2016年12月アーカイブ

キャセイパシフィック航空
本拠地である香港のファーストクラスラウンジ巡り
第二弾は「ザ・ピア」
今年の5月にリニューアル・オープンしたラウンジです
ターミナル1のイミグレから一番遠い61~63番ゲート付近のエスカレーターを下りたところにエントランスがあす
受付を済ませ屋内スパ「ザ・リトリート」にマッサージサービスを申し込みましたが、残念ながら予約でいっぱい
搭乗時間までには受けられないとの事でした


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ということでここで軽く食事と思い
「ザ・ダイニングルーム」へ
ここは全アラカルトの本格的ダイニングのレストランとなります
(レストランといっても、メニューはすべて無料です)
 

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料理に合わせ、ワインやビール、カクテルなどお酒も頼めます
 

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メニューはこんな感じ
やはり値段表記はありません
 

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まず飲み物はそろそろサンミゲル・ビールも飽きてきたので
香港のクラフトビール、その名も「HONG KONG BEER」
日本のヱビスビールのような味わいのラガービール
香港でも最近、クラフトビール・ブームが起きているようです
我が家の奥さんは飲みつかれたのか、「キャセイディライト」を頼んでいました
 

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で、頼んだのは
「タイ・イエローカレー&ライス」
牛肉たっぷりのこのカレー
いや~これ本当に辛かった
ついついビールをもう一本
Dragon's Back Pale Aleをいただきます
 


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我が家の奥さんは
看板メニューの担担麺を頼みました
これ少しいただきましたが、ピーナッツソースが効いて美味しい
 

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食事後は一杯やりに
「ザ・バー」へ
 

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ここもシックで落ち着きのある空間
 

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ここのテーブルにはそれぞれコンセントが設置されていました
USBのコンセントもありましたが、折角、香港用のBFタイプの充電器を持ってきたので
ここで使わせてもらいます
 

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それにしても
こんなかっこの良いバーでカクテルってもお洒落ですね
 

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セルフのフードはこんな感じ
 

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パントリーにはチーズやパン
チョコレートなどかなり豊富に並んでいます 
レストランでのフルサービスよりこうしたビュッフェスタイルのほうが、落ち着くのはやはり貧乏性のなせる業
ただこのあとビジネスクラスの機内食がありますので、ここは我慢我慢
 

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冷蔵庫には飲み物やデザーもご覧のとおり
さすがはファーストクラスラウンジ
 

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でもやはりビール
スタッフに注いでもらうより
セルフのほうが落ち着いて飲めるのはやはり貧乏性のなせる業か?
 

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その他、ビジネスクラスラウンジには
リラクゼーションスペースやシャワールーム、ティーハウスなどもあるのだとか
時間のありそうな時に再度、訪れてみたいものです

ということで、香港のトランジットも終了
いよいよマドリードに向け出発です

香港発、ドリード行きキャセイパシフィック航空
CX315便の機材はボーイング777-300ER
日本政府の次期政府専用機に選定された名機
もちろん長距離路線用機材です


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今回搭乗したキャセイパシフィック航空・ビジネスクラスのシートはこんな感じでした
シートが通路に対して斜めをむいていますが、窓側のシートはやや外側
中央2列のシートはやや内側を向け配置されています
こういった配置を航空業界では「リバースヘリンボーン型」と呼んでいるそうです
ちなみにシートが全座席が通路に面しているので、乗客は他のシートをまたぐことなく通路に出られるます
 

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そしてこのヘリンボーン型シートは、各シートのプライベート性が高いことが特徴
座った状態での視線から他の席は覗けません
中央の席の空間も敷居を上げることで、隣と隔離できます
もちろん敷居を下げればペア席として利用も可能です
 

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シートをフラットにしたらこんな感じです
まあ棺桶のような席と言ってしまえばそれまでですが、しっかり熟睡して目的地に向かえるのは嬉しい
特に今回のような深夜便だとなおさらです

 

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各シートには15.4インチの個人用モニターが付いており、オンデマンドで映画などのプログラムを楽しめます
まぁ今回はぐっすり寝ながらの搭乗でしたのでなにも見ずに終わりましたが
 

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このシートでおっと思ったのが、この下駄箱
いつもスリッパを持参するので靴は邪魔者
目にうろとはこのことですね
 

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搭乗時に配られる、アメニティキット
特製安眠マスク、スキンケア製品などが入っていますが、機内で履く靴下があるのがいかにもキャセイ
「78%(セブンティー・エイト・パーセント)」なるブランドのケースに収められ、キャセイパシフィックのネームの入ったこのキット
お土産としても人気なんだとか
 

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機内食は「キャセイパシフィック航空 香港/マドリード線の開設を祝い、ザ・ランガム香港との協力による新機内食メニューを提供開始」
とのことでスペインの伝統的なレシピが出てくるのだとか
といいつつも出てきたのは、フルーツにパン、タパスのようなペーストとグリッシーニなどなど
 

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メインは「テンプラニーリョ・ワインでじっくり煮込んだイベリコ豚の頬肉 黒トリュフ入りポテト添え」
美味しいことは美味しいのですが、さすがにラウンジで食べてきたばかりなので、ちょっとこれはきつかった
サンミゲルビールとともにいただきます


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で、翌朝いただいたのがこれ
オムレツ&ソーセージか点心かをカートから選びます
 

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キャセイということで「点心」にいたしました
李錦記 桂林辣椒醤(桂林チリソース)をつけて食べるのがキャセイ流
このソース結構辛くてはまりました
桂林辣椒醤気に入ったので買いたいのですが、日本でも売っているのかな~


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とこんな感じで無事、マドリッド・バラハス空港に到着
最後着陸の際、横風があったようで少しばかり揺れましたがさすがはボーイング777-300ER
安定した着陸を見せてくれました

到着したのは朝の8時
到着した初日からたっぷりと観光しますが、それもこれも機内で充分に寝て休めたからこそですね

朝の8時、スペインはマドリード・バハラス空港に到着
荷物を受け取り、その後すんなり入国
空港内は早朝にもかかわらず大勢の人でにぎわっていました


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美味しそうなコーヒーの香りが漂っていましたが
パスポートやら現金(ユーロ)やらなにやら抱えていることもり
さっさとホテルのあるプエルタ・デル・ソルへ向かうことにします
そうマドリードの治安はそれほど良くないんです
 

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といいつつ空港を清掃するスタッフに遭遇
仕事がらどうしてもこういうものに目が留まってしまいます
 

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さて空港からの足はタクシーやシャトルバス・地下鉄など様々な交通機関があります
地下鉄にしようとも思いましたが乗り換えが多くさほど便利ではありません
それに前述のとおりそれほど治安のよくないマドリード
空港T4から出ているエアポートシャトルたるスペイン国鉄renfeで向かおうと
地下鉄の券売機の隣にある、renfeの券売機で切符を買います
 

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マドリード・バラハス空港からの足はスペイン国鉄(renfe)セルカニアスN.Ministerios駅行きに乗り込みます
途中一度だけチャルマンティン駅で乗り換えプエルタ・デル・ソルへ
 

