2018年4月アーカイブ

年末年始は家族団らんでNHKの紅白歌合戦を見て、近くの神社に二年参り
正しい日本の文化かと思います
けれど我が家ではそんな日本の文化に反するわけではありませんが、年末年始は海外へ出かけニューイヤー・イブのカウントダウンを楽しむのがここ数年の常となっています
 
最初は2007年~2008年
写真はありませんが、上海の高層ビル街でビルの屋上から自然発生的に行われる(無秩序とも言えますが)年末カウントダウン花火に遭遇
 
2012年~2013年はローマのトレビの泉で年越しカウントダウン

まぁこれは花火は上がらないのですが
 


 

2013年~2014年は「ニューヨーク・タイムズスクエアで日本時間バージョンの年越しカウントダウン」

もちろん周りはほぼ日本人ばかり、よくぞこれほどニューヨークに来ていると思うほどでした
 


 

夜はニューヨーク時間でのカウントダウン
バッテリーパークからハドソン川を挟み「マンハッタン島から自由の女神越しに対岸の花火を見ながら新年を迎える
 


 

2014年~2015年はドイツベルリンで200万人が集うと言わしめる
「ブランデンブルグ門ニューイヤーカウントダウン2015」
これ200万人じゃきかないじゃないと思われるほどの人が集まっていて
ブランデンブルグ門で行われている花火は小さくて見えないほどでした
代わりにこの日は無礼講ということで集まって来たベルリンっ子たちが、あちこちで花火が行われましたが、まるで銃撃戦のように広場や道にロケット花火を発射
かなり怖い思いをしましたが、2度の大戦に負けている、ベルリンっ子たちのストレス発散の場をこの目で確認してきました
 


 

2015年~2016年はロンドンのテムズ川沿いのニューイヤー・カウントダウン花火

10月には売り切れるという、ひとり£10(2千円弱)のチケットをあらかじめ購入してありましたが、チケットを手にした有料の観覧者はなんと総数25万人にも及ぶ人気のイベントでした
花火とともに鳴るビックベンの鐘の音が、私にはまるで除夜の鐘のように聞こえました
 


 

2016年~2017年はバンコクでチャオプライ川沿いで行われる東南アジア最大!?の年末カウントダウン花火を楽しみに行きましたが・・・・
残念ながらプミポン国王のご逝去に伴い花火大会は中止となってしまいました
 

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2年越しの年末カウントダウンということで昨年末伺ったのはメルボルン
オーストラリアと言うとシドニーのニューイヤーの花火は南半球最大と言われ世界的に有名ですが、2017年に限ってはそのシドニーを超える花火が見れるのだとか
年末のシドニーはこのカウントダウン花火を目当ての人々で、ホテルはどこも高額
そのうえかなり前から満室ということもありシドニーはあきらめメルボルンを目指したというわけです

ということでヤラバレーのワイナリーツアーを終えた後、一っ風呂浴びたあと
まだ少し早いのですが場所とりのため年末カウントダウン花火が観られるポイントへ向かいます
ちなみにメルボルンの年末カウントダウンは花火鑑賞の場所の選定が問題
「ライブサイトのあるキングスドメイン」や「セントポール大聖堂のあるフェデレーションスクエア」「芝生の上ピクニック気分が味わえるドッグランズ」などなど様々な場所から見ることが出来ますが、今回目指すはヤラ川を渡り川沿いの公園といたしました
 

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川沿いであれば遮るビルも少ないうえ、様々な場所から打ち上げられる花火を一望できると判断したからでした
まだ夕方の6時くらいでしたがよさそうな場所はかなり埋まっていました
ちなみに子供連れが多かったのですが、なにやら午後9時にカウントダウンに先駆け子供連れなどのファミリー向けに「エンターティメント」なる花火が打ちあがるんだとか
 

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川沿いだけにとどまらず、公園ぽいところはほとんど人で埋まっていますが、そんな皆さんかなりの軽装でした
ここであれっと思われる方がいらっしゃると思われますが、ここは南半球
日本でいうところの真夏の7月に当たります
いままで経験した北半球の寒い夜空の年末カウントダウンと打って変わって夜風が心地よいくらいの気温での花火鑑賞となりました
程よい気温だったのと、ここ2日ほどは寝不足だったこともあり
ここでひと眠りさせてもらうことにします
 

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日がとっぷりと暮れたころヤラ川にはカウントダウンを楽しむ船が行きかっていたりもします
なるほどこれは花火を見るのには最適の特等席ですね
そういえば2年前に行ったロンドンのテムズ川にもこんな船がありました
 

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そうこうしている間に時間は過ぎ夜の9時が近づいてきました
「エンターテイメント」とい名付けられたファミリー向けの花火の開始
まずはメルボルンパークから上がりはじめ
 

