クアラルンプール2019の最近の記事

さてこのあたりで久しぶりに海外でのお話し、一昨年前に伺ったマレーシアの話に戻します
そう昨年3月、世界的に広がっている『新型コロナウイルス』の影響で、外務省は全世界を対象に不要不急の渡航を自粛するようというか、原則海外渡航禁止の方針が打ち出されました
という事でこのお話はその前に渡航したマレーシアの旅の記録となります
とは言え実は昨年6月に書き始め1回だけエントリーしたという中途半端な状況
ここでそのエントリーを再度掲載し続けて書き綴っていこうかと思います

それでは、楽しかった時の事を思いだす意味も込め、2019~2020年の年末年始に伺った
マレーシア・クアラルンプールの話しを再開したいと思います
 

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年末年始の旅行の出発は、いつものように仕事納めのその日
仕事を終えたその足で、そのまま新千歳空港へと向かい
羽田空港国際線ターミナルへとやってくることに

はすでに深夜の午前0時
ところが深夜便の多いここ羽田空港国際線、しかも私同様に明日から休みという方が多かったのでしょう、思ったよりも大勢の方が利用していました
そんな旅行者の目を楽しませてくれたのが、空港全体が輝く「羽田 Sky illumination ~誰も見たことのない光~」というもの
ちょっとこれから伺う、東南アジアの豪華絢爛なクリスマスイルミネーションを思い起こします
 

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さて空港と言えば、つきものなのが航空会社のラウンジ
羽田空港国際線にはJALファーストクラスラウンジがあり
私どものステータスでも入場可能
毎度、シェフの手による鉄板焼きメニューを楽しみにしていますが、残念ながらこの時は閉鎖されていました
まぁこの東京オリンピック2020に向けて、空の玄関口であるJALファーストクラスラウンジを改装する必要があったんでしょうね

ちなみにその時のJALのアナウンスがこれ
『羽田空港国際線ファーストクラスラウンジ・サクララウンジにつきましては、2019年10月29日から2020年3月末の間、本館ファーストクラスラウンジ、本館サクララウンジ4階を改修工事のため閉鎖いたします。当該期間中、下記の代替ラウンジのご利用をお願いいたします。』というものでした

下記の代替ラウンジというのが、タイトルの「JALサクララウンジ スカイビュー」
昨年11月にリニューアルしたばかりのラウンジで
こんな機会でもないとなかなか行けない(やっぱりファーストクラスラウンジに行ってしまう)ラウンジ
ということでスカイビュー初潜入の調査記録となります
 

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このスカイビューの特徴はラウンジからの眺め
ラウンジは駐機場のすぐそば、しかもスカイビューの名の通り
フロアは5階ということもあり、ラウンジからの眺めは航空機ファンにとっては垂涎の眺望
席の配置もそのあたりを考慮した配列になっていました
 

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ただしここで晩飯を食べて、機内では機内食は食べずに寝ていこうと決めていたので
このラウンジでしっかり食べていくことにしたいので
まずはビュッフェ近くのテーブルのある席を確保
 

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ところが年末年始を迎える、日本の玄関口羽田
これから南国に出かけるのか、年末だというのにかなり薄着の方々が近くに座っていたのですが、これから向かう南国の話題で盛り上がり、かなりのハイテンション
ちょっと騒々しいこともあり、奥にある落ち着いた雰囲気のスペースへ移動することにしました
(もっともこちらにもお隣の国らしき方が、席で長電話していてちょっと幻滅いたしましたが)
 

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そんな奥のスペースにも、ドリンクバーがありますが・・・
 

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まずは食事ということで
ブッフェカウンターを備える「ザ・ダイニング」へ
 

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スカイビューは初訪問なので、飲みのもと食事の調査をさせていただきます
樽生ビールは「アサヒスーパードライ・ドライプレミアム」と、「キリン一番搾りプレミアム」の2種
サーバーは成田空港のJALファーストクラスラウンジにもあった、液晶のモニターで操作するタイプでした
 

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ワインや日本酒、ウイスキーのコーナー
 

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まずはワイン
「ダミアン・ウーゴ」エペルネで400年以上続くワインメーカーのシャンパン
「キアモント テラッセ」コスパが良いことで有名な南アフリカの白ワイン
「シャラウリ・ワイン・セラーズ ルカツィテリ 2016」ジョージアの白ワイン
 

日本酒は
福島県にある松崎酒造の「廣戸川 純米大吟醸」
長崎県と佐賀県の県境の蔵元 今里酒造の「純米大吟醸 六十餘洲」
京都伏見の老舗蔵 澤屋まつもと 「守破離 橘」

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「守破離 橘」は
EXILE 橘ケンチとのコラボによって生まれた1本だそうです
 


 

さてビュッフェの方はというと
「焼鯖押し寿司」「まぐろの手まり寿司」


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JALファーストクラスラウンジでは見たことのない
「きのこ南蛮」
 

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「サラダラップ(ハム&チーズ)」
 

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「焼売」
「ブルーチーズクリームのペンネ」
 

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サラダバーは
ケールと彩のサラダ、16品目のサラダ、サラダチキン、フジリオイル和え、士幌ポテトサラダ
それに「生春巻海老&蒸し鶏」
 

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パンはメゾンカイザーのパンは無論
ここには
「プレーンスコー」
「アプリコットフロマージュデニッシュ」
「マドレーヌ」
「マカデミアンマフィン」
「抹茶スコ-ン」

それにラウンジには珍しく
私の好物「豚汁」がありました

 

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そうそうラウンジで初めて
たいやき(あずき・クリーム)を見ました
そういやたい焼きは明治時代から食べられている日本の菓子
日本の食文化の一つです

よく見ると「たいやきはトースターで1分間温めてお召し上がりください」とあります
聞くところによるとたいやきはトースターで温めると焼き立てのパリパリの食感が戻ってくるのだとか
 

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食事のメニューはファーストクラスラウンジと比べてしまうとちょっと見劣りしてしまいます
ということでJALサクララウンジの定番「JALオリジナルビーフカレー」とキリン一番搾りプレミアムをいただくことに
 

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こんな感じでJALサクララウンジ スカイビューを堪能
しばらく再訪問はないとおもいますので、貴重な経験をしてまいりました
さていよいよ搭乗時間となり
優先搭乗の順番が「グループ1」「グループ2」「グループ3」
何と優先搭乗は3段階に分けてご案内
ステータスなしの方はその後になるのですが何だかどんどん複雑になっているように思えます
ということでグループ1で機内の人に
真っ先に入ったのでこれから世話になるプレミアムエコノミーの席をパチリ
この席で機内食もパスしてぐっすり眠りながらシンガポール・チャンギ空港を目指します
 

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さて2019~2020年の年末年始に伺ったマレーシアのお話の第二弾
深夜羽田を発った便は早朝、真っ暗闇のシンガポール・チャンギ国際空港に到着
7時間弱のフライトという事で食事はパスしてぐっすり寝たため気分爽快
しかもチャンギ国際空港ターミナル1では入国者はほとんどいないためてそそくさと入国してしまいました
 

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私が伺ったちょうどその時
「アナと雪の女王2」をテーマとしたイベント
「A Frozen Wonderland at Changi」が開催されていて
ターミナル2でアナが旅の途中で出会う、夏に憧れる不思議な雪だるま「オラフ」が巨大になって出迎えてくれました
赤道直下のシンガポールで夏にあこがれても・・・と余計な話はなしです
 

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この後の乗り継ぎですが本来ならこの日の夜9時半に乗り継ぐはずでしたが
マレーシア航空ビジネスクラスカウンター(座席はエコノミーですが)の優しそうなお姉さんにお願いして、2時間後の朝9時出発の便に変更していただきました
便の変更はかなり苦労したようで、十数分PCと格闘してようやくアサインできたようです
というのもこの時マレーシア航空のサイトを見ても空きはなかったのですが、キャンセルが有ったのか、残しておいた座席を譲っていただいたか、まぁどちらかと思われます
ちなみに航空券はマイルを使った無償の特典航空券でした
これは2013年からマレーシア航空がJALと同じワンワールドに加盟してくれていたおかげです
変更がかなわなければ夜までシンガポールの釣り堀でエビ釣りでもして過ごそうかと考えていただけにラッキーでした


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通路下にあるオーキッドガーデン&コイポンドを眼下に眺めましたが
ここシンガポールでも「錦鯉」は大人気
ちなみに現在「東南アジア諸国では、経済状況がよくなり富裕層が増えているため、錦鯉が“富の象徴”となってきている」のだそうです(まぁ昨年までの状況ですが)
眼下に眺めただけなのは、空港と言えばお決まりのラウンジに早く行きたいからでした
そうオーキッドガーデン&コイポンドから目指すラウンジはすぐそこ

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ということでさして時間は有りませんが、ターミナル2にあるSATSプレミアムラウンジに初潜入
このラウンジはシンガポール航空の機内食も手掛けているSATS(Singapore Airport Terminal Services)が運営するラウンジでワンワールドのスティタスは無論
プライオリティパスでも3時間までなら利用が可能で、シンガポール・チャンギ国際空港内でも特に評判の良いラウンジなんです
 

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さっそくラウンジ・エリアから調査いたしますが
まだ朝早くだというのに結構混みあっています
 

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ダイニング・エリアも同様
 

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とは言えラウンジの回転はそこそこ速く
ラウンジエリアのゆったりとしたソファー席に空席が出来たのでそこに落ち着きます
 

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席には電源コンセントにはUSBコンセントも付属


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席を確保したら、まずはシャワー
たっぷりのお湯をレインシャワーで浴びたら
 

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ダイニングエリアへ
ここには缶入り飲料が入った冷蔵庫がありタイガービール(あとアサヒのスーパードライ)とジョッキが冷やされておるほか
炭酸飲料のディスペンサーもありました
 

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ということでまずはシンガポール入りを祝って
東南アジアで愛飲されているタイガービールで乾杯
 

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冷蔵庫に入っていた中で気になったのがパイナップルジュース
これはシンガポールスリングのレシピの一つですがカクテルにして飲む方がいらっしゃるのでしょうか
それともここシンガポールではメジャーな飲み物なのか
ちょっと珍しいので飲んでみましたが、結構コクがあり美味かった
缶にあったLEEの商標から検索すると、マレーシアはジョホールの製品でした
 

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ワインはフランスワイン
赤ワインが
「クロ・デュ・マルキ カベルネソービニオン2018」
「メディアルナ カベルネ・ソーヴィニョン&メルロー」
白ワインは
「シルベストーレ シャルドネ」
あとジョニ黒(スコッチ)、スミノフ(ウォッカ)、ゴードン(ジン)といった具合
 

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エスプレッソメーカーがありましたが、すでにタイガービールやってますので
コーヒーはパス
 

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続いて食事のコーナー
ホットミールがずらりと並びますが
 

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「ラタトーユ」に「ハッシュポテト(ロスティ)」
 

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他のホットミールはこんな感じ
朝食でこの品ぞろえですから、夜は期待が持てますね
 

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サンドイッチは
「キノコのオリーブ・タプナードサンド」
「チキンマヨネーズサンド」の2種
 

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そしてセルフサービスのラクサ
麺の上に魚の練り物、ゆで玉子、油あげ、もやしを盛り付けた丼があり
それにラクサスープをかけて辛みそを加え出来上がり
 

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ということで、この日の朝食はこんな感じ
 

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そうそう割と人気だったのが、このカップ麵
ラウンジでカップ麺もないだろうと無視しましたが、割と美味しいのかもしれません
 

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そうそうこの日はすでに12月29日でしたが、まだクリスマスツリーが飾られていました
そういえばシンガポールのクリスマス・イルミネーションはかなり派手らしいですね
一度クリスマスにオーチャード通りあたりを散策したいものです


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シンガポール・チャンギ国際空港からはマレーシア航空に乗ってクアラルンプール国際空港へ
 

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機材はB737-800と言う事もあり、座席数も少なく満席でした
本来なら夜出発のはずの予約を午前9時発に変えてくれましたが、チェックインカウンターのお姉さん、ずいぶん苦労してアサインしてくれましたが、感謝感謝です
 

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もっともシンガポール・チャンギ空港からクアラルンプール空港まで、1時間ちょうどのフライト
一応機内食らしきものは出ましたが、先ほどシンガポール・チャンギ国際のSATSラウンジで死ぬほど食ってきたのでこれらはパスさせていただきます
 

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さてクアラルンプール空港からクアラルンプールKLセントラル駅までの足は「KLIAエクスプレス」が早くて便利なのですが、乗車料金が1人55リンギット(日本円で1,420円)と少し高め
ついでにKLセントラル駅からはLRTに乗り換えアンパン・パークに行かねばなりません
重いスーツケースを抱えていくにはちょっと不自由、おまけに高いこともあり
クアラルンプール空港からクアラルンプールのホテルまでは1時間ほどかかりますが、タクシーを使うことにしました
さて公共交通機関が未整備なマレーシアは完全な車社会で、首都クアラルンプールですら公共交通機関は充分ではありません
ということで足として使われるのはタクシー
しかもここマレーシアではタクシーは安く上手に使えば便利な乗り物です
ただしそれは上手に使える地元民のお話

観光客が使うにあたって注意しなければならないのが、「ぼったくり」と「迂回」
空港からクアラルンプールの路線も例外ではないようで、空港ではクアラルンプール市内までの定額制84.3リンギット(日本円で2,180円くらい)のチケットが販売されていました
ということで定額制のチケットを購入してからタクシー乗り場へ
そこでチケットをちらつかせていると、こちらだよと運転手たちが指さす方向に一台のエアポートタクシーがありました
 

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ただこのタクシーが曲者
マレーシアらしくプロトンのタクシーなんですが、なんだかボディのあちこちが凹んでいるし、座席のクッションはおろかショックも抜けて揺れるのなんのって
おまけに燃料計をみたら、これから50kmは走ると言うのに警告ランプは灯っていましましたし、途中で給油に入る気配すらありませんでした
 

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不安のなか1時間ほどのドライブでホテルにたどり着き
ほっと胸を撫で下ろし、ホテルにチェックインすることになりました
もちろん定額制のチケット以外にぼられることは有りませんでした
 

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クアラルンプールはプール付きの5つ星高級ホテルが目白押しですが
そうした高級ホテルが世界一格安で泊まれることで有名
日本のビジネスホテル並のリーズナブルな価格が設定されています
ということで今回の旅のテーマはクアラルンプールで格安の5つ星高級ホテルライフを楽しむというもの
クアラルンプールの宿、第一弾はインターコンチネンタルホテルにいたしました
 

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宿泊したその月で切れるANAのプラチナで貰ったインターコンチネンタルの特典も使っての宿泊です
しかも前述のとおりその宿泊料金はビジネスホテル並み
ただ折角の5つ星高級ホテルという事もあり、ちょっと贅沢して「クラブ・ラウンジ」付きのプランといたしました
ちなみに宿泊料金はそのクラブラウンジ付きプランでも4泊で72千円(大晦日を含めた料金)
もちろんこれは2名分ですが、1泊になおすと1人が9千円
これで26階にあるクラブラウンジでチェックイン・チェックアウト、専属のコンシェルジェが使えるうえ
夕刻のイブニング・カクテルはシャンパンやカクテル・ビールが軽食付きで飲み放題、昼はアフタヌーティ、朝はそのラウンジでのオーダー&ビュッフェが楽しめるといった贅沢プランです
ホテルのロビーはこのときすでに12月末でしたが、クリスマスの装飾であふれていました
 

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クリスマス装飾はお菓子で作ったミニチュアの家「ヘクセンハウス」
熱帯雨林気候のクアラルンプールですが、綿菓子で雪模様が表現されていました
それにしてもミニュチュアと言えどこれほどたくさんのヘクセンハウスの街並みは初めてです
中にはポケモンのキャラクターのピカチューらしき人形も見ることが出来ます
 

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ちなみにこの時はまだ午前中でしたが、空いている部屋があるとのことですぐに部屋に入れました
部屋は「クラブインターコンチネンタルルームキング」があてがわれました
商用客用なのかワークデスクとオフィスチェア
 

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部屋の中央にはキングサイズベッド
ソファーにテーブルといったゆったりとした部屋
42㎡の広さがあります
 

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ということでここからはいつものように覚書
ミニバーにはillyのエスプレッソマシンが置かれていますが、カフェポッドはフリー
ただラウンジが使え、いつでも美味しいコーヒーが飲めるので、こいつは結局使いませんでした
 

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冷蔵庫に入っているソフトドリンクは無料
その他結構空きスペースがあります
まぁ夜はラウンジでイブニング・カクテルがあり夕方の時間帯は飲み放題ってこともあり、冷蔵庫は部屋に付属しているミネラルウオーターを冷やす程度でした
 

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クローゼットにはバスローブ、スリッパ、傘、セーフティ ボックス、アイロン・アイロン台といった設備
 

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キングサイズベッドの両脇のテーブルにはタイプBF(G)コンセントが設置されていますが
よく見ると日本のコンセントにも対応する共通コンセントのようです
そうそう最近はやりのUSBチャージャーもありましたが、なによりベッドの脇にあるのは嬉しい
 

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さてトイレ・バスルームは結構豪華
 

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トイレはNAIS(パナソニック製)
ウォシュレットも付いていましたが、これ海外のホテルではまだ珍しいですね
 

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風呂はシャワールームと別
しかも風呂桶は日本風に深くてたっぷりお湯が張れるタイプでした
 

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さて次はリゾートホテルに不可欠なプール
 

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プールサイドにはカバナまでありました
そうクアラルンプールは赤道付近にあり、1年中太陽が降り注ぎ暑いので
日陰はそれだけで涼しいんです
もちろん日焼け対策なんでしょうけど
 

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夜はバーになるのか、そんなバー・スペースもありました

 

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さて今回の宿泊プランのラウンジ付きプランですが
毎日5着クリーニングに出せるのですが、皆さんそんなに服を持ってきているのかな
ちなみに我が家はそんな衣類持って来なかった
 

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2019~2020年の年末年始
土日と大晦日・正月三が日がうまい具合に重なり12月28日から1月5日まで、なんと9連休という私のサラリーマン史上最大級の連休が取れることとなりました
滅多にない連休をどう過ごすか考えて導き出されたのが、世界一安いといわれるクアラルンプールの五つ星ホテルで過ごすまったりとした休日でした
特にその五つ星ホテルであるインターコンチネンタルホテルでの「イブニング・カクテル」
これが目当てでクラブラウンジ付きプランとしたわけです

 

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そんなクラブラウンジの入口には水槽があって
なかには優雅にクラゲが泳いでいます
 

