかなったドライバーで彼を抜擢しそして誰よりも評価していた
愛していたといっても過言ではないでしょう
この特別展にはF1マシンとともにエンッオと談笑するレーシングスーツ姿のジルの写真も飾られていました
 

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さてこのF1マシン
「FERRARI 126C(1981)」に貼られているカーナンバー「27」
ヴィルヌーヴの獅子奮迅の活躍と悲劇の死により、27番はティフォシから「偉大な番号」として愛されているものらしい

そんな27番を横にし記念撮影
イタリア語はわかりませんが「ピクチャー・プリ~ズ」と来場していたアベックの男性のほうにコンデジを差し出したら
同じキャノンねって言ってごっついデジイチを抱えていた女性のほうが撮影してくれました

 
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ニキ・ラウダもこのモデルに乗ってましたが、こんな間近でF1の写真が撮れるんです
パリのルーブル博物館もそうでしたが、やはり来場者を信頼できる大人の国って良いな
 

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パネルの写真で後から見て、お~写っていたと思ったのがこの写真
フォーミラー・インディカートの向こうにヴィルヌーヴの家族が写っています
そうですジルの息子ジャック・ヴィルヌーヴの幼少時代の写真のパネルがありました

そういやジル・ヴィルヌーヴって家族を大切にし家族とともにモーターホームでヨーロッパを転戦したんでしたね
ちなみにこのジャック・ヴィルヌーヴ
ジル・ヴィルヌーヴの死んだ15年後の1997年、F1でヨーロッパなどを転戦し父が果たせなかったワールドチャンピオンをもぎ取ることになります
 

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当時住んでいたモンテカルロからマラネッロまでを記録的なタイムで走らせた
ジル・ヴィルヌーヴの愛車308GTSも展示されていました
ちなみに彼は母国であるカナダでもスピード違反の常習者だったようです
 

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展示物は車だけではなく、部品やらレーシングスーツも飾られています
オークションに出されたらいくらの値がつくんだろうと思わずにいられません
 

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表彰時のシャンパンファイトに使われた瓶もありました
このころは「MOET」だったんですね
ジル・ヴィルヌーヴのF1での優勝は6回限りですから貴重な1本です
 

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そんな特別展ですが、帰りのバスもありますのでこの辺で退散
おっとその前に土産を買いにフェラーリショップに行かねば
 

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フェラーリ・ストア

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「フェラーリ・ストア」というオフィシャルグッズ・ショップ
最初にこのお店に出会ったのは3年ほど前
ハワイはオワフ島、カラカウア通り沿いロイヤル・ハワイアン・センターに出店していたのを見たのが最初でした
 
ブランド品点が軒を並べるオワフ島の繁華街ワイキキに店を構えるだけあって
オフィシャル・ショップというよりはブティクといった雰囲気でその時は足を踏み入れることができませんでした
 

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こうしたフェラーリ・ストアはワイキキやラスベガスなどアメリカに出店しているだけではなく上海・ドバイ・リオ・デ・ジャネイロなどの新興国を含め、いま世界各国に積極的に展開しているようです
もちろんイタリアの玄関口フミチーノ空港にもこうしたフェラーリ・ストアがありました


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今回訪れたフェラーリミュージアムもご多分にもれずフェラーリ・ストアがあり
出入り口にはカフェと併設される形で出店しています
 

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でも私どもが訪れたのはここではなく
フェラーリ本社前にある元祖フェラーリ・ストアでお土産を物色します

じつはフェラーリミュージアムに行く際
場所がわからなくて、このフェラーリ・ストアで道を聞いていたからです
その際、東洋系のスタッフにへ聞いたのですが
たくそな英語とあって日本人だとバレバレ、道順はなんと日本語で教えてくれました
それもそのはずその東洋系の女性は日本人でした
最近の海外で活躍している日本女性を見かける機械が多いのですが、頑張ってるな~と思う反面
日本男児はどこに行ったんでしょうか?
 
ちなみに建物の上のほうに見えるのはホテルなんだそうです
ここに泊ってフェラーリゆかりの地を巡るのもなんだか楽しそうですね
 

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店にはF1マシンがディスプレィされています
 

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店内はこんな感じですが、まだまだ奥行きがあり
Tシャツやらキャップなどアパレルを中心に結構な商品が並びます
 

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ここに来た記念にお土産数点購入いたしました
 

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そのお土産の一品、フェラーリのテディベア
なかなか良いでしょう
 

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ボローニャ駅を出ていく鉄道はイタリアはトレニタリア
「フィレッチャ ロッサ」です
時速300kmを誇る高速鉄道
ちなみにフレッチャロッサとは赤い矢を意味するのだそうです
 


 

マラネッロからモデナに戻った後はまた鉄道の旅
モデナ駅でトレニタリアの切符を購入
いつも手まどう切符の自販機と格闘しながらも
モデナ~ボローニャとボローニャ~ローマ・テルミニ間の切符をここで合わせて購入することができました


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まずはローカル列車レッジョナーレに乗り込みます
E464電気機関車が牽引するいかにも地方路線ですが、さすがは椅子の文化ヨーロッパの列車
日本のローカル線ではあまり見られない、おしゃれなシートで座席数は少なかったのですがなんとか席を確保できボローニャを目指します
 

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ボローニャから乗車するのは、フレッチャ ロッサ
名前の由来となったその牽引車の赤がひときわ目立ちます
 

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ただし今回は2等車の自由席
人気の路線に加えこの日は日曜日
残念ながら満車で座ることはできませんでした
突っ立って2時間半の鉄道の旅はちょっと辛い
そこで食堂車にでも遊びに行くことに

食堂車のカウンターには当然のようにエスプレッソマシンがあります
ここでカフェラテとサンドイッチを頼み食堂車でまったりすることにします
 

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食堂車はこんな感じで、席もゆったり
そうコーヒー一杯とサンドイッチでローマ・テルミニまでの2時間半をここで過ごすことにします
 

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ローマでナポリタン?を食す

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イタリアで本場のパスタ「ナポリタン」を食べてきたと言うと笑われるのかもしれません
そうです「ナポリタン」は日本発祥の料理として広く認知されているからです
でも本当にそうなのでしょうか?
確かにトマトケチャップで味付けしたスパゲティ・ナポリタンは日本が起源の料理と言って差し支えないでしょうが、そんなナポリタンには実は元となった料理があったようなのです
かといってその元となった料理はイタリア料理ってわけでもないようです

大正時代から日本では洋食と言えばフランス料理でした
そのフランス料理には付け合わせとして、パスタが皿に添えられていることがあります
そんな付け合わせのパスタはフランス料理の教科書ともいえるエスコフィエの料理集の中にも「ナポリ風ガルニ」という料理で紹介されていて
茹でたスパゲッティにチーズとトマトピューレとバターを和えると書かれています
そんな料理が大正時代に日本に伝えられていた可能性があり、それがナポリタンの起源となったという説があるくらいなのです
そういえば今でも弁当の片隅にナポリタンの添え物があったりしますね

まあまったく何もないところから「スパゲティ・ナポリタン」が生まれたという話よりはこちらのほうが信ぴょう性が高いように思えます
 
 

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写真の料理
メニューのパスタの貢にあった
ナポリタンン・ソースと書かれたスパゲティを頼んださい出てきたものです
 

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食べたのは今年正月に伺ったイタリアはローマ
バルベニーニ駅近くの
「テラッツア バルベリーニ (TERRAZZA BARBERINI)」というお店です
 

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日本人ご用達のお店らしく
店の玄関には「JCB」使えますよって宣伝されています
いかにもスパゲティ・ナポリタンらしきメニューがあったのもそんなわけなのかも知れません

IFには惣菜やデザートの並ぶカフェというのかBARというのかそんなお店
 

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奥には立ち飲みのBARがあり
なんとなく土曜の夕方FMでやっている東京一の日常会話
「アバンティ」のウェイティングバーを髣髴させました
 