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その後、私の正面からも打ちあがりはじめました
 


このエンターテイメント終了と共にファミリー連れのほとんどは帰宅
場所に少しばかり余裕が出来たので、ここでピクニックとしゃれこみます
まずは年越しそば
長い麺であるそばには健康長寿と家運長命の願を込もっていますが、食べる蕎麦はカップ麺
JALの提供する「そばですかい」(焼津加工鰹節使用)となります
これは出発間際に成田空港のブルースカイで購入しておいたものです
お湯はホテルのキッチンのポットで沸かし保温ボトルに詰めて持参してきました
ちなみにこのJALの「〇〇ですかい」シリーズ
機内で食べることを想定し、気圧が低いため沸点が低く100度まではお湯の温度が上がらない機内でも茹で上がるように、80度程度のぬるいお湯でも茹でる様に改良された優れもののカップ麺なんです
まさかこんな状況は考えてはいないとは思いますが、こんな時にも大活躍します
 

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ついでにおせちを日本から持ち込みお重に詰めて持参してきたのですが、実はこれが結構大変でした
というのもオーストラリアは固有の動植物の保護や環境維持のため入国の際の食べ物の検疫が、世界一厳しい国となっています
特に玉子や肉、魚などは厳しく、常温保存可能な製品で商業的に製造され十分に滅菌加工された缶詰、レトルト、瓶詰め製品でなければ持って入れないとの事でした
もっともこれは調査済みでしたので、日本から常温でも持って歩ける紀文のパック詰めのおせち「年神様セット」
 

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そんな厳しい検疫を乗り越えおせちを持ち込んだのにも関わらず
ここで大きな問題が発生しました
それがこの「アルコール禁止」の看板
もっともオーストラリアは基本、公共の場ではアルコール禁止なので仕方ありません
とはいえおせちを肴にと思い日本から上川大雪酒造の純米酒を抱えてきただけに残念でした
 
 
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さて23時頃になると、この川岸の公園はけっこうな人で埋め尽くされてきた
近くに見える橋の上にも大勢の人が並んでいます
橋や川岸から落ちた時のことを鑑み、こんなカヌーのボランティアのスタッフまで用意されていました
きっと過去に川に落ちた方がいらっしゃるんでしょうね
 

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いよいよ0時
どことなく始まったカウントダウンを叫ぶ声が大きくなり
「0」となったところで花火がスタート
 

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その様子の一部がこれ
ヤラ川を挟んんで右端から正面
そして私どもの後方まで、ビルの屋上から打ちあがる花火はなかなかの迫力の花火
6時間近く待って場所取りした甲斐がありました
 


 

祭の後の帰路はやはり渋滞
数万規模の観客が居るのは間違ありません
ということで花火の余韻を楽しみつつホテルへ戻ります
 

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さて来年の年末のカウントダウン
候補の一つはやはりここでしょうか
台北101が燃え上がるカウントダウン花火
消防法の厳しい国なら絶対にこんな事はしないでしょうから、観るなら今のうちかもしれません
 

年末年始の休みを利用しての海外旅行
気を付けないければならないことに「元日」をどう過ごすかがあります
そう海外と言えど元日はお店やレストラン、観光施設が閉まっていることがあり
行っても閉まっているなんてことになりかねません
特に私のような弾丸旅行、そう海外での滞在日数が2日~4日という短い中での1日である元旦をどう過ごすかがカギとなります
今回のオーストラリア渡航に際し考えたのが「十二使徒」を見に行こうというもの
ちなみに『使徒』と言ってもミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の食堂の壁に描かれたレオナルド・ダビンチの「最後の晩餐」ではありませんし


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ましてはアニメの「ヱヴンゲリン」で碇シンジ君が倒す使徒ではありません
 

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その『十二使徒』
グレートオーシャンロード通り沿いポートキャンベル国立公園に存在するサザン・オーシャンからそびえ立つ大自然が何百万年もかけて作り上げたこの巨大(45mもの高さ)な石灰岩の柱の名称ですが
押し寄せる波に耐える十二使徒の姿は死ぬまでに一度は見たい絶景のひとつと言われています
 

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そんな十二使徒に逢いに、早起きして朝食も取らずに早朝出発の「GO WEST TOURS」という催行会社のバスツアーに参加します
というのもメルボルンからグレートオーシャン道路を抜け十二使徒の聳えるポートキャンベル国立公園に行くには往復500kmの道のり、途中立ち寄るところもあることから11時間もの行程のバスツアーだからです
しかも申し込んだのは英語ツアー
単に安かったからですが日本語ツアーは私が申し込んだときにはすでに埋まっていました
ということでバスには様々な国の方が混載、日本人は居ないようでした
さてメルボルンに帰るのは夜中になりますが、それまで旅の友は出来るでしょうか

