知床2010の最近の記事

女満別へ「空席待ち整理券」

| コメント(0)

ちょっと話は遡りますが10月の体育の日を絡めた連休
斜里に帰省の為(鮭釣りの為ともいえますが)、新千歳空港にやってきました
 

10shiretoko08.jpg
 

まだ朝の7時過ぎですが、連休とあって新千歳空港は混雑しています
そんななか朝一の便で道東の女満別まで飛ぼうと空港へ来たものの実は飛行機のキップはとれていません
当日休日出勤の予定でしたので「おともdeマイル割」(1万マイルあれば2人で往復2万円)でとったチケットは夜の便でした
前日になんとか休みが取れることになりましたが、おともdeマイル割引の搭乗便変更は当日窓口のみとなっています
当日窓口に行くまでにっちもさっちもいきません
 

10shiretoko02.jpg 10shiretoko03.jpg
 

前日の夜、JALのホームページで見た限り残された空席は1席のみ
しかもそれは当日までに押さえられてしまうかもしれません
例えそれが取れたとしても2名搭乗しますので、もう1席必要となります

ただし航空会社は予約では満席にせず常に1~2席は空けてあるのが通例です
狙いはこの出発直前まで抱えている席というわけです

さてこんな時に役に立つのが、JALの優先空席待ちです
航空会社(JAL・ANA共に)の空席待ちは実は早い者順ってわけではありません

理不尽にも思えますが申込順よりも航空会社のステータスが優先されます
まあいつも搭乗して頂いているビジネスマンなどを優先するためのシステムだと思いますが、ステータスはこんな時にこそ役に立ちます

それは空席を待つ人にわかるよう窓口に表示されていました
 

07okinawa06.jpg
 
「空席待ちのお客様へ」
空席待ちのお呼び出しは、以下の通り行っております
①『種別 S』・・・JMBダイヤモンド・JGCプレミア・ONEWORLDエメラルドのお客様 
②『種別 A』・・・JGCグローバルクラブ・JMBサファイヤ・JMBクリスタル・ONEWORLDサファイヤ・ONEWORLDルビーのお客様
③『種別 B』・・・一般のお客様
 

通常の搭乗手続きの窓口は長蛇の列、そこでファーストクラス専用窓口にて「何とか乗せて」とのたまいます
我が家ではこれを「カウンターアタック」と呼んでいます
そこで発行された空席待整理券
「カテゴリーS-1」と表示されています
種別Sの1番ですから優先順位では「イの1番」といったところでしょうか
 

10shiretoko04.jpg 10shiretoko05.jpg
 

けれどまだチケットは発行してくれません
表示はされていませんが、まだ優先される方がいるということなのでしょう
そういえば以前、幹事長時代の元H総理が離陸間際にやってきて臨席したことがありました
チケットはほぼ手中にしていますが、あとはT議員とかM議員とかが来る事が無い事を祈るのみです

ほどなく空席待ちが締め切られチケットをGET
航空機に乗り込もうとゲートへ
そこからバスで運ばれ・・・・
 

10shiretoko06.jpg 10shiretoko07.jpg
(席は最後尾となりました)
 

なるほどこんなに小さい機体だったのですね
乗り込んだのはジェット機ではなくサーブのターボ・プロップ機でした
どうりで予約で一杯になるわけだ

さあ40分の遊覧飛行の始まりです
 

10shiretoko01.jpg

最近の鮭釣りは「浮きルアー」が主流になってきたようですが、私は砂浜で水平線めがけ投げる
いわゆる「ぶっこみ釣り」のほうが好みです
オホーツクの海や遠くウナベツ岳を釣竿の背景にボーと眺めるのも至福のひと時と思っています

今年もそんな鮭釣りがしたいと斜里へ帰省の際、斜里の浜へ足を運びました
といっても朝の喰いのいい時間帯である2時間ほど釣竿を垂れるという軟弱な釣りです
地元の方ぐらいしか来ないところなので、釣り人も少なく、あたりに釣竿が並ばないのも魅力の釣り場です
 

salmon-fishing04.jpg


まだ薄暗い5時過ぎに釣竿を6本セットし、アタリを待ちます
海は写真のように「凪」まるで大きな湖のようです
荒れていても釣れませんが、こんな凪も釣りには大敵
まったくアタリはありませんでした

ちなみに鮭がつれた場合、小さな棍棒で鮭の頭を殴り気絶させるのですが
今回はその棍棒を持参しませんでした
まあ砂浜ですから代用になる棒があるだろうと、付近を散策していました