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RENFEの空港線C1は、ほぼ貸し切り状態
空港から30分弱と便利なうえ€2.6(日本円で300円くらい)と安く済んだのになぜって感じです
これって2004年のマドリード列車爆破テロ事件がまだ尾を引いているのでしょうか
それとも認知度がまだないのか
 

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ということでスリなどを心配していた空港からのアクセスでしたが
あっという間にマドリードの中心部プエルタ・デル・ソルに到着
シェリー酒で有名なティオ・ペペおじさんの看板が迎えてくれました

さて次はホテルを目指します
 

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今回のスペインでの宿は4ツ星ホテル リアベニ・マドリードといたしました
ここを選んだわけは、なにはともあれ利便性を重視したからです
というのも空港から乗ってきたスペイン国鉄renfeのプエルタ・デル・ソル駅から徒歩数分の場所にあるという立地の良さ
ちなみにそのプエルタ・デル・ソルはrenfeや地下鉄などの交通網の要所であるばかりか
マヨール広場やプラド美術館・サンミゲル市場が徒歩圏という町の中心
当然百貨店やスーパーに加えてバルなどの飲食店がひしめいておりました
そう私のような弾丸旅行にはぴったりのホテルです


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今回の旅はキャセイのツアーです
といってもツアーガイドが対応してくれるわけでもなく航空券とホテルがセットになっていただけ
ホテルもビジネスホテルに毛の生えた程度のシティホテルかと思いきや
エントランスには4つ星のマークが掲げられています
どうやら正統派ホテルだったようです


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ロビーにはコンセルジュもおりますし、スタッフの対応もよく
ここに着いたのはまだ朝の10時くらいでしたが、快くチェックインに応じてくれました
なかなか心地よさそうなホテルです
 

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部屋はというと
4ツ星ホテルならではの設備
部屋ごとのwi-fiのスピードもそこそこなのは嬉しいです
 

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ベッドはダブル
夜はしっかりベッドのターンダウンに来るなどサービスも行き届いていていました
 

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洗面台は広めで、ちょっとゴージャス
アメニティも充実していました
 

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シャワーはもちろんレインシャワー
日本人にはうれしい深めの浴槽がありました

 

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冷蔵庫はミニバーを兼ねていて不便ですが、ちょっと詰めて
近くのスーパーで買ったビールやワインを冷やさせてもらいます
 

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コンセントはBタイプ
日本から持ってきたプラグやら3つ又タップを駆使して
携帯やらポケットWi-Fi、携帯バッテリーを充電
 

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部屋も確認しましたがまだ午前中
パスポートと現金の一部を部屋の金庫に預けたところで
ちょっとその辺を散歩に出かけるとします
 

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スペイン初日、朝早くにマドリード空港に到着
そのままホテルにチェックイン
この日の予定は午後にツアーを一つ入れてはいるがまだ待ち合わせまで時間もあることから、プエルタ・デ・ソル周辺を散策することに
途中、マドリード市警の警察騎馬隊に遭遇
ちょっとラッキーだったかも
 

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このあたりには何かあるんだろうな~などと思いつつ、プエルタ・デル・ソルからプラダ美術館に向かう緩い坂道にスペインの国会議事堂を見かけました
この日はなにかあるようで警備は物々しい
 

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そんな国会議事堂と道路を挟んで反対側のところに、ゲル・デ・セルバンテスの像がありました
そう甲冑に身を固め、槍をかざして名馬ロシナンテに跨り、颯爽とラ・マンチャの草原を従者サンチョ・パンサを引きつれ駆け巡る物語
「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」を書いた文豪セルバンティスの像です
ちなみにドンキホーテって世界で2番目に読まれている本なんだそうです
 

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土産物屋さんのベランダにはこうした人形が飾られていたり
からくり時計の人形が見られたりと
プラダ美術館に続く道は、いかにも観光地の雰囲気を醸し出しています
 

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ポケモン・ゴーの看板がありますが、この辺りにいるのでしょうか
私はやらないんで確認はできませんでした
 

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ホテル近くにはレアルマドリードのオフィシャル・ショップがありました
まぁこのあとツアーでサンティアゴ・ベルナベウのスタジアムツアーを予定しているので
ここはパスすることに
 

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さてお腹もすいてきているので、この辺で昼食にしようとサンミゲル市場を目指しましたが
途中、有名なマヨール広場に行きつきました
このマヨール広場は、市場が開かれていただけではなく
サッカーの試合、闘牛、さまざまなお祭り、さらには公開処刑など行われてきた歴史ある広場です
晴天の元、オープンカフェでそんな歴史を感じつつビールなんぞ飲むのもいいのですが
 

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小腹がすいてきたこともあり、すぐさまサンミゲル市場に向かいます

サン・ミゲル市場、もともとは100年の歴史を誇る食料品の市場でした
2009年に大改装が終わりリニュアルオープン
マドリッドの新名所と聞いていましたが、今回宿泊したホテルからも近いこともあり寄ってみました
 

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市場内は地元の方々というよりは、いかにも観光客ですよといった方々でにぎわっていました


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ところでスペインで食材と言えばまず最初に生ハム、すなわち ハモン ・イベリコを思い浮かべます
今回ある意味、ハモン・イベリコが旅のテーマでした
ちなみにそんなハモン・イベリコは、スペイン中どこへ行ってもこうして売られていることに気づかされるのですが
 

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市場ということですが、スペインは無敵艦隊を名乗るほどの海洋国家だったこともあり
スペイン料理には魚介料理が多く、日本人にも馴染みやすいといわれています
ということで市場には海産物も豊富でこうした巨大な提灯アンコウがお店の看板食材になっていたりもしました
 

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どれほどスペインの人々が海産物が好きかとわかりやすいかというと
マドリード市には世界第二位の規模を誇るメルカマドリード魚市場があるといえばわかりやすいでしょう
ちなみに第一位はもちろん日本の築地市場です
ここサン・ミゲル市場にもカジキマグロに貝・イカ・エビなどいかにも日本人が好きそうな海産物が並びます
奥にはそうした魚介類をフリットなどにして売っていたりもしました
そうそう日本でいう「天ぷら」の元祖ですね
 

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さてここに来た目的はタパスをちょっとつまんで一杯やることでした
サン・ミゲル市場は市場全体がバル(酒場)
古い建物の中に約30店のバルが犇めき合っています
そんなバルにはこうした生牡蠣のお店もありました
美味しそうでスペインのスパークリングワイン・カバとの相性もよさそうですが
ここで牡蠣にあたってしまうとこのあとの旅程が全てパーになるのでここは我慢


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もう少し店内を回ってみるとこれまたお目当てであった
スペイン名物のクロケッタのお店を見つけました
生ハムやらチーズなどのはいったクロケッタを注文
こうしてみるとまさに日本のコロッケそのものです
 

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スペイン初となる生ビールはMahouと思いましたが
なかったのでしかたなくベルギービールのMAES 1パイント(Pinta)を頼んで
 