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バスツアーは2時間ほど走ったところでトイレタイムの休憩
場所はトーケイの公園
「ベルズビーチ」が目の前に広がりますが、このベルズビーチ
映画『ハートブルー』で有名になったサーフィンのメッカなんだそうです
この日もビーチはサーフィンを楽しむサーファーで溢れていました
 

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そんなトーケイの公園
大きな木の下にキャンプテーブルが備えられています
こうしたアウトドアを楽しむ設備はオーストラリアでは当たり前の風景のようです
ちなみにツアー参加者は地元らしき白人系の方に加え中華系の方や韓国の方と言った具合で様々な国の方々の混載バスだったことがわかりました
 

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ここではトイレタイムだけではなく朝食もいただきます
そう朝早くに出てきたので朝食はとっていませんでした
ランチタイムならぬモーニングティータイムは紅茶とパウンドケーキをいただくことに
 

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ここでiPodを借り
行く道すがらこの後のグレートオーシャン道路や十二使徒のあるポートキャンベル国立公園について日本語の解説を聞きつつ予習していくことに
 

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バスが出発して間もなくキャンプ場が見えてきました
そうここは「トーケイ フォアショア キャラバンパーク」
ベルズビーチのサーフ コーストのビーチフロントに位置するキャラバンパーク
こういったロケーションの良いところには大抵こうしたキャラバンパークが有るようです
 

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その後車窓にアングルーシー川が見えてきましたが、この道沿いの茂みでかなりの確率でカンガルーに遭遇することが出来るとガイドさんが話しておりました
近くのゴルフ場ではプレー中にカンガルーに遭遇するなんてこともあるそうです
 

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このアングルシー川岸では
元旦マーケットが開かれているようです
 

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残念ながらツアーバスは立ち寄ることなく通過
ここは車窓写真家の本領発揮です
 

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とあるところにゲートがありツアーバスはここで停車
そうここから南西全長約241kmにも及ぶグレートオーシャンロードがはじまります
今回はバスツアーですがこうした道路をレンタカーで回ってみたいものですね
 

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世界で最も美しい海沿いのドライブルートと言われていて世界中の車のCMの撮影などに使われる場所で、ミスチルの曲Tomorrow never knowsのロケ地にもなっているそうですが
パネルを読むとこの道は世界大恐慌の時期にWW1(第一次世界大戦)の帰還兵の仕事にと政府が計画し作られた道路で、つるはし、シャベル、ダイナマイトを使って人力で16年かかって完成したのだそうです


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休憩時間に余裕があったのでゲート近くの砂浜に出てみました

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そんな切り開かれたグレートオーシャンロード
車窓には絶景が続きますが、少し開かれたローン フォアショアで2回目のトイレタイム
ビーチにはサーファーが溢れていました
 

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こうしたロケーションの良い場所には当然のようにキャラバンパークがあるのがオーストラリア
「ローン フォアショア キャラバン パーク」という名のキャラバンパークには元旦の休日を楽しむキャンパーで満員のようでした
 

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実はこうしたキャラバンパーク
雑誌や本でよく見たことはありましたが、実際に本物を見るのはこれが初めて
車窓だけでは欲求不満になりそうです

世界で最も美しいといわれる海沿いのドライブルート「グレートオーシャンロード」
海岸線の景色を眺めながらのドライブですが一つ気がかりが・・・
そうです車酔いです、私自身人一倍船酔い(車酔い)しやすい体質
11時間ものバス旅に加えアップダウンが続く山道を右に左に旋回といかにも酔いそうな道路ですが、ガイドさんに酔い止めのハッカのキャンディーをいただき舐めていたおかげで、割合快適なドライブとなりました
というかこのハッカのキャンデーは効果絶大、また一つ賢くなりました


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それに海外でのドライブはたとえ自分が運転していなくとも、車は右側車線を走ることが多く対向車が正面にやってくるような不安を覚えることが多いのですが、オーストラリアでは日本と同様、車は左側車線通行なので、違和感なくなくバスに乗っていられます

そんなバスツアーはとある看板が見えたところで右折
その看板には「ケネット・リバーキャラバンパーク」と表記されていました
いや~これでこの日、3個目目のキャラバンパークに遭遇
いくらロケーションのい良い場所を走っているかと言っても多すぎ
オーストラリア人のキャンプ好きのかなりのようです


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さてこのケネット・リバーのあたりから道の脇にコアラ生息地の看板を見かけるようになりました
ちなみにここケネット・リバーキャラバンパークはユーカリの森があり野生のコアラが住むキャラバンパークとして知られています
バスツアーに参加すると大抵はここでコアラウオッチングの時間があるようで、この日もごくごく普通にユーカリの木の枝にコアラを見つけることが出来ました
 

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そうそうここケネット・リバーキャラバンパークに立ち寄ったわけは
隣接する日本でいうところのドライブインのような施設「カフェ・コアラ」でのランチタイムのため
 