周りの人もアタリが無いな~と眺めていて、自分の竿はどうだろうと振り返ると
6本あるはずの竿が5本しかありません
あれ~辺だな、何処行ったのだろうと海を見ると
1本の竿が沖に流されていきます

どうやらエサに食いついた鮭が竿ごと引きずっていったようです
竿立てはしっかり砂浜に差しましたので引きずっている鮭は結構な大物のようです
とはいえ斜里の浜はいきなり深くなる海岸線なのでとりにも行けません
まさにあとの祭りです


しばらくして、まあ何とか竿だけでも回収しなきゃと違う釣竿で引っ掛けようと試したところ
簡単に引っかかり手元に引き寄せる事が出来ました
しかも手にとると竿が重い
どうやらまだ鮭は針に掛かったままのようです
回収した竿を手にリールを巻き鮭と格闘です
かなり竿を引きずっていたので弱っていたとは思いますが、それでもすごい引きでした
釣れたのは体長70cm・重さ4.5kgの雄の鮭

釣れたときの動画がコレです
 

salmon-fishing02.jpg
(画面をクリックすると動画が再生いたします) 

いや~ラッキーというか何と言うか
もしかしたらまともに合わせていたら釣り損ねたかもしれません

でもこれって果たして鮭を釣ったと言えるのでしょうか?
ちなみにこの日の早朝アタリはこれだけ、周りの方にも釣れた形跡は有りませんでした
 

salmon-fishing03.jpg
 

たった一匹の釣果ですが満足満足

鮭のあら汁味噌風味 & 鮭の白子煮

| コメント(2)

たったの1匹ですが、折角釣れた鮭
身の部分はお土産にもって帰れるよう義母がすぐに捌いて冷凍してもらいました
 

salmon02.jpg
 

ところで鮭は捨てるところがないとも言われています
捌いたときに出来たいわゆる鮭の"あら"
頭や骨など、切り身以外の部分は普通捨る部分ですが、新鮮なものはアラ汁にすると美味しい
今回味噌風味にしていただきました

しかしこうしてみると日本人って魚に関しては残酷です
 

salmon03.jpg salmon05.jpg
 

ちなみに今回釣ったのは雄、ちょっと小さめの白子が入ってます
生姜をきかせ、ふっくらと煮上げたのがこいつです
 

salmon04.jpg salmon01.jpg
 

これが濃厚なチーズのようで美味い、酒の肴にぴったりでした

越川温泉大神主命(みこと)の詔

| コメント(2)

10shiretoko14.jpg
 

『一.此のお湯は、一度入れば凛として、二度入れば逞しく、三度入ればそそり立つ、是れ真に名湯なり
一.姫方も一度入れば朱に染まり、二度入れば膨らみて、三度入れば花が咲く、是真に秘湯なり
されど無銭、その後に効果忽ちにして消えうせるものなり   平成十八年一月元旦 越川温泉大神主命(みこと)』

「越川温泉」の休憩所の壁に
こんな文言が書かれたポスターが掲げられていました
お金を払わずに入浴する方を皮肉ったのでしょう、なかなか洒落てますね
しかも奥深い
 

10shiretoko11.jpg 10shiretoko12.jpg
  

さて今回も名湯「越川温泉」へやってきました
実家のある中斜里から根北峠を標津へ向かって車を走らせ
越川橋梁」を過ぎたあたりにその温泉はあります
地元越川の温泉管理組合の方々が管理された温泉ですが、料金を払えば一見さんでも入浴は可能です
ただ無人なので管理が出来ないのか「無銭入浴」が後をたたないのでしょう
こんなポスターが貼られていました
ちなみに料金は200円です
 

10shiretoko13.jpg 10shiretoko10.jpg
 

無銭入浴の他にも
「尚、この温泉は宿泊施設ではございませんから、ここで宿泊することはご遠慮願います」と謡われています

この温泉は地元の方の憩いの場
以前ここを宿ではなく住居のように使っていた方もいたりもしたようです

それと駐車場はご覧の通り広くしかも自然あふれる良い場所なのですが
以前管理している方に聞いたところP泊も同様、ご遠慮願いたいとのこと
あまり芳しくない使い方をしていた方がいらっしゃったようです
 

10shiretoko09.jpg
 

肝心の温泉ですが、電気すら来ていない場所ですので
施設は湯船と源泉をひいたホースのみ
沢の水を引いて温度を調節しますので源泉100%とは言えないかも知れませんが、良いお湯です
 

10shiretoko15.jpg
 

というのもこれが実に温まる泉質のようで
帰りは冬でも車内であればTシャツでもOK

つまるところ前述の「越川温泉大神主命(みこと)詔」に行き着くようです

来運公園に湧き出る名水

| コメント(0)

