2017年12月アーカイブ

鼎泰豐(台北)101店で小籠包

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台北市内ツアーのバスは台北のシンボル「台北101」へやってきました
 

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そろそろ昼時ということで、ここランチとなりますが
ツアーで連れて行ってくれるのは、この台北101にある『鼎泰豊』
小籠包といえば鼎泰豊とまで謳われる、点心を始めとした台湾料理が食べられるお店で
「世界の10大レストラン」に選ばれている銘店です
 

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ということに加え、この日は土曜日ということもあり
店の前は小籠包目当てのお腹をすかせた客でごった返していました
待ち時間を知らせるモニターには、なんと80分待ちの表示があるほどでした


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今回はツアーということもあり、予約はされていたため80分も待たずに入店
奥に通されましたが店内は広く、いったい席数は幾つと思わせるほど
こんなに席があるにも関わらず大勢の方が待つほどの人気店ということですね
通されたのは一番奥の8名分の席で、今回のツアー客とぴったり一致していました
 

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店内から厨房が見えるようガラス張りになっており
大勢のスタッフがすごいスピードで大量に小籠包を包んでいますが
さすが手馴れているようで皆さん見事な手さばきです
 

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ツアーでの食事ということなのでしょう
この日のランチは点心のコース料理
まず運ばれてきたのは「中華和え物」
飲み物は追加で「台湾ビール 金牌」を頼みます
 

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まずは看板メニューである「ベーシックな小籠包」
さきほど厨房を除いた時に見たように薄い手作りの皮が特徴的で
蒸篭に入れられ熱々で、お肉の旨味と肉汁がとってもジューシー
これに千切り生姜をのせていただくのが鼎泰豊流
というかkれが小籠包のベーシックな食べ方になってしまっているようです
 

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さてこれからは点心料理は続き
蒸篭で次々と運ばれてきます
「海老と豚肉入り焼売」
「海老と豚肉入り蒸し餃子」
 

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「餡子入り小籠包」
「野菜と豚肉入り蒸し餃子」
一人1個づつですが、こうして大勢で来るといろいろな料理が楽しめてよいですね
やはり中華は大勢でつっつくのが一番ですね
 

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そのほか
「空心菜の炒め物」
「ピリ辛ゆでワンタン(海老)」
 

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少しづつしか食べませんがいつのまにかお腹がくちてきて
「酸辣湯麺(サンタータン)」を食べるころにはお腹いっぱい
 

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チャーハンをお腹に押し込んで
鼎泰豊での点心ランチは終了
ごちそうさまでした
 

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食後は腹ごなしに
ここ台北101の展望台まで登ることにします
もちろんエレベーターですが

台北101展望台からの眺望

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「台北金融大樓」通称台北101
地上101階建てであることからそう呼ばれていますが、そのビルの真下からの眺望です
建てられた2004年当時は世界でもっとも高いビルとして知られていました
 

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でも私がこの台北101に持つイメージはなんといっても
年末のカウントダウン花火
日本の消防署なら絶対に許可しないだろうそれはそれは盛大なものです
2004年から毎年やっていますが、あまりにも派手なイベントで危険度も高い事から毎年のように来年は中止になるだろう今年が最後といった商売をやっています
私もその閉店セールのようなものに騙され一度は見行っててみたいものです
 


 

このビルにテナントとして構える、「鼎泰豊」でツアーの昼食をとった後は自由時間
ガイドさん曰く1時間の休憩時間ではこのビルの展望台には昇れない、エレベーターに乗れるまでに1時間は掛かってしまうとの事でしたが
チケットカウンターに行ったところ誰も並んでいません
そうこの日の天候は雨、いつもなら30分~1時間待ちは当たり前のこの展望台エレベーターでしたが、チケットの受付スタッフに聞いたところすぐにエレベーターに乗れるとの事
ということでチケットを買い展望台へのエレーベターのチケットを買うことにします
 

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展望台はこのビルの89階
展望台に向かう高速エレベーターは東芝製で、毎分1,010メートル(時速60.6キロメートル)の速さで上昇し僅か39秒でたどり着くという日本の技術の粋
しかも通常なら航空機などでもよくある耳が痛くなる現象も気圧制御システムでクリアしているという優れものエレベーターです
 

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展望台に昇ったところ案に上、展望台には閑古鳥が鳴いていました
実をいうとここに来たのは6年ぶりの2回目

その時よりは遥かに見やすい環境での展望でした
 

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ということで101展望台から観た台北の街並みです
270万人の人口をほこる台北市のビル群が軒を連ねます
 

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すぐそばの足元には中国近代化革命の父「孫文」のメモリアル国父紀念館と
台湾初のドーム球場となるはずの台北ドーム(台北大巨蛋)が真下に見えます
台北市政府側の安全基準が問題で工事が難航してるようですが、どこぞの国のドーム球場よりはかなりまともな造りに思えるのは私だけでしょうか?
 

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ここからは昨晩訪れた猫空(マオコン)方面も見て取れます
台北101は雨空の猫空からも望めましたが、台北101のすぐそこに山が迫っていて、山を切り開いてビルや住宅をギリギリまで建設してる様子が一目瞭然となっていました
隣には建設中のオフィスタワー「台北南山広場プロジェクト」となるビルが建設中
海鮮すると272mとなる超高層ビル、三菱地所が設計しYKK・APも建設に大きくかかわる親日台湾らしい建築物です
 

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展望台からの帰り道、台北101のマスコットキャラクター「ダンパーくん(Damper Baby)」の前で記念写真を一枚
このダンパー君は日本のサンリオとのコラボで誕生したキャラクターです
台湾への渡航の際乗って来たエバー航空にキティ」ジェットがありますが、台湾の方々のキティ(サンリオのキャラクター)好きが伺える一幕ですね
 

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このダンパー君のモチーフになっているのは、風による振動を緩和するために、巨大なTMD(チューンドマスダンパー)
87階から92階までは吹き抜上部に設置されていました
 