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2Fは本格的なイタリアンレストラン
予約はしていませんでしたが、快く入店させていただきました
 

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スパゲティ・ナポリタン?の他に頼んだのは
「マルゲリータ」とイタリア名産の生ハム「プロシュート」
こちらの大変美味しかったですし
イタリアンビールとスパークリングワイン(プロセッコ)のハーフボトルも頼みましたが、会計は€52(日本円で5千円ちょっと)と割安
スタッフの対応も良く満足の夕食となりました
 

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アジアや東南アジアでホテルに宿泊する際はたいていは朝食をプランに付けておくことにしています
物価の安いそういった地域では、格安で泊まれるので朝食をつけてもたいして宿泊料金が変わらないからです
それに加え食事の美味しいアジアや東南アジアでは、舌の肥えた方が多いせいかホテルの朝食も美味しいんです
それに加えそれがビュッフェだったりすると見栄張りはお国柄とあって、とてつもなく豪華なビュッフェだったりするからです
 

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今回宿泊した「ホテル・デッレ・ナツィオーニ・ローマ」
そんな豪勢な朝食は期待できませんが、朝食付きのプランで予約してありました
ホテル近くのBARあたりに出かけることも考えましたが、朝はやくからあちこち観光に出かけることになりそうだったので、朝食に時間はとれません
ゆったりとしかもさっさと朝食が取れるのはやはりホテルでの朝食だということもあり
朝食ビュッフェを予約してありました

そんな朝食ビュッフェ
まずはコーヒー
ビュッフェレストランには当然のようにエスプレッソマシンが鎮座してます
どこにいっても美味しいコーヒーが飲めるお国柄のようです

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そしてヨーロッパではどこに行っても美味しいパンが食べられます
朝食はそんなパンをちょっと変わったトースターで焼きます
 

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他にはハムやチーズ、そしてスクランブルエッグ
果物はもちろん、ヨーグルトがこれでもかと並べられていました
 

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アジアのような豪勢な朝食ではありませんが
いかにもコンチネンタルフブレックファーストといったシンプルイズベストの朝食を食べ
ローマの街に繰り出すことといたします
 

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映画「グラディエーター」の主な舞台となった「コロッセオ」にやってきました
映画の中での剣 闘士同士の闘いは迫力あるものでしたが、ここで2千人と言われる人々が闘いや猛獣の餌食になり命を落としていると考えるとちょっと複雑な思いです
 

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前日の夕方にも一度伺いましたが、午後3時半ということもあり入場させてはもらえませんでした
ちなみに閉館時間は日没の1時間前なんだとか
今日はそのリベンジ、ホテルで朝食をとってすぐに地下鉄でこのコロッセオに向かいました


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朝一番ということもあり地下鉄を降り見えてきたコロッセオ周辺はさほど混雑しているわけではありませんでした
もっとも入場ゲート特にチケット売り場はそんな時間にかかわらず人垣ができていました
そんなときこの「ローマパス」があれば入場できますので並ばずに済みます
それに加え、なんとローマパス用の入場レーンがありすんなり入場することが出来ました
これだけでもこのローマパスを購入した意味がありました
そうローマの観光名所はどこも混雑しているんです
 

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さっそくコロッセウム内部を覗こうと最上階へ
そこには朝日に輝くコロッセオが望めます
 

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こうした撮影ポイントはいくつもあるのですが、そこで気づいたことが一つ
イタリアに来てからというもの日本人に出合うことがありませんでした、どうやらここは日本人だらけ
ここコロッセオの午前中の公用語は日本語と思うくらい多かったんです

もっともこんな朝早くから観光しているわけですから、勤勉な日本人が多いのもうなずけます
ちなみに私たちがローマに行ったのは正月休みですから、当然日本人の比率も多かったのでしょう
そう言えば看板にも日本語表記されているくらいもともと日本人観光客が多い場所なのでしょうね


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さて1900年も現存するスタジアムなわけですが
なぜこんなものが造られたのか
ウィキペディアの「パンとサーカス」のページにはこう書かれていました

『パンとサーカスは、詩人ユウェナリスが古代ローマ社会の世相を揶揄して詩篇中で使用した表現。権力者から無償で与えられる「パン(=食糧)」と「サーカス(=娯楽)」によって、ローマ市民が政治的盲目に置かれていることを指摘した。パンと見世物ともいう。ガス抜きや愚民政策の例えとしてしばしば用いられている言葉である。』

いわゆるバラマキ政策のため造られたんですね
民衆の不満を和らげると言う意味で、このコロッセオというものが非常に重要な役割を担っていたようです
ガス抜きや愚民政策は、なんだかどこぞの国の反日・抗日政策を髣髴させます


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さて写真はコロッセオから眺めたコンスタンティヌスの凱旋門です
この凱旋門が造られた後、ローマ帝国の東西分裂まで100年足らず
バラマキ政策ではローマの繁栄を持続することが出来なかったようです

先日教皇を選出するコンクラーヴェが行われたバチカン
その象徴ともいえるサン・ピエトロ大聖堂です
これはバチカン市国に入る前、イタリアはローマ側からの眺めとなります
 

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コロッセオでコンスタンティヌス帝の凱旋門を見た後は
これまたコンスタンティヌス帝が聖ペテロのものとされる墓を参拝するため造られたという
「サン・ピエトロ大聖堂」へ
見えない国境はこのキャンピングカーのある道路のすぐ先になります
 

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バチカン市国って小さいんですね
世界最小の国家とも言われています
ただ国家と言えどこの国を守る軍隊はおりません
もっともここを攻撃できる勇気のある国はないかと思いますが・・

警察に準ずる組織はあります、それが写真の
「市国警備員(スイス人衛兵)」
残念ながら特徴あるカラフルな服装は黒いコートに隠され見ることはありませんでした
 

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ここを訪れたのが大晦日
この日はミサが行われるとあってこの人垣です
いったい何万人いるうんだろうと思わせるほどでした
サン・ピエトロ広場をぐるっと3回りほど、上から見るときっと渦巻き状に並んだ人の列が見えたことでしょう


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サン・ピエトロ大聖堂の入場はあきらめ
広場の例のスポットへ
 

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そう4本の石柱が1本に見えるという「ベルニーニ」マジックが見られる例の場所から動画を撮影してみました
 


 

さてこのサン・ピエトロ大聖堂の入場はあきらめて、バチカン美術館に向かったところ
こちらもとんでもないほどの人の列が・・・・
 

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無計画にもほどがありますね
やはりバチカン美術館は人気のようで予約してこなければかなりの時間待たされそうです
この日はあきらめWebで予約してまたこちらもリベンジすることにします

サンタンジェロ城

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映画『ダ・ヴィンチ・コード』の続編
「天使と悪魔」
トム・ハンクスの名演が光った映画でしたが、その映画の舞台としてイルミナティという秘密結社のアジトとされたのがこの「サンタンジェロ城」です
サン・ピエトロ大聖堂からほどなく歩いたところにありました
そういったこともあるのでしょうソン・ピエトロ大聖堂から地下通路でつながっているという噂まであります
 

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堅牢な要塞のような機能を持つこの城は
神聖ローマ帝国による「ローマの掠奪」の際にもクレメンス7世が籠城に使用したほどです
なんとなくモンサンミッシェルを髣髴させますね
もっとも共通点と言えば「大天使ミカエル」をその城の頂に供えていることくらいでしょうか

血塗られた歴史ある城ですが、今では子供のサッカー場となっていました
 


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サンタンジェロ城前にはローマ市内を流れる川
「テヴェレ川」がありローマ市内に向け「サンタンジェロ橋」がかかっています
 

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この橋にはベルニーニ作の天使像があり有名ですが、もう一つ
 

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サンタンジェロ橋の欄干にはたくさんの南京錠が付けられています
恋人たちが鍵を付けて愛を誓うというものらしいのだが、こういったことはどこの国も考えることは一緒なんですね
 

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さてそんなサンタンジェロ橋を渡りローマの街に繰り出すとします