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入ってすぐの部屋はコンシェルジュ デスクでのパーソナル チェックインが出来る部屋
今朝方はここでチェックインいたしました 
 

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そしてその奥にはクリスタルのシャンデリアやコロニアル風のインテリアが引き立つ豪華で広々とした空間がありました
ここで毎夜行られる宴っていうか「イブニング・カクテル」
その名の通り夕刻5時半から7時半まで執り行われます
まぁ晩飯にはちょっと早めの時間帯なので、ここで少しアルコールを引っ掛けて
仲間が揃ったら話に花が咲いてきたところで街に繰り出そうという
大人の空間(イブニングカクテル時のみ12歳以下の子供はラウンジが利用できません)がここにありました
  

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さて年末も迫った12月28日ではありましたが、クラブラウンジにはまだクリスマスツリーが置かれています
よく見るとその上に続く階段もあります
けれど酔っぱらって階段でこけそうな予感がするので、上の階はパス
 

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窓際でカナッペなどの食事が取りやすそうな席を確保します
実はそのイブンイング・カクテルは午後5時半からでしたが、良い席を確保するため少し前に入室
コーヒーを飲みつつ時間になるのを待っていました
まぁ2時間のイブニングカクテルですから、待っていれば席が空くという事はあまりないのです、良い席を確保するにはやはり早めの行動開始が重要です
そのくらい気合が入っていたのに加え、私も少し旅慣れてきたのかもしれません


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クラブラウンジのイブニングカクテルを名乗るだけあってお酒は豊富
リキッド・ゴールドのスパークリング
オーストラリアワインのマークビューの白ワイン
ビールはタイガー・ギネス・ハイネッケンといった具合

そうクアラルンプールはイスラム圏という事もあり、酒が高いので、ここで飲みだめしておきます
 


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イブニング・カクテルの時間になるとスタッフが来られてメニューが渡されます
ここで飲み物を注文
まずは東南アジアのビールの代表「タイガービール」からいただくことに
 

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さてイブニングカクテルを名乗っているだけあって
ここではカクテルが注文できます
 
 

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ということで毎夜「シンガポールスリング」を頼み
シンガポールの夕日ならぬクアラルンプールの夕日を飲み干すことに
 

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さてそんな酒の肴(カナッペ)は基本ビュッフェ方式ですが
ライブキッチンでのホットミールも頼めます
そんなライブキッチンでは日本の家庭で鍋をやるときに欠かせないのカセットコンロが置かれていました
このカセットコンロ日本発祥の逸品ですが、アジア全体で使われているようです
何だか誇らしいですね
 

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そんなライブキッチンでは毎夜変わった温製オードブルが提供されています
 

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サーモンブリュスケッタ
トマトモッツアレラ
スモークポーク
など、酒のつまみと言うよりは日本人にはこれだけで晩飯と言った感じです


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もちろんワインに合いそうなチーズはもちろん
 

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マレーシアらしい南国の果物
 

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そしてデザートも豪華
こうしたケーキの数々
 

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豪華そうなチョコレートは毎夜日替わり、といった具合です

 
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特によかったのが大晦日夕刻のクラブラウンジのカクテルタイム
この夜はイブニングカクテルと言うよりはガラディナーの面持ち
しかもメニューはジャパニーズキュイジーヌが多く見られ
目立つところに日本酒の名産地灘の蔵元「沢の鶴」の菰樽
流石、昔はホテル日航クアラルンプールと言ったところでしょうか
ただ残念なのはこれはイミテーションなんだそうで飲めませんでした
 

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そしてここが日航ホテルだったな残りか?
マグロのお寿司やタマゴのお寿司そしていなりずし
これらは結構いけました、スタッフに日本人の料理人がいるのかな
 

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ちょっとグロテスクですがこうした「ナマズの清蒸」
 

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新鮮な貝類や海老
ここマレーシアは日本より魚介類の消費が多い国なんです
 

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肉類は宗教上豚を食べませんが、牛は別のようで
宗主国英国のローストビーフがライブキッチンで提供されていましたし
フィッシュ&チップスなど豪華なビュッフェもありました
 

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もちろんローストビーフはタイガービールとともにいただくことに
 

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エビフライなどのカナッペの数々でお腹いっぱい
 

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毎夜毎夜これらをいただきつつ
酔いに任せて、街(屋台街)へ出かける幸せな日々となりました

次はインターコンチネンタルホテル・クアラルンプールの朝食
セレナレストランのビュッフェと、クラブラウンジでのビュッフェ&アラカルトが選べますが
こちらはやはりクラブラウンジでいただくことに
もっとも物珍しさもあって1回だけセレナレストランのビュッフェ朝食も楽しみました
 

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さてそんなクラブラウンジの朝食は朝7時半からとのことでしたので、きっかりその時間に伺いました
まぁいつものようにこのあとの予定がてんこ盛りなんです
ちなみにそこそこの宿泊者が居るはずなのですが、いつも朝食会場は閑古鳥が鳴いていました
どうやら南国では朝のスタートが遅いようです
この朝食会場で朝、私どもの他に見かけたのは日本人らしき人のみでした


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さて朝食会場をメインダイニングのセレナレストランとせずに、ここクラブラウンジにしたわけは
同じようなビュッフェに加えて、アラカルトで料理がオーダーできるからでした
 

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まずは目覚めのコーヒー
カフェラテをいただくことに
 

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そしてアラカルト初日は無難にチーズオムレツ&スモークビーフをチョイス
 

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3日目はマレーシア料理の「ナシ・レマッ チキンルンダン」
 

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ココナッツミルクと塩で炊き上げたご飯にサンバル(辛みそ)味の鶏の煮込みと日本ではめったに使わないピーナッツをトッピングしていただきます
 

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3日目は「ロティカライ」
インドの影響を受けた東南アジアのナンと言ったところでしょうか
こいつはダール・カレーを絡めていただきました
 

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さてこのクラブラウンジでの朝食で特筆すべきが、このフレッシュジース
オレンジジュースにマンゴージュース、スイカジュースなど
さすがは南国と言ったところでしょうか
 

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さて次にビュッフェコーナー
 

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南国で朝7時半と言うのはまだ寝ている時間なのか
御覧の通り「取り放題」、いやもとい「撮り放題」
 

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まずはパン
ここマレーシアでは「カヤトースト」が有名ですが、ここに置かれていたのは
 

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「ハチミツ」
しかも今はやりのハチの巣から搾りたてをいただくことに
まぁ私としてはバターとカヤジャムたっぷりのほうが好みなんですけどね
 

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他にはクロワッサンに加え甘そうな菓子パンたち
 

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シュガー・ドーナッツもどっさり並んでいますが
やはり酒を嗜なわない、イスラム圏で甘いものは人気が高いのでしょうね
 

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他にはハムやスモークサーモン、オリーブ
ちなみにこのスモークサーモンが結構いけました
 

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もちろん最後は南国フルーツで〆
たっぷり食べたら、今日も元気に歩き回ります
 

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インターコンチネンタルホテル・クアラルンプールでの宿泊は4泊
毎朝クラブラウンジで食べるのも芸がないので
一度だけメインの朝食会場である「セレナレストラン」でいただくことにしました
 

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通常のパンに交じって甘そうな菓子パンが多く並びます
やはりここマレーシアでは甘いものが好まれるんですね 
 

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もちろん南国マレーシアですから
フルーツは御覧の通り
 

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サラダコーナーの隣には「Japanese Breakfast (和朝食)」のコーナーがあります
ここインターコンチネンタルホテルが、もとは日航ホテルだったころの名残りでしょうか
 

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巻きずし(欧米人は黒い食べ物に抵抗があり、外国ではこうして内側に海苔を巻くのだそうです)やいなりずし
 

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鯖の煮物が有りました
 

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中華はこの重厚そうな鍋に入った
「ロー・ハンチャイ(ブッダの喜び)」
旧正月に中国の家庭で伝統的に調理されるミックス野菜煮込み(精進料理)だそうで
油揚げが美味そうに煮込まれていますが、赤い唐辛子がきつそうなので止めました
 

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そして皮蛋(ピータン)
英語では「Century Egg(100年たった卵)」と言うんですね
まぁ100年は寝かしませんが、アヒルの卵を灰の中に埋めて忘れてしまい、2ヵ月後に発見された卵が熟成していたことから偶然に製法が発見されたという摩訶不思議な食べ物
日本じゃ結構なお値段で売られています
 

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もちろんこれは中国では朝飯の定番であるお粥のトッピング用です
 

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さて肝心のマレーシア料理はと言うと
まずは「ミーゴレン」
 

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そして「チキンレンダン」(マレーシア風の鶏肉煮込み)
 

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「ベジタブル・カレー」
ここ東南アジアではイスラムの人が豚がダメだったり、ヒンズーの方が牛がダメという事なのでしょう肉なしのベジタブルカレーを多く見かけます

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もう一つのカレーは豆カレー
 

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どちらもこの
ロティ・チャナイ(南インドからマレーシアに伝わった料理)でいただきます
ということでこれはあくまでマレーシア料理
日本でいうところのカレーライスといったところでしょうか
 

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そして人件費の安いマレーシアならでは、朝からライブキッチンで料理を作成してくれます
まずは定番の「エッグステーション」
ヒジャブを纏った女性が卵を焼いてくれていました


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ヌードルバーでは残念ながらラクサはないとのことで、フォー風の米粉平打麺をチキンスープでいただきます
唐辛子やもやしはこちらではデフォルトのようですが、「カニカマ」らしきものもあったのでそれもトッピングしてもらいました
ちなみにスタッフには「カニカマ」で通じましたよ
 

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ベルギーワッフルやパンケーキ、クレープを焼く「ペストリイ・ステーション」
 

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ということでこの日はトラディショナルにこだわった朝飯
いつもより量が少なめなのは、この日マラッカへのツアーを組んでいて
ツアーには昼食が含まれていたのでちょっと控えめといたしました
 

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tなみにクラブラウンジとここセレナレストランを比べてみたところ
メインの朝食会場という事もあり品数はこちらのほうが多いのですが
やはりアラカルトで頼めるクラブラウンジに軍配はあがりそうです

クアラルンプール市内での観光地を巡る移動はLRT、KLモノレール、MRTの3路線の電車が大変便利ですが、いちいち乗るたびに自動券売機でコイン型トークンを買うのが面倒
そんな時に役立つ日本のSUICA同様の交通系ICカードがここマレーシアにも存在いたします
それが上記の交通機関で使える「マイラピッドカード」というICカードでした
でした・・・と言うのにはもちろん訳が有って、実はその「マイラピッドカード」の他にクアラルンプール近郊を走るKTMコミューター、KLIAエクスプレス、ラピッドKLバス、そしてコンビニ(一部店舗)でも使用可能な「タッチ・アンド・ゴー」といったICカードも存在していました
同じ地域で2枚のカードがあるのはやはり不便
ということで2017年それら2種類のカード機能を統合した「マイラピッドKLカード」に生まれ変わっていました
統合しただけでも便利ですが、さらにこのICカードは1回づつ乗車券を買うようりも、運賃がお得な設定になっているのだとか
カードの有効期限は10年ですが、今回クアラルンプールに9日間滞在することもあり、その便利な「マイラピッドKLカード」を購入することといたしました
もっとも海外の交通系ICカードコレクターな私ですから買わないわけはなかったんですけどね

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まずはMRTの駅でその「マイラピッドKLカード」を購入
使い方は日本の交通機関同様
カードをゲートでかざすと改札機のゲートが開きょいうもの

 
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私がここに伺う2年前の2017年に開通した地下鉄(MRT)のホームはこんな感じ
地下鉄(MRT)のホームの表示板には次の列車の待ち時間が表示される最新式のものでした

 

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地上や地下を走るLRTとあわせ
路線さえ掴めていれば、このカード1枚で市内のほとんどの観光名所に行くことが出来ます
 

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LRTの車内は立ち席中心の座席配置
座席はプライオリティ中心のようです
 

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ちなみにKLセントラルから洞窟で有名な観光地バトゥー・ケイブの最寄駅でもあるグマスまでをつなぐKTMコミューターにもこの「マイラピッドKLカード」で乗車できました
 

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そうそうそんなLRTやMRTなどの交通機関も便利ですが、市内を走る循環バス「GO KL」は本数も多く夜遅くまで運行していることから、屋台街などに伺う際に大変便利
しかもなんとその料金は無料
そんなわけで地元の人たちにも非常に好評のようでしたが
基本は観光者向け、宿泊するインターコンチネンタルホテルのすぐ前に「GOKL」のロゴマークのあるバス停が有ったことから何度となく利用させてもらいました
 

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ということでクアラルンプール名物の屋台へGO KLバスで向かうことといたします

マレーシア滞在初日の夜「GOKL」(無料)バスに乗り
やってきたのはクアラルンプール一の屋台街「ジャラン・アロー」


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ここはクアラルンプールきっての繁華街、ブキッ・ビンタン地区に近い裏路地
日中はなんてことのない路地ですが、夜になると地元の人がこぞって集まる人気の屋台街
怪しげなネオンと肉や魚を焼く香ばしい煙に誘われて、夜になると地元民に交じり観光客が溢れる人気エリアです

 

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ただしここに伺った2019年の年末では、ジャラン・アローの有名店「粗茶食館 CU CHA Restaurant」では多くの白人系の観光客を見かけました
このジャラン・アロー屋台街の俗化は激しく、客引きしか居ない屋台街になってしまっていたようです
(はたしてコロナ禍の現在ははたしてどんな状況なんでしょうね、ちょっと心配です)

  

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ただやはり雰囲気は有りますし、美味しい料理も多いのも事実
例えばこの子豚の丸焼き「バビ・グリン」
もちろん炭焼きです
 

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スチームボートと呼ばれるマレーシア鍋も美味しそう
 

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海鮮が多いのもここクアラルンプールの屋台の特徴
そう日本同様に海で囲まれたマレーシアは、海鮮料理が豊富
屋台には大ぶりの蟹や海老、ミル貝などがこれでもかと並んでいます
そうマレーシアの人々は日本よりも海鮮を食べる国民なんです


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そんなジャラン・アローの屋台街はただ見て回るだけとして、実際に食事に伺ったのが、ブキット・ビトンから徒歩10~20分程度のところにある
中華料理店「ソー・キー」こと『蘇記仔 (明泉) 海鲜炒粉』


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実はこの店、日本テレビの「沸騰ワード10」禁断の視察旅・・・空港ラウンジの鬼 髙橋真麻37歳で紹介されていて、なんだかとても美味しそうだったことから今回伺うことといたしました
 

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(日本テレビの「沸騰ワード10」より)
 

繁華街からかなり離れた場所でやっていたこともあり、観光客らしき姿は有りません
 

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このオープンキッチンでは
親父さんが、強力なガスレンジを駆使して中華鍋を振る姿はまさに職人技でした


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ジャラン・アローの屋台とはまるで違い
座っていてもこちらから声をかけなければ、近寄っても来ない
スタッフのうち英語が話せるのは僅かといった状況で、オーダーするのも一苦労ですが観光ズレしていないのが良いですね
 

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頼んだのはもちろん
「海老蕎麦(エビのあんかけ焼きそば)」
一皿2,500円と言うマレーシアの屋台らしからぬ価格
けれど周りの皆さん同様にこの一皿頼んでいました
 

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それと「タイガービール」これは20リンギット(日本円で500円)くらい
そうイスラム圏であるマレーシアは酒税が高いのか、物価とは違いビールなどのお酒が極端に高いんです
 


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一皿を2人で取り皿に分けていただきましたが、具材は大ぶりの海老が2尾にさやえんどう・ネギ・にら・卵・しょうが、麺は細麺で焦げ目ありのパリパリに揚げたかた焼きそばでした


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かた焼きそばは、久しぶりに食べましたが
そばの食感はバラエティが多彩で、かなり美味しかった
クアラルンプールに来る機会があれば是非ともまた訪れたいそんなお店でした

ヒンドゥー教最大のお祭と言われる「タイプーサム」
断食のうえ身体中に針を刺し街を練り歩くことから、発祥の国インドでは禁止されてるという超々危険な奇祭
その奇祭タイプーサムの終着地が「バトゥ洞窟」ということです
計150万人が訪れると言われるこのお祭りの際は、この広い洞窟内が人で埋め尽くされるのだそうです

 

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そんなヒンドゥー教聖地を一目見ようと
マレー鉄道KTMコミューターに揺られ20分ほどでたどり着きました


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電車を降りたところで、古代インドの英雄叙事詩『ラーマーヤナ』に猿の姿をした神さまとして登場するハヌマーンがお出迎えです
このハヌマーン、孫悟空のモデルとも言われています
 
 

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入口に立つムルガン(シバーの息子)神像
世界で最も高い神像(42.7メートル)です
脇には洞窟へと続くカラフルな階段が見て取れます
 

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さて洞窟へ行くための試練はこの門から始まります
ちなみに入場は無料でした
 


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肝心のバトゥ洞窟に行くには、写真の急勾配で272段もの大階段を登らなければなりません
女性は短パンやスカートなどの足のでる服装での入場はできません、ただ決して昇れないわけでもなく腰に巻くスカーフをレンタルして上る方々もいられました
 

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登りに登った272段の階段
やっとの事でヒンドゥー教の聖地に辿り着きました
 

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いざ、洞窟の内部へ
中は外とは違い少しひんやりしていて、まるでエアコンが効いているかのよう

 

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洞窟のなかにはヒンズー教の神々の像が祭られています
 

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鍾乳洞の奥はぽっかり上が空いてて神秘的な光が差し込んでいますが
 

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そんな光が差し込む、洞窟の一番に奥にある明るい祭壇
よくわかりませんがここが目的地
ヒンドゥ教の聖なる祭壇です
 

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せっかく苦労して登った階段ですが、帰りはその階段を降りねばなりません
帰りの階段では、多くのカニクイザルを見かけました
食べ物を持っているとどうやら狙われるようです
 

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地上にはたくさんインドの屋台にまじって南国フルーツの屋台もあり
果物の王様「ドリアン」が売られていましたが、どうやらここに伺った12月末はドリアンの旬でもあったようです
これはどこぞの屋台で挑戦しなければならないようです

 

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KTMコミューターとLRTを乗り継ぎ、KLCCまで戻ってきましたが
「バトゥ洞窟」の観光では暑い中、長い階段を昇り降りしたりしたことから
ビールが飲みたくてたまらなくなりました
 