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さて休憩時間にも限りがありますので展望台での滞在時間は15分ほど
この後は地上に向かうエレベーターへ向かいますが、下に降りるエレベーターに続く通路は土産屋が連なっていまいた
とくにサンゴを扱う珊瑚専門店が多く、いかに中華系の方がサンゴ好きか忍ばせる場所でもありました
 

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とは言えオリルエレベーターには結構な数の客が並んでいて、地上階に降りるエレベーターに乗ったのは自由時間終了の5分ほど前
ということでギリギリに集合場所に到着
いや~危なかった
けれど短い時間でしたが台北の展望を楽しませてもらいました
次は 忠烈祠で衛兵の交替式を見学に伺うことに

台北市内観光のツアーバスは午後の部へ突入
まずは台湾観光の定番スポット「忠烈祠」へ
荘厳な入口のこの門が迎えてくれました
ここ忠烈祠はMRT圓山駅からはタクシーを使って行くといったアクセスがあまり良くない場所に有るため、普段の個人ツアーではなかなか来るのは難しい観光スポットでありました
もっとも抗日の象徴でもあるこの場所にわざわざ来なくてもという思いもありました
ツアーでもなければ来ないところです
 

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そうこの忠烈祠のある場所はもとは日本統治時代に台湾靖国神社があった場所
参道となる中央広場の奥にある大きく立派な忠烈祠大殿は北京紫禁城の「大和殿」を模して建設されているとの事

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日本軍の戦死者を祀っていた場所に建てられたり、中国の象徴を模して造られたりと
その時の台湾政府の思考を推し量るそんな建築物だったりもします
忠烈祠大殿の入り口には何やら人影が・・・
 

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そうここは陸・海・空軍より選抜された兵士が、1時間交代で入口の大門と忠烈祠大殿を各2人ずつで護っています
不動の姿勢を保っていますがそれはまるで蝋人形のよう
その周りでは観光客が衛兵と写真を撮っていましたが、身動きどころか瞬きまでしないように見えました

 
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そんな衛兵たちが護るのは
正面には『国民革命烈士之璽位』の文字が記された位牌とその脇にある文烈士祠、武烈士祠と呼ばれる祠
そうここは辛亥革命や抗日戦争、中共との戦いで戦死した英霊を祀っているところです
ちなみに抗日とはありますが、ここには烈士の中の唯一の外国人である日本人の山田良政も祀られているそうです
 

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大殿の裏にある回廊「走馬廊」には26枚の建国以来の重要な戦役の経緯を描写した絵が掲げられていますが、その中に気になる絵が掲げられていました
それが「七七事変」
中国では「六四天安門事件」のように日付がそのイベントの名称になることが多いのが特徴です
ちなみに中国本国ではネットは検閲され「グレート・ファイアウォール」(防火長城)のより「天安門」とキーボードをたたいても何も出てこないということでしたが、7年前に上海万博を見に行ったときはしっかりと検索できました
最近はこの検閲システムがかなり進んでおり
「64」「天安門」なんて打っても「六四天安門事件」のものは検索できないようです、そんなわけで6月4日を5月35日と打ち換え「五三五」なんて隠語で呼ばれることもあったようです
そうそう七七事変ですが、これは1937年7月7日に盧溝橋で起きた日本軍と中国国民革命軍との衝突事件「盧溝橋事件」を指しています
漢字文化圏といえど国が違えば当然呼び方も変わるようです
 

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さてここへ来た目的は儀仗兵交代のセレモニー
雨天中止のはずでしたが、この日の天候は傘が必要か否かと思える程度の小雨でしたので何とか決行してくれました
大門での交代式を終えた、引率の兵士1人を含む5人(任務に就いていた兵士とこれから就く兵士)で隊列を組んだ儀杖兵が、大門から中央広場を大殿に向かって重たそうな銃を背中に背負って足音を鳴らしてゆっくりと行進
いわゆる軍靴の音が聴こえるというやつです
 

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この日の儀杖兵の制服は白ということで海軍の兵士が担当するようです
ちなみに陸軍は深緑、空軍は青、同じ海軍でも冬は黒となるそうですが
11月初旬は台湾ではまだ夏服なんですね
 

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一糸乱れずの行進は見事
足元をよく見ると地面に5本のラインが出来ています
そう毎日毎日衛兵が同じところを歩くことから、こうした地面にラインが出来てしまっていたんですね、正確にはこのラインをたどって衛兵が歩くといったほうが正解かもしれませんが
 
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あまりにもゆっくりとした行進
待ち合わせ時間が迫っていて少々イライラしていましたが、メインイベントである毎正時に行われる「衛兵交代」
「ケイレイ」の掛け声とともに始まりました
Facebookでのコメントに「舞踏を見ているよう」なんてのがありましたが
息の合った衛兵交代式は兵隊のそれではなく、まさに舞踏をみているようなそんな式典でした
 


 

そうそうこれを最後まで見ていて待ち合わせ時間に2分ばかり遅刻
私も悪いかもしれませんが、時間割悪すぎません?
やはりツアーは私どもには向いていないようです

イギリスの大英博物館、フランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエルミタージュそして台湾の故宮博物院
これらは世界三大博物館と言われています
えっ5カ所あるじゃないって?
まぁそのあたりは地元愛も勘案して我が国の博物館を含め世界三大博物館というのが定説のようです
ということで今回伺ったのは台湾曰く世界三大美術館である故宮博物院
中国歴代皇室の珍蔵品がたっぷり保存されている博物館
当然のように台北市内観光ツアーバスの観光コースに入っていました
 

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ここ故宮博物院に来るのはこれで3回目ですが、ツアーでの来館は初めて
ツアーガイドの「陽(ヨウ)」さんの軽快な語り口での展示物の紹介を受けてみて回ることに
たとえばこの西周晩期の青銅器 「頌壺 酒器」
双胴の龍の紋様が特徴ですが、竜と言えばインドの蛇神ナーガがヨーロッパに伝わりドラゴンとなったように、中国にも仏教伝来とともに伝わったようですが
竜と言えばこの青銅器が作られた周の時代には龍は徳のシンボルとされていました
まぁ龍山寺のように迫力ある現代風の龍とは違い、いかにも平凡で簡略的な龍の文様
おそらくはこの周の時代が中国の龍の起源だと思わせる逸品です
 