パスタと言ってまず頭に思い浮かべるのはイタリアのスパゲティ
そんなイタリアのスパゲティにはナポリタンは別としてボローニャ地方のボロネーゼ(ミートソース)
やジェノバ風など各地にご当地パスタがあるようです
今回滞在したローマにもご多分にもれずご当地パスタがあります
それが「カルボナーラ」
生クリームを使わずに卵、チーズ、パンチェッタで作るローマの伝統あるパスタです
 

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そんなカルボナーラを食べようとやってきたのは
カンポ・ディ・フィオリにある「Roscioli」 ( ロッショーリ)
元々はパン屋と言うか食材店だったのですが、レストランも併設されています
Webで調べたレストランの開店時間の1時間前でしたが
トリュフなど物色しながら店の方にレストランのことを聞いてみると、予約はされていますか?と聞きかえされました
バチカンから歩いてふらり立ち寄っただけでしたので予約しているはずもなく、その旨告げると予約で一杯で入れないと教えてくれました
こんな時はいそうですかと引き下がるのは日本人の悪い癖と思っている私は「食事に1時間も掛かりませんからなんとかなりませんか?」とのたまったところ
しばらく予約表をみて唸りがら一言
カウンター席でよければどうですか?と返答されました
まぁダメもとでもいいですから言ってみるものです
もちろんカウンター席でもOK、さっそく1時間後の昼食を予約してくれました

開店まではもう一つの「ロッショーリ」本店ともいうべきパン屋さんを覗きます
 

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店先には美味しそうなハード系のパンやパイが並んでいます
カウンターに並べられた惣菜もなんだか美味しそう
 

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そうこうしている間に、予約の時間
スタッフに導かれ連れて行かれたのはこちらのテーブル席ではなく
手前のカウンター席
といっても贅沢は言ってられません
なにせ次々やってくる客が、次々返されていくのを目いやというど見せつけられました
(ロッショーリを訪れたいと思われるあなた予約は重要ですよ)
 

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なぜこんなにもこのお店人気があるのか
イタリアのミシュランともいえる、ガンベロ・ロッソの「リストランティ・ディタリア」で
「ローマのカルボナーラ ベスト10」で4年間にわたり堂々1位とされているからなのでしょう
まさにジス・イズ・カルボナーラなお店
皆さん同様にこのCarbonara(カルボナーラ 15ユーロ)を注文していました
 

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Burrata Di Corato E Pomodorini(ブッラータ 17ユーロ)も美味しかった
買って帰えればよかった
何せ日本で売っている輸入物は冷凍のものばかり
一度冷凍するとこの味は味わえないんです
 

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でもこのロッショーリ何が一番美味しいかったいえば、つきものとして出てくるこのパン
もとはと言えばパン屋ですから当然かもしれません
お店おすすめの「Hefe Weisse Anno 25」というビールとともにいただきましたが、このパン絶品です
 

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えっカルボナーラ食べに来たんじゃないのかって
もちろんカルボナーラも旨かったけどパンはそれよりも印象に残りました

そうそう返り道でこんなラッピングされた車「シトロエン berlingo」を見かけました
「ロッショーリ」の配達用のバンでしょうか
ちょっと気になります
 

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「トラム革命」という言葉があります
トラムや路面電車というと日本ではまだチンチン電車のイメージがあり、遅くて不便そんなもの乗るくらいなら車のほうが便利だ・・・といった感じであまり良い印象はありません

ところが昨年訪れたフランス・シャンパーニュー地方のランスで乗ったトラムは、古い石造りの建物にとけ込み石畳の道路を優雅に駆け抜けていきました
トラムというよりはLRT(Light Rail Transit,新型路面電車)という言葉が似合うお洒落な公共交通機関でした
このランスだけではなくフランスの各都市にも相次いでこのLRT導入されていますがそれは、サルコジ大統領が環境問題解決のために、都市圏における新規道路着工の事実上の凍結と、LRT(トラム)やBRTの積極導入を盛り込んだ国家環境戦略「グルネル法」を2009年発効させたからです
 

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都心の機能マヒや環境悪化をもたらしている車を締め出して、人や環境に優しい公共交通の構築する
これが「トラム革命」といわれるものです
ヨーロッパやアメリカの都市ではトラム(LRT)路線はネットワークを構築し基幹交通として位置づけられているんです
イタリアはローマにももちろんそういった考えは浸透していて、ローマ市内をこの新型のトラムが行き来していました
 

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カンポ・ディ・フィオリにもそんなトラムの始発駅があり行き先が「アルゼンチーナ」と地下鉄の駅名だったので乗り込みました
まあ地下鉄の駅まで行けばあとは何とかなるでしょうといった具合です
 

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車内はこんな感じ
3両編成で中は貫通し席は少なく立ち席を多くしてあります
朝晩の通勤に使われているということですね
乗り方としては本来ならこの機械にICカードなりキップをかざして乗り込むんでしょうが、このトラムの乗車にもローマパスは使えました
 

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と、トラムに乗り込んだとこまでは良かったのですが
私の意に反してトラムからの車窓はどんどん寂しくなってきます
そう街中から市外に向け走っているようなんです
30分ほど走ったでしょうか、とうとう終点まで来たときは周りの景色は閑静な住宅街となっておりました
付近を散策しましたがどうやら私の考えた「アルゼンチーナ」とは全く違う地域に来てしまったようです

こんな時はあわてずに元に戻る方法を取るのが一番
終点・始発ということでたくさんのトラムが停まっていますが
運転手に聞いてローマ市内に戻るトラムに乗り込むことにしました
 

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ローマ市内無向かう途中、Webであれこれ調べ
どうやら途中のStazione Trastevere駅でバスに乗り換えれば、地下鉄ピラミッド駅に行けそうです
トラムを降りバスを見つけ、運転手にこのバスはピラミッドまで行くのか訪ねて乗り込みます
乗り込んだバスは間違いないようですが、今度はどこで降りたらよいのかさっぱりわかりません
ローマ市民の使うバスとあって、車内放送はイタリア語のみなんです
 

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ここでiPhoneの地図アプリを使い
ピラミッド駅にピンを刺して、近づいたら降りる作戦をとることにしました
 

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ここだと思うところでバスを降りると、何故か全員バスを降ります
そうです考えればわかりますがここがバスの終点だったのです
そこにはピラミッド駅の象徴「ピラミッド」がありました
ちょっとヒヤリとはしましたが、トラムのかげで楽しくローマを彷徨わせてくれました

ちなみに私の住む札幌にも市電という名の路面電車がありますが、どちらかというと廃止や路線縮小の傾向にあります
車社会北海道にあって
200万近い人口を抱える札幌も朝晩の通勤ラッシュによる渋滞は激しく環境にも悪いのは言うまでもありません
しかも通勤時はどの車を見てもたいてい一人しか乗っていないようです

わが街札幌においてもヨーロッパのような脱自動車の流れを
「トラム革命」をすすめてもらいたいものです

よく徒党を組んで飲み屋で騒いでいる団体がいたらそれは日本人かドイツ人だと比喩されたりします
普段はどちらかというと根暗に思われがちなどことなく似通った両国民ですが、大勢で飲んで騒ぐトップ2にランクインされているようです

ところが今回訪れたここローマの人々(観光客も大勢いたようですが)も同様に飲んで騒いで新年を祝う年越しのカウントダウンを楽しんでいました
これがラテンの血かと思わせるに充分な明るく陽気な一夜でした

そんなローマでのカウントダウンパーティ
流石にミサの行われるヴァチカンのサンピエトロ広場では無理なようですが 
スペイン広場やポポロ広場、ナヴォーナ広場などローマの有名な観光名所では必ずといって良いほどどこでも繰り広げられており
シャンパンやビールを片手に飲んで歌ってといった宴が夜通し催されていました

私が今回宿泊した「ホテル・デッレ・ナツィオーニ・ローマ」からトレビの泉は歩いて5分ほど
大晦日の夜はこのトレビの泉にて行われる年越しのカウントダウンを楽しもうと、このホテルを予約していました
 