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フードコートのカウンターにこしかけタパス(クロケッタ)をつまんで一杯やることにします
そうスペインで昼からビール&スパークリング・カバと昼呑みです
 

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生ビールのMALSも美味しかったけれど、ここで食べたトロッととろける濃厚なチーズのクロケッタは忘れられない味となりました
 

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過激とも言われるほどのサポーターやサッカー好きの国民性を持つスペイン
もはや生活の一部と言っても過言ではないでしょう
そんなスペインに来たのなら一度は見ておきたいのが、「リーガ・エスパニョーラ」でした
けれど今回のスペイン旅行、日程の関係でマドリード&バルセロナともに試合観戦はできません
まぁせっかくマドリードまで来たのですからヨーロッパの名門フットボール・クラブ「レアル・マドリード」の本拠地「サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム」
ここは試合のない日はスタジアム見学が可能ということで、スペイン初日に予約し伺うことにしていました
 

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スタジアム見学たる「ベルナベウ・ツアー」はツアーと名乗っては言っても別段ガイドがついて団体行動してくれるわけでもなく、完全な個人行動によるツアー
パンフレットを渡され案内表示に従い先に先にと進んでいくだけというものです

ちなみに私の住む札幌にもプロサッカー・チーム「北海道コンサドーレサッポロ」は有りますが、応援に行くのは年に1回程度のファンですから、ここスペインにおいても同様で、さほど知識はありません
ということで今回はHISのガイド付きツアーで伺うことにしました
 

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そのHISのツアーの待ち合わせは、今回宿泊するホテルの最寄り駅たるペエルタ・デ・ソル
現れたガイドさんはスペイン在住の日本人の方、スペインに暮らして二十数年というキャリアを持つ方のようでした
幸いなことにこの日のツアーは私ども夫婦のみ、まるで日本人ガイドを個人的に雇い入れたような形となりました
すぐにマドリード地下鉄10号線でサンティアゴ・ベルナベウ駅に向かいます
そうスタジアムの最寄り駅にはスタジアムの名称であるサンティアゴ・ベルナベウの名がつけられているんですね
 

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地下鉄を降りてすぐに、サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムが目前に飛び込んできました
異様にでかいのが見て取れます
 

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ちなみにそのサンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムの名はレアル・マドリードでプレーしキャプテンも勤め上げ、引退後は監督を経て会長として1940年代から70年代にかけて黄金期を築き上げ、今なお広く尊敬を集める故サンチャゴ・ベルナベウ氏に因んで改名られたものです
ベルナベウ氏の生前に改名されたためか、当の本人はその前のチャマルティン・スタジアムの名で呼んでいたのだとか
 

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そんな解説をガイドさんから聞きつつも、まずはスタジアム正面へ
エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウと書かれたスタジアム名の上には
「1902」「2002」の文字が見えます
1902年はレアルマドリードの創立を
2002年はその後の100年祭を意味しているようです
 

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さっそくBの螺旋階段を昇り最上段へ
全周4層の巨大スタジアムの最上段からピッチを一望してみました
さすがにでかい、8万人収容と聞いて少し疑ってかかってましたがこれならそのくらい入るかもと思えるほどでした
まあ私の基準は札幌ドームや東京ドームの4万人そこそこというのが基準なものですから
なぜそんなに収容できるのかこのあとその事実も明らかとなります
 
 
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そしてこの巨大なスタジアムを覆う屋根
戦いの場である選手は雨で濡れても構わないが、観客は濡らさない
そんな心意気を 感じます
もっともピッチに近い席までは届いていませんが
しかもこの屋根にはなんと熱線ヒーターまで兼ね備えられています
そうここスペインは地中海気候といえど北緯40度
日本の盛岡(NY・北京)あたりとなることから冬はそれなりに寒い
冬季間の観戦にはありがたい設備のようです
 

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もっともそんなことが気にならないのが、この縦に長いガラスで覆われた席
パルコ(貴賓席)のようですが、ガラスは防弾ガラスだったりして

他にも眼下にレアルなどのサッカーの試合を見つつ食事やお酒が楽しめる贅沢なスペースがありました
 

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まあ観戦はしなくとも気分はリーガ・エスパニョーラのレアル戦
ってことで席に座って観戦気分を愉しみます
 

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さてこのあたりで前述の8万人収容の種明かしです
なんでそんなに入るかというと単に席が狭いんです
席ではドリンクホルダーがないどころかひじ掛けすらない席が延々と続いているんです
こんな席でラテン系のごっつい男性が並んで座れるのといった席の狭さでした
なるほどこれなら8万人収容も数字上なら可能でしょう

ちなみに下層階は折り畳み式の古いイスでしたが、改装された新たに設置されたのでしょう上層階は固定式の席でした
 

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ちなみにホーム前のVIP席アウトドアボックスにはメインスポンサーであるエミレーツ航空の名前が入った席が燦然と並んでいて、革張りなのか布張りかわかりませんが、シートにはすべてカバーが掛けらてていました
どうやらここはエミレーツ航空のゲストが入れる席、そして奥にはラウンジがあるようです
 

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そんなエミレーツ航空のVIP席の後ろに、ガイドさん曰く
「豪腕」でならすレアル・マドリードのペレス会長の定席があると聞いて座ってみました
まぁそれなりの席ですが、さほどVIPを感じさせない席ですね
 

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VIP席は無理としてこんなゴール裏あたりのピッチに近い席での観戦も迫力ありそうですね
 

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もちろんそんなときは売店でビール(MAHOU)と生ハムサンド(ボカディージョ)
片手に観戦したいものです
 

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さていよいよピッチレベルまで降りてきました
ちょうど渡すが伺ったお盆休みのころ、芝の補修作業も終了
青々とした見事な芝のピッチをこんな間地かで見ることができました
 

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さてこのレベルまで来ると
どうしても座りたい席がありましたが、希望通り座ることができました
そうサッカーの中継でもよく目にする実際に選手が座るベンチシートです

いや~満足満足、今度ここでの試合中継があれば気にしてみてみたいものです
 

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そうここにクリスティアーノ・ロナウド選手やジダン監督(あんまり座らないか)が座ったりしてると考えると、座った感触まで楽しめませんでした
アウディのロゴがありましたが、間違えなくレカロだろう座り心地でした
 

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次はトンネルをくぐりレアル・マドリードのミュージアムたる
歴史上最高クラブルームへ
サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム見学ツアーまだまだ続きます
 

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ベルナベウ・ツアーで見せてくれるのは、なにもスタジアムだけではありません
レアル・マドリードの過去の歴史や数々のトロフィーが展示された
「歴史上最高クラブのルーム」も見学コースに入っています
なにはともあれ覗いてみることに
 

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まずは「歴史上最高クラブのルーム」の手前にあったこの写真
「Aficionados madridistas en las gradas del Estadio Chamartín. 1930 1931」とテロップが入れられています
1930~1931年シーズン チャマルティン・スタジオのスタンドに陣取る本当のファンといったところでしょうか