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青銅器の上部にも龍は描かれていますが、こうして上の鏡を見ると龍が描かれているのがわかります
こういった話が聞けるのもツアーガイドがいてこその魅力です
 

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さて故宮博物院の展示物の中でも来場者が多い筆頭は翡翠で作られた
「翠玉白菜」
白菜の上にはキリギリスとイナゴがとまっているのが見て取れましたが、双方ともに多産を象徴するもの
光緒帝の側妃の一人「瑾妃」その嫁入り道具といわれているそうです
ただあまりにも食いしん坊で太めとなってしまった瑾妃は、光緒帝から寵愛を受けることも無かったようで、この嫁入り道具あまり効果は無かったようです
 

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そして一、二を争う名品のもう一つは
「肉形石」
東坡肉(豚の角煮)を思わせるこの玉髄で造られた彫刻
豚肉の毛穴や粗い肌触りまで表現されています
 

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ガイドの陽さんはさかんに翡翠関連の宝物をどんなに素晴らしいか力説します
翡翠は古くは玉(ぎょく)と呼ばれ中国5千年の歴史の中でもずっと重要な位置を占めてきたようで、この故宮博物院にも多数展示されています
あまり興味は有りませんが、そんな玉のコレクションにはこんな「玉盃」もありました
 

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この清朝「翡翠の屏風」も翡翠の宝物の一つ
なんだか幻想的な美しさですが 繊細な彫刻が施された屏風には48枚もの翡翠がはめ込まれていました、日中戦争時代に汪精衛から日本の皇室に送られて昭和天皇のもとにありましたが、戦後台湾に返還されたそうです
 

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日本から渡ったといえばこの
「三彩天王像」
大きな収蔵物は珍しいな~なんて思ってみているとガイドさんから
これは佐藤栄作元首相が、蒋介石元総統の誕生日に贈ったものなんだそうですという話を聞いてなるほどと納得

というのも故宮博物院の所蔵物は元々紫禁城にあったものを、国共内戦時の戦火を避けて中国大陸を大移動し、戦況が悪くなった蒋介石率いる国民党は2隻の船にこれらの収蔵物を載せ台湾に移送したため大きなものは運べなかったと聞いていましたが
なるほどこれはかなり後になって運ばれたものなんですね
 

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さてここ故宮博物館にある展示物かなにかを模倣して書かれたと思われるものが、私の好きな漫画家諸星大二郎の中国を舞台とした作品の中にたびたび登場いたします
まずは鼎
西周晩期の「毛公鼎(宣王時代)」
獣を模した3本足を持つ青銅の祭礼器具で器の内側に500文字の銘文が刻まれています
そう中国では絵よりも「書」に対する芸術性が重んじられており
中国の芸術の最高峰は王羲之の筆といわれるくらいです
 

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書といえば
西周晩期の「散氏盤」
散氏盤の内側の盤面には350文字銘文があって、この盤は水盤として用いられたのではなく公文書として鋳られたというから驚きですね
 

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西周晩期の「宗周鐘」
西周の厲王が製作した祖先の祭祀用の楽器です
 

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中国の芸術品である陶磁器も多数展示
なかでも目を引いたのが景徳鎮窯
文化をこよなく愛した文人皇帝・乾隆帝が愛用したとされる
「藍地描金粉彩遊魚文回転瓶」
頸部、胴部、底部、内心部に分かれ、頸部を回すと内心部の金魚が泳ぐ
どうやって作ったんだろうと考えさせられますね
 

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同じく景徳鎮窯の至宝
「粉彩透彫雲龍文冠架」
香炉になっていて香で焚くものですが、帽子や冠を掛けるものなんだそうです


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こんな感じで、故宮博物院をガイドさんの解説を聞きつつ見て回りました
このあとは自由時間となりましたが、このあと私どもは個人的に九分・基隆に行くためツアーから離れることに
故宮博物院からは市内バスで近くの士林MRT駅へ向かいます
 

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台北市内観光ツアーから離れ、そこからはいつものように自由行動
公共の交通機関を使った旅へと変更となります
目指すはジブリアニメ『千と千尋の神隠し』のモデル?と言うのが謳い文句の観光地「九份」
ちなみにジブリ曰く、千と千尋の神隠しのモデルは新橋烏森口や有楽町ガード下の歓楽街を想起しながら不思議の町の飲食街を造形したそうで、しかも夜になった街は昔の赤線地帯のイメージ、別段台湾の九份がモデルというわけではないようです
かつて殷賑を極めた金鉱山の集落跡が映画「悲情城市」のロケ地になり、九份はこの作品の成功によって台湾でも屈指の観光名所となりましたが、さすがに28年前の映画ともなると知る人も減り、次にターゲットとしたのが「千と千尋の神隠し」というのもわからないわけではありませんが
 

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さて故宮博物院からはバスとMRTを利用し、まずは台北駅へ
そこからは台鉄鉄道(TRA)を使って瑞芳駅にやってきました
すべて台北悠悠カードで乗車できるのが嬉しい
とは言えここからが大変、タクシーで行けば一律205元の定額制と安心ですが、そこは公共交通機関の旅を常とする我が家、ここは何としてもバスで行きたいと思っていました
前回来たときは時間の余裕もなくしかたなくタクシーで伺いましたが、今回は2回目
今度こそバスで行こうとWebで九份舊道口へ向かうバスのバス停を探し、向かいましたがなかなか特定できません
それもそのはず、ようやく見つけたバス停は瑞芳駅のすぐ近くにあるのではなく、10分近歩いたところにあったからでした
 

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バスはセブンイレブンの脇(舊道口)が老街への入り口近くに停留所があり
そこから先にある老街は千と千尋の神隠しでなくとも、まるで異界へ向かうような錯覚にとらわれます
 

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ところでこの日は雨
九份老街は店の軒にあるオーニングがアーケードのようにはなっていますが、ところどころでそれも切れ笠をささねばならないほどの雨あしでした
それでなくとも立錐の余地もないほど混雑しているうえ、傘をさしている方も多くなかなか前へ進みません
もっとも目的の店もあるわけでもないので、周りを眺めつつのんびり進むことに
 