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ランチには少し早い時間ですが、昨晩は深夜にカウントダウン花火をみていたのにかかわらず早朝起床
朝食抜きで出てきたこともあり、お腹が空いていたのでこれは嬉しい誤算
しかもあらかじめバスの中でオーダーしていたので店について席に着いたところすぐに出てきました
 

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で、頼んだのは「ハンバーガー&チップス(ポテト)」
オーストラリアのハンバーガーのレベルは高いようで
ナイフでカットしてみましたが、オージービーフたっぷりの分厚いパテをはさんだハンバーガーはなかなかいけましたし
結構なボリュームだったせいか?はたまた口に合わなかったせいなのか?ツアーの皆さん食べきらずに残したようです
(これは昼食にはちょっと早い時間だったのも影響しているかもしれません、我が家は朝飯抜きだったので楽勝でしたが)
 

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我が家の奥さんはメニューに「ロール」とあった食べ物
出てきたのはブリトーでした
これも美味しそうです
 

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せっかく野生のコアラも見たことですし
ここで記念にコアラのぬいぐるみを購入、母へのお土産といたしました
 

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さてここでの休憩時間にはまだ余裕があるようなので、ここは初のキャラバンパーク見学としゃれこみます

バスツアーの立ち寄りポント&昼食の場所として訪れた「ケネット・リバーキャラバンパーク」
ツアーとしては野生のコアラのビューポイントとして立ち寄ったようですが、私自身はコアラよりそのキャラバンパークのほうが気になっていました
よくぞ立ち寄ってくれた、と言うのが本音でしょうか
 

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ところでその日本人にはあまり馴染みの無いキャラバンパーク
キャラバンパークと聞いて、まず頭に浮かぶのはずらりと並ぶキャンピングカーやキャンピングトレーラーのイメージ
けれど実際の使い道はそれよりは広いようで、今回訪れたケネット・リバー キャラバンパークは日本で言うところの単なるオートキャンプ場でした
 

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オートキャンプの様子は日本とそう変わらず
こんな風に楽しんでいるようです 
 

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キャンプ場なので、キャンピングカーのみならずテントを設営してでの宿泊も可能です
 

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ちなみにここオーストラリアのキャンプスタイルはリビングとしてもワンタッチタープが主流のようでした
 

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日本のキャンプ場ではあまり見かけないフォルデングトレーラーもありました
 

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キャビンも有ります
けれどよく見るとキャビンには「ジェイコ」と商標名がありますので、トレーラーハウスなんでしょうね
 

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そうしたキャビンのほかにキャラバンパーク内に設置されている備え付けのキャラバン(キャンピングトレーラー)も多く見かけました
 

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デッキがキャンピングトレーラー脇に設置されているうえ
プロパンガスを使う大型のBBQコンロなども付属しているようで
アウトドア先進国の匂いがプンプンと漂ってきます
 

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長期滞在なのかこうしたソーラーパネルで充電しているキャンピングトレーラーもありました
 

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共同のキッチンやトイレ・シャワーもあります
まさにキャンプ場ですね
 

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そうそう1万リットルもの貯水槽も見かけましたが、この水は消火用と書かれていました
これはキャンプ場での火災を想定しての貯水とも思いましたが
もしかするとオーストラリアは昔から野火の多いところなので、その対策としての水なのかもしれません

ちなみにオーストラリアは乾燥による野火が極端に多く、その焼けた大地からユーカリのような陽樹が生えるのも事実で、ここケネット・リバー周辺にユーカリの森が有るのも野火が多かった場所にほかなりません
野生のコアラが住むのもそうした理由があったからこそなんですね
・・・なんてことをガイドさんから聞きました
 

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さてこのキャンプ場で目を引いたのが、薪ストーブの数々
オーストラリアの正月は真夏に当たりますが、寒流性の西オーストラリア海流の影響か朝晩は結構冷え込む様でキャラバンパークのサイトにはこうした薪ストーブが当然のように置かれています


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薪もこれでもかとばかりに積み上げられています
 

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どこかで見たことが有るな~と思わせたのが
この「OZPIG(オーストラリアの豚)」と言う名の薪ストーブ
なかなかいい愛称がつけられていますね


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火傷から守るストーブの柵の中にもOZPIGが置かれています
きっと子供連れのキャンパーなんでしょうね
 

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ドラム缶型の薪ストーブもあちらこちらのサイトで見かけました
 

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日本のキャンプサイトでお馴染みの焚き火台をここで見かけることはありません
ここは合理主義の欧米と日本のキャンプ文化の違いが有るのかもしれません
(と言いつつオーストラリアって欧米だったかって不安になったりします)
 

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こうして薪ストーブを囲んで一杯
これぞオージースタイルのようです
 

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ついでにBBQの本場たるオーストラリアではプロパンガスのBBQコンロを使うようです
 