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ギリギリに行って、混雑で入り込めないのもシャクなので1時間前にトレビの泉に向かうと
するとどうでしょう、どこから集まったのか判りませんがトレビの泉周辺はご覧の人だかりです
何千人いるのでしょう
寒いのにも関わらずワインやシャンパンを携え新年を待っているようでした
 

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そしていよいよ新年を迎える年越しのカウントダウン
そんな様子を動画で撮ってみました
 


 


新年を祝い歌う人々
陽気にはしゃぐ人々
鳴り響く花火やクラッカー
そんな人々の手にはシャンパングラスやビール

これぞ「ローマで迎える年越しカウントダウン」といったものでした


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でもこの晩は吐く息が白くなるほど寒かったせいか
近くの出店は閑古鳥がなく有様のようでした

こういうのを見るとイタリアの景気って思った以上に悪いんだと感じさせます
 

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ところで「トレビの泉」はこの後、20か月の歳月と2億6千万円の修復費をかけ大規模な修復作業が行われているんだとか
スポンサーは有名ファッションブランド、フェンディ
お金って有るところには有るんだな~

今回のローマ観光、年越しのカウントダウンが経験できたのは良かったのですが
翌日の元旦はローマのほとんどの店がやっていないのに加えて、なんと史跡や美術館まで閉まってしまっています
まあ長期滞在している観光客は1日骨休みなんてことに使えるんでしょうが、私どもはいつもの弾丸旅行、そんな余裕はありません
ローマ中が閉店してしまっているので、このままでは一日途方に暮れてしまいます
しかもローマ市内どころか、イタリアの他の都市へ足を伸ばそうと観光ツアーを探してみても元旦にやっているツアーは皆無でした

そこでスマホやタブレットであちこち検索
ポンペイの遺跡あたりを見に行こうと画策したのですが、こちらも閉館しているとのこと
ようやく突き止めたのが「ピサの斜塔」
元旦も営業しているとのことでした
(あいかわらず無計画にもほどがありますね)

ピサの斜塔への元旦のツアーはありませんが、鉄道とバスを使えば行けそうです
まずはティブルティーナ(ローマ)駅からフェラーリ特急イタロに乗ってフィレンツェへ
そこからローカル線に乗り換えピサ中央駅を目指しそこから路線バスでピサの斜塔を目指すというプランです

もっともプラン通りに事が運ばないのが海外
まず最初にホテルで早めの朝食をとり最寄り駅のバルベリーニ駅に行ったところ元旦営業で通常より1時間遅れの始発となる地下鉄に遭遇してしまいました
これでは地下鉄で時間までにティブルティーナ駅までたどり着くことが出来ません
仕方がないので涙をのんでタクシーでティブルティーナ駅を目指すことにします
(そうです海外でも地元の方が使う公共交通機関を利用して観光するのが我が家のポリシーなんです)
 

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ちょうど一台バルベリーニ駅で客待ちをしている、プジョーのタクシーを見つけました
運転手にティブルティーナ駅まではどのくらいでいくらくらいと聞いたところ
15分ほどで€10とのこと、考えているよりずっと安く2人で地下鉄にのるのとそんなに変わらないようです
しかも本来なら発車ギリギリにティブルティーナ駅につくはずがかなりの時間節約で余裕をもって到着できました

さてここからが大変、例の切符の自動販売機との格闘が待っています
ただ前回とは違い今回はイタロの事務所もオープンしていました
スタッフに聞きつつ自動販売機を操作するのですが、画面には使えますよと表示されているクレジットカード
「JCB」「アメックス」が使えません
やはり結局は現金で購入することになりました
 

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ティブルティーナ駅からフィレンツェまではフェラーリ特急イタロで1時間半
到着した「フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅」 での乗り換え時間は15分しかありませんでした
15分といえば結構あるように思えますが、この15分で長いホームを歩き
苦手な切符の自動販売機でピア行の切符を購入し、目的の列車のホームを探してその列車に乗り込まねばなりません
 

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ちなみにフィレンツェSMN駅はだだっ広いうえ、16ものホームがあります
ここで旅につきものの「ネコブル(トラブルの小さい奴と思って下さい)発生してしまいました
そうです時間が迫っていて急いで乗ったため
誤って違う方面向きの列車に乗り込んでしまったんです

列車内外に行先表示はないうえ
ホームの表示も判りづらかったのがその理由です

しっかりと電光掲示板時刻表でホームを確認すればよかったのですが
あまりにも時間がなかったゆえの失敗です

列車が発車したあとiPhoneの地図アプリで見たところ、目的のレオポルダ線ではなく違う路線を方向違いに走っているのが判ります
 

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これはいけないとすぐさま次の駅で降り、折り返しフィレンツェSMN駅に舞いもどります

慌ててはいけないと、一息つくことにいたします
ちょうどホームに「シェフ エクスプレス」というイタリアの駅中心に展開しているチェーン店を発見
ここでエスプレッソを一杯
どこに行ってもイタリアはコーヒーが美味しいのがいいですね
おかげで一息ついてちょっと落ち着くことが出来ました
ネコブルもトラブルまで発展せずに済みましたし
 

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改めてしっかりホームの電光掲示板時刻表を確認して乗りなおした
トレニタニアのレオポルダ線
「インターシティ」です

ちょっと歴史を感じさせる古い車両ですが、これぞまさにイタリアの足といった感のある列車ですね
 

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1時間少々の短い列車の旅ですが、ちょっと贅沢して一等車を予約しました
これが正解
この元旦にイタリアでオープンしている観光地はごく僅かだったこともあり
ピサ行のインターシティ、特に二等車は混雑していたからです
 

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途中小用にトイレに行きましたが
懐かしい感のある
下に枕木や敷き石が見える垂れ流し式のトイレでした
 

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そうこうしている間にピサ中央駅に到着
ピサ「奇跡の広場」に伺うことにします
 

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ローマから途中、列車を乗り違えるなどの失態を演じながらもなんとかピサ中央駅に到着
この駅からはLAM ROSSOというバスに乗り込みピサの斜塔へ向かいます
駅から10分もかからずに「torre」というバス停に到着しました
歩いてもいけない距離ではありません
 

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バスから降りてすぐのサンタ・マリア門の隙間から大聖堂ドゥオーモ
そしてその奥にはピサの斜塔が目に飛び込んで来ました
8度と聞いていましたが、結構傾いているものです
 

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残念ながら雨がポツポツではありますが、降ってくる雨模様
傘をさすほどではないにせよ、ここには大勢の観光客の姿が・・・・・
そうです他にやっている観光地はほとんどないからでしょう
 

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ここはピサの斜塔があまりにも有名ですが、世界遺産となっているのは大聖堂、洗礼堂などを含めた建物がある ドゥオモ広場全体が指定されています
斜塔のみならずイタリアの海洋国家だったピサのころの繁栄を象徴したロマネスク建築の建物群が見事で、白色の大聖堂「ドゥオモ」や洗礼堂、塔が並ぶ広場はその美しさゆえに『奇跡の広場』とも呼ばれています
確かに柔らかそうな緑の芝生の上にそっと載せられているような佇まいを見せるこの建物群は一見の価値がありますね
 

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ドームが美しい洗礼堂
 

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そして次はいよいよピサの斜塔に昇ります
大聖堂ドゥオモに隣にそびえるる姿は・・・やはり結構な傾きに感じます
こんな建物本当に昇れるんだろうか
 

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ピサの斜塔に登頂

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ピサ大 聖堂の鐘楼である「ピサの斜塔」
傾いているがゆえに世界有数の観光地となっておりますが
この斜塔なんと登ることが可能なんです
さすがはラテンの国、本当に登ってもよいの?というのが本音です
日本じゃ危険だからととかなんだとかで近寄るのすら無理そう

もっともこんなに傾いてしまっているので、いいよと言われてもちょっと躊躇しそうです
 

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ピサの斜塔の高さは地上55m、で当然エレベーターはありません
297段ある階段をひいこら登ることになります