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そんな老街ですが、歩いているとあちらこちらから美味しそうな匂いが漂ってきます
まず九分の舊道口から歩いてすぐにあったのが、そんな匂いの源で湯気の立ち込めたお店「魚丸伯仔」
ここでは九份名物の一つ魚丸湯(魚のすりみ団子のスープ)を食べるお客さんでごった返していました
 

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そうそう九份のスイーツ「芋圓」(タロ芋やサツマイモを使った団子)の名店
「頼阿婆芋圓」もありました
けれど私が一番気になったのが「山猪肉香腸」
焼きソーセージのお店ですが、台北のあちらこちらで見かけた屋台
1本食べたいかったのですが、結局台湾にいる間、口にすることは有りませんでした
この山猪肉香腸、次回渡台する際のお楽しみといたします
 

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「金枝紅糟肉圓」の屋台も見かけました
もちもちの皮に肉餡を包んだもので特に肉餡に紅麹を加えた「紅糟肉圓」がここ九份の名物なんだそうです
それに何かの天ぷらを売っている屋台もありますが「美乃滋」とあるのはマヨネーズ
天ぷらのマヨネーズ掛けって何だか美味しそうですね
ただこの後、基隆に行って夜市で晩飯と考えていたのでここは我慢我慢
 

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「玄明田食堂」のような中華の名店は閑古鳥が鳴いていましたが、「香菇鮮肉丸」「福州丸」など温かな小吃のお店は人だかりが出来ております
この日の夜は雨模様と言うことで温かな料理が人気のようでした
 

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そうそう舊道口からすぐのところで珍しい屋台を見かけました
それが水出しアイスコーヒーのお店
あまりにも老街を回り始めた最初に有った店でなんとなく頼み損ねてしまいました
 

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でもせっかくなので一軒くらい試してみようと伺ったのが
『天下第一杏鮑菇』
前回6年前に来た時も同じ場所で同じものを売っていました
こうした屋台も長く続けている店もあるんですね
 

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お目当ては店名にもなっている「杏鮑菇」
士林夜市でも人気でどこの杏鮑菇の屋台も大勢の客が列をなすほどでした
さてこの杏鮑菇
何度ひっくり返しつつタレを塗りながらこんがり焼きます
焼けたところでハサミで一口大に切って容器に入れてくれました
串をつけてくれたのでこの老街を散策しつつ食べ歩くことに
ちなみにこの「杏鮑菇」
炭火でエリンギを焼きタレをかけるだけなので、キャンプの際やってみようと考えています


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さて美味しい小吃を食べたらどうしても飲みたくなるのがビール
いつもならコンビニで買って飲むのですが、ここ九份の老街の中にコンビニは有りません
けれど良い店を見つけました
それが「山海観」
店先の看板に「新鮮生啤酒 BEER」の文字が
アジアでビールといえば、瓶ビールや缶ビールをさし
サーバーで入れてくれるジョッキの生ビールに出会えることはまれなので
ここは飲まずに帰るわけにはいきません
 

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いかにもバーぽく店先にグラスが吊るされていますが
よく見ると日本でよく見るビールサーバーがここにありました
おそらくは「ホシザキ製」でしょう
古い古いマイサーバーをもう20年以上補修しながら管理しているのでよくわかります
 

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ということで生啤酒 NT150をいただくことに
これが冷えているうえ鮮度がいいのか美味かった
たっぷりと注がれているのもうれしい
 

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このお店「山海観」もそうでしたが、このあたりには民宿を営んでいるところも多いのですが、道が入り組んでおりかなり奥まで迷い込んでしまいました
まさに千と千尋の神隠しを体感
老街の終わりのたどり着き一安心といったところでした
といいつつ次回はここの民宿に一泊
朝・夕の景色を堪能したいものですね
 

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さてこのあとはバスで瑞芳駅に舞い戻りそこから台湾鉄道を乗り継ぎ基隆をめざすつもりでした
まずはバスで最寄り駅の瑞芳駅へ向かおうとしたところ、やってきたバスがなんと目的地である「基隆」行
便数の少ないバスでしたが、ちょうどバスを待っていたら運よくやってきました
 

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ということでラッキーなことに九份から基隆まで三十数分で到着

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基隆へ向かう際に掛ける言葉として「財布を忘れても傘は忘れるな」ということわざのようなものがあります
そう基隆は雨の街、年間降雨日数が平均205日というから驚きです
ということで私もここに来るからには傘は忘れずに伺いました
 

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さてこの基隆は台湾屈指の港湾都市
これには日本も随分と関わっていて日本統治時代に行われた港湾周囲の浚渫工事により近代港湾へと変貌した
軍港としても栄えたようで台湾の映画「KANO-カノ-1931海の向こうの甲子園」でもその冒頭のシーンにこの基隆港が描かれていました
 

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(映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』公式サイトより拝借、クリックすると公式サイトにジャンプします)
 

さて九份老街観光を終えた後、運よく直行のバスに乗りこみ基隆へとやってきましたが
ここでの目的は基降廟口で夜な夜な開かれる夜市
この夜市の歴史も台北の士林夜市同様に古くなにやらその始まりは日本統治時代にまでさかのぼるのだとか
仁三路沿いの屋台には大勢の方が並んでいるうえテーブルやイスが所狭しと並んでいて歩けないほどでした
 

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さて基隆に来たからには海鮮を食べずには帰れません
碧砂漁港などの漁港があり、そこで新鮮な魚介が手に入ることから、台湾一の美食夜市とも言われていることから
台湾2日目の夜はここ基隆で晩飯と決めていました
 

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魚介類特に日本同様にイカやタコの屋台が多いのも台湾の特徴
 

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いけすの中で生かされていた新鮮な生きた海老を揚げていたりもします