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とはいえクアラルンプールはイスラム教の国ということもあり
街中で簡単にビールを楽しむのは至難の業
そんな中、良い店をあらかじめ探しておいてありました
それがドイツビールをはじめとした、タップビールとドイツ料理が楽しめるお店
「ババリアン・ビアハウス」


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店内はバー風のカウンターとテーブル席が多数
結構な客席数がありました
 

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壁のほとんどがワインやスピリッツで覆いつくされていて
前述のイスラム圏のお話からかけ離れた「秘密の花園」が、ここにはあるようです
 

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カウンターには樽生ビールを注ぐ、タップがずらり
まずは小麦ビールの代表
「エルディンガー ヴァイスビア」
「ヒューガルデン」
そしてピルスナービール
「パウラナー」
「ハイネケン」
「タイガービール」
スタウトビールは
「ギネスビール」
エールもあります
「キルケニー」
変わり種の
「アップルフォックスサイダー」
といった豊富なラインナップ
 
 

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何度も書いていますがイスラム国のマレーシアでは酒税が高く、物価の割りにはお酒が高いのが、たまに傷なのですが
ここに来るまでかなり迷ったおかげもあり、ちょうどうまい具合にハッピーアワーにぶつかりました
ということでメニューにある「2パイント(568ml×2杯)が40リンギット(日本円で1,000円くらい)」を頼むことに
ということで、タップから注がれたタイガービールを乾いた喉に流し込み込みました

ちなみに2杯で千円程のこのセット
頼む際に2個と言ったつもりが、2杯が2セットと勘違いされ
計4杯を2人で飲むことになりました
いや~ここでまた語学力の無さを露呈してしまいました

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そうそうビールのつまみに頼んだのは
「ディープフライ カラマリ」
マレーシアは海鮮が美味しいうえ、揚げたてのフライは冷たいビールによく合いました
 

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「ババリアン・ビアハウス」で一息ついたところで次に向かったのが、すぐ近くのKLコンベンション・センター地下にある「アクアリアKLCC」
淡水魚、海水魚、爬虫類、虫など約5,000匹が飼育展示されているクアラルンプール最大の水族館です
日中のクアラルンプールの蒸し暑さが、ほとほと嫌気がさしていたことから
ここはやはり冷房の効いている施設でしょ・・・とばかりに涼みついでにやってきました
 

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ここは地元の人たちにも人気の施設で特に子供連れに大人気なんだとか
おかげで「The Flooded Forest(冠水した森)」と呼ばれる高約5メートルの円形水槽は水槽沿いにぐるりと廻る階段を降りながら見ることが出来るようですが、長蛇の列でそれもままなりません
 

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しかたなく階段を下に降りてから、ようやくまともに見ることが出来ました
 

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さてここには珍しい淡水魚がてんこもり
 

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例えば世界最大級の淡水魚として有名なピラルクー
実は後日、某森にある池で出会うことになりました
 

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ミシシッピ川に住む
巨大古代魚『アリゲーターガー』
肺呼吸する魚として知られています
飼育魚として高い人気を誇ってきたこともあるのでしょう、近年大阪城のお堀でも見つかっているのだとか
 

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黄金に輝く古代魚アロワナもいました
 

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そしてここアクアリアKLCCの最大の見どころ
動く歩道「Oceanarium(オーシャンアリウム)」が設置された水中トンネル
何とこれは90mもの長さを誇る水中トンネルなんだそうです
 

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指を出していたら今にも食いついて来そうな魚も居ます
 

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お腹を見せながら泳ぐサメ
優雅そうにも見えますが
 

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流石に今にも襲ってきそうな、どう猛なジョーズを思わせるサメも見て取れました
 

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優雅と言えば、ウミガメは子供に大人気
このウミガメは女の子の前でポーズをとっているかのよう
 

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日本近海の深海に生息する巨大な蟹
タカアシガニも居ます


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こいつはもしかして有明海の干潟に生息する「むつごろう」でしょうか
たしかにマレーシアの海岸線のマングローブ林あたりにも生息していそうですね
 

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これはミナミゴンズイの幼魚でしょうか、
「ごんずい玉」と呼ばれる群れを作っていました
 

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チンアナゴはずっと見ていても飽きない、不思議な生物
よく見ているとプランクトンを摂食しているシーンも見られます
 

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最後に水族館には必ずと言ってよいほど見かけるタツノオトシゴを見て
アクアリアKLCCの魚鑑賞は終了
40分ほど、涼しみつつ癒されてきました
 

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ところでにこの水族館は規模の割に入場料が高く、大人1人がなんと69リンギット(日本円で1,800円くらい)
ただし60歳以上はシニアシチズンとして49リンギットの割引料金も有るので、該当する方はパスポートは忘れないようにして伺いましょう

先般「ソー・キー」で食べた、エビのあんかけ焼きそばの話を書きましたが
そのソー・キーから歩いてすぐのところに
バクテーと言えば「新峰肉骨茶(Sun Fong Bak Kut Teh)」と呼ばれる人気店が有ります
ホテルのラウンジでカクテルタイムを楽しんだ後、クアラルンプール2日目はまたまたGo Toバスに乗りそのバクテー目当てにやってきました
とは言え、バス停からは近道をしようと裏路地に入ってしまい、そこからかなり迷いながらも何とかたどり着きました
 

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ちなみにこの店も、日本テレビの「沸騰ワード10」禁断の視察旅・・・空港ラウンジの鬼 髙橋真麻37歳で紹介されていたお店
そう今回のクアラルンプールの旅は髙橋真麻さんがたどった道をトレースする旅でもあります
もちろんラストはあのラウンジです、お楽しみに
 

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(沸騰ワード10より拝借)
 

ということで、今回その高橋麻麻さんが座った辺りに席を構えます
これがとある重要な発見につながりました
 

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ちなみに路地に面した席の他に奥に冷房付きの個室が4つあり
こちらではエアコンの冷風で涼みながらの食事が楽しめるようです
 

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頼んだのは「オリジナルバクテー(ようは野菜なし)」肉骨茶(2人前) RM38(千円くらい)
ホテルのラウンジでカクテルタイムをたっぷり楽しんだ後なのでちょっと控えめとしました
それにビール(啤酒)RM23とライス RM4も頼みました
 

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さて料理が出てくるまで、少し時間がかかるようですが
その間、トイレに立ち寄ったところ
盛んに鍋を振る職人のいる厨房を目にしました
 

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かなりの火力で調理しているようですが、トイレの洗面台にはさらにガスボンベの予備がまさに山積み
日本の消防署がこんなのを見たら卒倒しそうな景色ですが
逆にこれはこれで何だか期待が持てます
 

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で、やや暫くしてバクテー(肉骨茶)が運ばれてきました
そのバクテー豚肉料理で骨つきのバラ肉と豚ホルモンを漢方で煮込んだもの
いまなおぐつぐつ沸いている鍋からは八角の香りが漂ってきます
このお店は早朝から営業していますが、どうやらマレーシアの方は朝からこんな料理を食べ職場に向かうんですね
 

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テーブルに薬味に刻んだニンニクと赤唐辛子が準備されています
バクテーとご飯をとりわけ頂きましたが、豚肉がほろほろに煮込まれていて美味しかった
これはマレーシア滞在中にもう一度食べてみたいものです


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さて今回座った路地側の席を見回すと、バクテー同様に食べられているものがありました
それがドリアン
よく見るとレジ近くの一番目立つところに「正宗猫山王 榴蓮(ドリアン)」と書かれた屋台が見て取れます
いや~良い席にあたりました
そうマレーシア産のドリアンのなかでも一目置かれる、最高品種の「猫山王」がここで食べられるようなのです

 
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さっそく捌くところを見ながら注文
1個57.2リンギット(日本円で1,500円弱)と少し高めでした
あとでテーブルに持っていくとのことでした 
 

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とどけられたドリアンがこちら
その場で現金会計、もしかするとドリアンの販売はお店とは別組織なのかもしれません
使い捨ての手袋をつけて食べるのは匂いが手に移るからでしょう
そのくらい匂いが強烈な食べ物
ホテルでは部屋にドリアン持ち込みすることは禁止されているほどです
けれど一度食べると病みつきになる、それがこのドリアン
味は濃厚で高級なクリームチーズのようでした
 

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ビールはカールスバーグを頼みましたが
ちなみに東南アジアでは「お酒を飲みながらドリアンを食べると死ぬ」といいった都市伝説がありますが、そこはやはり都市伝説にすぎませんでした
 

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マラッカ海峡の重要な東西貿易の交易点として栄えた港町「マラッカ」
歴史的に重要な場所として2008年ユネスコの世界遺産に登録された、世界中から大勢の人々が訪れるマレーシア屈指の観光スポットです
 

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マレーシア3日目となる12月30日は、そんな世界遺産マラッカを見て回ろうと思います
ただクアラルンプール市内からは結構な距離があるうえ、見て回るスポットも広範囲にあることから、あらかじめバスツアーを予約してありました
それが「世界遺産マラッカ日帰り観光ツアー オランダ広場・セントポール教会・リバークルーズ・ニョニャ料理ランチ付き」というもの
当日の朝、ホテルに向かいに来てもらい大型バスで向かいます
バスは高速道を使いマラッカに向かいますが、高速道路料金の支払いにはMRTやLRTで使える交通系ICカード「Touch & Goカード」が使えるようです
 

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マラッカまでは2時間ほどの行程
途中ツアーバスはトイレ休憩の為、サービスエリアに立ち寄りました
駐車場には懐かしい日本車 三菱ギャラン・シグマバンが駐車しておりました
1980年代、マハティール首相の国産車構想の元、政府のバックアップによって設立された、マレーシアの自動車メーカー「プロトン社」は当初三菱自動車工業と資本や技術面で提携していたこともあり当時は三菱車が盛んに輸入されたんでしょうね
 

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このサービスエリアは日本と同様にトイレや休憩、売店などがありますが
特筆すべきがマレーシアらしく、このサービスエリアにはお祈りの場所があること 


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もちろんここは神聖な場所、土足で立ち入ったりは出来ません
「Shoe Off Please」の文字が見て取れました
 

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売店はこんな感じの露店
南国フルーツや飲料水とともに
マレーシア名物魚せんべい「クロポ」も売られていました
 
 
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まず最初にたどり着いたのが、世界最古の中華街ジョンカーウォーク
 

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プラナカン建築が連なるこの通りは、週末の夜は一般車両を通行止めにして
屋台が並ぶ歩行者天国となります
今回は残念ながら昼の訪問ですが、次回はマラッカに宿泊して
夜の屋台目当てに彷徨ってみたいものです
 

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マレーシア最古の仏教寺院「青雲亭」を参拝
この寺は明の武将で海軍提督、鄭和の功績を讃えて建立されていますが
屋根のゴージャスな飾りが目をひきます

 

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寺の完成は1704年、当時の姿をそのまま残す本堂の建築資材はすべて中国本土から運ばれたものだそうです
満州族に滅ぼされた、明朝の李はマラッカに逃れここに明国再興を祈願したと言われます


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本尊は観世音菩薩
航海・漁業の守り神「媽祖」も祀られているます
 

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他には関羽帝は当然として、閻魔様まで祀られています
そういや見るのに夢中で何もお願いしなかったな〜
 

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マラッカ一日観光の昼食はマレーシア料理のお店
「Manis J Nyonya Restaurant」
ツアーに含まれていたニョニャ料理のお店です
 

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タイトルにある「ニョニャ」とは中国系移民とマレー人女性の混血によって生まれた、男子を「ババ」、女子を「ニョニャ」と呼ぶマレーシア
そんなババ・ニョニャ民族(中華系プラナカン)が先祖代々受け継いできた家庭料理が「ニョニャ料理」です
中華系(主に福建省)の料理をベースにマレー系の特徴である多様なスパイスが使われている魅惑的な食べ物です
 
 

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そんなわけで、スタッフは中華系の方で占められています
 

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茹でたオクラの前菜や、もやし炒めをはじめ
全部で6品
 

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特に海老とパイナップルのココナツカレーと南蛮入りの鷄肉じゃが、魚のフライ、唐揚げ
マレーシアらしく、スパイスが効いた私好みの激辛料理で満足満足
 
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ただしタイガービールは小瓶がRM25(日本円で650円程)と激高
まぁこのあたりはツアーなので仕方ないところでしょうか
 

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最後に頂いたデザートのカキ氷はチェンドルの入ったアイスカチャン
日本人には馴染みの無いかき混ぜるカキ氷が驚きでしたが、黒糖味でこれが美味しかった
 

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華やかなトライショーが映える「ヒーレン・ストリート」
オランダ語で「紳士」を表すヒーレンが語源で、その昔東西交易の重要な貿易港として栄華を極めたマラッカにあって、成功したプラナカンの豪邸が並ぶ、いわゆる億万長者通りということになります


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この通りにはプラナカン文化を今に伝える「ババニョニャ ヘリテイジ ミュージアム」がありますが、今回の世界遺産マラッカ日帰り観光ツアーで組み込まれていたのは
「プラナカン ジュエリー ミュージアム マラッカ(Straits Chinese Jewellery Museum)」でした
ちなみにババニョニャヘリテージ博物館と違ってこちらは写真撮影が可能でした
 

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入り口の間口から想像できませんでしたが、中はどれだけ奥行きがあるの?と思える日本の京町家風の造りになっていました
まぁこれは京町家と同じ理由で間口の大きさで税金が掛けられていたためなんでしょうね
 

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そんな住宅の中枢となる部屋は先祖崇拝の間
 

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中央の祭壇にはプラナカンの伝統にのっとり女性(ニョニャ)の写真が飾られています
 

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部屋の中央部には吹き抜けになっています
おそらくは縦に長い住宅の中央部に吹き抜けを設けることで光や風が奥まで入り込めるようにしたのでしょうね
これも京町家の「通り庭」を思わせます
 

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なかなか居心地のよさそうな
開放的な空間です
 

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この開放的な空間にダイニングがあるのも頷けます
 

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そうそう中庭にあるこの井戸は今でも使えるそうです
 

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コノミュージアムはアンティークのコレクショ ンが充実
 

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天蓋付きのベッド 


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ただここはミュージアムの名となっているジュエリーがメインのようで
金やルビーでできた装飾品の数々がこれでもかと並んでいます
 

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ちなみに展示されているジュエリーや衣装は全てオーナーが所有する個人のコレクションなんだそうです
いったいどのくらい金が有ったの!と思わせます
貿易などで稼いだのでしょうが、さすがは元華僑といったところでしょうか
 

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執務用の机には
当時はまだ珍しい電話やタイプライターが展示
ついでにこのミュージアムのパンフレットもおかれていました
 

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マラッカ海峡を有する貿易港として栄えマラッカ
ポルトガルをはじめオランダ、イギリスの列強3か国に支配された歴史を持つ国際都市です
そんなわけでマラッカ観光の街のシンボルにはオランダ広場と名付けられていますが
その中央にはイギリス統治時代に建設されたビクトリア女王噴水があり多くの観光客がここで記念撮影するといった具合です
 

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建物の中央部分に「1753」の白文字が示す通り
1753年に建てられたオランダ建築様式のプロテスタント教会
「マラッカキリスト教会」
前述のオランダ統治からイギリス統治に替わったことにより
オランダ改革派教会からイギリス国教会(アングリカン・チャーチ)
要はカトリック教会へと変わる歴史を持つ教会です
 

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教会の隣に隣接するマラッカ王国時代に始まる歴史を紹介する歴史博物館
「スタダイス」が有りましたが、あまり時間もないことからこちらはパス
 

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ということであまり時間がないことから
近くにある大きなお土産屋さん「San Shu Gong」も立ち寄れませんでした
いつも自由に動く私の旅にあって、やはりツアーはこういったところが馴染めないところです
まぁ苦労はしても一人で回れってことですね


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そうそう観光客目当てのトライショーの他に
マレーシアがバイク大好き国家ということで、街中のあちこちでバイクやスクーターを見かけました
オランダ広場へ続くジョンカー・ストリートも例外ではなく、多くのバイク・スクーターが道端に止められていました
ちなみに一番手前にあるのは台湾の三陽工業「Sym E Bonus 110」(日本の本田技研工業の技術協力により生産を開始したバイクメーカー)の人気車種
もちろん親日国として名高いマレーシア
今回の旅ではホンダやヤマハのバイクもあちこちで見かけることになりました


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マラッカの街の中心に位置する小高いセントポールの丘、たいへん見晴らしの良い場所で、太平洋とインド洋を結ぶ海上交通上の要衝「マラッカ海峡」を眺めることが出来ました
 

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そしてそんな丘の頂上に「セントポール教会」は建っていました
 

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教会の前に立つ白い石像は1549年マラッカから日本へ向かった、フランシスコ・ザビエルの像
ザビエルは最初に日本でもおなじみのイエズス会の宣教師
そんなザビエルの像には右手が有りませんが、これは「嵐によって落ちた」とのことですが、一つの逸話が伝えられています
それが志半ばで殉教したザビエルの訃報を受けたローマ法王、ザビエルの死を信じられぬとのことで死体から右手を切断し、送れと指示したとのこと
今をなおローマのジェズ教会にはフランシスコ・ザビエルの礼拝堂では聖遺物である彼の右腕が眠っているのだとか
偶然にしては何だか奇妙な一致ですね
 

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セントポール教会はカソリック教徒が建立しましたが、その後オランダ、イギリスがマラッカを支配
プロテスタント派だったオランダやイギリスはカソリック教会として建てられたセントポール教会を朽ち果てるまで見放してしまいます
そうしたわけで現在では屋根はなく、かろうじて外壁が残っているというありさまが、なんとか当時の様子を伝えてくれています
 

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ザビエルはの遺骸はイエズス会アジア本部のゴアに廻送される途中、マラッカにも埋葬されました
このイエズス会のロゴマークIHSと書かれた鉄骨で組まれた鉄網の箱に当時46歳で殉教したザビエル師の聖骸が9ヵ月間ここに安置されたのだとか


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続いて炎天下のなか歩いてセントポールの丘の麓へ
ここにポルトガル軍によって建造されたファモサ要塞史跡(通称サンチャゴ砦)がありました
石造りのサンチャゴ砦の前には大砲が備えられていますが
砦が築かれた当時、このすぐ側までマラッカ海峡の海が広がっていたのだとか
 

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砦のプレートには1511年と刻まれていました
まさに大航海時代初頭に貿易大国として名をはせたポルトガルのものですね


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砦と言うには貧弱そうに見えますが、当時はセントポールの丘の周囲をグルリと囲む高さ5メートルもの城壁が築かれていて
この建築物は城内に出入りする4つの通用門の一つなんだそうです
 

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マラッカの街の中心を曲がりくねってマラッカ海峡に注ぎ込む「マラッカ川」
マラッカ王朝の頃より交易品を運ぶ運河として、利用されてきました
世界遺産マラッカ日帰り観光ツアー最後を飾るのは
そ古都マラッカの街並みを水上から楽しめる
「マラッカ・リバークルーズ」というもの
 

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まずはオランダ広場近くにある
マラッカリバークルーズのチケット売り場でガイドさんがチケットを購入
 

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さてこの「マラッカリバークルーズ」
片道でだいたい20分(往復で40分ほど)の船旅
今回は片道のみの船旅となります
じっとりした暑さのなか歩いてマラッカの観光地を巡ってきた身としては
船に乗っていると心地よい風が当たり気持ちがいい


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まずクルーズ船はオランダ広場近くにある巨大なスルタンの水車の脇を進みます
ちなみにこの水車、マレーシア初の水車だそうです(たぶんレプリカと思われますが)
 

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そしてオランダ広場
川べりのオープンカフェが魅惑気に見えます
 

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続いてカラフルでポップな建物がいくつも続きます
 

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これなどはまさに建物に描かれたウォールアート
 

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クルーズ船はいくつもの橋をくぐりますが、これなどはまるでヴェネツィアのランドマーク、リアルト橋
このマラッカ川をヴェネツィアの運河に見立てているようです
ちなみに正規な呼び名はオールドバスステーション橋でした
 

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気になったのがこのアパートかマンションの壁に設置された
衛星放送のアンテナの数々
集合アンテナという構想がないのか、それとも単なるイミテーションか?
なんとも不思議な光景です
それに手前にあるレールは?
 