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ほとんどのキャラバンサイトには「ウエーバー」のプロパンガスBBQコンロが持ち込まれていました
最近では家電量販店のヨドバシでも展示されている「ウエーバー」
「ウエーバーがなければバーべキューが始まらない」と評されるBBQコンロですが
アウトドア先進国のこの評価を見て私もオーストラリア製のBBQコンロを1台買って帰ることに
 

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こんな鉄板焼きコンロもあります
そうここは私にとってアウトドア先進国オーストラリアのキャンプ用品展示場にほかありません
 

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やけに小さなテントと思いきや
実はこれペット用のテントでした
このあたりもいかにもオーストラリア
約68%の世帯でペットが飼育されていると言われるペット王国ならではのキャンプ道具です
 

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BARテーブルをキャンプサイトに持ち込んでいる方もいらっしゃるようです
次回は是非ともキャビンにでも泊まって
夜な夜な日本酒抱えあちらこちらのサイトに突撃したいものです
 


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ツアーバスはグレートオーシャン道路をひた走りますが、さすがに11間もの長旅
4回目に訪れた休憩場所は「アポロベイ」
少し大きな街のようで、私どものようなツアーバスは大抵ここを休憩地にしているようでした
街にカフェが連なり日も差して気温も上がっていることでもありますし、このあたりでビールでもとも思いましたが、あまり時間もない事からその辺りをブラブラすることに

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するとアポロベイのメインストリートの前に広がる芝生広場にキャンピングトレーラーの団体を見かけました

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日本のように駐車場でのP泊は禁止されていますので、これはどこぞのキャラバンパークに向かう途中、時間が時間ですからランチにでも立ち寄ったのでしょう
先般伺ったケネット・リバーキャラバンパークもそうでしたが、ジェイコが人気の車種でした
 

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オーストラリアで見かけるキャンピングカーのほとんどはキャンピングトレーラーですが
こんな風に乗馬体験コーナーの事務所にも使われたりと
オーストラリアでキャンピングトレーラーは日常的に使われているようです
 

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ツアーバスはアポロベイを出発
アポロベイから12人の使徒まで約104kmありますが、ツアーバスは次の目的地「グレート・オトウェイ国立公園」へ立ち寄りました
この公園の1億5,000年も前から続く温帯雨林には100mを超す巨大な木もあるんだとか
巨木の幹の根元でそんな話をガイドさんが解説しておりました


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森の入り口にある看板を見ると「マイツレスト レインフォーレストウオーク」とあります
遊歩道であるボードウオークがぐるっと1周できるように整備されていて歩きやすくなっています
 

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そんなボードウオークの周りはジャングルのような森
野生のコアラがたくさん生息しているそうですが、残念ながらここでコアラに出逢うことは有りませんでした

 

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モクセイシダなどの熱帯性の植物が生い茂りますが
ここでマイナスイオンを浴びまくります
 

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途中、オトウエイ国立公園付近にしか生息しない肉食のカタツムリの死骸発見
よくみると枝に刺さっているようですが、これってもしかして「モズのはやにえ」でしょうか?
ピントを合わせ損ねたのがひたすら残念
 

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そうそう残念な風景にも出会いました
「落書」です
こんなところに足跡を残さなくても・・・と思うのは私だけではないはずです
 

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そんなこんなでグレート・オトウェイ国立公園での散策は終了
ツアーバスは内陸部の森林や牧草地をひた走りますが、途中そんな牧草地にものすごい数の羊の群れを発見
さすがに羊の国オーストラリア、規模が違いますね
いつも食べているジンギスカンの故郷を垣間見た感がしました
 

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さて「十二使徒」までは後わずかです

「使徒、襲来」

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グレート・オーシャン・ロードのハイライト
「ポートキャンベル国立公園」にやってきました
まずはこの「The Twelve Apostles(十二使徒)」の看板を撮影と思いましたが
絶好の撮影ポイント、皆さんの撮影が終わるまでしばし我慢です
 

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そんな絶景がバスを降りてすぐ見られるわけもなく
駐車場から少し歩いて景観スポットへ
かなりの方がここを訪れているようで、十二使徒へと続く遊歩道は観光客であふれていました
 

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そんな遊歩道を歩いて10分ほど
展望スポットにたどり着きました


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遊歩道わきの木々もこうして南極からくる強風に耐えているようすが見られますが
ちなみにこの日は晴天、正月といえど南半球ですから暑いくらいだったのですが、その強風にさらされなにか羽織っていなければ寒いくらいでした
 

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ということでメルボルンを出て7時間ようやく「使徒」に出会えました
激しい波が押し寄せ陸地が削られ断崖絶壁の景観となっているうえ
硬い岩だった部分がポツンと奇岩として残っている様子が圧巻です
 