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生牡蠣もありました
台湾で牡蠣といえば、牡蠣オムレツ
けれど牡蠣と言えばやはり生牡蠣
特に前述のKANOの舞台となる台南の嘉義、そこにある東石港で牡蠣はわんさか獲れるらしいのです
サイズも台湾の牡蠣は小ぶりと聞いていましたがここに有るのは意外と大ぶり
美味しそうですが今回は別に目当てが有るのでこの牡蠣はまたの機会に
 

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基隆名物の豚の丸焼もあります
 

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鶏の脚も美味しそう
 

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咖哩飯の屋台もありました
スパイスの香りがあまりないのはこのカレーが昔々の日本の家庭料理の延長だからでしょう
 

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ということで伺ったお店は
奠濟宮の前にある「焼烤 奶油螃蟹」
NTD200とあるのは看板メニューの奶油螃蟹の価格
台湾にあってNTD200(日本円にして770円)とは結構なお値段
期待が持てます
 

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店先には海鮮の料理が並んでいます
メニューを見ても何の料理か解りずらいのですが実物があると分かりやすいですね
実は前回5年前にも来ていて台湾風のチリクラブを頂いていたお店でした

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再訪問したのは前回訪れた時、奥にあるダイニングが心地よかったことと
中華らしいものすごい火力での調理を目のあたりにしていたからでした
 

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頼んだのはもちろん看板メニューの奶油螃蟹(バタークラブ)
いわゆる蟹のバターホイル蒸しです
ビールは近くのセブンイレブンで予め買ってありました
 

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蟹はワタリガニでベトナム産なんだそうです
ただ食べる際は手を使いますが、ものすごくバターの油が手に付きます
ここで奶油螃蟹(バタークラブ)を食べる際はウエットテッシュが必衰です
 

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蟹はもちろん美味しいのですが、蟹の脚の隠れた蟹バタースープが絶品
ご飯が欲しくなりました
そうそうこれは日本でもワタリガニが手に入ったら作れそうなのでキャンプで炭火を前にやってみようと思います
 

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蟹を食べああとはもう一品、基隆廟口夜市名物のサンドイッチ(三明治)を探し屋台を巡ります
そんな中見つけたのが豚の分厚いバラを焼いたステーキを細かく一口大にしてロールパンに挟んだサンドイッチ

 

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何だか美味しそうですが、ここ基隆には「營養三明治」というサンドイッチの銘品があります
店の前はここが一番と思えるほどの人だかり
これは試してみようと整理券を受け取って私も並ぶことに
 

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さてここ營養三明治のサンドイッチ
細長いコッペパンを揚げそれに切れ目を入れて、キュウリ、トマト、ハム、滷蛋(黒い玉子)を手際よく挟んで作られています
 

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食べてみるとこれが絶品
揚げられたコッペパン、外はサクサク、中のふわふわのうえ
かけられた台湾式マヨネーズが効いていてマヨラーにはたまらない味でした
これは後を引きます
 

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最後はご飯で締め
愛四路にある「呉記螃蟹羹本店」にも立ち寄ります
ここは「油飯(中華おこわ)」と「蟹のとろみスープ」の名店
いつも満席ですが、たまたま席が空いたのをみて滑り込みます
 

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頼んだのはスープはパスして蒸籠の上の油飯(カニ肉入り中華おこわ/25元)を頼みます
油飯は日本のおこわのようにモチモチしてますのでこれはもち米で作られているのでしょう
しいたけや豚肉、干し海老が入っていて味はあっさり味でいくらでも食べられそうです
 

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最後に土産に寿司をテイクアウト
 

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基隆駅から台北へと帰る台湾鉄道の中で食べる
そう駅弁となりました
 

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2泊3日、わずか40時間の滞在となった台湾観光もあっという間に終了
3日目は朝早くにホテルに迎えに来たツアーバスに乗って台湾桃園国際空港へ
 

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今回の台湾観光バスツアーに加え自由行動で猫空・九份・基隆廟口など回り旅程を詰め込みすぎたため、土産を買う時間もほとんどありませんでした
ということで土産はこの桃園国際空港でと思っていたところ
空港のバス停留所からほど近い場所に「微熱山丘(サニーヒルズ)」が出店しているのを見つけ、ここでパイナップルケーキを買っていくことに
このサニーヒルズ、台湾土産の定番パイナップルケーキの概念を変えたと言われているお店です
いや~ここで土産買えてよかった
 

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さてこの後我が家は航空会社のラウンジで出発まで、まったり待つのが常で
出国審査時にイミグレで並んでいるとその上にエアライングループのラウンジがちらほら見えたりしていました
ただし今回はツアー、しかもエアライングループもワンワールドではありませんので航空会社のラウンジには入れません
 

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なんとかそうしたラウンジに入ろうと今回出発前に「空港の有料ラウンジ」が無料で利用できるプレミアムパスを手に入れてありました
今後LCCなどで海外に旅立つことも増えるだろうと考え入会してあったんです
ということで初のプレミアムパスでのラウンジ
プラザプレミアムラウンジに入ることに
 

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ラウンジ内部にはソファーエリアと一人客用のボックスエリア
 

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そしてダイニングエリアに分かれていました
飲み物はワインは無論
 

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冷蔵庫には台湾ビール(プレミアム)やソフトドリンク
 

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コーヒーメーカーやソフトドリンクのサーバーなどが設置されています
 

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フード類ですが
残念ながらまだ朝が早くさほど並んではいませんでした
ただ気になったのがこの煮卵
台湾の国民食ともいえる食べ物で今回食べたものは八角の香りがしました
 

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ただしここのダイニングにはキッチンが併設されており
その場で麺料理や粥を作ってれるようで
「早餐餐點」というメニューが掲げられていました
ここでオーダーするとポケベルを持たされ出来上がるのを待つようです
 

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頼んでほどなくそのポケベルが鳴り
「台式牛肉麺」を取りに行きました
そういやこの牛肉麺、台湾ではポピュラーな食べ物ですが今回の台北観光で食べることがなくこれが初めての牛肉麺となりました
ちなみに前述の煮卵もトッピングさせていただきます
ついでと言っては何ですが、まだ朝早いのですが台湾ビールとともにいただくことに