10shiretoko20.jpg
 

風呂上りに美味しい水が飲みたくて「来運公園」へとやってきました
ここ来運で昏々と湧き出している水は斜里岳の伏流水
池はまるで神の子池のように青く輝いていました

公園内には「来運神社」があります
その名にかけて「運が来て良いことや願い事が叶う」水だそうです

 

10shiretoko16.jpg 10shiretoko19.jpg
 

付近の飲食店の方でしょうか、ペットボトルなどを車一杯持ってきて詰めておりました
そういえば道東は蕎麦の産地でもあり、美味しい蕎麦が食べられるところが多いのですがこの水も美味しさに一役買っているかもしれません
私も早速一杯頂きました
夏でも6℃くらいの水が自噴しているそうですが、冷たくて美味しい水です
 

10shiretoko22.jpg 10shiretoko21.jpg
 

帰路、来運公園から程近いところに「来運ふ化場」があり
そこで鮭を眺めてきました
 

10shiretoko17.jpg
(画像をクリックすると動画が再生いたします) 

たくましい生命力にただただ感動
一匹元気なのがいて生簀から飛び出しておりました
 

10shiretoko18.jpg

清里町温泉「緑の湯」

| コメント(0)

釧網線「緑駅」近くにある温泉「緑の湯」へとやってきました
道東は温泉銀座と思えるほど温泉があちこち噴出しています
 

10shiretoko23.jpg 10shiretoko26.jpg
 

温泉施設も多く、地元の方々の憩いの場となっています
もちろん料金もそれなり
ほとんどが銭湯料金で入浴できます
 

10shiretoko24.jpg
 

あちらこちらに点在して温泉があるためか、さほど混雑はしないようです
ゆったりお湯に浸れるのは嬉しい
 

10shiretoko25.jpg
 

特に露天風呂は、かけ流しの源泉100%天然温泉
いや~癒されます

ところで冒頭に書いたとおりこの温泉はJRの釧網線緑駅近くにあり駅から歩いて来れますが、このJR釧網線、1日に4往復ですので汽車で来るのはあまり勧められません

「さくら」と謳ってはいますが、馬肉ではありません
道の駅、メルヘンの丘めまんべつのレストラン穂野香(ほのか)の「さくら豚丼」
大空町内で飼育されている国産豚「さくら201」のロース肉を使った豚丼です
 

10shiretoko27.jpg 10shiretoko28.jpg
 

女満別空港へ向かう途中立ち寄り、お土産に買っていきました
以前は一日30食限定と聞いていましたが、現在はかなりの数が供されているようです
 

10shiretoko29.jpg
 

豚肉は薄くスライスされていますが、甘くてジューシー
できればお持ち帰りではなくお店で食べたかった
そうそう一緒についてきたしじみ汁は流石に飛行機に積んでいくことは出来ずお店で頂きました
網走湖産のしじみだそうですが美味しいですね
しじみラーメンが評判なので次回はラーメンかな

「エスカロップ」
バターライスにデミグラスソースをかけたトンカツ、付け合せはポテトサラダ&キャベツという定食
根室の郷土料理にように語られることが多いのですが、それは昭和38年に洋食レストラン「モンブラン」にて出されたのが始まりらしい
今では喫茶店や旅館でも普通に出されるとか
根室だけに根づいたメニューというのが不思議なところです
たま~にではありますが根室以外でもエスカロップを出している店もないわけではありません
 

10shiretoko31.jpg
 

女満別空港で空いた時間にビールでも飲もうと「カフェレストラン・ピリカ」に立ち寄ったところ
メニューにあるエスカロップに目が止まりました
以前からメニューにあることは判っていましたが、どうせなら根室に行って食べよう
そう心に決めていました
ただ北海道はとてつもなく広く、その東の端にある根室って遠いんですよね
まあしばらく行く機会もないだろうと封印をといて頼んだのがこいつです
 

10shiretoko30.jpg
 

変な言い方ですが、思っていたよりも旨かった

それとビール
正確には発泡酒ですが「流氷ドラフト」を頂きました
つまみは鮭のルイベ
 

10shiretoko32.jpg 10shiretoko33.jpg
 

この流氷ドラフト結構いけます

ついでといっては何ですが、ここはさっと出来そうなものを頼むのが良いようです
何でかって言うと
多分普段は閑散としているんだろうな~というのが、一度行くとすぐに判るからです

カテゴリ

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 7.7.1

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれた記事のうち知床2010カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは知床2013です。

次のカテゴリは知床2008です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。