こうした写真が掲示されているのも
レアル・マドリードが成り立つのはファンあってこそといった思いがあるのではないでしょうか
ちなみにこのサンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム
その維持費や選手などの契約金は膨大
よく銀河レベルと評されますが、実際の試合での興行収入やTVの放映権料といっても高だかホームでの試合は年間二十数試合程度、よくそんなに集まるな~というのが私の本音です
それでも世界一収入のあるフットボールクラブとも評されるレアル・マドリード
大手スポンサーであるエミレーツ航空やAdidas、Mahouなどの収入はもちろん多いのでしょうが、それはヨーロッパの他のチームも同様

特出すべきはレアル・マドリードはファンから会費(ソシオ)を募っている事
これが年間かなりの
いやもとい膨大な額になるのだそうです
確かにスタジオのあちこちにその会員募集のポスターを見かけました
(入会しやすくするため1年目は安く設定されているそうです)
まぁもっともレアル・マドリードは非営利団体、色々と裏はありそうですが
そんな話をガイドさんから聞きつつ、歴史上最高クラブのルームへ
 

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まずガイドさんが案内してくれたのがコレ
ただの書簡ですが、これがアルフォンソ13世から「レアル」の称号を拝領したという
まさにレアものの書簡
そうレアル・マドリードの「レアル」は英語江いうところのロイヤル
そう王家を意味します
この書簡により初めてレアルの名を名乗れるようになったということですね
 

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そんなレアル・マドリード、この年からクラブのエンブレムにブルボン家を象徴する王冠が使われるようになりました
おかげでソシオたる会員もこの時を境に膨大に膨れ上がります
ところが下の写真にあるように一時期、その王冠のエンブレムが外れた時期がありました
1931年とありますからアルフォンソ13世が国外脱出し、君主制が崩壊した年にあたります
 

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さて次は昔懐かしいサッカーのグッズ
もちろんこれもレアル・マドリードの選手が使ったものなんでしょうね
サッカーボールのデザインも様々
バレーボールのようなボールも見て取れます
 

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そうそうサッカーボールといって誰もが思い描くのが、5角形と6角形を組み合わせた白黒亀甲型のサッカーボール
このボールの普及には広島にあるモルテンという会社が多大なる影響を与えたようです
サッカーボールに秘められたアイディア
 

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シューズはそれぞれの選手の個性が生かせるようで
「デビット・ベッカム」「ロベルト・カルロス」「セルヒオ・ラモス」「悪童ペペ」らが実際に試合に履いたものですが、様々なメーカーのものが展示されていました

ユニフォームも現在のエミレーツ航空のスポンサーのはいったものも展示されています
 

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続いてレアル・マドリードが世界最高峰クラブチームであることを証明する
トロフィー・ルーム
まずはヨーロッパチャンピオンズリーグの優勝トロフィー
なんと11個もありました
 

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続いて2014FIFAクラブ世界一のトロフィー
 

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UEFEスーパーカップ2016年のトロフィーももうはや展示
これにはガイドさんも驚いていました
 

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あとわからなかったのがこれ
いったい何でしょう、キリル文字っぽいのですが
 

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選手のパンドールのトロフィーも展示されていました
私は存じ上げませんが「ディ・ステファノ」のパンドール1957・1959
それにスーパーパンドールなるものが展示されています
 

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「神聖なる男」と呼ばれた
リカルド サモラ・マルティネスの展示もあります
 

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そんなこんなで歴史上最高クラブのルーム見学は終了
 

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次はサッカーの舞台裏、ロッカールームなどを覗きに行きます

サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム見学ツアーの
最後はスタジアムの舞台裏
ピッチから狭いトンネルを抜けやってきたのは選手のロッカールーム
 

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ホーム側のロッカールームはこうして誰のロッカーなのか一目で判るように
ロッカーの正面に使用する選手のポスターが貼っていました
なるほどこれなら他人のロッカーと間違うことはありませんね
と、同時にこのスタジアム
レアル・マドリードの試合以外には貸せないというのが、このロッカーを見てもわかりますね
 

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ちなみにアウェイ側はこんな感じ
ロッカーではなくただの衣文掛けが付いているだけです
素っ気ないですね
 

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シャワールームはこんな感じ
 

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ジャグジーも有りましたが、シートで覆われておりました

ところで今回のベルナベウ・ツアーを通して感じたのはこうした設備機器の維持管理が大変だろうと思えたことでした
このベルナベウスタジム、修繕・改修は何度となく繰り返されてきましたが、この施設の起工は1944年、見て歩いた限り、やはり古さは隠しきれませんでした
給排水・冷暖房・・照明や動力用の電気設備、雨漏りなどなどおそらく故障などは日常茶飯でしょう

私が思うにこのスタジアムにはなくてはならない職人(ここに仕事で入っている会社の)が、きっと何人かいらしてこのスタジアムを支えているんだろうな~
そういった方々の影の支えがきっとあるよなと思わせる施設の数々でした
 

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さてそのほかにも
マッサージベッドに
 

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奥に隠れていましたが
ちょっと気になる作戦ボード
ここでジタン監督のもとどんな話があったのでしょう
 

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そして記者会見場

 

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途中通路にあった「フォトモンタージュ」で〇〇をバックに記念撮影
どうです本物みたいでしょう
いい記念となりました
 

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そうそうこのサンティゴ・ベルナベウ・スタジアム
レアル・マドリードのペレス会長は世界最高のスタジアムに変えると意気込んでいるようです
内容はというと
「屋根は可動式」「地下には駐車場」
「スタジアムの内部にはホテルや商業施設、飲食店やレジャー施設をも併設」
「収容人数はおそらくはカンプ・ノーを超えると思われます」
いや~本当に厖大な計画ですね
これを建て替えではなく改修で行うというのですからなお凄い
マドリード市ともめてはいるようですが、次回訪れた時には
新しいスタジアムの観客席でレアル・マドリードの試合なんぞ見てみたいものです
 

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これでベルナベウ・ツアーは終了
いや~予備知識なしで伺いましたが、日本人ガイドさんがついてくれたおかげで
たっぷり堪能させてもらいました
これは明日バルセロナに行ったら、カンプ・ノーにも寄らないわけにはいかなくなりましたね

スペイン2日目はマドリードからちょっとばかり足を延ばしバルセロナへ
LCCなどの交通手段もありますが、ここはスペインの高速鉄道AVEで向かうことに
「スペイン高速」の略称から、AVE(アヴェ)と命名されたこの列車
スペイン初の高速鉄道としてセビリア万博の開催にあわせて1992年に登場、当初はヨーロッパの乗り入れを考慮しフランスのTGVが採用されましたが、その後
「S-102 タルゴ350」「S-120 アルビア」「S-103 Velaro」と変革していきます
たまたまですが、バルセロナ・サンツ駅でそんな列車が連なっているところに遭遇いたしました
そう私はテツ、しかも「海外テツ」だったりします
 