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さて台湾のこうした料理は量が控えめ
ということで2杯目に台式肉燥麺を頼みます
これは汁なし麺といったところでしょうか
 

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ついつい3杯目も頼んでしまいました
薬燉素麺
どうやらこれが今台湾で流行っている
「素食」ベジタリアン食のようです
ビールのつまみに持ってきた辛めの味付けをした枝豆が美味しい


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こうして初となるプライオリティパスでのラウンジ潜入を満喫
リタイヤしたらLCCを使うことも多々あるでしょうから今回はその予行演習となりました
さてこのあと搭乗ゲートへと向かいますが、これが遠いのなんのって
エアポートラウンジなんだからもう少し考えて作ってくれないと・・・

さていよいよ帰国
ここ台湾の桃園空港から私の住む札幌にほど近い新千歳空港まで直行便を就航しているエバー航空で向かいます

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帰りの機材はエアバスA330-300
あのエバー航空とサンリオがコラボレーションしたハローキティジェット
しかも今年新たに投入された特別塗装機「パーティジェット」でした


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機内に乗りこむとどこもかしこももキティの座席カバーとキティのクッション
ズラリ並んだキティちゃんが出迎えてくれます
 

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ドリンクメニューには、ウエイトレス姿のキティ
非常時の「安全のしおり」には、CA衣装のキティでした
 

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エチケット袋にもキティ
ヘッドホンのカバー袋もキティの図柄です
 
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ちなみに今回の席はツアーということもありエコノミーシートでしたが、非常口席を当てがられたため折り畳み椅子をオットマンがわりに楽チンなフライトとなりました
そうそう新しい機材のようでこのエアバスA300には電源もありました
 

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機内食までキティが隠れていました
ナイフとフォークもキティー仕様
私が頼んだ機内食はシーフード
そうそう飲み物は台湾ビールを頼みましたが、ビールを入れるプラカップまでキティでした
 

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イカ・エビのオイスター炒めと温野菜とライス
その温野菜にはのリボン型にんじんが乗っていたりします
あとは豚肉きゅうりの中華サラダに果物
 

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我が家の奥さんは鶏をチョイスしていましたが、エコノミーでもそこそこ美味しいのがさすがはエバー航空といったところですね
 

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デザートのケーキにはキティちゃんのイチゴチョコレートがのっていたりとキティ三昧の機内食でした
 

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ところで「ハローキティ」と言えば、日本のサンリオ社がデザインした人気キャラクター
なぜかアジアでは大人気
中国や香港、台湾にはハローキティをモチーフにした土産屋・アミューズメントパーク・レストランが目白押し
台湾のフラッグシップ航空キャリアであるエバー航空がハローキティに目を付けたのもそんなことがあったからなんでしょうね
 

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ということでお一人34,800円の台北ツアーにつられてやってきた台湾の旅も終了
2泊3日でしたが、実質の滞在時間が40時間しかなかったこともあり、今回の台灣旅行もあっと言う間に終了してしまいました
時間が無かった事に加え屋台好きが重なりほとんどの食事は屋台で済ませました
料理ももちろん美味しいのですが、何より台灣人のそのパワーに圧倒され、なにか力を分けて頂いた旅でもあり、台灣人の優しさにも随分触れたりした旅でした
今回はかなり安いツアーだった事と屋台飯、移動はタクシーを使わず公共の交通機関のみ言う事で、2人で9万円程の予算で収まりましたが、またこんなツアーが、あれば台灣を再訪したいものです
それにしてもツアーって楽ですね

中島公園地下鉄駅から歩いてすぐ、そこに昔「グランドキャバレー・ミカド」という社交場が有りました
880席という客席を誇りながらも繁栄を極めていましたが、時の流れに勝てず30年前に閉店
現在その建物である「プラザ・ミカドビル」は内装を変更しキリンビール園本館として引き継がれていましたが、先日新聞を読んでいるとそのビール園がなんと来年9月末で閉店するとの記事が掲載されていました
キリンビールは以前勤めていた会社と縁も深く、よく行ったビール園なだけにちょっと残念
そんなこともあったでしょう先月行ったキャンプ仲間との忘年会はキリンビール園で行うこととなり久々のキリンビール園に心躍っていましたが
その記事が頭にあったのか、Facebookで確認しあったはずのキリンビール園 新館のアーバン店に行くはずが間違ってこの中島公園の本館に来てしまいました
 

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懐かしさもありここで記念とばかりに写真を撮り、すぐに地下鉄でススキノへ舞い戻り向かった
ということでキリンビール園 新館アーバン店で忘年会のお話
メインホールは190席、小洒落た感じのホールが本館より新しいことを語っています
今回予約はしていませんでしたが、日曜の夜ということもあり少人数用の個室スペースをあてがわれました
 

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もちろんここで頼むのはジンギスカン
そうですこの日の忘年会は「ジンパ」
ジンギスカンパーティの略称です、その昔、北大で学生たちが構内で炭火をおこし、北海道のソウルフードであるジンギスカンを食べながら交流を深める風習がありそれをジンパと呼んでいたそうです
キリンビール園でのジンパは
生ラムジンギスカン・豚三枚肉・鶏ももスパイス焼き、牛カルビと4種の焼肉食べ放題&飲み放題コース(100分)と飲み放題
これが道新ぶんぶんクラブのクーポンでお一人3,500円?とその質を考えるとコストパフォーマンスは抜群でした


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というのもここキリンビール園では千歳工場直送の一番搾り生ビールが飲めるんです
しかも今回の飲み放題はなんとキリンのプレミアムビール「ブラウマイスター」も飲み放題
黒ビールにも浮気いたしましたが、ほぼ終始これを通させていただきました


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焼き肉はガスではなくIHクッキングヒーター
ただしIHクッキングヒーターをばかにしてはなりません
最近のIHは火力はガスをしのぐほど、お湯なんか沸かすと一目瞭然の違いがあります
ということでIHクッキングヒターではジンギスカン鍋で直接肉を焼くのではなく野菜の上にジンギスカンなどを載せ焼くというよりは蒸すといった感のある札幌ならではの焼き方でいただくことに
 