斜塔の屋上にはそんな階段を制覇した方々が風景を眺めておりました
なんだか羨ましく思えます
 

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そこで折角ここまで来たのだし登ってもよいよというんだから登らないわけにはいきません
さっそくチケットセンターでピサの斜塔のチケットを購入
ピサの斜塔へ登る料金はお一人様€18と結構高く、2人で€36となりました
登る時間はチケット購入から1時間後の12時半とのことで、チケットに刻印されていました

指定された時間の少し前に入口付近にできた列に並びます
するとチケットを確認しているスタッフと客が何か揉めています
イタリア語らしくて何を言っているのかさっぱり判りませんが、その様子を不安そうに眺めていると近くにいたスタッフが私どもの荷物を見て英語で荷物は持って入れません、チケットセンター横の手荷物預かり所に預けてきなさいと教えてくれました
あとで判りましたが、斜塔に登る階段は狭いうえに登る人と下りる人とが交差せねばならず荷物が邪魔になってしまうようです
 

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荷物を預けてくるとちょうど指定された時間となっていました
手荷物はありませんのですんなりと入場
塔の中でイタリア語(多分)・英語でこのピサ斜塔について説明があり
そのあといよいよ登頂
長くて辛い階段が待っていましたが、その階段よく見るとこんなに擦り減っておりました
ずいぶんと沢山の方が登られたんだな~とこのピサの斜塔の歴史を感じさせてくれました
 

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5分くらいかけて登りましたでしょうか
登り終えた頂上からは青い芝生、ピサの街並みに映える赤い屋根瓦の家々が展望でき
そしてなにより手前の大聖堂ドゥオーモが迎えてくれました
 

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ちょっと下を覗くと人々がアリのように小さく見えます
そうここは地上50m位のところ、手前の柵もなんだか頼りなく不安を感じさせてしまいます
 

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このピサの斜塔はピサ大 聖堂の鐘楼ですから
当然のように頂上には鐘があります
ここで他の観光客にピクチャーピリーズとのたまって写真を撮ってもらいましたが、あとで見るとすっかり足がすくんでいるのが判りますね
そうですこんなところに登りましたが、私は高所恐怖症なんです
 

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そんな恐怖を抑えつつもピサの斜塔頂上から眺めたピサの街並みを動画で撮ってみました
 


 


頂上からはこんなものも
ピサーノ山の手前にあるのは
プロサッカークラブ、ピサ・カルチョのホームグラウンド・スタジアム
「アレーナ・ガリバルディ」
さすがはカルチョのお国でした
 

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ピサの斜塔前の奇妙な光景

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ピサの斜塔は世界有数の観光名所であり
被写体としても秀でたもので多くの観光客がカメラを構えます
 

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その前でおかしな恰好をしている人々が一列に並んでいました
柵の支柱に上ったりしながら変な格好をしています
なんだか奇妙な光景ですね

これが遠近法を逆手に取り、いかにも斜塔を支えようとしている様子を撮ろうとしているところです
 

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なるほどこれは記念撮影として絵になる写真が撮れそうです
私も支えたり、寄りかかったりしたところを撮ってみました
 

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「ビステッカ アッラ フィオレンティーナ」
一般にビステッカと呼ばれるこの料理
大きめの骨付きの牛肉を炭火で焼いたもので味付けは塩コショウ、レモンとシンプル・イズ・ベストな焼肉料理
海が遠く新鮮な海産物が手に入りずらかったフィレンツェの名物料理です
ピサからの帰り道、フィレンツェで乗り換えとなりましたが、折角フィレンツェまで来ているのですからこの名物料理を食べずしてローマに帰るわけにはいきません
ということでやってきたのはフィレンツェ駅近くの人通りの多いレストラン街にあった
『リストランテ ロレンツォ ディ メディチ (Ristorante Lorenzo de' Medici)』
日本人もよく来ているようで店のドアガラスに日本語で「パスタも絶品です」と書かれた看板もありました
 

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店の中はこんな感じ、まだ夕食前の時間帯ではありましたが、そこそこの客の入り
店の一番目立つところの棚にこの店の名のラベル「Lorenzo de' Medici」の貼られた赤ワインがどうだとばかりに並べられています
 

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この店オリジナルのハウスワインのようですが、1本(750ml)が€9.5とのこと
もちろんこの店で飲んでのお値段です
コストパフォーマンスもよく呑んべの我が家にはもってこいのワインです
このイタリアワイン味もよく、前菜に頼んだ新鮮なトマトが美味しい「ブルスケッタ・ポモドーロ」とよく合いました


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そしてメインはもちろん
『ビステッカ アッラ フィオレンティーナ』
まあ俗にいうところのTボーンステーキなわけですが、400gはあったのではないでしょうか
もちろん1人前を2人でシェアしていただきます
 

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ビステッカも旨かったのですが、この海鮮リゾットが思いのほか美味しく
なんだか得した気分になりました
濃厚で旨味のある初めて食べる本場のリゾット
このリゾットを食べたがゆえに翌日にリゾットのレトルト・インスタント食品をスーパーでたんまり買う羽目に
 

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ちなみにこの店を出て写真を撮っていると、久々に日本人に遭遇
レストランに入ろうか悩んでいるようで、この店美味しかったですかと尋ねられました
「ビステッカも旨かったけどリゾットが絶品でしたよ」と言うとそれじゃこの店にしようと入って行かれました
人に勧めても味覚って人によって違うのでこういうのってちょっと不安ですよね
はたしてその方々のお口にはあったのでしょうか?

さて2人でワインを1本あけビステッカでおなかもいっぱい
フィレンツェの夜の街を腹ごなしに歩きつつ駅に向かいます
途中店が開くのを待つ人々の姿がありました
店の名を見ると
「リストランテ・サバティーニ」
東京や大阪にも店を持つトスカーナ料理の名店です
思ったよりもこじんまりとしているんですね
 

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駅前に見かけたのがこの街のシンボル
「サンタマリアノヴェッラ教会」
 

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しっかりと見たと思わせましたが
どちらかというとこれって裏側のようでした
ちょっと残念

ローマに来て嵌まったもの
それがイタリアン・ジェラート
スペイン広場近くの屋台で食べてからすっかり嵌まっておりました

ピサ観光を終えフィレンツェで晩飯を食った後、ローマに舞い戻り、そんなジェラートを食べようと
1900年から続く老舗ジェラテリアである『Giolitti(ジョリッティ)』にやってきました
もう夜中だというのにこの人だかり
しかも今回のローマへの旅は正月休みを利用した旅行で、北半球にあるイタリアでも1月は真冬となります
イタリアはさすがジェラートの本場とあって夏冬関係なく売られているようです
 

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ジョリッティはレストランも併設していますが、お目当てのジェラートは店の一番奥のほうにありました
おっとその前にレジで会計を済ましておかねばなりません
エスプレッソのときもそうでしたが、イタリアはこれがスタンダードなシステムのようです

まずはレジでカップの大きさを指定して、先に会計を済ませます

 

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そうそう、その前にこの沢山のフレーバーの中からチョイスしなければなりません
写真の通りその種類は豊富、フレーバーは60種類を超えるんだそうです
 

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そしてこのカウンターでレシートを見せ買いたい種類とカップかコーンかを選択するシステムとなっていました
 

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今回頼んだのは中サイズで€3.5ユーロ
グラニータ(シャーベット)をダブルで盛ってもらい
夜のローマの街を散策しながら頂くことにいたします
 

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今回のイタリア旅行
ローマはもとより、鉄道を使いマナレッロやフィレンツェ、ピサの斜塔のあるトスカーナ地方などを回りましたが、その所々でFIATのキャンピングカーを見かけました

まずトップバッターはキリスト教の総本山バチカンで見かけたFIATベースの「MILLER」というモデル
日本で見たことはありませんが、こちらイタリアでは結構人気のモデルのようです
 

