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SLニセコ号2010 アーカイブ

2010年11月 6日

SLニセコ号で行くテツな旅

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例年9月中旬から11月はじめまで紅葉の映える季節に「SLニセコ号」が札幌~蘭島を結びます
といっても土・日と祝日に1往復のみなので結構人気がありいつも満席だとか
テツな我が家にはぴったりな旅、今年こそは乗ろうと一月ほど前、もうキャンプには行かないだろうな~と思われる先週末に狙いを定め申し込んでおいた
 


 

当日札幌駅に入線して来たSLニセコ号
黒鉛を吐くためか札幌~小樽間はSLが石炭を焚いて走れないのでしょうDE15型ディーゼル機関車に牽かれてやってきました
 

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その後ろの機関車はC11型蒸気機関車
私の勤める会社が札幌駅に程近く、秋のこの時期の土日に出勤すると、朝方SLの汽笛がびっくりするほど大きく聞こえてきます
一度乗ってみたいと思っていましたが、ようやく実現できました
 

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蒸気機関車での牽引は小樽からとなりますが、機関士の方の準備は万全のようです
釜も真っ赤な炎で満たされていました
 

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客車はレトロな車内ですが、この列車は観光列車
各車には立ち寄る駅名の暖簾が掛かっていたり座席にはテーブル、飾りでしょうが中央には石炭ストーブが鎮座していました
 

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客車には人の姿もまばらですが、今日は満席とのこと
どうやら皆さん外で撮影のようです
・・・・・・もしかして、今日SLニセコ号に乗ってるのって
皆さん「テツ」なのでしょうか

そろそろ出発しますよ~

おたる「海の輝き」

SLニセコ号は小樽に到着、なんとここでの待ち時間は45分だとか
なんだってそんなに待たされるかと言うと
ここからSLニセコ号は蒸気機関車C11による牽引となるので、今まで牽引してきたディーゼル機関車は後方へ連結しなおさねばなりません
 


 

それにあらわになったC11を囲んで記念撮影などのイベントがありました
 

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乗客はみな出払っています
やはりみなさん「テツ」だったようです
 

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私はと言うと待ち合わせの「裕次郎ホーム」にて
小樽駅構内立売商会さんと待ち合わせ、駅弁を持ってきてもらいました
なんか文言的に変な感じですが、現在小樽駅では立売はしていないそうです

かといって今回のキップだと駅構内から出られないと
電話にて予約の際、話をするとわざわざ持ってきてくれました

いや~感謝感謝 
 

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汽車の旅というと「駅弁」がつき物ですが、今回予約しておいたのが
おたる「海の輝き」というもの
寿司飯の上にウニ、いくら、椎茸、玉子焼き、そしてししゃもの卵
輝くような彩り豊かな贅沢駅弁でした
 

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1日5食限定と聞いていましたが、私の見たところそこそこ作られていたようです
それにしてもウニ・いくら・玉子とあまりにも甘くてびっくりです

2010年11月 7日

SLニセコ号沿線名物スイーツ

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SLニセコ号は余市駅へとやってきました
ホームでは山本果樹園のリンゴをパイ生地に挟んで焼き上げた
「アップルパイ」が販売されていました
折角なので1つ買ってその場でがぶり
 

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こんな感じでSLニセコ号は沿線の街の名物スイーツが楽しめるようです
車内でもカフェカーにていろいろ販売していました
 

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今回頂いたのは
ニセコヌプリホルスタインズ ミルク工房の「カップアイス」
小樽あまとうの「クリームぜんざい(アイス)」
 

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他にもSLリゾート列車オリジナルワインも売られたりして、長い旅路でしたが結構楽しめました
 

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2010年11月 8日

飲みテツ

SLニセコ号は急勾配が連続する二つの峠
「稲穂峠」「倶知安峠」へとやってきました
牽引する蒸気機関車のC11は豪快に煙を吐きはじめ、吐く息(蒸気)で周りが真っ白になってきました
機関車は「何だ坂、こんな坂・・・・シュ・シュ・ポ・ポ♪、シュ・シュ・ポ・ポ♪」と謡っているようにも聞こえます
まるで重荷を牽いた馬車の馬が喘いでいるようです

蒸気機関車は生き物に近い乗り物という人がいます
石炭を食い、水を飲み、息(蒸気)を吐く
乗ってみると何だかそんな気がしてきます

そんなシーンを撮りに大勢の「撮テツ」たちがカメラを構えていました
SLの機関士もそんな方に答えるためか、高らかに汽笛を鳴らします
 

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そうそう、撮テツのエピソードに、今話題の人がいます
自他共に「テツ」として名高い現役の外務大臣(元国土交通省大臣)である前原誠司氏のことです
その前原氏、主にSLをメインとした「撮テツ」
SLニセコ号を撮りに北海道も訪れた事があるらしい(新婚旅行も小樽でC62を追いかけたとか)
ちなみに前原氏がSLニセコ号を撮影しようと有名な撮影ポイントについた時にはかなりの方がすでに場所を確保しており、後ろからの撮影になったため、わざわざホーマックで脚立を買い高い位置から撮影したとの事だった