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食べ放題にはビビンバも含まれていましたが、これがまたブラウマイスターとの相性も抜群でした
 

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ジングスカンとブラウンマイスターでお腹を満たした後は
地下歩行空間を歩き、札幌駅方面へ
そう2次会はベルギービールのお店「ポールズ・カフェ」に伺いました
 

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頼んだビールはヒューガルデン・ホワイト
私自身この白ビールはドイツで飲んで以来虜となっていました
 

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ビール(エール)のつまみはやはりこれ
「フィシュアンドチップス」
本場のものはタラの半身をどんと揚げたものが出てくることが多いのですが
そこはナイフ&フォークと箸で食べる文化の違いもあり
切り身を揚げたものが出てきます
ワインビネガーではなくレモンが添えられているのも日本流といったところでしょうか 


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そうそうここはベルギーワッフルもいけるのだとか
 

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2杯目はデ・コーニング樽生
グラスに記された0.33ℓのラインはしっかりと守られていました


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ということでお付き合いいただきました皆さん
今年もお世話になりました
また来年も遊んでください

四季の創作料理「居酒屋_燔」

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先月の話なので忘年会というよりはとある仕事の打ち上げになりますが
私の勤める会社近くの創生川沿いにある居酒屋で飲み会を楽しんできました
伺ったのは「四季の創作料理 居酒屋 燔 (ばん)」
別段会社近くではなくとも行きたくなるお気に入りの居酒屋です
実は今年は夏にも北大のビヤガーデンのあと訪れていました
 

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暖簾をくぐると水槽の活鮑が迎えてくれるなど
海産料理が自慢のお店なんです
 

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今回は6名で伺ったので、単品で頼むのではなく宴会メニュー(四千円コース飲み放題付き
)で予約してありました
飲み放題といえどビールは「麦とホップ」と残念ながら発泡酒でした
まぁ千円程度の飲み放題で生ビールをしこたま飲もうというほうがおかしな話なのかもしれません
生ビールは私もキャンプ用によく買いますが10ℓで5遷延ほど
こうした居酒屋もたくさん買っても値引きしてくれないと知人がぼやいてましたが
中ジョッキ一杯(350mℓ)当たり175円としても5~6杯も飲めば歩留まりを無視し人件費・電気代も入れない生の原価分飲めてしまいますし
その足りなかった負担分を食べ物などに付加しようにも昨今の人手不足の人件費高騰にはなかなか対処できないといったところでしょうか(単純計算ですが)
といったつまらない計算は無視して、まずは枝豆をつまみに乾杯です
 
さて肝心の宴会コースですが、まずはお造りから
「お刺身5種盛り合わせ」は手前からブリ、ソイ、中トロ、甘えび、隠れているのはサーモンといったところでしょうか?
 

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つぎに出てきたのが海鮮居酒屋には珍しく
「クリームチーズのディップ」
生ビール(のつもり)にもよく合います
 

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これまたビール向きのつまみ
「あべ地鶏の手羽唐」
 

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海老のチリソース煮のエビは特大でプリプリでした
 

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鮮魚のカルパッチョ
白身魚は鯛ではなさそうなので「ヒラメ」でしょうか
加工され味がつけられると全く見分けられない私です
 

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メインは豚キムチ鍋
そこそこの辛さに加え、出汁と野菜の甘みが加わったスープで温まりました
そんな絶品スープの残りにラーメンを入れて〆
 

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てな感じで仕事仲間と共に久しぶりに居酒屋 燔を堪能
本音を言うとここの宴会コースはやはり五千円以上で頼みたいといったところです
えっその分、お前が余計に出せよって言われそうですが

勤労感謝の日、西岡で仕事を済ませた後なんとなくコーヒーが飲みたくなり向かったのが「コメダ珈琲店南34条店」
最近札幌でもポツポツ見かけるようになったコーヒーチェーン店です
スターバックス・コーヒーもそうですが、私の住む札幌はこうしたコーヒーチェーン店が進出するのが他の都市と比べて少し早い傾向があるようです
というのも札幌市は1世帯あたりの珈琲の消費量は全国で3位
コンビニのコーヒーがその店舗数で売上を伸ばす中にあってもまだ、札幌にはこうしたコーヒーチェーン店の需要はあるようです
 

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陳列棚に置かれたサンプルメニューには
名物スイーツの「シロノワール」や「みそカツサンド」などが並びますが
棚の中央あたりには「選べるモーニングA」というものがあり、価格は提示されていませんでした
 

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そうこのコメダ珈琲店の特徴といえば中京式とも言われるサービスである「モーニングサービス」
開店から午前11時まではドリンクを注文すると追加料金なしでトースト・ゆで卵が付くというモーニングサービスが提供されています
 

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私も今回は11時までと焦りつつもコメダ珈琲店南34条店に入店
コーヒー(カフェ・オレ)に加えモーニングサービスの定番メニュー?たるトーストとゆで卵「選べるモーニングA」をいただくことに
 

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こちらは「手作りたまごペースト」
こちらも美味しそう
 

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モーニングサービスもそうですが、なんだか居心地よい空間
私の住む厚別にも出店するのを心待ちしています

室蘭牛鍋屋乃ざき「肉鍋牛定食」

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札幌に転勤となってからというもの室蘭近辺での仕事が多くなりましたが
7月19日の火曜日に室蘭を訪れた時の事、なにか日が悪かったようで室蘭の飲食店は軒並み休み、隣町の伊達まで走り昼食にしたことがありました
その後仕事で訪れた際は胆振出身の方が同行してくれたこともあり、今後そんなことが無いよう、その同僚に室蘭のお勧めの飲食店を教えてもらうことに
ところがその時教えていただいた飲食店もその日は休み、どうやら私はとことん室蘭に嫌われているようです
ちなみに今月室蘭を訪れ昼食を食べるチャンスが有り、その教えられた店を訪れてみましたそれがタイトルにある室蘭の老舗牛鍋屋「乃ざき」
 