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改札口の表示が示している通り
バルセロナ行きの高速鉄道AVEは午前7時発
マドリードからバルセロナは高速鉄道AVEでも3時間近くかかりますので、なるべく朝早くの便を予約してありました
ということで早朝にホテルを出て最寄り駅のプエルタ・デ・ソルから地下鉄でアトーチャ駅へ
暗がりの中、周りに気を配りつつ、朝食も取らずにやってきました
 

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夜明け前、アトーチャ駅で出発を待つ
AVE S-103 Velaro
そうヨーロッパの夜明けは、緯度の関係もあり遅いんです
 

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S-103 Velaro
流線型の美しいボディの牽引車ですが
時速300kmでバルセロナからマドリ-ドまで所要時間2:45分で結ぶ優れものです
 

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ちなみにそのS-103 Velaroはドイツのシーメンス製
デッキの入り口部分に刻まれていました
 

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間違って乗り込んでしまった
等のプリフェレンテ、ツーリスタプラス
横1席+2席の広々とした配置
 

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当然我が家が乗り込むのは
トゥリスタ2等車
 

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横2席+2席の配列のシートですが、広軌ということもあり
日本人には十分な広さ
ちなみにシーメンスの牽引車タイプの車両は重量の関係もあり座席は回転しません
前と後ろ半分ずつ逆を向いた固定式のシート
真ん中にはこうしたテーブルが設置されています
 

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2等席ですがシートには電源が設置されています
ここで日本から持ち込んだヨーロッパのCタイプの充電器が役に立ちました
 

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マドリード発バルセロナ行きAVEには車内販売がありました
メニューはあらかじめシートに置かれています
でもよく見たら結構いいお値段
 

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もっとも前日、食べそこねた
サンドイッチやビールのつまみを持ち込んでいましたので
朝7時発の列車でしたが、ここでスペインのビールMAOHUをいただきます
 

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ビールのつまみとなる車窓
スペインの美しい朝陽が昇る大地は不毛の大地
いまでこそ小麦がこうしてたわわに実ってはいますが、昔は何も育たない、何も獲ることが出来ない乾いた土地
豊葦原の瑞穂の国とくらべなくとも
イタリアやフランスの葡萄やオリーブ畑を見た後では、これが不毛だというのは一目瞭然な景色でした
スペインが無敵艦隊を率い外洋に出て海洋国家になるのはこのためだったんですね
 

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そんな景色を眺めつつ
AVEはバルセロナ・サンツ駅に到着
このあとバルセロナ・バスツアーで一日楽しみました
 

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さてこれは帰路のAVE
車内を見て回るとそこには簡易カフェがありました
 

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ワインとともに気に入ったビールがあったので即購入
バルセロナのカンプ・ノーを見て歩いた後なので、車内で飲んだビール
もちろんセビージャのクルスカンポ は美味しく感じました


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バルセロナ・シティ・ツアー

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バルセロナ・サンツ駅にやってきました
さてこれからどうやってバルセロナ市内を観光して歩くかというと
「バルセロナ・シティ・ツアー」というものを使いました
これは2階建て観光バスを使ってバルセロナの街を散策しようというもの
 

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さてこのバスツアー予め日本から予約してあったのですが
チケットインフォメーションはバルセロナ・サンツ駅にあるインフォメーション「i」の看板のある場所に有るとのことでしたので、そこに行こうと探しましたが、それがどこに有るのか全く分かりません
駅構内で案内表示を見てもそれらしいものはありませんでした
それもそのはず乗り場は駅から出てちょっと歩いた場所に有り、チケット自体もバウチャーをバスの乗務員に直接見せてくれとのことでした
 

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で、やってきたツアーバスはコレです
なんだか観光気分を盛り上げるというより、いかにも「おのぼりさん」といった感じの乗り物ですね
ツアーバスはバルセロナの観光スポットを中心に巡ります
乗り降り自由なので、気になるスポットは降りて観光
その他の場所は車窓からなんてスタイルの観光も可能なんです
 

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早速乗り込み、2階の先頭の席へ
席の脇には音声ガイドが有ります
もちろん言語には日本語もあり、乗車時に貰ったイヤホンを差し込み
パンフレットで確認しつつ日本語による解説を聞きつつ車窓を楽しみます
 

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バルセロナの石造りの建物やら
いかにもガウディっぽい建物を眺め
 

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軒先でいかにもバレンシアらしい果物を売る景色やら
 

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美しい塔をもつ建物
 

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もちろんサクラダファミリアや
 

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バルセロナ・ツアーバスのオフィスがあるカタルニャ広場と
2階席から眺めるだけでも魅力いっぱいのツアーでした
 

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ここが終点になるのか、ツアーバスが何台も停まっています
しかも皆さん終点ということで貰ったイヤホンをバス停の屋根に投げ入れるため
屋根の上にはこんなにイヤホンが溜まっていました
 

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そんなこんなでバルセロナ・シティ・ツアーを楽しみましたが
まず最初の途中下車はあの「カンプ・ノウ」でした

マドリード観光でたまたま行った
「サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム見学ツアー」なかなか感動ものだったこともあり
バルセロナにきたのならやっぱり「カンプ・ノウ・スタジアム」も見に行かねばなるまいと
バルセロナ・シティ・ツアーではまず最初にカンプ・ノウで下車いたしました


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世界のサッカークラブ収入ランキングで2位につけるほどのビッグクラブ「FCバルセロナ」
(もちろん一位はレアル・マドリード)
そのホームスタジアムたる「カンプ・ノウ・スタジアム」
収容人数はなんと9万9千人
もちろん世界最大のスタジアムです


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そんなスタジアムをめぐるツアーがあるということで、前日にスマホで申し込んでありました
それが「カンプノウ・エクスペリエンス ミュージアムツアー」
スマホの画面に表示されているバーコードを通して入場します
入場口にオーディオガイドの貸し出しがありましたが、残念ながら日本語のはありませんでした
 

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入場してすぐにあったのは
「バルサ・ミュージアム」
 

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トロフィールームには
クラブ別欧州チャンピオンズカップ/UEFAチャンピオンズリーグ優勝5回のトロフィが誇らしげに飾られています
 

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FCバルセロナ黎明期の写真やらワッペン
シューズなどなど
 

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9番のユニフォームを見かけました
ルイス・スアレスかサミュエル・エトーとも思いましたが、もっと古い時代のもののようです
 

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バルサの頭脳とか、心臓あるいは手品師などの愛称のある
イニエスタのコーナー
 

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もちろんメッシのコーナーも
 

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歴史資料展示ゾーンにあった
創立1899でFCバルセロナが25周年を迎えた1924年の時のアートポスター
なんだかアニメっぽい図柄です

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メッシの功績を称えるコーナー。
ここにはバロンドール(ヨーロッパの年間最優秀選手に贈られる賞)
ヨーロッパ・ゴールデン・シュー(ヨーロッパサッカーリーグの選手のうちシーズンで最も多くの得点を挙げた得点王に与えられる賞)
のトロフィーが飾られていました 
 