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続いてフェラーリの工場に隣接するフェラーリミュージアムの駐車場に停まっていた
これまたFIATベースの「LAIKA」
LAIKAは20年ほど前に日本でもカリフォルニアドリームという会社が日産アトラスベースでこのコーチ部分を使って改装し売っていたのを思い出しました
 

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フェラーリミュージアムの駐車場にはもう一台
やはりFIATベースのキャンピングカーが停まっていました
旅の途中に立ち寄ったのでしょうか、たしかにこのフェラーリミュージアムのあるマラネッロは田舎町
一番近い都市はトリノということになるが、それでも距離的には350kmはあります
キャンピングカーであちこち回りながら訪れるってそんな場所なのでしょう
 

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話は変わりますがFIATは「Fabbricazione Italiana Automobili Torino」の頭文字をとった造語
意味は読んで字のごとくトリノにあるイタリア国産の自動車製造の意味です
イタリアの工業都市 トリノ
私が一番最初に思い浮かべるのは荒川静香選手が金メダルをとった2006年のトリノオリンピックです
このフェラーリミュージアムを訪れたことにより何故トリノオリンピックの開会式でフェラーリのF1マシンが登場したのか判ったような気がしました

 


 

さて続いてフィレンツェ駅構内で見かけたFIATのDUCATO(デュカート)ベースのキャンピングカー
バンクベッド正面に「RIMOR」と書かれていました
 

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フィレンツェに向かうトレニタニアのレオポルダ線沿線にはこんなキャンピングカーがずらり並んだ場所がありました
果たしてこれがキャンプ場なのか、キャンピングカー専用のレンタカー屋なのかはたまた中古車センターなのかは判りませんでした(列車の車窓でちょっとブレてしまいました)
 

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圧巻だったのが、ピサの斜塔のあるドゥオモ広場の玄関口
サンタ・マリア門の前でピサ中央駅に向かうバスを待っていると
次から次へとキャンピングカーが目の前を通りかかります
 

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キャンピングカーに気を取られて気が付きませんでしたが、よく目を凝らしてみると
道路には見慣れたイラストの看板が・・・・
そうここピサの斜塔観光にキャンピングカーで訪れた方専用の駐車場が近くにあるようなのです
 


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何分待っても路線バスは来ませんし
そのキャンピングカー・キャンピングトレーラー専用駐車場はこれから向かうピサ中央駅のほうにあるようなので、キャンピングカーを拝みつつ駅に歩いて行くことにしました
 

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5分くらい歩いたところにそんな方々が屯する駐車場がありました
おそるおそる英語で聞いてみるとピサの斜塔を見た後は近くのキャンプ場に行くのだとか
数組は団体で来ているようでした
どこの国にもキャンプングカー仲間っているんですね
 

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近くにはキャンプ場の看板、そしてそちらに向かうキャンピングカーを見かけました
 

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それにしてもこのピサのあるトスカーナ地方はキャンピングカーの保有率が高いのかな
通る車や家のわきに並べられた(家の駐車場じゃないところがポイントです)
キャンピングカーをよく見かけました
 

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次回また正月休みにでもイタリアを訪れる機会があったら、今度はこうしたFIATのキャンピングカーをレンタルしてこのトスカーナの休日ならぬ「トスカーナの正月」をしてみたいものです
(上下写真の車はユーロFORD)
 

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それにしても今回はキャンピングトレーラー見かけなかったな
フランスではあれほど見かけたはずなのに

ローマ5日目、最終日となったこの日
朝食を食べた後、ホテルのチェックアウトを済ませ朝一で向かったのが、バチカン市国です
先般大行列に臆して入館をあきらめたヴァチカン美術館に入ろうと目論んでやってきました
 

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早朝のサンピエトロ大聖堂
朝早くとあって拝観する人の姿もまばらでした

さすがに先般訪れた大晦日とは違い今日は空いているかと思いきや
ヴァチカン美術館前には長蛇の列が出来ていました
 

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ただし今回は前回の二の鉄は踏みません
しっかりとオンライン予約は済ませてあります

お蔭で長蛇の列には並ぶことはなく
指定された時間に合わせて入場、中のチケット売り場でスタッフにタブレットのバウチャーを見せチケットに交換します
(特段こうしてタブレットを見せればスタッフが画面のQRコードを読み取ってくれます、わざわざプリントする必要はないようです)
 

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入館して道なりに進むと中庭らしきところに出てしまいました
ちなみにこれがあのピーニャの中庭と言われるところのようです

歴代ローマ教皇のコレクションを収蔵するこのヴァチカン美術館
コレクションも見事ですが、こんぽ建物やこういった庭なども芸術に満ち溢れています
 


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中庭中央には「球体のある球体(Sfera con sfera)」というオブジェが置かれていました
 

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何故「ピーニャ(松ぼっくり)の中庭」なのか
その象徴ともいえる松ぼっくりはコレなんだそうだ
 

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さて時間もありますし、このあとのんびり美術館めぐりをすることにします

ヴァチカン美術館「彫刻の間」

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ヴァチカン美術館
まず最初に訪れたのは古代ローマやギリシア彫刻が続く回廊
『キアラモンティ美術館』
この美術館の名となった「キアラモンティ」はキアラモンティ家出身のピウス7世
彼が蒐集した1000体もの美術彫刻が陳列されているからのようです
よほど美術彫刻の好きな教皇だったのですね 
 

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続いてやってきたのは『ミューズの間』
ミケランジェロに影響を与えたという
「ベルヴェデーレのトルソ」がありました
オリジナルだそうで、台座には「レストルの子、アテネのアポロニウム」と作者の名が刻まれています
 

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名も知れぬ裸婦像
こんなのがあちこちにごろごろ転がってます
 

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「ピオ・クレメンティーノ美術館」
円形の間と言われるところです
 

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『動物の間』一番奥には
メレアグロスの彫像
 

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彫像の股間には葉っぱが・・・・なんだか不自然ですね
 

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さて随分見て回っているように思えますが、ヴァチカン美術館の展示物はまだまだこれからといったところです
何せまともに見ていたら1週間はかかると言われるほどの収容数

さて気合を入れて見て回ることにいたします

ヴァチカン美術館の多大な彫刻群を見た後は「燭台のギャラリー」
燭台よりもこの天井画に魅せられてしました
 

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続いてキリストの生涯を描いたタペストリーのギャラリーへと進みます
作品保護のため薄暗くされた通路で写真は撮れそうもないなと思っていましたが、地図のギャラリー付近で明るくなってきたので1枚撮ってみました
新約聖書「マタイによる福音書」に描かれたものを再現したもの
こうしたタペストリーはラファエッロの弟子たちの下絵をもとに造られたのだとか
こんなタペストリーを100枚近く見た記憶があります
 

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この金色に彩られた天井は「地図のギャラリー」と呼ばれる通路の天井です
なんと120m続いているそうです


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そんな天井に見とれていて見逃しそうになったイタリアの地図
16世紀に書かれたものとしてはかなり正確に描かれているのが判ります


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こうした作品の隙間天井には素晴らしい絵画が、まさに「隙間なく」はめ込まれています
一体全体全部でどれほどの美術品が並べられているのか一度見たくらいでは見当もつきません

それが証拠にこんな素晴らしい絵画も皆素通りするほどです
 

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さて次はいよいよラファエッロの間へと進みます

さてヴァチカン美術館も後半戦
やってきたのは「ラファエッロの間」
壁と言う壁や天井にラファエッロが描いたフレスコ画がある部屋が続きます
 

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礼拝堂と思わしき間にもフレスコ画が溢れています 
 

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コンスタンティヌスの間
 

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「署名の間」の天井を飾るフレスコ画です
「正義の女神」が見て取れます

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宗教画ばかりですが
どれもTVだとか雑誌などで見たことのあるような絵ばかりです
 

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最後はコレを見なきゃここに来た価値はありません
「システィーナ礼拝堂 天井画」
ミケランジェロの手による創世記
さすがにこれは圧巻、言葉にもなりません