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これはマラッカ川沿いのマラッカ・モノレールなんだそうです
 

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クルーズ船が着岸する少しまえ
ガイドさんがトカゲといって指を川岸に向けていました
その方向を見るとまるでワニ?かと思うような大きなトカゲが泳いでいました
どうやはこの運河はミズオオトカゲの生息地だそうです
 

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なんだかんだでここマラッカ・クルーズは終了
このあとツアーバスはクアラルンプールへの長い旅路に着きます
当初このマラッカは半日もあればツアーで回れると思っていましたが
さすがはユネスコ世界遺産の街マラッカ・・・・侮りがたし
このマラッカクルーズは夜もやっていてライトアップされた古都マラッカの街並みを望みながらのクルーズも魅力ありそうですし
ジョンカー・ウォークのナイトマーケットにも行ってみたい気もします
ということで次回マラッカに来るときは泊りで伺いたいものです

写真はナショナルジオグラフィックの表紙を飾った場所で撮った
マレーシア森林研究所「フリム」の木の樹冠がつくり出す自然現象「クラウン・シャイネス(樹冠のはじらい)」
高さ約30~50mの所にある樹冠
その様子からブロッコリーにもたとえられています
 

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さてクアラルンプール4日目は
そんなマレーシア森林研究所「フリム」で「クラウン・シャイネス」を見てみようと
『熱帯雨林を散策!「FRIM」観光ツアー<昼食付/日本語ガイド>』に参加することにしました
日帰りツアーとしては少しお高めの345マレーシアドル(日本円で9千円くらい)ですが
ツアーにしたのはこうしたトレッキングはガイドさんがいないと知りえる情報があまりに少なくなってしまうからです
ということでガイドツアーにしまいしたが、朝ツアーバスは市内のホテルまで迎えに来てくれました
 

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マレーシア森林研究所「フリム」
北西部に600haもある人工の森林公園
全てを回ることは1日ではとても無理なので、今回は1時間のガイドツアーといたしました


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まずはインフォメーションセンターで入園受付
これもガイドさんがやってくれます
 

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この日はガイドと私ども2名を入れて合計4名のトレッキングとなりました
 

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さっそく森のトレッキングルートを進みます
 

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まずは巨大な板根をもつ植物
エレファントツリー
 

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続いて「デエラ・コストゥラータ・ジェルトン」
チューインガムの木ですね
伝統的に過剰収穫され、多くの地域で絶滅危惧種に指定されている木です
 

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木の根元には白い樹液が落ちていました
 

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「インシア・パレンバニカ」
こちらでポコック・メルバウと呼ばれるマレーシアの国樹で
ボルネオチークとも呼ばれる高級木材の原料です
そうマレーシアの国土面積約3,280万haに対し、森林面積は約1,809万haと森林率は約55%といった超が付くような森林大国
木材のみならず家具などの木材加工品も国の重要な輸出品目になっています

 

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「ラーメンの木」で知られる、つる性植物「リアナ」
このツルは右巻きなのが特徴とガイドさんが説明しています
 

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これだけの森ですから当然、昆虫類もたくさんいます
まずはイトトンボ
 

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そしてなんと木の幹にぶら下がっているのは、なんとアリ塚

 
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木が豊富なためかアリは至る所に生息しています
このようにちょっと木をどけると白アリの巣が出てきました
 

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ガイドさんが手に持っているのもアリ塚です
森の至る所で観ることが出来ました
 

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木の幹に何か突起物が見られますが
 

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これは蟲の巣
なかなか幾何学的で住み心地は良さそうですね 
 

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他にもガイドさんは生姜味の実を味見しないかと提案されたり
 

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タケコプターのような面白い木の実を飛ばしてみようと言ってきたりと
1時間のトレッキングの間、色々と楽しめました

 

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そうそうマレーシアでは珍しい竹林
 

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モンキーポッドツリー
雨やどりの木ですね
夜になると葉がたたみ、雨宿り効果はなくなるのだとか
 

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そしてなにより驚いたのがこの森が人工林である事
その昔、錫を取っていた錫鉱山だった場所で深刻な水質汚染に見舞われていた場所を
このような森林公園に変えさせたことでした
 

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最後に
木の樹冠がつくり出す自然現象「クラウン・シャイネス(樹冠のはじらい)」
木の葉どうしが、ぶつかり合うことでかろうじて保たれる日照権の争いの産物です
 

マレーシア森林研究所「フリム」のインフォメーション前の小さな川の周りをガイドさんと話しながら、なんとなく歩いていました
 

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すると川の一部堰き止められている所に大きな魚の姿が見られました
背びれを水面から出しています
昔「釣りキチ三平」という漫画の中で幻の魚イトウがネズミを誘い出し捕食するシーンがありましたが
もしかしたらこの魚も背中を水面に出して、上を歩けとネズミを誘って振り落として食べようとしているのかもしれません
 

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ガイドさんが魚付近に何かを投げ込んだところ
ものすごい音とともにその魚が投げたものに食いつきました
 

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さてその魚の正体は
小説家開高健の代表作『オーパ!』に登場する
世界最大の流域、大河アマゾンに生息する淡水最大の巨魚ピラルクー
最大体長5メートル、体重200キロにも達するといわれています
進化において1億年間ほとんど姿が変わっていないと考えられ、生きる化石とも言われています
水族館で見た事はありましたが、現実にこうした川、しかも1〜2mといった至近距離でみたのは初めて
オーパを読んで以来、いつか出会いたいと思っていたピラルクーに会えて感動もひとしおです
 

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ガイドさんはその魚の正体はわからなかったようですが
ここに住んでいたことは知っていたようです
昨年まで2匹いたそうですが、現在はこの一匹のみ
ピラルクーと確信を持ったのが、このプレートに書かれたピラルクーの解説書
ガイドさんは知らなかったようでしたが、何処かからやってきたのは知っていたようでした
 

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アジアのB級グルメの代表格「バクテー(肉骨茶)」
マレーシアで古くから愛される骨付きのスペアリブを中国醤油ににんにくと漢方の旨味を加え、強力な火力でじっくりと煮込んだ薬膳スープ
ここマレーシアでは朝飯として食べたり、夜飲んだ後の〆に食べたりするそうです
前回「新峰肉骨茶」で食べたのが飲んだ後の〆でした
 

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さてマレーシア森林研究所「フリム」からの帰り道
ツアーの昼食として立ち寄ったのは、これまたバクテーの名店として有名な「金得好味肉骨茶(Restaurant Kim Tek)」
 

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午前11時ころの来店ですが、店内は地元の方らしき人々で溢れていました
そう豚肉料理であるこのバクテー
ここマレーシアで朝にこれを食べてスタミナをつけてから職場に向かうのがデフォルトのようです
 

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そんなわけで店の営業時間は朝6時~午後2時(木曜日定休)と朝が早いのが特徴のようです
しかもなくなり次第終了で、12時を超えると大抵なくなるんだそうです
ガイドさんが慌ててやってきたのはそのためだったんですね、車を停める場所もなく大変苦労していたようです
やはりここは結構な人気店のようです
 

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マレーシアのレストランの多くが、こうした入口を開けっ放しにした風通りを良くした開放的な店舗
店舗内には数多くの扇風機が回っていますが、エアコンはもちろんありません
こんな室内でバクテー鍋をガスで熱してしまうと、店内は暑くなってしまうのでしょう
ガスレンジは店の外で使われていました
 

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それにしても、なんでイスラム教の国で豚料理なのでしょう
店の奥で大ぶりの豚肉の塊を切り刻むところも見て取れました
ちなみに常連さんは自分の好きな部位を指定して煮込んでもらうのだとか
 

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そろそろバクテーが煮込まれるのか
まず先に薬味が出てきました
ニンニクに赤唐辛子、それとお揚げ麩
 

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スープに生のレタスと前述の揚げ麩を浸して食べると最高なんだとか
さっそく試してみます
 

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といううことで十数分待ったところで、いよいよバクテーの登場
 

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とろとろになるまでに煮込んだ肉厚スペアリブがホロホロの状態で出てきました
2日前に食べたバクテーの超有名店「新峰肉骨茶」のバクテーも美味しかったのですが
私としてはこちらの店の方が好みの味でした
 

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マレー半島の端にあるシンガポールでも独特のバクテーがあるそうですが
次回はそちらにも挑戦してみようと思います

マレーシアに来てからは、いつもの貧乏性がたたり時間がある限り見て歩こうと
あちらこちら歩きまくった結果、足腰に疲れが溜まってしまいました
ということでたまった疲れを取ろうと、イブニング・カクテルの際にラウンジにいたコンセルジュに頼みマッサージ屋さんを予約してもらいました
そうここマレーシアはマッサージ料金が格安なんです

イブニング・カクテルでビールやカクテルを堪能した後
ペイトロナスツインタワー周辺で行われる大晦日のカウントダウン花火までの時間を使い
KLCCのショッピングセンター「アベニューK」にあるタイ古式マッサージ店
「エラワン ウェルネス マッサージ」へ向かうことに
ちなみに日系企業が多いことで有名なこのショッピングセンター
寿し屋は無論、100均のDAISOまでありました
 

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店内は高級感の漂う落ち着いた雰囲気のタイ古式マッサージ店
けれど大晦日に加え深夜と言うこともありタイ古式マッサージはスタッフがいないため
タイ古式マッサージは出来ないとの事でした
 

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代わりにボディマッサージをたっぷり1時間受けることといたしました
ちなみに料金は一人150リンギット(日本円で4千円弱)
ここマレーシアでは少し高めですが、多少きつめではあるものの丁寧なマッサージで
すっかり身体が解されました
 

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ということでこの後、マッサージですっかり軽くなった身体で
大晦日恒例の海外カウントダウン花火を鑑賞するためKLCCへ向かうことに

ここ数年我が家の定番
海外での年越しカウントダウン花火鑑賞
一昨年前はクアラルンプールのKLCC公園が舞台
そうあの光り輝くペイトロナスツインタワーをバックに花火を観ることにしました
 

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途中マッサージ屋に立ち寄ったのが悪かったのか、道路規制があちこちにあり大勢の人々が列をなして回りにまわらされ、ようやくKLCC公園の噴水付近にたどり着いたのは午後9時ころになっていました
といってもカウントダウン花火までまだ3時間余ります
ということで公園周辺は大勢の人で溢れかえっていました
 

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芝生に座って待っているのですが、その後も次々に人はやってきて
足を延ばすスペースもないほど
そう今で言うところの「密」な状態です
ちなみにカウントダウン花火を見に来ているのは
現地の方々は当然として、割と白人系の観光客が多いように思えました
 

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そしていよいよ午前0時
花火が打ち上げられましたが・・・・・
思っていた場所に打ち上げられるわけではありませんでした
と言うのも、周りの皆さんがペイトロナスタワーの方を見ながら座っていたので
てっきりそのKLCC公園の噴水あたりに打ち上げられると思いきや
私どもが座っている全く逆の池の方向に花火は打ち上げられました
これでは樹木に阻まれて花火を見ることはかないません
 

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皆さんがそうするように池の方向に場所を移しつつ
ようやく花火を鑑賞することが出来ました
これはここクアラルンプールのカウントダウン花火が打ち上げられる時間が10分と長いから見れたわけです
まぁこれはこれで満足満足


 

ちなみに花火終了後、それほど離れていないホテルに戻るのに40分ほど掛かる事となりました

例年年末年始の休みを使い海外で正月を過ごしす事の多い我が家
2011年香港
2013年ローマ
2014年ニューヨーク
2015年ベルリン
2016年ロンドン
2017年バンコク
2018年メルボルン
2019年シュムリアップ
こんな感じで、年末年始はほとんど海外ですごしていて
今ではすっかり日本の正しい正月の過ごし方を忘れてしまっています
という事で、今回これは日本人として恥ずべき事と一発奮起し
お屠蘇として飲む日本酒は日本からわざわざクアラルンプールへ密輸いたしました
(マレーシアの法律で酒類は1リットルまでと定められています、4合瓶1本だと問題ないようです)
銘柄は私の地元、北海道にある「上川大雪酒造 純米大吟醸 彗星」
おそらくはマレーシアで初めて開けられた銘柄だったのではないでしょうか
  

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おせちは日本から持参したお重に料理を入れますが
伊勢丹KLCC店やスーパーでおせちっぽい日本食を購入
カマボコ、出汁巻きたまご、煮しめ、土佐煮、栗きんとん、小エビの佃煮、黒豆、ごまめ、昆布巻き、伊達巻、クルミの田作りを盛り付けましたが
これらは当然のように日本酒の肴となりました
やはり日本酒には和食が合いますね
 

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紅白のかまぼこやだし巻きたまごはこのためにわざわざ日本から持参したアウトドア用のナイフで切り分けました
ちなみにまな板にしているのは、帰国してからキャンプ用の盛り皿として使おうとクアラルンプール・セントラルマーケットで購入したものです(この話はまた後日) 
 

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カップ入り即席スープ「マルちゃん 食べるスープ おだしのきいたおもちすうぷ」はこれは流石に日本から持参し正月にいただきましたが
やはり日本人には正月はお雑煮が欠かせません

ちなみに酒器にしている錫の盃はロイヤル・セランゴールで自ら作成したものです
この話もまた後日とさせていただきます
 

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私の自宅の本棚に長く居座る1冊の本
「マレー半島すちゃらか紀行」若竹七海・加門七海・高野宣李著
本の冒頭のこんな文章から始まります
『この三人がマレーシアを旅行するに至ったのだが、そこにはさして深い動機などない。ある日私の脳裏に天啓がひらめくがごとく、マレー鉄道に乗りたい、という思いが飛来し、即座に同行者を募ったところ、名乗りをあげたのが残りのふたりだった、というだけのことである。・・・・・・』
 

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私が今回マレーシアを旅するにあたり最初に天啓のごとく頭に浮かんだのが、この本に登場する「マレー鉄道」でした
このマレー鉄道の路線はあの、世界の豪華列車オリエント急行でおなじみのベルモンドが運営する「イースタン&オリエンタル・エクスプレス」で使用される路線
海外テツを名乗る我が家ということもあり、このマレー鉄道に乗るのも今回の旅のテーマ
そこで選んだのが「マレー鉄道で行くイポーB級グルメツアー」という、マレー鉄道に乗れるという触れ込みの現地ツアーでした
マレー鉄道だけなら、自ら切符券を買いどこか目的地に向かうのですが、そこから先が問題
何せここマレーシアは暑いんです
ちょっと歩いただけで汗ばむような熱帯の気候
やはりツアーバスは強い味方なんです
ということで朝ホテルに向かいに来たツアーバスは、KLセントラル駅に到着
ここで降車し私どもはマレー鉄道に、ツアーバスはそのまま目的地のイポーへ向かうという実に無駄なツアーとなりました
ちなみにこのKLセントラル駅、設計はあの黒川紀明氏ということです


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ツアーガイドさんから、KTM ETSチケットを受け取り出発
いよいよ乗車を心待ちにしていたマレー鉄道に乗り込みます
指の先に「GOLD」の文字が記載されていますが
これは快速電車の証
シルバーだと所要時間2時間35分かかるの対して、快速電車のゴールドは所要時間2時間20分となります
 

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都市間高速鉄道、KTMエレクトリック・トレイン・サービス(ETS)の車両は6両編成の ETS01「クラス91」と呼ばれるもの
この電車の車両自体は現代ロテム製
走行機器となる制御装置と主電動機は三菱電機製といった車両です
 

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けれど車両内部には現代ロテムのみが書かれたプレートが貼られていました
 

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現代ロテムらしいのがこの座席
日本の車両なら座席は進行方向にに向け回転するタイプなんでしょうが
フランスのTGVをモデルにした韓国の現代ロテムらしく座席は回転しません
しかもTGVなら真ん中のお見合い席があり、そこから入り口に向かって同じ方向に固定された席が並んでいますが、この車両は全く逆
真ん中から左右に両入り口に向け席が並んでいました
まぁ結果進行方向と逆を向く座席は約半分といった配置と言うのはTGVと同じですね
幸いなことに指定された座席は「D/8B」
D車両の8列目、進行方向に向かった座席でした
 

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車両には食堂車もあります
コーヒーなどとともにサンドウィッチやナシレマ、ナシゴレンなど軽食が売られていましたが・・・ビールなどは有りません
そうここはイスラム圏、当然のように車内は「アルコール禁止」でした
やはりビールやワインを飲みつつ車窓を愉しむのにはイースタン&オリエンタル・エクスプレスの乗らねばならぬようです


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走り始めてほどなくして
ヤシの木などの熱帯の植物が連なる車窓が見えてきました
そう今回乗ったウエスト・コースト線はこの程度ですが、イースト・コースト線はプランテーションの作物などを輸送することを主目的として敷設されたため、実際には海岸沿いではなく、幹線道路や大きな街と離れた、人口の少ない山間部を走る区間が多いため「ジャングル・トレイン」とも呼ばれていて、まさにジャングルの中を抜けて走る列車なんだそうです
この話は前述の「マレー半島すちゃらか紀行」に詳しく紹介されていますが
こちらも次回挑戦したいものです
 