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さて次はいよいよスタジアムとピッチ見学です

「カンプノウ・エクスペリエンス ミュージアムツアー」
まずはバルサ・ミュージアムでFCバルセロナの輝かしい歴史を学んだあとは
いよいよスタジアムへ
 

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このカンプ・ノー
サッカー専用のスタジアムで全周が3層となっており
10万人弱の収容数を誇る大スタジアムです
ピッチレベルから見上げるとその圧倒的な大きさが実感できました
 

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メインスタンドのには大きな屋根が掛かっています
前方の席でもない限り雨が降っても防げそうですね
 

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この青と黄色いのが、標準のシートで折り畳み式となっています
レアルマドリードの本拠地「サンティゴ・ベルナベウ」同様、カップホルダー等はありません
 

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売店もありましたので、ビールやサンドイッチ片手にこういった席でFCバルセロナの試合を観戦したいものですね
 

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カンプ・ノウ見学ツアーではプレス用観戦席にも座れます

 
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ここは正面スタンドの最上段に設置されているうえ、記者席自体がスタンドにせり出しているためピッチ全体が良く見渡せます
こんな席でビール(もちろんMAHOU)を飲みつつというのも良いですね
 

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スタンドからピッチを眺めた後はピッチレベルまでおりてみました
ここから見てもピッチの芝生はよく整備されていて、芝の蒼さが鮮烈です

得点チャンスとなるコーナーキックはここから生まれるんですね
 

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ピッチレベルですから、当然選手用のベンチもあります
ただこちらはレアル・マドリードのベンチとは違い
実際には座れませんでした
 

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そんなベンチの脇にはTVなどでよく見る
選手が出てくるプレイヤーズトンネルが
 

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そんなプレイヤーズトンネルを下りていきます
 

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すると中は広く通路や階段には
派手な壁がロッカルームまで続いていきます
 

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そんな会談の途中には、何を祈るのか
選手が祈る為の教会がありました
キリスト教は平等と博愛の精神が基本でしょうから
ここはバルサの選手のみならず、アウェイの選手も祈るのでしょう
 

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さてカンプ・ノウ見学ツアー
まだまだ続きます

「カンプノウ・エクスペリエンス ミュージアムツアー」
最後はこのカンプ・ノウの奇跡など様々なドラマを見てきたスタジアムの舞台裏のお話
 

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まずはプレイヤーズトンネルをくぐり
スタジアム内部へ
そこにはUEFAチャンピオンズリーグ2011・2015年のチャンピオン記念写真が・・・
 

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記者会見場に
 

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選手のロッカールーム
 

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ジャグジーにシャワールーム
 

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マッサージベツドとこのあたりは
レアル・マドリードのサンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムと全く同様な施設が見学できます
 

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違ったのは
ここカンプ・ノウの芝生に触れられ売られていたくらいでしょうか 
 

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そんなカンプ・ノウ
築50年のスタジアムで、老朽化対策が必衰でしたが
日本の「東京ドーム」の設計を担当した日建設計が選ばれ地元カタルーニャの建築事務所ジョアン・パスクアル&ラモン・アウシオとの協力によりニュー・カンプノウが造られることになるそうだ
(ちなみにカンプ・ノウのノウは英語でいうところのNEW)
ということは新・新スタジアムというこになるのが不思議なところでもあります
 

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収容人数は6000人近く増やした10万5000人
メイド・イン・ジャパンのエスタディには地元の期待を一身に背負っています
 

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これでカンプ・ノウ見学ツアーも終了
次はあのサクラダ・ファミリアに向かいます
 

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バルセロナに来たのなら立ち寄らねばならない場所があります
それがバルセロナの象徴「サクラダ・ファミリア」
スペインで観光客の集客力NO.1の観光地です
 

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このサクラダ・ファミリアと呼ばれる大聖堂
スペインはカタルーニャ出身のアントニ・ガウディの設計で
1882年に建設が始められたにもかかわらず、130年以上経っても完成していないという建築物
実際ここに来てみたところ確かに造形の深い芸術性の高い建築物ではありますが、大聖堂との触れ込みでしたが建物全体の私の印象は当初考えていたより小さく
日本のゼネコンに作らせたら〇〇年あれば建ててしまうだろう・・と思える代物でした
 

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ちなみにここへは時間の関係もあり、バルセロナ・シティ・ツアーのバスでは予約した時間に間に合わず
グラシア通りのこれまたガウディ設計の「カサ・ミラ」で途中下車、ツアーではぐるっと回るところを、直線に直し歩いてやってきました
そうです建物は縦に長く見逃すことはありません
ところがたどり着いた場所はどうやらサクラダ・ファミリアの裏側?だったらしく
いくら探してもこちらにエントランスは有りません
時間を指定したチケットを持参してきたのでちょっと焦っていました
 

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そこでスタッフに声をかけたところこちらは出口で入り口は反対側だと知らされ、そちらに向かいます
するとそこには地下鉄サグラダファミリア駅があります
なるほどこちらが正面かと上を見上げたところ
写真やWEBでよく見るサクラダ・ファミリアの景色が目の前に広がっていました
 

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中に入る前に「生誕のファサード」と呼ばれる建物正面の緻密な彫刻を鑑賞
芸術は全く縁のない私でも感動させられます
 

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正面玄関前上部には生まれたばかりのキリストがマリアとヨセフに見守られ、その上には天使の彫刻があります
いわゆる「生誕の門」といわれるものですが、これはなんと日本人彫刻家外尾悦郎氏の手によるものなんだそうです
 

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そんな生誕の門をくぐり抜け
いよいよサクラダ・ファミリア潜入です
 


 

内部を照らすのは虹色の色彩を放つステンドグラス
神秘的な光が天井まで埋め尽くされています
 

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天井を支える長い長い柱
天井付近で枝分かれしていますが、なにやら植物を彷彿させ
昔見たアニメの「ナウシカ」にでてきた腐海の深層部にある石化した森を思い起こしてしまいました
 

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誕生のファサードには蒼いステンドグラスを背景にキリストの養父ヨゼフの像
 

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「主祭壇の天蓋飾り」
磔にされたキリストには麦とブドウで飾られた天蓋が被せられていました
 

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キリストをバックに主祭団と椅子が設置されています
ミサも行われるのでしょうか?
そうここサクラダ・ファミリアは教会でしたね

 

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そうそうミサが行われるのはここだけではなく地下にも礼拝堂はあります
そしてその地下にはアントニオ・ガウディのお墓もあるのだとか
 

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さて実はこのサクラダ・ファミリア上層階に昇ることができます
そのエレベーターの予約時間が迫ってきたのでそろそろエレベーターのある部屋へ

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写真の景色はサクラダ・ファミリアの上層階
そう50mの高さからバルセロナの街並みを眺めてみたときのものです
そうサクラダ・ファミリアは実は昇れるんです
 