その前原氏、自身のホームページでこう語っている

『私にはSLに関する夢がある。それは、梅小路に在籍するC622(現在、本線走行は不可能)と札幌の苗穂に静態保存されているC623の両機が、本線走行が出来るように動態復元され、重連(機関車が2両連結で客車や貨車を引っ張ること)で小樽と長万部の函館本線(山線)を急行「ニセコ」として復活することだ。現役時代を見られなかった私にとって、考えるだけでワクワクする「夢」である。』
(前原誠司の「直球勝負」より)
何とか夢を叶えてもらいたいものです 
いやもとい新幹線を札幌まで通してもらうのが先決でした

さてSLを撮るのは何も写真だけではないようで、その音色を取ろうと
何だか高そうなマイクを構える人たちもいる
「テツ」といっても一まとめには出来ないようだ
 

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他にもテツには乗車するのはもとより「駅舎」「時刻表」「キップ」と拘り方にもいろいろ有るようだ
ちなみに我が家は「乗りテツ」いやもといタイトルの通り「飲みテツ」だろうか
 

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そうこうしている間にSLニセコ号は倶知安駅に到着しました
さて次は温泉です

2010年11月 9日

日帰り温泉グルメきっぷニセコ

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今回のSLニセコ号の旅はタイトルの温泉と料理を楽しむSLの旅
「日帰り温泉グルメきっぷニセコ」というキップによるのもでした
このキップには
札幌~倶知安の往復(SLニセコ号指定席)キップ
倶知安駅から今回指定したヒルトンニセコビレッジ間のバス
そして温泉入浴と昼食
これらがセットになったキップでした
ちなみに札幌発着で@5,900円とお得な料金
 

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さてそのヒルトンニセコビレッジで一っ風呂
小春日和となったその日は開放感溢れる露天風呂から眺める羊蹄山がきれいでした
しかもこのお湯はかけ流しとか
お風呂も流石は元プリンスホテルと思わせる作り
入浴客が少ないもの手伝って優雅にお湯に浸かり癒されてきました

そうそうバスタオル&タオルを貸し出してくれるので手ぶらでもOKでした
 

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風呂から上がったら食事
2Fレストラン「日本料理シサム」にていただきます
ここから眺める羊蹄山もなかなか良い感じです
 

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味もボリュームも充分満足するもの
何よりも、さりげなく会話を持ちかけてくるなどスタッフの対応も良かった
そつなく対応するさまは流石ヒルトンという感じです
 

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最近観光地の温泉ホテルの従業員の評判が芳しくないと聞き
折角の休みに面白くない思いもしたくないので、こういった観光地の温泉は避けてきましたが
ここなら楽しめるかもしれません
来年のジャナリーフェアーの時にでも予約して閑散期に宿泊してみようかな~と思わせるホテルでした

2010年11月10日

SLニセコ号10周年記念「サボ」

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「サボ」とはサインボードもしくはサイドボードの略で列車車両の掲示されている行先票のことです
最近では電光表示のものに変わりつつありますが、旧国鉄時代からの産物として今なお現役で使用されています
ちなみにこの「サボ」専門のコレクターもいるそうです
 

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今回SLニセコ号10周年を記念して
そんな「サボ」などの当日実際に使用した実物の装備品を使用後に抽選で販売してくれると言うイベントをやっていました

カフェカーにある抽選箱に欲しい装備品を書いた申込書を投函するのですが、ものはためしとばかりに私も申し込んでおきました
 


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抽選会は帰路の停車時間の長い~長い小樽で行われました
周りのライバルはまさにテツっていう感じの方ばかり
ちょっと萎縮してましたが・・・・当たっちゃいました
タイトルにあるサボではありませんが10周年記念SLニセコ号と描かれた客車エンブレム
値段は2,000円でした
 

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実は一番欲しかったものが当たりました
というのも部屋に飾るにはちょうど良いサイズ
使用後なのでちょっと傷があったりするのがなんともいえません
なかなかよいお土産になりました
JR北海道もなかなか粋なことをやってくれます
 

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この客車エンブレムと小樽駅前で買ったかま栄のパンロールを肴にビー飲みつつ
札幌へと夜汽車に揺られて帰りました

いや~久々にのんびりとした旅でした

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