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ちなみにこの奇岩、もともとは「ブタと子豚たち」と呼ばれていたそうです
欧米などキリスト教圏では12人組の集団の名称としてよく「十二使徒」という言葉が引用されるそうですが、これもそんな一つのようです
けれどその名前を付けた当時も奇岩は12本あった訳ではなく、9本しか立っていなかったそう
現在では、そのうち7使徒のみが残っていますが
それはシンジ君がエヴァで倒したわけではなく、激しい波の浸食で洗い流されたんだそうです
 

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半島に飛び出した展望スポットがあったのでちょっと動画で撮影
なるほど絶景ですね
往復11時間かけても見るべき価値あるスポットでした
 


 

遊歩道を戻り待ち合わせ場所へ
風がやむとジワリと暑さがやってきました
皆さん同様でトゥエルブ・アポストルズ・ビジターセンター・キオスクの屋根の下に避難ここでしばし休憩です
 

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駐車場にはずらりとここを訪れている方の車が停まっていますが
なかにはこうしてキャンピングカーで来られている方も
よく見るとずいぶん沢山あるようでした
さすがはアウトドア大国
この話はしっかり取材しましたので、また後程
 

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ポートキャンベル国立公園の十二使徒の景観が見れるのは
いかにも観光名所らしく大きな売店・トイレが備えられた展望スポット
「トゥエルブ・アポストルズ・ビジターセンター・キオスク」から歩いていく展望スポットだけではありません
海岸線沿いにあと数か所良い展望スポットがあるということで、もう一つの十二使徒の展望スポットである入り江「ローチ・アード・ゴージ」へツアーバスは向かいました
 

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さてそのローチ・アード・ゴージ
ゴージは入り江ですが
その入り江の名前は昔ここで難破した船の名前ロック・アードから付けられているそうです
 

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写真でもわかる通り峡谷付近の海では船がいかにも座礁・難破しそうな波が見て取れます
ちなみにその名の由来のロック・アード号は1878年ロンドンからメルボルンに向かっていたオーストラリア最後の移民船で、この複雑に入り組んだ岩と岩に挟まれた海岸地帯で濃霧の影響もあり難破
 

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54人の乗客のうち生き残ったふたりの生存者は両岸を断崖に囲まれたこの入り江に漂着

 
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この入り江にたどり着いた男女2人は当初、海岸にあった洞窟に身を潜めていたそうです
 

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宮崎アニメ「紅の豚」で主人公ポルコの住んでいた秘密の島はこんなイメージだったのでしょうか?
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秘密の島はギリシャのザギンドス島というのが有力ですが
ここもそれなりに雰囲気を出しています
 
 
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ということで私どもも階段を下りてビーチまで行って
そこから使徒を見上げてみます
そう「使徒、潜入」
いやもとい「紅の豚の舞台との評判のポルコの住んでいた秘密の島」潜入です
 

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ちいさな洞穴には鍾乳石のようなつららが見られます
ということはここいらの土地は石灰岩なんですね
 

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ビーチまで階段を降りて砂浜から海を眺めることのできる数少ない場所
この断崖絶壁を助けを求めて登ったんですね
 

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この洞窟も将来は浸食がすすんだら貫通してブリッジのようになるんだろうな
 

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それにしてもこのインスタ映えしそうなこの景色
 

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こんな景色に出逢えるのならデジタル一眼持ってくるんだった
とちょっと後悔
けれどiPhoneXで撮った画像もなかなかですね
 

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これでポートキャンベル国立公園の十二使徒をメインとしたグレート・オーシャン・ロードのバスツアーは終了
帰路は内陸部を通りショートカットして帰りますが、そんな内陸部ではこうして広大な土地でゆったりと羊を育てる姿が見て取れました
そうオーストラリアの人口は2,360万ですが
それに対し羊の数は6,754万と人口の3倍の数の羊を生産する羊大国
あちらこちらでこうした羊牧場を観ることが出来ました
 

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おっともう一つ
グレート・オーシャン・ロードで見かけたキャンピングカーの話を忘れていました
その話はまた次回に

オーストラリア屈指の観光名所「ポートキャンベル国立公園」
ここを訪れる車の中にキャンピングカーもいるようで
グレート・オーシャン・ロードでは数台のキャンピングカーに出逢いました
 

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一番多く見かけたのは「ポートキャンベル国立公園のトゥエルブ・アポストルズ・ビジターセンター・キオスク駐車場
さすがアウトドア大国、キャンピングカーの割合が結構高いです
もっとも最近の日本も負けていないかもしれませんが
 

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ここでもキャンピングトレラーが多かった
まずはフリートウットのスコーピオン
こうした2軸のキャンピングトレーラーが観光名所に停められるのもさすがオーストラリアと言ったところでしょうか
牽引するのはトヨタ・ランクル
オーストラリアらしく車の正面にはカンガルーバンパーが取り付けられていました
人と衝突したときに危ないってことで日本じゃもう付けられなくなりましたが、ここオーストラリアではまだまだ必要なんでしょうね
ちなみにこのトレーラーたしかアポロベイの街でも見かけました
きっと皆さん行先は同じなのでしょう
 