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ETSの乗車区間を示すプレート
KLセントラル駅から目的地のイポーがプレートの端と端に記載されています
どうやら人気の路線のようです
距離にして200kmほどのKLセントラル駅~イポー駅間ですが、最高速度は140km/hで
前述の通り2時間20分で結びます
 

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車両は市街地を抜け出し、ほどなくして郊外に出たあたりで乗務員が切符を確認にやってきます
さてこの辺りで気になったのが、エアコンの効き具合
東南アジアに共通している事なのですが、それがサービスと勘違いしているのでしょう
もう滅茶苦茶にエアコンが効いています
それが涼しい程度なら良いのですが、もはや寒いくらい
北国育ちの私ですが、上着を羽織っていなければ耐えられないほどのエアコンの効きでした
 

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さてそんな車両、座席付近には「3-PIN」と書かれた表示がありました
 

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そうマレーシアのコンセントの形状は、Gタイプ(BF)
3本の太いピンが特徴ですが
 

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座席下を覗くと、ありました
日本からGタイプのiPhone充電器を持参して正解でした
このあとイポーの街を巡りますが、その前に乗車中に満充電にすることが出来ました
ただこのコンセントが使いずらいのなんのって
なんでこんなところにコンセントを付けたのか・・・(まぁ付いているだけ嬉しいのですが)
 

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そして用はないけれど覗きたくなるのがトイレ
洋式のものが車両に備えられていました
ホースらしきものが見られますがこれはおそらくは清掃用のものなのでしょうね
 

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ということでマレー鉄道の旅は終了
終点らしきイポー駅で降車です
ツアーでご一緒した皆さんはそのエアコンの恐怖に慄いて、ようやくたどり着いたといった面持ちでした


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さてこれから巡ることとなるそのイポー
駅自体が観光名所に選ばれるほどの景観でした
 

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マレー鉄道で行くイポーB級グルメツアーはマレー鉄道に揺られ
いよいよ目的地であるマレーシア第3の都市「イポー」へやってきました
このイポー「美食の街」として知られていてクアラルンプールの美食家たちは食事のためにわざわざ2時間半かけてイポーに来たりもするそうです
ちなみにここは2011年公開の映画『セカンドバージン』のロケ地にもなったそうです
さてタイトルにあるコロニアル調の美しい街並みが残るノスタルジックな街ですが
19世紀末にスズの採掘地として隆盛を極めたイポー、当時は「錫城」または「大富豪の都市」とも呼ばれていたそうです
当時の宗主国であるイギリスから、多くのイギリス企業が進出していたそうですが、そんなイギリス統治時代を彷彿とさせる白くて優美なのが街歩きの出発点「イポー駅」
マレー鉄道一美しいと言われ、地元では「イポーのタージ・マハル」とも呼ばれているそうです
 

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駅舎に向かって右側はつい最近まで「マジェスティック・ステーション・ホテル・イポー」が営業していました
残念ながらここに伺った2020年の元旦当時は休業中でした
 

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駅舎の外にはマレー鉄道を利用して回る観光案内板が貼られています
この周辺は観光地として魅力のある街という事ですね
 

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イポー駅の東向かいにあるコロニアル建築のイポー市庁舎
市庁舎があまりにも豪華な造り
錫が産出されていた当時、このイポーはどれほど栄えていたのでしょう
 

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灼熱の中、イポー駅から5分ほど歩き
「バーチ・メモリアル・クロック・タワー」へ
このタワーはペラ州で最初のイギリス住民となったJames W. W. Birchを讃え1909年に設置されたんだそうで
 

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このクロックタワーはビクトリア調の彫刻が施されているのに加え、上部側面には四方にモーゼ、ブッダ、シェイクスピア、チャールズ・ダーウィンなど計44人の世界史上有名な人物が描かれているそうです


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と・・・イポー観光は始まったばかりではありますが、もう暑さで参っています
そろそろ冷たいビールが飲みたくなってきました

ツアーバスはマレーシアの九分ともいうべき
イポー旧市街の路地裏「二奶巷(Concubine Lane)」にやってきました
有名な割に本当に狭い小路でした
さてその『二奶巷』日本語に訳すと「2号さん通り(側室通り)」
2号さんというか側室の館が多くあった通りだったんでしょうね
まぁ一夫多妻制のイスラム圏であるマレーシアの話なんで
きっとこれは宗主国イギリス人や華僑たちの側室って意味なのかもしれません
そうここイポーがその昔、側室を住まわせるような館のある富豪が多くいた証拠なのでしょうね


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ところでそんな小路ですが、真ん中に立ちふさぐように樹木が立っていたり
壁の隙間から木が生えてきたりなどは、流石熱帯の国マレーシア
 

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通りにはお土産屋さんやら、食べ物屋さんが多く点在し
2020年の正月時点ではこの通りはかなり賑わっておりました
 

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季節柄なのかドリアンの屋台もありました
くわえたばこをしながらドリアンを捌いているのも、東南アジアらしい情緒
 

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ちなみにドリアンの銘柄は「D24 山頂XO」
D24は商品コードで糖度が24度以上と高いという銘柄なんだそうです
猫山王ほどではありませんが、この銘柄も人気品種のようです
ツアーじゃなかったらここで1個さばいてもらい食べてたでしょう
 

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そうそう、通りでにこうした電気配線の乱雑さをあちらこちらで見ましたが
これもまた東南アジアによくみられる景色
こんなのを見るだけで楽しくなっちゃうのは、東南アジアに毒されている証拠ですね
 

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さてそろそろ昼飯時
次はこの通りにある風情のある食堂で昼食をいただくことにします

19世紀のイギリス植民地時代、鉱山町として急速に発展を遂げたイポー
不足する抗夫を確保するため中国とインドから大量の移民を受け入れました
そうした理由で現在ではイポーの人口の約6割が華人といった中国色の強い地域になっています
おかげで首都マレーシアよりも本格的な中華が食べられると
クアラルンプールの美食家たちは食事のためにわざわざ2時間半かけてイポーに来るほどの美食の街になっていました
ということで「マレー鉄道で行くイポーB級グルメツアー」の昼食はイポーの小路にたたずむ
『天津茶室』で食べることに
 
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店頭にあるカラスのショーケースには香港の屋台街を彷彿させるように「蒸し鶏」が吊るされています
 

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ショーケースのテーブルはそのまま調理台
鶏が中華包丁で軽快に捌かれていました
 

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他にもオープンキッチン?では
炭火で豚肉のサテが焼かれていたり
 

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空心菜がどっと置かれているテーブルの上には
魷魚蕹菜(イカと空心菜のサンバル炒め)という看板が吊るされ
その下では料理が作成中でした
 

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イポーでも人気のこの天津茶室
当然のように、かなり混んでます
と言うことでテーブル席が空くのを待ちますが
ツアー全員の分が一気に空くことはなく、数席ずつツアー客を押し込めていく
そのツアーガイドの手腕に感動
 

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壁に貼られたメニューを見ると1リンギッド~高くても3リンギッド(日本円で80円弱)の料理が並びます
 

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そんな中、ツアーの昼食として提供されたのが、ここイポーが発祥の地となっている「ホワイト・コーヒー」
このホワイト・コーヒーは少量のマーガリンを加えて焙煎したコーヒー豆を使用していて、味が濃い割に苦味が少ないのがその特徴
東南アジアの常識として練乳などを溶かし込んで甘くして飲むのが
ここイポー流
 

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そんなホワイトコーヒーに合わせるのは
これまたマレーシア名物の「カヤトースト」
マレーシアで一般的にパンに塗るジャムがカヤジャム
ココナッツミルクとカモの卵などの卵を使って作られるジャムでここマレーシアやシンガポールでは朝食の定番となっています
韓国のカフェでもカフェや屋台で提供されていますが、もとはここマレーシアが本家のようです
 

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そしてイポーの名物グルメを語るさいに、欠かせないのが、この「もやし炒め(油芽菜)」
 

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そしてこれまたマレーシア名物の「海南鶏飯」
中華民族の中でも「海南島」エリア出身のマレーシア移民が産み出した「海南鶏飯(ハイナン・チキンライス)」
タイではカオマンガイと呼ばれる、東南アジアを代表する料理
これが美味かった
 

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極めつけは
「イポーフォーファン」
海老鶏肉ライスヌードル(蝦鶏絲沙河粉)ですが海老のお出汁のスープに
平たいビーフン麵に海老、鶏肉、ニラの具材が載った逸品でした
 

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そして初めて耐えたマレーシア版春巻きともいうべき「ポピア」
メインの蕪にもやし、レタス、卵、キュウリ、騰げ豚油、鶏肉、えび、チリソース、グラマラッカ(ヤシ砂糖)、などが具材として使用され、チリソースを効かせたその味は、ちょっとピリ辛で、東南アジア感満載でした
 

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これらの料理は店の看板にもあるカールスバーグと共にいただきましたが
カールスバーグ大瓶が一瓶RM17とマレーシアにしては激安
私好みのお店でした
 

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続いてやって来たのは、イポーの三奶巷
通りの上にはカラフルナ傘がいっぱい吊るされていますが
これはポルトガル・アゲダの「アンブレラ・スカイ・プロジェクト」を模したものなんでしょう

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さてこの通りには、ウォールアートが多数点在しています
先ほどのカラフルな傘と合わせ、インスタ映えする風景てんこもりです
まずは「旧市街は三輪自転車と共にノスタルジアを追体験する(Old Town Relieves Nostalgia with Trishaw)」という題名のウォールアート
手前の三輪車はどこぞから持ってきた実物です
 

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続いて「三奶巷文化芸術走廊」という作品
子供が飛び跳ねている様子が壁に描かれていますが
ここで子供と一緒に飛び跳ねている写真を撮ろうとする観光客の姿が目に浮かびます
 

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次に「客似雲来(客は雲のようにやってくる)」といった看板のお店に来店
作品の一つとなっている椅子に座って私もウォールアートに溶け込んでみました
 

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こうしたウォールアートを見た後、ツアーはお決まりの土産物屋さんへ
南方饼家(Kedai Biskut Lam)という店に来ました
暑い中、散策していた後だけに
屋根があるのとエアコンが効いているのが嬉しい
 

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ツアーで立ち寄る土産屋さんの定番、マンツーマンでの売込みのなく
店の中で焼き菓子を焼いている、エッグタルト(ポルトガル風)を試食して
次のB級グルメへと向かいます
 

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イポーといえば豆腐花
香港や台湾で人気の中華系スイーツ
華人の多いここイポーにおいて
そんな豆腐花を食べにツアーで立ち寄ったのは、「頂豐潮州豆腐花」
2015年にオープンした、比較的新しい豆腐花屋さんですが
今では御覧のように人が並ぶ人気店のようです
 

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店内は満席でしたが、客の回転も速く
ツアーで来られた皆さんも次々、空いた席に座れることに
 

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席が確保できたところで、ガイドさんが店頭のオープンキッチンで豆腐花を購入
 

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さてその豆腐花
豆乳を固めたものに、シロップをかけていただくヘルシーなスイーツです
 

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ジンジャーの香りの強い豆腐花
甘さ控えめで、私にはちょうど良いデザートとなりました
ということでイポーB級グルメツアー終了
次の目的地には、またバスに乗りイポーの仏教洞窟へ向かいます
 

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そびえ立つ岩山に押しつぶされそうに建っているこの建物
「霹靂洞(ペラトン)」と呼ばれる天然の洞窟を利用してつくられた仏教洞窟の入り口になります
イポーの周辺は、石灰岩質の岩山に囲まれていて、石灰岩でできた洞窟が多数点在しているんです
ということで「マレー鉄道で行くイポーB級グルメツアー」の最後を飾るのは、霹靂洞(ペラトン)潜入となりました
 

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イスラム圏であるマレーシアにあって仏教?と思うかもしれませんが
ここイポーは中国系の住民が多く住む街
そんなわけで仏教寺院に加え、イポー郊外には「サンポトン」「ペラトン」といった仏教洞窟があり
今回伺った「ペラトン」は1926年に中国から来た仏教徒Chong Sen Yeeと妻Choong Chan Yokeによって建てらた洞窟寺院で
鮮やかな赤い門の奥には・・・


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洞窟への入口があります
 


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そんな洞窟内には40体もの仏像が鎮座しています
古来より洞窟には神が宿る神聖なる場所としての意味合いがあるのでしょうね
ちなみに日本でもあの空海が室戸岬にある「御厨人窟」で悟りを開いたと言われています
ただ私としては熱帯の暑さから解放される
自然のクーラーたる洞窟への入り口でもありました
 

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ここで特筆すべきものが中央にある高さ12.8mの黄金仏の本尊
これはほぼ鎌倉の大仏様サイズなんだそうです
 

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両脇には金色に輝く四天王が、それぞれ2体ずつが本尊を守護しています
琵琶を奏でているのが東方を護る守護神持国天
剣を持っているのが南方を護る守護神増長天
 

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傘を持っているのが、東方を護る多聞天
日本では「毘沙門天」という名でよく知られています
龍を掴んでいるのが、西方を護る守護神広目天です
どれも日本で見る四天王と違いますね
 

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四天王に限らず、ここに鎮座するどの仏像にも日本のような厳しい表情や緊張感は感じません
どちらかと言うとシュムリアップのアンコールトムで観た神々と印象がダブりますね
東南アジア華僑系の中華系仏教は日本ほど宗派の縛りが無く
こうした優しい表情になるのかもしれません

 

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金色の釈迦三尊像
 

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これまた金色の千手観音像
 

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洞窟内の側面は漆喰のようなもので固められていて
 

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その漆喰の上には様々な絵が描かれています
 

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中にはこんな天女の姿が描かれていたりもしますが
 

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ここは仏教寺院なんですが
壁画がなんだか漫画チックなうえ艶めかしい
 

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こんなな感じで1時間弱
霹靂洞(ペラトン)で涼みつつ仏像や絵を鑑賞
ここから山の展望台まで行けるそうですが、380段もの階段を昇らねばならないのですが
暑さに懲りていたため登頂は断念いたしました
ということで「マレー鉄道で行くイポーB級グルメツアー」は終了
ツアーバスでクアラルンプールに戻ります

正月早々ですが、ホテルを引っ越すことにします
インターコンチネンタルホテル・クアラルンプールも快適でしたが
2019~2020年の年末年始を利用したクアラルンプール観光
暦の関係もあり7泊できることから、5泊目からはマンダリン・オリエンタルホテル クアラルンプールに宿泊することとします
そう今回の旅のテーマは高級ホテルが世界一安いと言われる、ここクアラルンプールでホテルライフを楽しもうと言うものだったんです
もっとも本来なら最初からこのマンダリン・オリエンタルホテルに宿泊したかったのですが、昨晩、そう年越しの宿泊費はホテルの部屋からカウントダウン花火が楽しめるとあってバカ高かったからでした


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ということで、「マレー鉄道で行くイポーB級グルメツアー」終了後ホテルまで送迎されますが、降りるのは乗車したインターコンチネンタルホテルではなく、マンダリン・オリエンタルホテルでツアーバスを降りることとなります
実は今朝がた、前もってツアーの始まる前にスーツケースをマンダリン・オリエンタルホテルに預けて置き、ついでにチェックインも済ませてあったんです
 

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部屋は「クラブ ルーム キングベッド パークビュー」
どうせ格安ならと、クラブラウンジが使えるクラブフロアに宿泊するプラン(3泊4日で2名7万円くらい)ということでこの部屋といたしました
また後程紹介しますが、ここマンダリン・オリエンタルでも毎夜イブニング・カクテルを楽しみました
ということで今日からまた、3泊4日新たなホテルでホテルライフを愉しみます
 

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ちなみにあてがわれた部屋は最上階である30階
パークビューの景色はまさに絶景
マンダリンホテルのメンバーにはなっておいた甲斐がありました
 

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さてここからは私の覚書
五つ星高級ホテルとあって、厚感のあるバスルーム
 

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湯船も割合深そうなので、歩き疲れた際も癒してくれそうです
 

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次はミニバー
 

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ネスプレッソが常備され
リフィルは無料で使えますが、ラウンジが使えるので
こいつを使うことは有りませんでした
 

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冷蔵庫にはソフトドリンクに加え、ビールやワインが詰められています
ここはイスラム圏ですが、海外からの客の方が多いのでしょう
 

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ミニバーの引き出しには、ワインのつまみなのでしょう
ナッツ類にチョコレート
そしてなぜかカップ麺が常備されていました


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ビジネス机のコンセントはタイプBF(G)のコンセントに変換プラグが刺さっているのに加え
最近はやりのUSB電源もあり、使い勝手は良いようです
 

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ベッド脇のテーブルにあるコンセントも同様にUSB電源があり
スマホの充電で利用させていただきました
 

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続いてクローゼット
マンダリン・オリエンタル仕様の浴衣がかかっていました
 

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セーフティボックスはかなり大きめ
 

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ウェルカムドリンクは、ノンアルコール・シードルと青りんごの二本
 

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さてクアラルンプールらしいのが
お祈り用のスジャーデ
 

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部屋の天井にはムスリムが1日5回サラート(礼拝)を行う方向を示す「キブラ(KIBLAT」が記されていました
 

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さて部屋を見て回った後はいよいよお楽しみのラウンジでのイブニングカクテルへ

クアラルンプールの象徴ペトロナスタワー近くに位置するマンダリン オリエンタル クアラルンプール
 

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クラブラウンジでのイブニングカクテルは
そんなペイトロナス・ツインタワーを窓辺に眺めつついただくことに
 

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クラブラウンジはこんな感じ
イブニングカクテルは17時半から19時まで行われ
3泊した毎晩ここで飲んだ後、屋台街に繰り出すことになりました
 

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ラウンジは23階にあり
ダイニングエリアから望む夜景は素晴らしく
 

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リビングエリアについてはKLCC公園が望めるうえ
重厚な雰囲気が漂います
 

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そうそうイブニングカクテルの時間帯にはピアノの弾き語りもありました
 

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ところで何だか寒いな~と思っていたら
エアコンの設定温度は「18.5度」でした
外気温が夜でも30度もあるというのに、いくら何でも冷やしすぎ
おそらくこれがサービスだと勘違いしているのではと思えてしまいます
 

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そうそうここクラブラウンジにはビジネスコーナーがあり
パソコンやプリンターが使い放題でした


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さてイブニングカクテルですから
肝心なのはまずは飲みもの
ワインはオーストラリアワインのウルフブラス「ビリヤラ・シラーズ」
チリワインのルイス フェリペエドワーズ「カベルネソーヴィニヨン」「ピノノワール」