写真撮影は不可なのでウィキペディアより画像を拝借しました

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一時間半ばかりヴァチカン美術館を彷徨いましたが
それでもほとんど素通りしたという感じの作品群でした

しっかり全部見ようとすると一週間はかかるというのがよくわかります
システィーナ礼拝堂から廊下を進み出口付近の中庭から見えるのはサン・ピエトロ大聖堂


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さてこれでヴァチカン美術館ともお別れ
次はお土産(食料品)あさりにローマの街をぶらつくことにします

バチカン美術館を堪能したあとは美術館近くのショッピングストリート
「コーラ・ディ・リエンツォ通り」を散策いたします
目的は土産の買い出し
もっとも土産といっても自宅で消費するイタリアの食材がお目当て
 

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やってきたのは
こだわりのイタリア食材が揃うローマの高級老舗食材店「Castroni」(カストローニ)というお店
店構えから想像していたよりも店内は広く
イタリアのオリーブオイル、バルサミコ酢、乾燥パスタ、瓶詰め食品、調味料、菓子類が店中の棚に鎮座していました
 

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色々買いたいものもありますが、何よりもここのお店でのお目当ては
「白トリフ」
高級食材だったらしく、店のカウンターの奥に並んでいました
胡散臭く思われたかもしれませんが、スタッフにお願いして何点か出してもらい
数点物色
イタリア語はさっぱりなのでかなり緊張いたしましたが、身振り手振り英語を交えて何とか会話が成り立ちました
 

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瓶に塩漬けされた生の白トリフ
ペースト状のものそれとトリフオイルにトリフ塩など、ここではちょっと奮発して数点購入いたしました

自宅で消費といっても実際にはキャンプで食してみたいと考えています
乾燥パスタも数点買ってきましたので
青空の下でトリフをふんだんに使ったイタリアンなパスタを楽しもうと今から目論んでいます
 

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さてイタリアの食材探しはまだまだ続きます
次はイタリアのスーパーに向かいます

ローマはスペイン広場近くにカルフールというフランス資本のスーパーマーケットがあります
実はこれローマ初日にボルゲーゼ美術館に行った際、帰りのバスがわからずとぼとぼとスペイン広場近まで歩いた際、思わず見つけたスーパーマーケットでした
海外に行くと必ず立ち寄るのが、お客は地元の方が中心のスーパーマーケットですので
その時から最終日にはここにきてお土産買わなきゃならないなと心に決めていました 


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見つけた店の看板は青と赤のイルミネーションも鮮やかで、台湾でも見かけたいかにもカルフールって感じを醸し出しています
けれど入り口がどこにあるのかわかりません、歩き回ること5分
ようやく見つけたエントランスがこいつです
ちょっと薄暗く目立たない場所、しかもこれがスーパーの入り口って感じです
 

けれど入ると中は広く
生鮮食料品から生活雑貨までありとあらゆる商品が並べられていました
まずは野菜のコーナー
 


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そしてスローフードの国を象徴するかのように、ハムやらチーズが山済みで売られていました
 


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特にチーズはグラムあたり€1ほどで売られています
カルフールはフランス資本
そんなフランスを感じさせる、フランスの原産地呼称統制である「AOC」を取得したチーズがそんな値段で売られていました


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お酒のコーナーにはイタリアワインはもちろん
イタリアビールにまじってアサヒのスーパードライが売られていました
 

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そんな店内を物色し
前述のチーズにイタリアワイン、調味料やらオリーブオイルに乾燥パスタ
昨日訪れたフィレンツェのリゾットがあまりに旨かったので、インスタント物ですがボルシチのリゾットなどを購入
ついでに「KIMONO」と書かれたラベルの貼られた爪楊枝を見つけついつい買ってしまいました


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先般カンポ・ディ・フィオリにある ロッショーリにカルボラーナを食べに行った時のこと
元々ロッショーリはパン屋と言うか食材店だったためか、店で売っているピザを紙に包んでテイクアウトしている姿をずいぶんと見かけた
羨ましくもそのあとローマ一のカルボナーラを食べねばならなかったので、そんなローマの石畳を歩きながら食べるというピザは残念ながら自重せざるをえませんでした
 

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スペイン広場近くのカルフールで買い物を済ませ
ちょっと小腹がすいたころ
道行く人々の手にあのテイクアウトされたピザを頬張りながら歩く姿を見かけました

そんな方々の歩いて来る先に視線をやると一軒のピザ屋を発見
看板には「MARIOTTI PIZZA」と書かれています
店には絶えず人が並ぶ繁盛店のようですし
ここはぜひともピザの食べ歩きに挑戦せねばなりません
 

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店に並んでいたのは計り売りのピザ「ピッツァ・アル・タッリョ(Pizza al taglio)」
長方形の天パンに生地を敷き具材を散りばめてオーブンで焼いたもの

ちなみにピザの形状からいって歩きながら食べるのは難しそうですが、そこはピザの本場イタリア
具の載った上面を内側に二つに折って手で食べることもあり、この食べ方を「ア・リブレット」(a libretto、「本のように」)と呼ぶんだそうです
 

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今回頼んだのはサラミとバジルのピザ
いくらだったか忘れましたが、結構なボリュームがありました
購入後温め直してもらっているのでアツアツ
畳んでサンドイッチ状態になっているので外でも食べやすく

この「ア・リブレット」 そのうち日本でもはやるかも知れませんね

 

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スプイン階段は「飲食禁止」の条例のおかげで食べられませんので、その手前のスペイン広場のベンチに腰かけ、軽い昼食となりました
 

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「モミの木」がモチーフの看板でおなじみのコンビニ「SPAR」
私の住む札幌近郊でもたまに見かけることがあります
そんな「SPAR」日本のチェーン店かと思いきや実は違います

「デスパ(DESPAR)」はオランダはアムステルダムを本部に置き
ヨーロッパを中心に展開する世界最大の食品小売りチェーン店なんです
 

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日本では食料品店というよりはコンビニのイメージが強いのですが
今回訪れたローマでは割合大きな店舗が多く
スーパーマーケットと云った店舗ばかりでした

生活用品も多種にわたっていますが食料品はさすがイタリア
スローフードの国らしく、専門店と思えるほど食材の種類が豊富に揃えられています
 

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ショーケースにはおいしそうなチーズ、ペbンネなどの惣菜が並びます
 

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骨付きハム、ソーセージなど
パリの百貨店「プランタン」で見かけたような食材が売られていました
 

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ワインも充実、地下のスペースはワインで埋まっていました
 

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もっとも今回の旅はこうした食材の買い出しも当初から頭に入れていましたので
いつもなら1個で済むスーツケースも今回は2個持参
それでも帰りには2個ともお土産などで満杯になってしまいました

ついつい買いすぎたようで帰国してスーツケースを開けてみたらこんなに買ってきたのっと云った感じでした
 


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ローマのiShop

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ローマでの土産の話をもう一つ
別段私はMac使いというわけではないのですが、海外に行くと必ず立ち寄ろうと考えているのが「AppleStore」のようなお店です
ローマにももちろんAppleStoreはありますが、私が今回寄ったのはiShopという電気店
 

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こじんまりとした店の割に来店客は結構多いお店です
iPhoneの付属品を中心に売られていました
 

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さて今回ここに立ち寄った目的はiPhoneの充電器を購入するため
今回のローマではイタリアのコンセントの形状にあった「C」型のプラグ形状のiPhoneの充電器を買うべく
Appleなお店を探し出し潜入しようとしたところ見つけたこのiShopでしたが
そんあ充電器は売るほど並べられていました
 


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iPhone自体は海外共通でどこでも同じものが使えますが、充電器は世界各国で形状・電圧が違うため多種多様なものがあります
もっとも変換アダプターを使って繋げば充電器は100~240Vまでの電圧をl幅を持って対応しているので問題ありません
それはそれとして今後iPhoneは使い続けるだろうから、ついでに世界各国それぞれの充電器がほしくなり最近集め始めたところです
まあ趣味の世界、コレクションといったところです
 