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これまたアポロベイで見かけたキャンピングトレーラー
ジェイコのイーグル・アウトバック
オーストラリアではこうしたフォールディングトレーラーが人気のようです
 

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ジェイコと言えばもう一台、今度は正真正銘のキャンピングカー「ジェイコ」
名前はなんと「レッツ・ゴー」(車の名前なのか何なのかわかりませんが)
キャンプの出かけようよ!なんて名前のように思えます
 

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ジェイコといえばフォードを連想しますが、こいつのベース車はフィアットのディカット
キャンピングカーも時代と共に変化しているようです
助手席から顔を出しているのは「コーギー」でしょうか
ペット大国オーストラリアを垣間見ます
 

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じつは私自身、この車種(多分)「レッツ・ゴー」
一目ぼれしてしまったようで、帰国後ちょっと調べてみたりもしました
それがこのユーチューブの動画
ジェイコならではの大きなベッドしかもスライドアウトモデルがあったりもしますが、中にはハイエースベースのキャンピングカーがあったり
日本のキャンピングカーを連想させるレイアウトが有ったりと日本を市場としているように思えます
ちなみに日本ではまだ扱っていないのでしょうか?
今度相談に行こうかな?
 


 

さて今度は場所を「ローチ・アード・ゴージ」移してのキャンピングカー散策
前述のほとんどのキャンピングカーはこちらにも立ち寄ったようで、同じ車種を見かけました
初めて見たのはこのフィアットのディカットベースのキャンピングカー
「ウイネベーゴ バーズビル」


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この車種も日本で見かけることはありません
フォードベースのキャンピングカーの日本での需要が減っているようですが、ウイネベーゴはこうしたフィアットのモデルも出していたんですね
知らず知らずのうちにキャンピングカーやキャンピングトレーラーはオーストラリア需要で進化を遂げているようです
そのうえオーストラリアは英国方式「右ハンドル」日本での需要もありそうです
そんなことをここオーストラリアで知り、キャンピングカー熱が再沸騰してきました
 

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グレートオーシャンロードでの十二使徒観光を終えメルボルンへと帰路を急ぐツアーバスではありましたが、午後5時半をまわり夕食時ということでコラックの街に立ち寄りディナータイムとなりました
ただし昼に食べたハンバーガーがボリューミーだったのと
サマータイムということで夜の5時半であってもまだ日は高くとてもディナーという雰囲気でもないことから、コラックの街をぶらり散策することに

とはいえこの日は元旦ということもあり、マクドナルドのようなチェーン店以外は休み
ということで我が家の海外での定番、地元の人が通うスーパーマーケットに行くことといたしました
さっそくGoogleで検索、見つけたのがウールワース・コラック店
現地オーストラリアでは親しみを込め「ウーリー」と呼んでいるスーパーです
 

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お目当ては、生鮮食品売り場
魚介類などの海鮮コーナーは大ぶりの切り身の白身魚やサーモン、エビなどが並んでいます
 

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一匹まんまなのは「オーシャン・トラウト」でしょうか
オーストラリアの物価の高さを物語っているのか、一匹$20と価格はちょっと高め
ちなみにオーシャントラウトはその名の通り海で育(養殖)てたトラウトサーモンなんだとか
海が綺麗なうえタスマニアなど低温かつクリーンな環境で育った鮭には 寄生虫がいない
オーストラリアならではの海産物ですね
 

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けれど牛や羊の放牧が盛んなオーストラリアですから、オージービーフなどの精肉コーナーは格安の上、ハンバーグ用のパテだけでもこれだけ並ぶくらい充実しています
 

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美味しそうなチキンも、kg単位でオーストラリアの物価に反し安価に売られてます
 

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先般のキャラバンパークで見たように、BBQ文化の先進国オーストラリア
すぐに焼けるよう串に刺されていたり、味付けされている肉もこうしてkg単位で売られていました
奥にある長い長いソーセージはいったいどうやって調理するのといった疑問が湧いたりもしました
 

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食肉加工品は日本のデパ地下を思わせるほどの品ぞろえ
美味しそうなハムやソーセージがずらりと並んでいます
 

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このケースにある大ぶりの骨付きハムが随分とプライスダウン
土産に買って帰りたいけど、肉製品は日本の検疫に引っかかるんですよね
 

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畜産業が盛んなオーストラリアとあって
売り場にはゴーダ・カマンベール・チェダー・モッツァレラなどなど
乳製品の品ぞろえは抜群
 

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総菜がならぶショーケースの奥には、なんと「豆腐」がありました
けど$12って、おいおいってな価格です
 