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スピリッツ類が並んでいますが、もちろんカクテルも頼めます
今回スタッフにウイスキーのソーダ割りを頼みましたが、初めて作るカクテル?だったようです
ちなみに席に持ってきてもらいましたが、これが日本では「ハイボール」という名で流行っているんだと話すと、覚えておくよと言っていました
このマンダリン・オリエンタルホテル、日本人も多く使うホテルですが、他にも頼む人がいるはずなので、そのうち定番のカクテルになっているかもしれません
 

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氷を入れたクーラーで冷やされているのは
スパークリングワインはイタリアの「サンフェレット コネリアーノ」
ビールはタイガービールにハイネケンビールの2種
 

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グラスが空になっていると、スタッフがまめに来てくれ
オーダーを聞いてくれるのでついつい飲み過ぎてしまいます
 

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そうそう紅茶はシンガポールのTWGでした
食後にでも飲もうと思っていましたが、毎夜お腹一体食べて飲んだおかげでとても紅茶を飲む気分にはなれませんでした
 

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さて次はフード類
酒のつまみが並ぶはずで
こうしたワインなどにあうチーズや果物は無論
 

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実際にはこの通りホットミールの鍋がずらりと並ぶビュッフェ状態
 

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まずは地元マレーシアの焼きそば
「ミーゴレン」辛南蛮がちりばめられていますが、辛いほど本格派の焼きそばなんです


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マレーシア風辛味ソースで炒めた「サンバル・エビ」
流石南国どれも辛く、ビールによく合います
 

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中華系では「揚げ春巻き」
あっこれ正確にはベトナム料理か
 

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続いてインド系
「ビリヤーニ」
もちろんカレーソースをかけいただきますが
 

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ソースはチキンカレーに
 

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グリーンカレー
 

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ベジタブルカレーと多種なカレーが並びます
 

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イタリアンは平麺パスタに
 

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ペンネ・アラビアータ
にイタリアンサラダ
 

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鶏肉のホワイトソース煮など
夕食のビュフェと見間違うような料理が並んでいました
 


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パンはこの程度でしたが


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デザートのコーナーはすごかった
そうイスラム圏ではお酒をたしなまないことからか、甘いものには目が無いよいうで
 

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ケーキなどはホールで出ています
 

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これだけ見事なケーキだと手を付けるには勇気がいりますね
 

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カラフルなマレーシアの伝統菓子「ニョニャ・クエ」もありました
17世紀にマレー諸島に移りすんできた中国系の子孫、プラナカンの人たちによって作られてきたお菓子
花や植物などの天然色素を使って色付けしているので安心して食べることが出来ます
 

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こうして3泊した毎夜、ここで過ごすのが日課となりましたが
毎夜、イブニングカクテルで景気をつけ、屋台街に繰り出すことになりました
 

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クアラルンプールのセントラルマーケットで見かけた
金属製のスターウォーズ・キャラクターフィギュア
これはマレーシアが世界に誇る伝統工芸品「ピューター」の造形品です
マレーシアの物価からすると、極端に高価なものだったこともあり
そのピューターなるもの、急に興味がわいてきました
 

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ということで、ホテルのクラブラウンジに常駐するコンセルジュ経由で、ピューターの工場を見学させていただくこととなりました
しかもなんとその工場見学料は無料の上、送迎までしてくれるというありがたいものです
 

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伺ったのは創業130年の歴史をもつ「ロイヤルセランゴール社」
その名の通りマレーシア王室ご用達の老舗錫メーカーで、ピューターを製造するメーカーとしては世界最大の規模を誇ります
 

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まずは受付を済ませ、ロイヤルセランゴール ビジターセンターの2階にあるミュージアムを見て回りましたが、これがかなり美術的な価値が高そうな展示物
特に茶器と言うか、私には酒器にしか見えない展示品には圧倒されました
ちなみにピューターは日本にも古くから中国から伝えられていたそうで、奈良の正倉院には錫製の瓶子型容器をはじめ、宝物として納められているのだとか
 

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何故かここにピュター製のワニが鎮座しています
ちなみにその昔、サイズは小さいのですがワニの形をしたお金が流通していたんだそうです
とするとこのワニ、お幾らなのでしょうか?
 

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圧巻は7062個ものビールジョッキを積み上げて作られたペトロナスツインタワー
 

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工場は丸々、見学コースに入れられていますが
なんと現在(2020年1月)約300人の職人が勤務しているのだとか
 

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実際にピューター製品を作るところを間近に見るデモアリア
まずは鋳造から
ピューターの液体を型に入れる作業が実演されていました
簡単そうに見えますが、こ錫の溶解温度は250度
一つ間違えば、やけどくらいでは済みません
 

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轆轤のようなものを使って研磨し整形している様子
削りかすはもちろん集めて再度溶解されます
 

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実演エリアでは限られた職人ひとりひとりが丹念に手での研磨が行われていました
 

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ただ黙々とピューターを削っていました
 


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一つ気になったのがハンマーで叩き模様をつける様子
このハンマーで表面を叩いて槌の跡を残す、槌目の作業なんですが
一つ一つ手作業で跡をつけるので、同じ製品が世界に一つもないといったオリジナリティの溢れる製品となっていました
 

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ゴルフ、F1、テニスなどの競技大会で使われる優勝杯
そういや数年前までここマレーシアでもF1をやっていましたね
 

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ドンペリのボトルカバーにワインクーラー
シャンパン好きにはたまらない製品ですね
 

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そんな工場見学の跡
工場を出てショップに行く途中、ワークショップを見かけました
 

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インストラクターの説明の元
ピューターの作り方を学びます
今回は一枚の円形の錫の板をたたいて盃にしていくというもの
 

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まずは「ロイヤルセランゴール ハードノックス」と書かれたエプロンを渡され記念撮影
 

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刳り貫かれた木製の型を使い、丹念にたたいて成形します
いわゆる「鍛造」工程を体験します
 

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で、15分ほど叩いてできたのがコレ
完成したところで先ほど説明を受けたインストラクターが、完成品を見た後
何故か持って行ってスタッフに見せて回っていました
そしてインストラクターから「うちの会社に働かないか?」と声をかけられることに
まぁ皆さんにそう言っているのか、黙々と作業する職人さんに倣って一生懸命叩いただけに、お世辞でも嬉しいですね

名前も予め刻印してありましたので、まさに世界に一つしかないオリジナルのピューターの完成です
 

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最後に鍛造したピューターと製作過程で使ったエプロンをお土産に貰い
ワークショップを後にします
これで一人 確か65リンギット(日本円で1,750円くらい)と大変コスパに優れた体験でした


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続いてロイヤルセランゴール社のピューター製品を販売するショップに伺います
この孔雀?などはまさに芸術品ですね
 

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日本でも「能作」のピューター製品が東京の百貨店で売られ評判になっていますが
ピューター製のビアマグにビールをそそぐと、泡が非常に細かくなって口あたりまろやかに飲めるうえ、ピューター製品は保温、保冷性に優れており、2時間くらいは注いだ時の温度を保つことができるんだそうです
ビールを飲むにはこれ以上ないと言われるジョッキですから
私自身も帰国後はピューターのビヤジョッキが手放せなくなりました
ちなみにこれは非売品で「キリン・ブリューワリー」と台座に刻まれていましたが、他にもハイネケンなどのピューターも有りました
 

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セントラルマーケットで見かけたスターウォーズやマーベルとのコラボ商品もありました
 

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これなどは映画の1シーンを彷彿させます
自宅にも飾っておきたいのですが、何せお高い
 

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そうそうアイアンマンは映画よりもピューター製のほうが原作のイメージに近いかも
 

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ショップでは実演エリアで観たハンマーで叩き模様をつけていた製品を探していましたが、有りました
しかもこれは職人の手作りとあって工場併設ショップ限定品
ということでもちろん我が家の自宅用に購入
今ではクラフトビールや日本酒などを飲む際に愛用しています


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ペトロナス・ツインタワー近くに位置するマンダリン オリエンタル クアラルンプール
そう今回の旅のテーマである五つ星ホテルでのホテルライフの後半戦
世界一格安で泊まることのできると言われるここクアラルンプールならではの贅沢をマンダリン・オリエンタルで堪能します
  

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ちなみに宿泊費は3泊4日で7万円程
えっそこそこのお値段と思われる方もいるかもしれませんが、この宿泊費はクラブラウンジ付きのお値段
朝食や昼食、アフタヌーティそしてイブニングカクテルでの飲み放題といったものがラウンジで楽しめてのお値段となるので、一人1泊1万円強はやはりお得です

ということでまずは朝食
そのペトロナス・ツインタワーとKLCC公園を見下ろすことのできる
クラブラウンジにてゆっくりいただきます
 

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朝食はビュッフェ形式
様々なホットミールが並んでいますし
 

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パンの種類も豊富
 

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朝食の定番、エッグステーションで作ってくれるオムレツも堪能できます
 

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そんな定番朝食に加え、マレーシア料理がありましたそれがカレー
そうマレーシア人はみんなカレーが大好き、365日カレーを食べているというカレー天国
ということで当然朝食にもカレーが登場いたします
ここでは火にかけられた土鍋での提供でした
 

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まずは「鯖」カレー
 

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そしてマレー料理に欠かせない「イカンビリス(煮干し)」のカレーなど
 

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マレーシア人にとって一番大事な主食である「米」にかけていただきますが
インド系の多いここマレーシアのカレーですが、インドのようにナンとともにいただくのとは少し違うようです
カレーの味自体もココナッツミルクを使っているのか少し甘く感じました

ちなみにそんなご飯はブラウンライスのようでした
 

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さてこの後、昼食やアフタヌーティもあることですし
私には珍しく少し抑え気味に朝食をいただきますが
いただいたのはもちろんマレーシアカレーとなりました
 

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クアラルンプール6日目
こちらに来てからというもののバトゥ洞窟やマラッカ、イポーとあちこち歩き回ったこともあり少々疲れが溜まってまいりました
午前中に行ったロイヤルセレンゴールでのピューター工場見学の他はホテルから出ずに、五つ星高級ホテルのホテルライフを楽しむことにします
 
ここマンダリン・オリエンタルのクラブラウンジでは、朝食とアフタヌーンティー、夜のイブニング・カクテルに加えて昼食と一日に4回も食事が提供されています
まるで豪華客船で言うところのオールインクルーシブってな感じです


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この日はすでに1月2日でしたが、ラウンジにはまだクリスマスツリーが飾られていました
イスラム圏であるマレーシアでは、日本と同様、クリスマスは商業的・イベント的意味合いが強くこのようにクリスマスツリーは1月上旬まで飾られているのだとか
 

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今回はKLCC公園が望める席に陣取ります


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と・・・・・・窓の外に何かいると思ったらそれは窓拭きのゴンドラでした
でも確かこのラウンジって26階(24階+Gフロア+α)なんだよなぁ
この高さ自分なら絶対無理と思いつつ、軽快なスクイージー捌きも見ることが出来ました
 

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さて昼食のビュッフェはと言うと
 

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今朝がたエッグステーションでオムレツを焼いてもらったシェフズ・キッチンでは
パスタをソースと絡めて出来立てを提供していました
 

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ということで私はシェフにボロネーゼパスタを作ってもらい
これが昼食となりました
 

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他にはパンや
 

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南国らしくフルーツ
 

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野菜サラダにハム
 

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こうした場所では珍しいイチゴジャムのサンドイッチ
まぁマレーシア名物のカヤトーストも甘いですが・・・


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そんなマレーシアの一人当たり年間砂糖消費量は主要国で最多
世界が認める甘いもの大好き民族
ということでデザートコーナーもこんな感じ
ちなみにここマレーシアは糖尿病大国としても有名なんだとか


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私もクアラルンプール滞在中、2kgは太ってしまったこともあり
この後は少し体を動かしにプールにでも行くことにします

クアラルンプールに来てすでに6日
毎日毎日飲んでは食べを繰り返し、2kgほど太ってしまいました
これはいけないとプールで少し体を動かすこととします
そんなマンダリン・オリエンタルホテルのプールからはKLCCパークと周囲の高層ビルが望めました
 

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ちなみにこうしたリゾートホテルのプールは滞在時間が長い為か、チェアの争奪戦が有ったりしますが
流石はマンダリンオリエンタルホテル
椅子に座って待っていたら順番にスタッフが、空いた席を見つけタオルをセッティングして案内してくれました


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さてこちらは本物のプールバー
プールの脇にあるのは初めて見ました
 

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こっちはプールサイドのバー
これも一種の「プールバー?」
 

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他にプールサイドで食事もできる、リソート感満載のレストランもあり
 

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炭を使うBBQコンロもありましたので
夕食時にでもプールに遊びに来ても良かったかもしれません
 

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そして何故かマンダリン・オリエンタルホテルでインドアゴルフ
酒浸りなので、足元がヘロヘロなスイングですが、たまにいい汗かいてます


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マンダリン・オリエンタルホテルで提供される、4個目の食事のために
プールでひと泳ぎした後、またまたクラブラウンジへやってきました
何気なく飾られている花瓶がピューター製だと気づいたのはこの時
ロイヤルセランゴール社でピューターの工場見学をしたおかげです

さてクラブラウンジにやってきたわけは、イギリス発のノーブルな時間の過ごし方である
「アフタヌーン・ティ」を楽しむためでした
イポーでしっかりと勉強してきた通り、マレーシアもイギリスの統治時代があったことから
イギリスの文化の一つとして、アフタヌーンティは深く根付いています
もっとも最近の高級ホテルではこうしたラウンジでアフタヌーンティをやっていないところの方が少ないようですが


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アフタヌーンティで提供される紅茶はシンガポール発祥の紅茶メーカー「TWG」
いまや日本でもおなじみの高級紅茶ブランド
シンガポールに伺った際は必ずお土産にする紅茶でもあります
 

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イギリスの伝統文化に乗っ取り、紅茶のほかに、サンドイッチなどの軽食や、スコーン、ケーキ類といった菓子が供されます
 

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特にこのスコーン(プレーン)が美味い
ジャムも数種類あり
色々な味で楽しめます
 

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という事でイギリス統治時代のマレーシアを想像しつつ優雅にティータイム
ていうか1日に4回もホテルで食事を摂っていた、太らずにはいられません
そんなわけで前回のエントリーの通り、インドアゴルフでひと汗かいたという次第です
 

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ところが部屋に戻るとチョコレートのプレゼントが・・・
そうマレーシアは甘いもの大好き民族という事に加え
マレーシア自体が、アジアではインドネシアに次ぐカカオ原産国だったりするんです
にしてもクアラルンプールに来て以来、常にお腹いっぱいでこれは食べる機会はなさそうです
 

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1993年に建設されたクアラルンプールのランドマーク「ペトロナスツインタワー」
452メートルの超高層ビルで、台北101の建った2003年までは世界一のタワーの高さを誇りました
もっともツインタワーとしては今でも世界一の建物です
 

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高いビルがあると登りたくなるのが、人間の常
しかもこのペトロナスタワーに登りたいと思う人はかなり多いようです
ということで、夜景が見られる時間に合わせ
あらかじめペイトロナスツインタワー見学ツアーを予約してありました
そうオンラインでの予約は2日前までに済ませておかねばなりませんでした
ということでショッピングモール「スリアKLCC」にあるペトロナス・ツインタワー展望台見学ツアー入口へ


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これが大正解、この日ペトロナスツインタワーの展望台チケットは予約でソールドアウト
やはりここは夜間かなりの人気のようで、ここは事前予約が必須だったんですね
 

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見学ツアーの時間となり、まずはエレベーターに乗り41階のスカイブリッジへ
これはツインタワーをつなぐ通路となっている部分
写真は真っ先にエレベーターから降りて撮った映像です
  

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実際には他にもツアー客であふれていたので、そうしたスカイブリッジはこんな感じでした
ちなみにこの時、ツアーでは他に日本人の客はいなかったようです
 

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このスカイブリッジからは
タワーに隣接するKLCCパークで毎晩開催されるでレイクシンフォニー(噴水ショー)が望めます

 

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そんな高さ約42メートルの噴水に光と音が加わった迫力のあるショーを
ペイトロナスツインタワー170mの高さにあるスカイブリッジから動画にとってみました
上からだと噴水ショーの全体像がしっかりと見て取れました



 

スカイブリッジからはペイトロナスツインタワーの正面に聳える
「メナラ パブリック バンク」が黄金色に輝いて見えます
もっともこうした夜景が見たくて、人気の午後7時の展望台見学ツアーにしたんですけどね
 

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続いて41階から次にエレベータを乗り換えタワー2最上階である86階へ
ここからはツインのもう片割れであるタワー1が望めました
よく見ると奥にKLタワーも望めますが、実は9年前にそのKLタワーの展望台からペイトロナスタワーを眺望したことがありました
実はその時もペイトロナスタワーに登りたかったのですが、チケットが取れずに断念し
KLタワーからペイトロナスタワーを眺めたというわけです
今回はその時のリベンジとなりました

 

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370mの高さからクアラルンプールの景色を楽しむことができますが
さすがにこの高さとなると
高所恐怖症の私としては足がすくみます
 

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展望台オブザベーションデッキ
 

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ここにはペトロナスツインタワーに関する展示
中央にあるのはもちろんペトロナスツインタワーの模型
 

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ここにはマハティール元首相のコメントが掲げられていますが、このマハティール元首相
1981年~2003年の在任期間中に日本を手本に国の開発を進める「ルック・イースト政策」を採用し主導して整備されたアジアを代表する近代都市しましたが
自身も自分の子供を日本の大学に留学させるなどの日本通で知られる方です
 

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ということでタワーの86階からクアラルンプールの夜景を満喫
 

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超高層ビル群を上から望むという経験が出来ました
 

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最後にいつものようにマーキングを済ませ
タワー最上階から降りることに


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イギリスの統治時代の1888年に建てられ市場として利用されていた「セントラルマーケット」
今では雑貨やお土産物、衣類などの他にグルメも楽しめるショッピングセンターとなっています
 

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コロニア調の建築物にパステルカラーの塗装が映えるうえ、マレーシアのお土産を買うならここと言われるほどの商品が揃っており、人気の観光スポットとなっています
そう五つ星高級ホテルの滞在費が安いばかりではなく
「買い物に最適な都市」ともいわれるのがここクアラルンプールなんです
 

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店の中は吹き抜けになっていたりして結構広いのですが
350店もの店舗がひしめき合い、東南アジアを彷彿させる雰囲気が楽しめます