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と言ってもてくてく20階の高さに匹敵する階段を昇るわけではありません
世界遺産でありながら現在も製作中というサクラダ・ファミリア
現代の建築物であることから文明の利器であるエレベーターを備えております
しかも2つの側に一つづつ
受難のファサード側と生誕のファサード側と計2基のエレベターがあります

今回迷いましたが生誕のファサード側をチョイス、あらかじめ日本からサクラダファミリアの入場チケットとともに予約してありました
そうエレベーターは双方定員6人ぐらいの大きさしかないため、予約制となっているんです
 

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エレベーターに乗り込むこと数分
あっという間に最上階に到着
外はまさに工事真っ盛りの状況でした
 

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真上を覗くとそこには塔の頂上部分の内部が覗けます
 

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下部を覗くと、塔の内部はガランドウ
らせん階段を下りる観光客の姿ものぞめました
 

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そんな螺旋階段は結構狭く
人がようやく通れる広さしかありませんでした
これでは人が交差することはできません
ということでこの螺旋階段は下りのみの一方通行
昇るのはエレベーターのみとなります
 

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少し降りたところで外を覗くと
カタルーニャ産の果物なのでしょう、あでやかな果物の彫刻が塔の頂点に捧げられていました
ちなみにこれもまた日本人彫刻家「外尾悦郎氏」の作品なんだそうです
全く関係ありませんがちょっと誇らしい
 

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ちょっとしたバルコニーがあり
記念撮影
遠くにバルセロナ水道局のビル「トーレ・アグバール」を見ることができます
 

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そんなバルコニーから上にはあの
「生命の樹」が望めます
樹のあちらこちらに平和(幸運)の象徴である鳩がとまっていました
 

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カタツムリみたいならせん階段
階段は全部で450段程度
皆さん同様に写真を撮られていましたが
ここを昇っていいと言われてもはっきり言って昇る気にはなれませんね
 

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そんな階段委は
落書きや名前がいくつも彫りこまれています
こうした行為がのちに立ち入り禁止となることが、理解できないんでしょうね
大変残念でなりません
 

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もう少しで終わる階段
下を覗くと大勢の観光客の姿も確認できるようになります
 

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まぁ次来るときは
完成したときだな

「サクラダ・ファミリア」に昇り、バルセロナの街並みを望んだ後は
またバルセロナ・シティ・ツアーのバスに乗り込み市内観光
 

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途中ガウディの手掛けた集合住宅
「カサミラ」に立ち寄り
現在も賃貸住宅として使われる世界遺産を鑑賞
 

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ベランダに昆布を干してるのってな感じのベランダの柵
人工物とは思えない作りですね
 

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その後シティ・バスに揺られ、「グエル公園」に向かいます
ガウディの手掛けたこの公園はもちろん世界遺産
実はガウディ建築で私が一番見たかったのがこのグエル公園でした

ところがそんなグエル公園
シティ・バスの停車場からグーグルマップを見ながら近道を来たつもりが、入口とは程遠い観光バスやら市営バスの停車場に来てしまいました
こちらは同じ公園内ですが、どちらかというと市民の憩いの場
公園入口には売店が立ち並びます
のどが渇いたのでここで水分補給
そうバルセロナの夏は暑いんです
 

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そんな市民の憩いの場たる公園内の石の高架橋など眺めつつ
「グエル公園」を探しますが、全く見当たりません
見つけたのはグエル公園に入る際のチケットの予約時間が夜の8時半と知らせるサインボードのみとなっていました(ちなみにこの時の時刻は昼の2時でした)
そうグエル公園は有料化(8€)され入園にはチケットが必要なんです
私があらかじめ予約してあったグエル公園入場の時間も迫ってきたのでちょっと焦ります
 

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とようやく探し当てたのが、このグエル公園
TVなどで見る風景がそこに広がっていました
 

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破砕タイルで飾られたベンチというか公園の柵は波をイメージしたのか曲線になっており
どこにも直線は有りません
 

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ベンチを横から見るとこんな感じ
ドーリス式の86本の柱で公園の天井を支えています
この柱は実はパイプになっていて、広場に降った雨が地下に流れ込む仕組みになっていたりもします
 

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天井にはガジュセップ・マリア・ジュジョール作の破砕タイルのデコレーションがはめられていました
ちなみにこの空間「市場」と呼ばれているそうですがひんやりするほど涼しい
そんなことも考えて設計したとすると
さすがとしか言いようがありませんね
 

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「ギリシャ劇場」と呼ばれるこの場所は人々が様々なことを話し合うオープンスペース
施主のグエルがガウディと組みブルジョア階級向けの庭園住宅として建てられたというのが、少しばかり理解できます
遠くを眺めると地中海が見えてきました
そうここはヨーロッパ有数の港町でもあります
 

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近くにはグリム童話のお菓子の家のような建物「守衛の家」 があります
それもそのはずヘンゼルとグレーテルのお菓子の家をイメージした作られたのだそうです
今は土産物屋として使われていました
 

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建設されて100年が経つこの公園では、破損したタイルの修繕が行われるそうです
とあるTV番組でそのことを知りましたが、修復家の美術員の方々は将来にこのガウデイの作品を残すため、修復個所を1枚1枚丁寧に張り替えていく姿が映し出されていました
そんなTVを見ていたので、どうしてもここに来てみたくなったというわけです
 

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回廊の柱
日本なら天井の岩が落ちてきそうなので通れませんね


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最後に来たのが公園の守り神
「トカゲの噴水」
実は入り口側にあったのですが、私が裏口から入ってしまったため
最後に見ることとなりました
 

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そんなトカゲの噴水には日本時の姿も・・・
ここに来て初めて日本人観光客に会うこととなりました
 

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さてガウディ作品も堪能、カンプノウにも行ったということで
バルセロナ観光は終了
あとは帰りのAVEの時間まで美味しいものでも食べに行くこととします

カタルーニャ広場でバルセロナ・シティ・ツアーのバスから下車
メインストリートたるランブラス通りを散策
 

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目指す場所はコロンブスの塔ではなく
バルセロナの台所、サン・ジュゼップ市場
地元バルセロナで暮らす人々の胃袋を支えている市場ですが、ここで困ったことが
実はgoogleマップで探してみても、それらしき場所には「ボケリア市場」という市場しかありません
しかも表通りからはなれ混みいった細い道を通ったりもしましたので
そんなところにバルセロナで一押しの観光地があるとは思えませんでしたが、そこにあったのはまさしく「サン・ジュセップ市場」
どうやらサン・ジュセップ市場は正式名称のようですが、通称名の「ボケリア市場」が名が通っていたようです
どうりで探せないはずです

ちなみに「ボケリア」とは胃袋の事ですから
その名のとおり「ボケリア市場」は胃袋市場ということになります 


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市場の中はこんな感じ
屋根付きの広場に屋台風の店舗がならんでいます
 

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私が伺った午後3時ころは地元の人々よりも
いかにも観光客といった風情の方で賑わっていました
私もここでバルセロナの人々が日常の食材を購入し、気軽に手軽な食事を楽しむ場所を覗いてみることに
 