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12時少し前ではありましたが、店内は半分以上埋まっていました
なんだか話に聞いていた通り人気店のようです
店内を見渡すとほとんどの方が、弁当を頼んでいましたが
ここは看板メニューというか肉鍋屋なので「肉鍋牛定食」960円を頼むことに
実は頼もうと思っていた高級白老牛を使った肉鍋牛ロース定食 1,500円は残念ながらメニューから消されていました
 

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肉鍋定食は鍋で出しますが、よろしいですがと聞かれ承諾したところで店のスタッフがガスの一口コンロをセットし火をつけ鍋が温まったところで大皿に盛られた肉と玉ねぎ・エノキタケ・シメジ・豆腐に白滝を慣れた手つきですき焼き鍋に入れていきます
大皿に盛られた肉の量は結構あってすき焼き鍋には入りきらないくらいでした
 

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ちなみに定食には
ご飯と味噌汁、肉鍋用の生卵、お新香がつきます
これで千円しないのですからコストパフォーマンス抜群の昼食ですね
 

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肉鍋屋らしく牛肉も柔らかくて美味しく
出来ることならば生ビールとともにやりたい料理でした
というか昼食にはちょっと似合わない感じでもありました
 

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この定食、複数で行くと鍋は個別ではなく1個に集約されるようでした
ちなみに隣のサラリーマンらしき方が頼んでいた「かつ丼」
丼ぶりにはご飯だけ盛られ、別の大皿にかつ煮が運ばれる
室蘭スタイルのかつ丼らしくボリューム抜群
カツカレーも美味しそうでしたので、今後室蘭に来た際は通いそうなお店でした

先週の日曜日、夕方から仕事があったのですがそれまでは休日ということで札幌ファクトリーまで出かけてきました
お目当てはファクトリー内に鎮座するこのクリスマスツリー・・・ではなく
 

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もちろん煙突を登るサンタクロースでもありません
 

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そう今月15日に公開された映画「スターウオーズ 最後のジェダイ」を観るためでした
実は私、その昔熱狂的なSFファン(おたく)だったこともあり、このスターウオーズにはそれなりに思い入れがありました
ということで早速札幌ファクトリー内のユナイテッドシネマに赴き映画を鑑賞することに
一応ユナイテッドシネマは会員なので発券機で鑑賞用のチケットを発券します
ちなみに予約の際にIMAX 4DX3DにしようかIMAX 3Dにしようか迷っていましたが、4DX3Dだとアトラクションのようで話にめり込めないと思い、あえてIMAX 3Dを申し込んだつもりが、予約したのはただのIMAX2Dになっていました
予約した時間は普段はIMAX 3Dの上映時間だったので、なんとなくそのまま予約してしまったのが原因ですが、なんだか騙された気分
せっかく3D用の眼鏡まで持っていったのにちょっと残念でした
まぁスターウオーズ自体はIMAX2Dで十分楽しめましたが・・・・
 

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話の内容はネタバレになるので避けますが、概ね往年のスターウオーズファンが堪能できる内容、そのせいか観に来られたかたの年代が私に近いかたが多かったように思えます
ただストーリーが脈絡のない話ばかり、映像的に魅せるためだけのストーリーとも思え、そんなの必要なかったでしょといった話(作戦)のオンパレードでした
 

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ネタバレを一つだけすると最後のシーンに登場する厩舎で働かされている少年
箒は魔法使いのシンボルですが、フォース(魔法)らしきもので箒を手繰り寄せるラストシーンを見ると
そうか彼が「最後のジェダイ」だったんだとサブタイトルに妙に納得してしまいました
 

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さて次に観れそうなスターウオーズはスピンオフ作品である『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
さすがディズニー商売上手といいたくもなりますが、前回の「ローグ・ワン」も面白かったのでこれまた楽しみです

修行僧が忙しくなる師走のとある日曜日
来年1月に東京での新年の挨拶回りを控えていることから
JAL修行を兼ねちょっと東京まで行ってきました
とはいえあくまで休日ですからラウンジを楽しみながらの旅はいつもの通り
新千歳空港ではJALのファーストクラスの看板もまぶしいダイヤモンド・プレミア専用保安検査場をくぐり
そのままエスカレーターでJALダイヤモンド・プレミアラウンジへ向かいます
 

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東京出張の時間帯に合わせ同じ便であるJL500便としたことから
このラウンジに入るのは朝の7時過ぎ
滑走路の方角にはまだ朝日が昇ったばかりの時間帯
JALの機材の鶴丸を引き立てるように朝焼けがまぶしく輝いておりました
 

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さてここに来る際、家を出たのは朝の6時前
朝食も取らずに来たことからここのダイニングエリアで朝食と致します
 

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まずはモーニングコーヒー
今朝の気分はカフェ・オレ
 

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本日の2種類のおにぎりは「ごま塩鮭」「鶏五目おにぎり」です
鶏五目おにぎりが美味しく味噌汁とともにおかわりすることに
 

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さてここ新千歳空港JAL D・Pラウンジの目玉と言えば、「国際線JAL特製カレーを使ったカレーパン」「モリモトのクロワッサン」ですが、まだ朝が早かったため残念ながら並んでいませんでした
かわりに並んでいたパンをスープとともにいただきます

 
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さてここのラウンジは道内外もしくは海外のそれなりの地位の客が利用することが多い事から、一種のショールーム的な使われ方もします
ということで北海道銘菓も提供
ワンランク上の月寒あんぱん「寒月」が並んでいましたが
もちろんこれには十勝産の小豆が使われているとか
 

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同じく十勝産、前田農産の非遺伝子組換トウモロコシを使用した
「北海道ほっくコーン」がならんでいます
こんなのを食べると当然ビールが飲みたくなりますが

 
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生ビールのサーバーは4種類
日本の4大メーカーのプレミアムビールが並びます
「キリン一番搾りプレミアム」
「サントリー・ザ・プレミアムモルツ」
「アサヒ ドライプレミアム豊穣」
「サッポロクラシック」
といった具合
 

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さてこの日は東京出張のシュミレーション3日分を1日でやってしまおうというもの
しっかりと朝食をとりまずは羽田空港を目指します
 

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