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2階に上がると衣類を扱うお店が多く
特に「リトルインディア」のコーナーにはインドの伝統織物パシュミナが並べられていました
 

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日本人観光客が多いのか、日本語で「ナマコせっけん」と掲示され売られている店が多数
ちなみにこのなまこ石鹸、海にいるナマコから作られた石鹸で、ランカウイ島名産でお土産の定番商品なんです


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招き猫もたくさん売られていました
ただし日本のそれとは違い、両手で招くのがここマレーシア流のようです
 

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ぬいぐるみのお店のショーケースにはこうした、ドラえもん、ポケモン、クレヨンしんちゃんなどのキャラクターものがずらり
日本が世界に誇るアニメ文化は、ここクアラルンプールでも感じることが出来ました
ちなみにドラえもんはマレーシアのアニメ文化大使に就任しているんだそうです

 

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フードコートでは「HOKKAIDO」と書かれた看板に目が留まりました
私の住む北海道は乳製品をはじめとした食品のブランドで、なにも関係がなくても使われることが多いのだとか(この店のことではありませんが)
 

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マレーシアは国土面積の6割近くを森林が占めており
当然豊富に採れる木材を用い様々な木製家具や雑貨が作られていて
木製家具の輸出では世界十指に数えられる家具大国なんです
ということで、こうした木製の家具や木工品の店をいくつも見かけました
 

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特にに有名なのが、木製の工芸品を扱うブランド「アーチ」
まぁ私にはあまり需要は有りません
 
 
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私が気になったのが、皿などのハンドメイドの木工品のテーブルウエア
そう最近日本で流行っているキャンプで使えそうな洒落た木の皿が多数売られていました
そう一昔前とは違い最近のおしゃれなキャンプではプラ製品はおろか
鉄製の食器なども使われなくなり、こうした木製の食器が人気なんだとか


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特に目を引いたのが、このバナナ用の皿
流石は南国マレーシアらしい食器です
 

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私が気に入ったのが「Paradese Craft」というハンドメイド製品のお店

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一度目は見ただけで通り過ぎましたが、何だか気になって訪れたときには
クリスマスを過ぎたからか、なんと20%~30%offセール
これは買わないわけにはいきません
 

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ということで木目の美しい肉厚で重厚感のある、木皿とカッティングボードを購入してしまいました
2個で80.5リンギット(日本円で2,100円くらい)はこちらでは高価かと思いますが
昨今のキャンプグッズブームにおいての日本では激安かと
まぁ作った人もまさかキャンプで使うとは思って無いでしょう
次回キャンプで使うのが待ち遠しいです


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セントラルマーケットのマレーストリートでちょっとした人だかりを見かけました
看板には「Cute Fish Spa」とあります
このCute Fish Spa、ようは巷で言われるところの「ドクターフィッシュ」なんですが
東南アジアの国々でかなりの頻度でやっている所をよく見かけていましたが、いつも気になってはいるものの挑戦できずにいました

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料金は15分で10リンギット
15分って短そうに思えますが、後程これが結構長いことに気づきました

さてそのドクターフィッシュ
皮膚の角質を食べてくれる魚のいる水槽に足を入れ
足の古くなった角質を取ってもらうとともに、その刺激がとても気持ち良いのだそうです


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ということで一大決心をし、ドクターフィッシュに挑戦することとします
料金を支払うと、時間がかかれた腕にはめる紙のリストバンドをもらい
 

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浴槽のような水槽に足を入れます
これがとてもこちょばしい
15分の間、我慢比べとなりました
  

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何故かそれなりに人はいるのに魚は私のところに集中して喰いついてきます
私の足には古い角質が多いのでしょうか?

にしても、この魚、ちょっとデカい
大きいのになると12cmほどあるよう
何だか本当に足を食べられそうな勢いで喰いついてくるものだから
こちょばしいだけでなく何だか怖かった


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セントラルマーケットを出て周辺のチャイナタウンをウロウロしていましたが、灼熱のクアラルンプール
どうしてもビールが飲みたくなってしまいました
とは言えそう簡単にビールが飲めるお店が見つからないのも
イスラム圏である、ここクアラルンプール
何せコンビニの冷蔵庫には、アルコール飲料のところには鍵がかけられているくらいなんです
 

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けれどチャイナタウンということもあるのでしょう
シャンパン・ワイン・ビールズとお店の庇屋根に書かれたお店を見つけました
何だか少し怪しめなお店ですが、屋外屋台ばかりにチャイナタウンで、暑い日に最適なエアコンの効いた店内の魅力に誘われ店内へ

店内には頭上に神棚ならぬ「関羽帝棚」を祀っています
どうやら経営者は中華系のかたのようです
 

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店の名前には「レゲエバー・チャイナタウン・クアラルンプール」とありますし
レゲエの先駆者の一人「ボブ・マーリーの肖像画」があることから、どうやらここがレゲエ・バーであるようです
ちなみに私としては、レゲエバーに初入店となりました


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店の奥にはビリヤードの台
ここはレゲエバーであるとともにプールバーでもあるようです
 

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壁には髑髏の絵が飾られていました
 

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店のカウンターにはビールのタップも並んでおり
カールスバーグの樽生ビールが楽しめるようです
他に瓶ではヒューガルデンなども提供しておりました
 

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ということで昼からカールスバーグの樽生をオーダー
ハッピーアワーで一杯RM13(360円くらい)
ここマレーシアでは格安のビールを喉に流し込むこととなりました
 

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あとで調べたところこの「レゲエバー・チャイナタウン・クアラルンプール」
結構な人気店で夜はナイトライフを楽しむ人たちが集まるお店のよう
そんな方々が残したのでしょう、レンガの壁にはこんないたずら書きをあちこちで見かけました


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多民族国家マレーシア
マレー系、中華系、インド系などの民族に加え先住民族も数多く暮らしています
数的にはイスラム教を信仰するマレー民族が大多数を占めることから、イスラム圏と思われがちですが、少数ではあるものの中華系移民やインド系移民などはそれぞれの宗教に帰依しながら暮らしています
今回訪れたクアラルンプールのチャイナタウンには、そんな中華系の方が建てた道教寺院「関帝廟」がありますが、ビルの合間にひっそりと鮮やかな紅色の寺院が佇んでいました
 

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朱門をくぐると線香の香りと煙が立ち込めた中庭があり
奥にりっぱな廟があります
まぁ横浜の関帝廟あたりと比べると質素なんでしょけどね
 

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ここには三国志で有名な関羽が祀られています
関羽は武将として有名な他
商売繁盛の神様ということなので、中華系の人は関羽が大好き
篤い信仰を集めているようです
 

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「桃園結義」と言う絵が飾られています
これがきっと「桃園の誓い」をあらわしたものなんでしょうが、
ちなみに歴史書『三国志』陳寿著には、そんな話は書かれていないので
おそらくは後で作られた創作なんでしょうね


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「忠義春秋」という絵もありその下には
天后聖母はたまた観音菩薩らしき像が飾られていました
 

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チャイナタウンの一角には、クアラルンプール最古のヒンドゥー教寺院「スリ・マハ・マリアマン寺院」もありました
この辺りはさすが多民族国家
入口にそびえるゴプラム(門塔)の彫刻は、何と228体もの神や従者の姿が刻まれていて、これだけで見てもここに来る価値がありました
ちなみにクアラルンプール初日にヒンドゥー教の聖地「バトゥ洞窟」へ行きましたが
インドの奇祭「タイプーサム」の出発地がこのスリ・マハ・マリアマン寺院で
終着地がバトゥ洞窟という事になります
 

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こんな感じで毎日々々歩き回っていたので、かなり疲れが溜まっていたことから
このチャイナタウンでマッサージを受けることに
 

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お店は「COLOME」という怪しげなマッサージ屋さん
たっぷり揉んでもらい、身体が軽くなったところで
次はチャイナタウンのメインストリート「ペタリン通り」を散策することに
 

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クアラルンプールのチャイナタウン
そこにひときわ目立つ門がありました
それがチャイナタウンを南北に横断するプタリン通り茨廠街(ペタリンストリート)の入口となる門でした
 

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このペタリンストリートには露店がひしめき店が軒を連ねていて、ここを訪れた当時(2020年1月)写真のような喧騒が見られましたが、いまはどうなっているのかな~
このころはまだ新型コロナが中国で騒がれだしたくらいで、日本ではまだ一人の感染者も居なかったとき
まさかこんな事態になるとは到底考えられなかったときの風景です


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何かいい匂いがするな~と、匂いのする方向に行ってみると
焼き栗の屋台がありました
灼熱の国で熱い焼き栗、見ているだけで汗がほとばしります
 

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そんなペタリンストリートから、一歩路地裏の奥に迷い込んでいったところに
「李霖泰菜市場」なる看板のある市場にたどり着きました
この李霖泰菜市場チャイナタウンによくあるタイプの小さな市場で、入口が狭くてなかは混沌としており入るのにちょっとためらいましたが、ここまできて市場を見ずに帰るわけにもいきません
 

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市場の中はいちおう舗装がひかれていますが、通路は狭いうえ排水状態も悪く常に湿っていて
生臭い臭気が漂っています
そんなことはお構いなしに魚や野菜などの生鮮品の店が並んでいますが、これが現地の方々の普通の日常を垣間見れる市場なのでしょうね
 

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魚好きのマレーシアだけあって市場には魚を売る屋台が多いのが特徴
日本ではあまり見ることのない魚が並んでいます
 

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そんな中マレーシアの「安い魚」の代表魚、ティラピアらしき魚も見かけました
ちなみにこのティラピア、肉質は臭みもなく非常に美味なんだそうです
 

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野菜は形もまばらですが、いかにも新鮮そうな野菜が並びます
 

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肉を売り屋台ではかなりグロテスクな光景に遭遇
ここは本当にイスラム国家なのかと思わせる豚肉を扱う店もあります
 

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鶏の専門店にも新鮮な鶏肉が売られていましたが、それもそのはず
 

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鶏肉を捌くまな板の下には
今か今かと出番を待つ生きたままの鶏がうごめいていました
 

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クアラルンプールの中華街のペタリンストリートから
さらに怪しげな小路に迷い込んだところにあった「李霖泰菜市場」
地元の方しか入らなそうな市場なんですが、生鮮食料品の屋台のほかに
何やら美味しそうな匂いが漂うエリア
そう東南アジアでは必ずと言ってよいほど見かけるホーカーが有りました
 

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そのホーカーいわゆるローカルフードの屋台なんですが
看板には「醸豆腐(YONG TAU FU)」と有ります
「自助(Self Service)」とありますので、セルフサービスのお店なのでしょう
 

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さてその醸豆腐
2回ほど通りかかりましたが、並ぶ人々は絶えません
これは何かありそう
ということで、訳も分からず私も並ぶことに


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さほど待つわけでもなく、列は核心に近づきます
セルフサービスの店らしく、客はプラ容器ラーメン丼を片手に
調理台に並ぶ大皿から好きな料理をトングで丼によそうといったビュッフェ
いわゆるバイキング方式なのだが、バイキングと違うのが一律料金の食べ放題ではなく
丼の中身を確認した店のスタッフがいくらだよと言って先に支払いを済ませるのが「醸豆腐」流といったところでしょうか
 

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店の中心となる調理場では、火力の強いガスコンロに載せられた中華鍋で蒲鉾らしき具材が盛んに揚げられ、隣の中華鍋では中華スープがぐつぐつと煮込まれていました
ちなみに灼熱の国クアラルンプールでこうした火力のそばにいるだけで大変なのですが
その煮方もとい揚げ方たる調理人は、外国人たる私どもを気遣い
いかにも地元客に対し大声で、そこ少し開けてやれと私どもの席を作るようしてくれました
人気店でほぼ満席でしたが、その調理人(もしかしたら店主)のおかげで席に有り付くことが出来ましたが、こうした思いやりはやはり嬉しいものですね
 

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これが後で知りましたがクアラルンプール名物の「醸豆腐(ヨンタオフー)」
魚のすり身の蒲鉾などが中国風スープに入った、日本で言うところのおでんと揚げ蒲鉾を食してきました
これがあっさりとしているうえ無茶苦茶旨くてびっくり
日本酒が欲しくなりました
 

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マレーシアを代表する麺料理「カレーラクサ」
写真のメニュー看板にある通り「咖喱叻沙(CURRY RAKSA)」と表記されるように
カレー味が引き立つスパイシーで味わい深いスープ麺です
 

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そんなカレーラクサ
たまたまなんですが、「醸豆腐」の隣で食べられるということで
こちらにも立ち寄ることに
店の名は「マドラス レーン カリーラクサ」女性オーナーが50年営業している人気店なんだとか
メニューの下に「WORLD OF BUZZ」という所で取り上げられたと
誇らしげに記事が貼られていました
 

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動画を見つけたので貼っておきます
 


 


調理場を覗くと
スープの出汁となる魚介類の鍋と
カレーのスパイスとココナッツミルクで仕上げている様子が見られました
 

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調理台の上にはそうして作られた調理済みの食材が、ずらりと並んでいます
メニューは4種類ですから、どうやらそれらがトッピングされるようです


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と言いう事で、やってきたカレーラクサがこれ
辛さも程よく、添えられた辛味ソースを好みで足しながらいただきましたが、麺好きにはたまらない一杯でした
 

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さてカレースパイスが強烈なのでのどが渇き
当初はビールが欲しかったのですが、そんなものはなく
何か他の飲物は無いかと思い、スタッフに隣のテーブルで飲んでいたものと同じものと
「Jus Limau Asam Boi (青檸酸梅汁)」要するにレモン水をオーダー
これがさっぱりしていて美味しい


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ちなみに麺は卵麺(イエローミー)でしたが、米麺(ミーフン)を博多ラーメンのように追加で頼むことが出来、1杯で2つの麺を楽しむことが出来ました


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しかも先程の醸豆腐と合わせても、RM17.5(500円)ほど
なるほど日本人がリタイヤ後にクアラルンプールに長期滞在するというのも頷けます

クアラルンプール最後の夜は屋台飯を満喫しようとジャラン・アローへとやってきました
ここに伺った2020年1月の段階では御覧のように祭りの縁日のような賑わいでした
いまはいったいどうなっているんでしょうね
 

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まずは予め目星をつけていた中華レストラン「西湖(Sai Woo)」へ
以前ならTV番組などでも必ずと言ってよいほど紹介されていたお店です
 

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まず目にしたのが「BBQチキンウイング」
ジャラン・アローの一番奥にある偽ミッキーの看板が目印の「W.A.W Restaurant」の名物料理ですが
このお店でも提供されるようで、炭火で美味しいそうな匂いをはっしながら燻されていました
 

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厨房の前に吊るされる「脆皮炸子鶏(クリスピーチキン)」
尾頭付きってところが、いかにも中華料理を感じさせます
 

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こうした中華料理の定番だけではないのが人気の秘密のようで
この西湖には生け簀となっている水槽がたくさん並んでいて
そんな生け簀の中には美味しそうな魚介類がずらり
そうマレーシア人は、日本人に負けず劣らず魚介類が大好きといったシーフード大国
まずは大きな伊勢海老が食べてよ!と言わんばかりに水槽で生かされていました

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そしてこれまた日本ではお目にかかれなそうな大きなシャコ
そいうや以前マレーシアのペナン島にある海鮮レストラン「山城中泰河鮮」で巨大なシャコを食したことが有りました


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マレーシアの海鮮の代表格「チリクラブ」
そのチリクラブに多く使われているのが、この「ノコギリガザミ」
今か今かと出番を待っているようです
 

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続いてもう一つ生け簀の水槽で見かけた蟹「ブラウンクラブ」
ヨーロッパでは「カニ」といえばこのブラウンクラブ(ヨーロッパイチョウガニ)のことを指すというくらい一般的な蟹です
もう一つ牡蠣が生け簀に飼われていますが、双方ともにここマレーシア産ではなさそう
ちなみにこれは「美國産」とありましたのでアメリカから空輸か何かで運ばれてきたものなのでしょう
このブラウンクラブもまたそうしたものなのかもしれません
 

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そうそう輸入物と言えば水槽に貼られら看板に誇らしげに「北海道 扇貝」を謳ったものが有りました
私の住む北海道ではこうした魚介類が近年値上がり傾向ですが、こうして外国で売られているかと思うと、まぁある程度仕方のない話なのかもしれません
ちなみにマレーシアでは北海道特集のTV番組が放送されたり、デパートで北海道フェアーが有ったりと北海道に憧れのようなものがあると聞き及んでいます
そうマレーシアの方々は北海道が大好き
そういやコロナ前にはマレーシア航空の旅客機が新千歳空港にもよく来ていました
コロナが収束したらまた遊びに来てもらいたいものです

 

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北海道産ホタテ貝の隣で元気に泳いでいるのは「龍虎班(DRAGON GROUPER)」
ハタ科の魚のようですが、清蒸が絶品なんだとか
 

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こうした食材はてきぱきと調理場で調理されすぐに提供されます
 

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海産物にも目がひかれましたが、ここでは食べなければならない料理もありました
それがマレーシア料理の定番「サテ」
日本の焼き鳥のような料理ですが、タレが独特なのと
どんな小さな屋台でも炭火で供されるといったマレーシア国民のこだわりの逸品
今回西湖ではチキン、ビーフ、羊のサテのコンボセットをタイガービールとともにいただきました
 

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もう一品、「チャー・クイ・ティオ(平麺ビーフンの焼きそば)」をいただきましたが、結構な具材が載っていてボリューミー
もう一軒ぐらい伺いたいことから、ここ西湖ではこれくらいでやめておくことにします
 

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ということで、吉田類の酒場放浪記に倣い
「それではもう一軒」

ジャラン・アローでもう一軒と思い通りを散策
 

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今が旬の「ドリアン」の屋台や
 

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世界一大きい果物「ジャックフルーツ」を捌く屋台
 

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「世界三大料理」といわれるトルコ料理の屋台もありました
見たところ鶏肉ではなさそうですが、さすがにここはイスラム圏
豚肉ってことは無いでしょうから、これはきっと羊か何かの肉なんでしょうね
串を回転させる「ドネルケバ方式」で炭火を使いじっくりと焼かれており
付近に美味しそうな匂いを拡散させていました
 


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歩いていると気になるお店を発見
看板にフォーと書かれているうえに
店名が「サイゴンステーション」
これは間違いなくベトナム料理のお店のようです
 

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店の前には、ここにも魅惑的な水槽に美味しそうな魚が優雅に泳いでいます
 