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この市場で一番目にするのは、店の軒下にぎっしりとぶらさがっているハモンセラーノ
そしてショーケースには生ハム・ローストハム・サラミ・チョリソーなどの加工肉がずらり並んでいます
日本まで買って帰りたいのですが、検疫の問題もありここはウインドウショッピング
 

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そんな市場にはハモンセラーノの銘店
「Boqueria ibérica Can Vila」なども
いや~買って帰りたい
 


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他にもパンやパイ
そうバルセロナはパエリアが有名ですが、バルセロナ市民の主食はやはりパンのようです


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フレッシュジュースも美味しそう
お隣のバレンシア産の果物でしょうか、色も鮮やか
これがワングラス €1.5(200円弱)とリーズナブルです
 

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八百屋に並ぶ珍しい野菜の数々
トマトやトウガラシなどなど
太陽の沈まぬ国と言わしめたスペイン帝国の植民地だった国々を思い起こしてくれます
 

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ところでスペイン帝国といえばやはりこれでしょう
そう「スパイス」です
マゼランの死後、祖国スペインに帰ってきた「ビクトリア号」が抱えてきたスパイス(クローブ)は途方もない高価で取引され
スペインの海洋進出にきっかけになったといわれています

そんなスパイスは今もなお、この市場で売られていました
サフランや胡椒・ターメリックなどのスパイスがふんだんに使われるパエリアはここやバレンシアが発祥といわれるだけはありますね
 

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そんなパエリアの食材に欠かせないのはムール貝や海老などの海産物
バルセロナは港町ということもあり
新鮮な海産物も多数並んでいました
ムール貝は山ほど売られていましたし
牡蠣、海老、手長海老がとても美味しそうです
 

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大ぶりの烏賊や鰯・スズキ?なども並んでいます
こうした海産物の豊富さはスペイン料理が日本人にも馴染みやすい理由の一つとなっています
 

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カットフルーツの詰め合わせもいただきましたが
ここはやはり市場内にあるバルでタパスつまみにちょっと一杯やっていくこととします
 

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ボケリア市場の人気バル
「El Quim de la Boqueria(エル・キム・デ・ラ・ボケリア)」
カウンター席のみの小さな店ですが、このボケリア市場で開業して25年という老舗のバルです
ボケリア市場を散策した後は
ここでタパスをつまみにビールでもと思ったのですが、私が伺ったときは常にカウンターには人がいて満席
かなりの人気店のようですが、なにらや中国の雑誌には「宇宙最強」と評価されているんだとか
 

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これは座れないだろうと思っていたところ、ラッキーなことに目の前のカウンターに2席ばかり空が出来ました
スタッフに声をかけそこに腰かけます
さっそくスペインのスパークリングワイン「カバ」を頼み乾杯
 

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もちろんビールも頼みます
ここにはCerveza (SAN MIGUEL) もありました
樽生ビールの事ですね
しかも割合好きな銘柄のサンミゲル
ここは1パイントの大ジョッキでいただくことに
 

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お店の天井にはなにやら著名な方が来られた記念の写真が掲示されています
日本のラーメン屋さんや田舎の食堂を彷彿させますが
よく見るとその写真の奥には鍋がずらり
中にはパエリア鍋も見受けられますが、これは作るのに時間がかかるのだそうです
今回は訪れた時間も遅くオーダーは受け付けないようでした
本場のパエリアが食べたかったのでちょっと残念
 

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カウンターに区切られた狭いキッチンに大の大人が4人(5人入ることもあるようです)
てきぱき動いて料理をこしらえています
さて、何を頼もうか
 

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正面のカウンターに座るスペイン美女の目の前には
これまた魅力的なスペインオムレツ「トルティジャ」とクロケットが・・・・
けど昨日サンミゲル市場でクロケットも食べたことですし
別なものを
 

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で、頼んだのが
これ「ポテトフライ」
カウンターの皆さんも同様に頼んでいましたし
メニューにも大きく出ていたのでついつい頼んでしまいました
これが大正解
こんなに美味しいポテトフライは初めて頂きました
なにやら大量にかけているソースが、まさに美味しさの味噌のようです
 

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そうそうここボケリア市場にあって頼まなきゃならないものがあります
それが「ハモンセラーノ」
店内で切り分けてくれるのではなく、どこかの加工肉屋さんに発注するようでした
 

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バゲットもついてきましたので
オバケッドを皿にハモンセラーノとオリーブの実を載せて
タパス気分でいただきます
いや~これがビールによく合います

やはりハモンセラーノ
買って帰りたいものですね
 

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さてそんな感じで2人でそれぞれ飲み物を2杯づつと
上記の料理を頼んで会計は4千円ほど
屋台料理としては高いのかもしれませんが、それ以上に満足度は高かった

それにスタッフの対応もきびきびしていてそつがなく
当初スペイン語が解らずにオタオタしてしまいましたが、帰りにはこんな感じでフレンドリーに送っていただきました
 

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またバルセロナに来る事があれば、間違えなく立ち寄るだろうお店でした

バルセロナに来た日本人なら誰でも食べると言って良いほどの料理「パエリヤ」
地中海の恵みである新鮮な魚介類をサフランの香りとともにお米に載せ焼き上げるのですから
外国の料理にも飽き、そろそろお米が食べたくなった時にはこれ以上ない極上料理に感じるのかもしれません
そんなパエリアですが別段、スペインの日常食ではなく
お祝い事などあった際のいわゆる「ハレ」の日の食事だということを理解されているのでしょうか
そう普段のスペインの人々は日常食としてパエリアは食べなと言うことです

 
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けれど冒頭の文言の通りバルセロナと言えばパエリア
(実際にはパエリアの本家はバルセロナから300km離れたバレンシアが本家だったりします)
さてそのパエリヤ、スペイン料理の中でも安くない料理の一つだったりします

そうだデリなら買って帰ればホテルで食べられるでしょうし、そんなには高くはありません
ということでバルセロナ一番の繁華街ランブラス通りにあるスーパー「カルフール・ランブラス店」やってきました
エスカレータで下に降りて生鮮食品のコーナーでちょっと散策
部屋で食事をする時の食材を調達します
まずはお目当ての「ハモンセラーノ」の薄切りのパックを買うことに


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カルフールといえば私自身
メイドイン・チャイナの商品が多いというイメージですが、店頭で売られているパエリアはどこぞの出張販売だったようです
1パック €2.95(400円弱)と安価なうえ、売り子さんの手際もよく
なんだか美味しそうです
ということで1パック購入しました
 

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ホテルに戻りカンプノーで買ったバルセロナFCのビアグラスにMAHOUを注いでパエリアつまみに乾杯
食べたところ、これが美味い
パエリアはお米を砥がずに炊き込むといわれていますが、そのせいかとろみが有って美味いんです
もう1パック余計に買ってくるんでした
 

Espana321.JPG
 

ハモンセラーノもビールによく合います
やはり日本に持って帰れないのがつらい
 

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