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スーパーマーケットの奥にはゲートらしき物がありその奥にはお酒のコーナー
冷蔵庫にはビールもありましたが、このあとまだ2時間半ほど走りますのでここは我慢
よく見るとアサヒビールに私に住む札幌の名のついた「サッポロビール黒ラベル」が有りました
その下の段にはタイのチャーンビールやシンガポールのタイガービール
そいやオーストラリアは東南アジアの近くでしたね
 

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冷蔵庫ではカナダでOEM生産される北米バージョンの黒ラベルの缶ビールもありました
ビールグラス型の缶が特徴のこの缶ビール
オーストラリアまで来てサッポロビールと思い手は伸ばしませんでしたが、今思うとなぜかって来なかったかとちょっと後悔
ちなみにサンフランシスコで見たこの缶ビールのCMがこれ
CMとしては完成度高すぎですね
 

海外で嗜むおせち&日本酒

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例年年末年始の休日を利用し海外に赴いている我が家
元旦の風物詩「おせち」と「おとそ」から遠ざかっていましたが
やはりここは日本人、最低限の正月の嗜みは欠かせません
ということで持参した日本酒は私の住む北海道の地酒上川大雪酒造、緑丘蔵の「特別純米 きたしずく」
昨年誕生したばかりの酒蔵ですから
もしかしたらこの時点(2018年元旦)で、酒蔵から一番遠くで飲まれた上川大雪酒造の日本酒だったかもしれません
 

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持参したのは日本酒だけではありません
おせちも日本から持参することにしました
とはいえデパートなどで予約販売している「おせち」は高価な事は無論ですが
なによりオーストラリアは海外からの食料品の持ち込みが世界一厳しいといわれている国なんです
 

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持ち込みが可能なのは「十分に加熱加工されており常温保存可能な市販品であること、商業的に包装され、未開封のもの」のようで、しかも検疫でしっかりと下記の入国カードで申告しなければならないんです
これを怠ったり、まぁ見つかれなければ大丈夫とスーツケースに詰めて持ち込んだりしたのが見つかると
罰金$200もしくは法廷で争うこととなり、大変な事態となってしまうんです
 

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ということでデパ地下などで売っている「おせち」は却下
常温での保存可能な真空パックした加工製品をお重とともに持ち込むことに
高価なおせちではありませんが、蒲鉾などは日本の正月を思い出すには充分な食材です
これを入国の際に検疫で申告してたとえ海外であろうと正しい日本の正月を愉しもうと持ち込みました 

もっともこれだけは足りないと思い、ホテルの最寄り駅であるサザンクロス駅に隣接するスーパーマーケット「コールズ」で買ったローストチキンとポテトサラダにバゲットを加えて夕食
キッチン付きのホテルでしたので食器やカラトリー、調理器具(まぁ湯沸ポットと包丁だけしか使ってませんが)が付属していたので、こうしてホテルの部屋で日本風の正月料理を愉しむことが出来ました

そうそう日本酒の酒器にはJALのロゴの入った一合升
これは成田空港のブルースカイで購入したものでした
どうです雰囲気出ているでしょう


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今回はオーストラリアということで、持ち込みが厳しかったのだけど
他の国にこんな厳しい検疫制度もないでしょうし
「おせち」と「日本酒」それに年越しそばにしている「JALのそばでスカイ」の持ち込みは我が家の年末年始の休暇を使う海外旅行の定番となりそうです
 

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ヨーロッパ調の歴史的な建物を今に残す街メルボルン
ガーデンシティと呼ばれるほど緑が多く通りには日を遮るほど街路樹が生い茂っています
そんな道路をかけめぐるのはメルボルンの名物「トラム(路面電車)」
 

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路線延長が245kmと世界第3位の長さを誇りますが、その歴史は古く1885年に開通したケーブル・トラムが起源なんだそうです
ということで上記の写真のような歴史を感じさせる古めかしいトラムもあれば、下記のスタイリッシュな近代的なトラムもあります
そんなトラムですが、メルボルン滞在を満喫できるかどうかは、このトラムをいかに有効活用するかにかかっています
というのもメルボルン市内の外周である「シティサークル・トラム」に加え、クイーン・ビクトリア・マーケットやドックランズを含んだ観光のメインとなる特定区間の路線の料金が無料
これを使わないわけには行きません
 

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そんなトラムの低床モデル
「シタディス」はフランスのアルストム・トランスポール社製
中央の車輌には車輪が無いという斬新なモデルです
 

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同じ低床路面電車ですがこれはドイツ・シーメンス製
「コンビーノ」その3車体連接車バンビーノです
独仏混合の摩訶不思議な車両体制で運用なんですね
 

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トラム内には立ち席と椅子とがありますが
もともと座席は少ないうえプライオリティシートがありますので、まぁこのトラムは立って乗るのが一般的かと
 

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ということで私どももこのメルボルンのトラムに乗って
クイーン・ビクトリア・マーケットへ向かいます

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