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が、なんといっても私が目を引いたのが、この見慣れた屋台
そうサイゴンで病みつきになった「バインミー」の屋台らしいのです
店の中で作ればよいと思うのですが、そこはサイゴン民のこだわりでしょうか
ベトナムよろしく屋台で作られるようです
 

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ということで、私も一つテイクアウト
もちろんレバーペーストとパクチー増し増しで作ってもらいました

テイクアウトにしたわけは、実はもうお腹いっぱいでジャランアローで食べる気は失せていたんです

 

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部屋に舞い戻り、切り分けていただきますが
もちろんビールとともに
昨日ロイヤルセランゴールで購入したピューターにタイガービールを注ぎ美味しく頂きクアラルンプール最後の夜を締めくくりました
 

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いよいよクアラルンプールを離れる日がきました
7泊8日と近年まれにみる長期休暇のおかげで、存分にリゾートを楽しんだこともあり
後ろ髪をひかれる思いで、クアラルンプール国際空港へやってきました


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マレーシア航空の本拠地であるクアラルンプール国際空港
チェックインカウンターには上級クラス専用のプライオリティ・カウンター「ENRICH PLATINUM & FIRST CLASS」があり、そこでチェックイン
 

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空港はかなり混雑しておりましたが、プレミアレーンのチケットを頂いていたことから
出国審査場で行列の無いVIPレーンが使えたため、すぐに出国手続きが完了
 

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さて実を言うと今回、旅の目的地をクアラルンプールに定めたわけは
沸騰ワードというTV番組の中で『ラウンジの鬼』こと高橋真麻がここクアラルンプールに新しく(2019年)出来たマレーシア航空のゴールデンラウンジを訪れる話があり、その番組を見た私どもも行ってみたいと思ったからでした
そうここが旅の最終目的地だったんです
 

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2019年にリニューアル工事が行われたゴールデンラウンジ(サテライト)
日本航空はワンワールドのエメラルド会員、サファイア会員、およびビジネスクラス以上のクラスの搭乗者が利用できるラウンジです
 

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特にゴールデンラウンジのファーストクラスラウンジは
その名の通りファーストクラス搭乗者か、マレーシア航空のビジネススィート搭乗者
若しくはワンワールドアライアンスのエメラルド会員が対象のラウンジです
この年、JALのダイヤモンド会員(エメラルド)だったことからこのラウンジが利用でしました
 

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ということでまずはゴールデンラウンジのファーストクラスラウンジに初潜入
出来たばかりのラウンジ
しかも世界の経済成長都市ランキング、第4位であるマレーシアの 「クアラルンプール」
そのマレーシア航空のフラッグシップ・ラウンジとあって、近隣諸国には負けないぞといった意気込みを感じるラウンジでした
 

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空港で一番眺めのよさそうな場所にこのラウンジは設置されていました
 

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しかも我が家以外に利用者はなく、完全に貸切状態となりました
 

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飲物のコーナーにはアルコールは有りません
ただしこれはオーダーするとスタッフがビジネスラウンジ側のバーから持ってきてくれるというもの
 

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ビュッフェには飾り物と思わせるフルーツとスープ
 

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簡単なサンドイッチくらいしかありません
 


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それもそのはずこのファーストクラスラウンジにはダイニングエリアがありますが
 

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調度類を見てもラウンジのダイニングというよりは
完全に高級レストラン
 

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しかもラウンジにありがちなビュッフェスタイルではなく
メニューは完全オーダー制のコース料理が提供されています
 

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といいうことでアペタイザーにまずはシュリンプカクテル
飲物はシャンパンはブルーノファイアールとタイガービールをいただきます
 

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メニューにスープがありましたが、ここはラクサ
 

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メインは鷄胸肉のロール、グレイビーソース掛け
 

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絶品だったのが、フエ鯛のグリル焼き
 

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こんな感じでまるで高級レストランのコース料理を堪能いたしました

マレーシア航空 ゴールデン ラウンジ サテライト
ここはマレーシア航空のフラッグシップラウンジ
マレーシア航空はワンワールドに加盟しているため、JGCで利用することが可能ですが、実はANAの指定ラウンジにもなっておりSFCでの利用も可能です
 

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ということでファーストクラスラウンジだけではなく、ビジネスクラスラウンジにも潜入取材することとします


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ファーストクラスラウンジとビジネスクラスラウンジの中間あたりには
「バーカウンター」が別途用意されていました
そうここはイスラム圏なのでお酒は限られた場所での提供となるようです
 

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さてファーストクラスラウンジとビジネスクラスラウンジの大きな違いがコレ
「スパークリングワイン」
さすがにここでシャンパンは提供されていないようです
 

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そんなバーの前にはマレーシアが誇るロイヤルセランゴール製の錫製品(ピューター)が展示されています
私もクアラルンプールでこのピューター製品に魅了され、それ以降はこうしたピューターでお酒をめでることが多くなりました
 

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さていよいよビジネスラウンジ潜入
私が今までに利用した空港ラウンジの中ではダントツでゴージャスなラウンジ
しかもラウンジエリアの第一印象はかなり広い
ちなみにファーストクラスとビジネスクラスのラウンジを合わせると、4,000平米超という広大なラウンジで、席数は326もあるんだとか

 
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にもかかわらずこの日は閑散としたファーストクラスとは違い
かなりの人が利用していました


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そんな中、駐機場を見渡すことが出来る
豪華なソファー席が空いたので、そこの陣取ります
ソファーにはそれぞれコンセントが備えられていました
  

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ダイニングで周りの利用者を見ると、ほとんどの人がヌードルを食べていました
私も先ほどラクサを食べたばかりでしたが、もう一杯麵をいただくことに
 

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ということでカラフルな椅子が並ぶヌードルバーへ
 

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このヌードルバーでは「ラクサ」「ワンタンメン」をベジタブルスープとチキンスープの2種類で頼めます
ということでチキンスープでワンタンメンをいただきます
もちろん唐辛子と辛みそのトップングで
 

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ラウンジ中央には大きなビュッフェカウンター
 

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オープンカウンターの厨房にはシェフがずらり
パスタなどは、ここでオーダーすることも可能なんだとか
 

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さてビュッフェはというと
まずはサンドイッチ
 

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ビュッフェのバリエーションは、まさにアジア
IH調理機に載せられているホットミールは「レッドチキンシチュー」「チキンクルマ」
 

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「パスタ」「洋風ポテト」といった
ラウンジの定番メニューもありました
 

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フルーツバーはここが東南アジアというのを感じさせる、多種多彩なフルーツ
 

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スイーツ好きなマレーシアですから当然デザートもありました
 

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そうそうこれはビジネスラウンジではなく
ファーストクラス側の情報ですが、シャワールームは広々
 

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同じくファーストクラス側には仮眠室もありました
 

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ということで今回の旅の目的地
マレーシア航空 ゴールデン ラウンジ サテライトはファースト・ビジネス双方堪能
このあとシンガポール・チャンギに旅立ちますが
ここでちょっとした「ネコブル」が発生いたしました

預入スーツケース破損顛末記

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帰国便はシンガポール・チャンギ国際空港で一度目のトランスファ
JAL便に乗りかえますが
シンガポールまでの機材はマレーシア航空のエアバスA350です
ここまで順調だった旅でしたが、このあとネコブルが発生いたします
 

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エアバスA350はクアラルンプール国際空港から1時間ほどのフライトでシンガポール・チャンギ国際空港へ
空港が近づき高度を下げ始めると、マラッカ・シンガポール海峡を行きかう船が密集して航行している姿が見られました
この海峡は年間で7万5千隻の船舶が通航しますが、日本の輸入原油の約9割もここを通り日本へと向かうのだとか
 

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さて旅に付きものの「ネコブル」
まぁトラ(虎)ブルってほどのものでもないのでネコ(猫)ブルってことで
今回はマレーシア航空から降りたシンガポール・チャンギ国際空港でそれは起きました
タイトルにもありますが、写真の通り手荷物として預けたスーツケースが破損していたのでした
しかもスーツケースが破損していることに気づいたのはチャンギ空港の第2ターミナルから
第1ターミナルまで移動し、JALに乗り継ぎの為、再度カウンターで荷物を預けようとした時でした
  

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一度制限区画から出てしまった後に気づいたので、第2ターミナルまで引き返します
そうこの日は空港のラウンジで一泊、翌朝の便で帰国しますので時間はたっぷりあるんです

ということで到着ホール内にある、利用した航空会社のインフォメーションカウンターで破損があったことを申告します
 

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ちょっと面倒な手続きの上、また制限区画の中へ
とは言えスーツケースをマレーシア航空に修理に出しても受け取りは時間的に無理
しかたがないので破損した事を証明する書類を作ってもらいました
 

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この証明書を発行してもらったおかげで
帰国後自前のJALカードに付帯する海外旅行保険で対応してもらう事となりました
そうスーツケースの破損は、海外旅行保険の携帯品損害補償特約により補償されるのでした
ということで今回の旅でのネコブルはこんな感じで解決いたしました
 

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スーツケースの破損でちょっと躓きましたが、まぁ帰国便は明日の朝便
11時間ほど時間があるので焦る必要はまったくありません
けれどこのあととある目論見がある為、さっさと出国しようとSATSプレミア・チェックイン・ラウンジでチェックインをすませることに
 

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通常航空会社のチェックインカウンタは、出発時間の何時間前にオープンと制限がかけられていますが
このSATSプレミア・チェックイン・ラウンジなら、制限時間以前のアーリーチェックインにも対応してくれるます
そうさっさとここでチェックインを済ませ、仮眠を含めラウンジでゆったりと過ごすことに
 

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ソファーに座って待っていたらスタッフからカウンターに呼ばれましたが
ここはカウンター前にある椅子に掛けながらのチェックイン
チェックインにはそれなりに時間がかかりますのでこれは嬉しいサービスですね
 

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もちろん飲物などのサービスもありました
ただしこの後、ラウンジでたらふく飲むつもりなのでここは我慢
 

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チェックインを済ませたら、そのまま出国審査場に出られるのも良いところ
混雑とは無縁な世界がここにはありました
 

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さてこのあとはカンタス航空のファーストクラスを目指します

このblogで紹介している旅行に出る2ヶ月前である2019年11月
シンガポール・チャンギ国際空港にカンタス・ファーストラウンジがオープンしていました
クアラルンプール国際空港のマレーシア航空ファーストクラスラウンジも出来たばかり
沸騰ワードというTV番組の中で『ラウンジの鬼』こと高橋真麻が紹介していたのですが
こちらカンタスのファーストクラスラウンジも大変豪華という触れ込み
ここは訪問せずに帰国するわけにはいきません
 

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ということでターミナル1にあるカンタスのファーストクラスラウンジに初潜入
今回このあとJALで成田に向かいますが、カンタス航空はJALと同じワンワールドアライアンスということで、私の持っているワンワールドアライアンス・エメラルドのステータスでラウンジに入ることが出来ました

  

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ラウンジはというと1,000平方メートルといった広大なスペースを贅沢に使い
座席数240席といった巨大なラウンジとなっていました
ラウンジは今や欧米を遥かに凌駕したものが、アジアを中心に続々と誕生しています
コスト重視の欧米の航空会社に対し、アジア各国の航空会社の見栄が見て取れるような気がします
 

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まずは熱いシャワーを浴びてからビールと洒落込みますが
シャワールームは広くて快適
 

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特筆すべきはこのバーカウンター
しかもスタッフはフランスのソフィテルホテルの教育を受けた方々のサービスとあって、特にドリンクはグラスが空になる前に追加のオーダーを聞きに来るなど
まるで高級レストランのような居心地の良いラウンジでした
 

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ブッフェカウンターは割と貧弱
セルフで取れるのは乾きもののスナック類とソフトドリンクくらいです
 

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というのもこのラウンジでの食事はビュッフェ形式ではなく、オーダー式の完全アラカルトの食事が提供されます
メニューをみてももかなりの本格派でした
 

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一番奥にキッチンが有りましたが、ここはまるでレストランの厨房
 

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しかも料理はカンタス航空という事もありシドニーの人気店「ロックプール」監修のコース料理となっています
ということで前菜はスモークした鴨の胸肉
 

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スパイシービーフカレー
 

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そしてイカのフライ
どれも高級レストランの味でした
 

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とはいえ良いことばかりではなく、チャンギ国際空港カンタス・ファーストクラスラウンジは24時で閉まってしまうため
食事を済ませたら、次のラウンジへ梯子することに

シンガポール・チャンギ国際空港はカンタスのファーストクラスラウンジで高級レストランのような食事を楽しんだ後はラウンジの梯子で、ブリティッシュエアウィズのファーストクラス・ラウンジも考えましたが
肝心なのが今晩の宿
そうクアラルンプールからシンガポールへの便は夕方に到着しましたが、乗り継ぎ便は翌朝ということで、乗り継ぎには12時間近く時間が空いてしまいました
ちなみに早朝便ではなく深夜便も2便あることはあったのですが、航空券はマイルを使った無償の特典航空券とあって便を変えるのは難しいのです

ということで通常ならホテルに泊まるのでしょうが
空港からシンガポール市街まてなんだかんだで1時間近くかかりますし、空港に戻ってからの入国審査などの時間を鑑みるとホテルの部屋で寝られる時間は4~5時間しかありません
わざわざ移動してまでホテルに宿泊すると、そちらのほうが疲れてしまいそうなので、このまま空港に宿泊することにしました
たまに空港にあるベンチで夜明かししている方も見ないわけではないのですが、そこは外国
日本国内のような治安は望めません、ということでラウンジを仮眠場所とすることに
 

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ラウンジは一般客が素通りできる場所ではないうえ、静かでであることと
食事はもちろんのこと仮眠からシャワーまで楽しめてしまう環境であることから
今回はラウンジ泊を選びました

 

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ということでJALの指定ラウンジである「DNATAラウンジ」でベッドを確保することにします 

この場所はシンガポールGPの際にも翌朝便でしか帰国できないため
よく仮眠に使うソファーです
深夜になると照明もほどほどとなるため仮眠にはぴったりの場所でした
 

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寝てしまう前にまずはDNATAラウンジ探索
 

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食事はもちろんビュッフェ
チキンのクリーム煮に丸ごとボイルしたジャガイモ
 

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にんじんグラッセにパスタ
 

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チーズにクラッカーなど
ラウンジではおなじみの料理が並びます
  

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もちろんフルーツやデザートもあります
 

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特徴的だったのが、このビール・チリコンカーン
隣に置かれた炊飯器にはご飯も炊かれていました
 

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そしてカップヌードル
ラウンジに来てまでカップヌードルと思われる方も多いかと思いますが
これが結構人気があるようで、テーブルのあちらこちらで食べているのを見かけました
 

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ここで良いものを見つけました
それがこの「サテ」
サテのソースはピーナッツソースとインディアンベジタリアンカレーの2種
このソースはサテにつけるだけではなく
キュウリなどの野菜につけても美味しいんです
 

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ビールも少し飽きてきたので、と思っていたら
カウンターに良いものを見つけました
それがシバスリーガルの12年物
 

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シャワーを浴びたら、そのシーバスリーガルのハイボールを作って

 

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サテを肴に寝酒に一杯やってます
 

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ということで前述のソファーで仮眠というより熟睡
翌朝、ラウンジのビュッフェに料理が運ばれる音で目覚めました
そう晩飯と朝飯ではラウンジのビュッフェは刷新されるようです

 

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まずはサンドイッチ
 

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パンはクロワッサンに干し葡萄のデニッシュ
ベルギーワッフルといった具合
 

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オムレツにソーセージ
 

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チリコンカーンに焼きそばといった
いかにも朝食といった食事が提供されていました
 

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そうそうジャパニーズ・チキンカレーなるものもありました
ここはJALの指定ラウンジ
私同様に朝便で帰国する日本人の為のものかもしれませんが
ただいまタイやマレーシア・台湾などでは日本風のカレーが大人気
デパートなどのではハウスやSBなどのカレールーコーナーがかなり充実していたりするんです
 

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ちなみに私も一杯頂きましたが
それはレストランのカレーではなく、ジャガイモなどが入った
普段日本の家庭で食べられているカレーライスそのものでした
 

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こんな感じで世界一安いと言われるクアラルンプールの五つ星高級ホテルを楽しむ旅のラストは
シンガポール・チャンギ国際空港でラウンジ泊で終わりました

2020年の正月休みを利用して伺ったクアラルンプールのblogは今回で終了
シンガポール・チャンギ国際空港から成田国際空港を目指します
利用する機材はボーイング777-200


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JAL便という事で優先搭乗はエメラルドステータス(JMBダイヤモンド)で子供連れに続いて搭乗


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さてタイトルにあるプレミアム・エコノミークラスの機内食ですが
ここは和食をチョイス
炊き込みご飯に焼き鮭、煮物、イカとじゃがいもの煮物、フルーツ
それにJAL蕎麦が付いています
そうそう暖かいお味噌汁がお腹に沁みわたります
情けないですが一週間ほどの海外でしたが、もう日本食が恋しくなっていました


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我が家の奥さんは東南アジア風ヌードル
ドリンクはワインのミニボトルを付けてくれるようです
こちらも美味しそうですね
 

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食事のあと少し眠り、その後のリフレッシュメントは「うどんですかい」(プレミアムエコノミー限定)
このうどんですかいは日本航空 (JAL) と日清食品が共同開発したカップうどんで
沸騰温度が85度程度の高度の高い機内でも麵が茹でられるよう工夫された画期的なカップ麺です
うどんですかいではないですが、私は海外で年末年始を祝うカウントダウン花火の前に
凍えつつも携帯ポットに入れ持ち運び、少しぬるくなったお湯でも茹でれる「そばですかい」が年越しそばの代わりとして活用しています
 

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機内食とカップ麺を食べつつ7時間ほどのフライトで成田に到着
出国手続きを済ませたら、すぐに成田空港国内線JALサクララウンジへ
 

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ラウンジでは寝起きという事で熱いシャワーを浴びて髭をあたり、歯を磨くといった
朝のルーティン
 

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その後、ビールサーバーから生ビールを抽出するのもラウンジでのルーティン
 

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そうそうこの日JALサクララウンジには珍しく
「マカダミアンマフィン」と「アプリコットフローマージュデニッシュ」が置かれていました
にしてもクアラルンプールの旅ではホテルのラウンジや屋台、そしてこうした航空会社のラウンジで食べまくったため3kgほど体重が増え、元に戻すのに苦労いたしました

 
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長々と書き綴りましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます
それにしてもこうした旅行が再開できるのはいったいいつの日になるのでしょうか
一刻も早いコロナの収束が待たれます

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