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ちなみに前回タイのプーケットで買ったものと比べると
プラグの形状は全く同じ
違うはずなんだけど・・・・とちょっとがっかりしてしまいましたが
まぁこんなこともあるでしょう

ローマで見かけた土産店の看板娘であるレディースサンタ(ただしマネキン)がまたがるイタリアンカラーのスクーターはイタリアが誇るピアッジオの「ヴェスパ(Vespa)」です
 

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イタリアを代表するスクーター「ヴェスパ」
映画「ローマの休日」でアン王女役のオードリー・ヘップバーンがまたがりローマの石畳を駆け抜けるシーンはあまりにも有名です

この映画のおかげでどれほどのヴェスパが売れたのだろうと勘ぐってしまうほどの人気ぶり
日本でも映画「探偵物語」で探偵役を演じた松田優作が載っていましたが、そのおかげか街中でたまに見かけることがあります
 


(ウィキペディアより拝借)
 

もっともヴェスパはイタリアの足
ローマのみならず元旦に訪れた、ピサで見ることができました

割と新しい型、大きなヘッドライトが見られることから
「VESPA  LX」あたりでしょうか
イタリア中どこにいっても路肩に停まっているこういったヴェスパを見ることができました
 

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これ欲しいかもと触手が伸びそうになったのは
「VESPA GTS300」(だと思う)
シートのレインカバーがなかなか良いですねr
 

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ちなみにこれもヴェスパ
40年以上前に発売になったヴェスパの三輪車
「PIAGGIO APE P50」
今ではクラシックバイクと云ってもよいバイク
趣がありますね
 

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そういえばホテルにヴェスパのレンタルのパンフレットがありましたが
半日くらい借りてローマの石畳を走ってもよかったな

あとの祭りですが

もう週末にはゴールデンウイークがやってくるというのに
いまだ正月に行ったイタリアの話を続けています
こんなことだからいつも旅行に行っているって言われるんですね
 

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4泊5日のイタリア旅行も終了
ローマ・フィウミチーノ空港に戻ってまいりました
ここではシェンゲン条約のおかげで出国手続きもなく
なんだか気抜けしつつもセキュリティを通り
アリタリア空港のビジネスラウンジへ
 

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シャワールームもありましたが、ここはパス
ちょっとつまみにバーエリアへ
 

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このバーエリアではちょっとした食事が楽しめます
サンドイッチやスープ、イタリアワインなどの飲み物やソフトドリンクが用意されています
ただ残念なことに期待していたピザやパスタは置かれていませんでした
 

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このラウンジでポイントが高かったのが、このエスプレッソマシン
いかにも本格派といった感のある機材です
 

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抽出する様子をみていましたが、バリスタと思えるスタッフは手際も良く
カフェラテを頼んだところカフェラテアートもどきなコーヒーを出してくれました

自動抽出のエスプレッソマシンはどこの空港のラウンジでも見られますが
この辺はさすがエスプレッソの国、イタリアと言ったところです
 

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今回のイタリア旅行はマイルによる特典航空券の旅でしたが
ちょっと贅沢にエール・フランスのアフエール(ビジネスクラス)を使った旅でもありました

当然のようにエール・フランスの本拠地である
パリ・シャルルドゴール空港でトランジット
乗り換えまで3時間の時間がありますので、その間はラウンジでまったり待たせていただきます
 

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さてここで一杯ビールかシャンパンとなりますが、その前にシャワーを浴びることにします
大量にお湯の出るタイプのシャワーでリフレッシュ、そのうえ今回もロクシタンのアメニティセットをGET

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このラウンジには往路の際にも伺いましたが、その時は早朝とあって食べ物はほとんど何もありませんでした
それに一昨年前にパリ観光の帰りにここに訪れた時は
観光疲れかお腹を壊してしまい何も食べることが出来ないという苦い過去がありました
 

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今回はその時のリベンジ
たっぷり頂くことにします


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といってもこのあとエール・フランスのビジネスクラスの機内食が待っていますので
そんなに食べることは出来ません
サラダと鶏、チーズをつ\まみにビールといった具合です
 

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もちろんシャンパンもあります
そうここはフランスのフラッグシップキャリアたるエールフランスのVIPラウンジ
スーパークリングワインなどもってのほか、ここはシャンパンでなければなりませんね

そのシャンパン、フランス大統領御用達のテタンジェ
昨年訪れたシャンパーニュー地方はランス産のシャンパンです
 

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そうそう日本産のこんなものもこのラウンジにはありましたよ
最近航空会社でカップラーメンは流行っているのかな
 

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エール・フランス航空、パリ・シャルルドゴール空港発、成田空港行きAF276便
写真はファーストクラスのキャビン、誰一人座っておりません
こちらに乗っていきたいな~使わないのはちょっともったいないな~と思いつつ素通りします
そして予約したビジネスクラスの座席へ
行きの便、同様帰りの便でも楽しみにしていたことがありました
   
 
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そう今回の旅行の楽しみの一つにエール・フランス航空
ビジネスクラス「アフェール」の機内食がありました
エールフランスでは今、パリで有名な3つ星レストラン「ル・グラン・ヴェフール」のオーナーシェフ、ギイ・マルタン氏の監修によるメニューが提供さてています
 

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(ル・グラン・ヴェフールHPより拝借)

そのル・グラン・ヴェフール
創業の歴史を辿れば、まさにフランス革命以前にまで遡る ことができる老舗の名店「シャルトル・カフェ」にたどり着き、ナポレオンをはじめヴィクトル・ユーゴー、ラマルチーヌ、サント・ブーヴ、コレット、 ジャン・コクトー、サルトル、アンドレ・マルローなどの文芸人、政治家たちに愛され続けるレストランです
さてどんな機内食が食べられるのかちょっと期待です

まずは前菜
「グルメアペタイザーと季節のサラダ」
帆立貝柱のソテー、ラセルハヌート・スパイス風味
パールパスタサラダとエディプルフラワー、フォアグラテリーヌ、ベニースピナッチ

と私には名の知れぬ食材がメニューに記載されています
ちなみに私でも判るフォアグラのテリーヌは旨かった
 

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メインはその「ギー・マルタン」
海老のソテー、貝型パスタ、ズッキーニのピュレ
エスペレット唐辛子入りココナッツミルクソースです
 

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もう一つは和風スペシャル
鴨ロース煮:和風ソース、椎茸、人参、ブロッコリー、ごはん
 
 
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そしてこれに味噌汁が付きます
この味噌汁、具も入っていない単なる味噌スープなのですが、本当にフレンチキュイジーヌの手によるもの?と思えるほど美味しい
この味噌汁、洋食を頼んだ方も頼むほど有名なようです
 
 
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デザートは
キャラメルマカロン、レモンカップケーキ、チョコレートムースでしたが、私はパス
シャーベットとコーヒーのみと致しました
 
 
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夜トイレに起きたところ見つけた機内バーのスナックビュッフェ
飲み物のほかスナック類、ケーキ、カップヌードルなどがあります

 

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コーヒーが飲みたいとキャビン・アテンダントに頼んだところ
なんとここではエスプレッソを淹れてくれます
「上空1万メートルのBAR」といったところでしょうか


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そして朝食
これは普段私が朝食をとる時間だったのも幸いしてたっぷりと頂きました
美味しいコーヒーにクロワッサン、オムレツ、フルーツにヨーグルト
往復で利用したエールフランスのビジネスクラス「アフェール」の機内食をたっぷりと堪能させてもらいました


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これで今回「ローマの正月」と名付けたイタリアの旅も終了
成田空港へ帰国したわけですが、帰国したのは実は1月3日
空港には門松が飾られておりました


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正月に行ったはずの話がとりとろUPしているうちに
いつの間にかゴールデンウイークに突入したというわけです

このBlogを読んでくださっている皆様
最後までお付き合いくださいましてありがとうございました

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