2012年6月アーカイブ

さてまたお話をバリ島旅行へ戻します

成田からジャカルタへは約8時間と長時間のフライト
JALスイートがあまりにも快適だったためか、8時間と言う時間を感じさせずにあっという間にジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港へ辿り着いてしまいました
到着前にリラクシングウエアから搭乗の際に着ていた衣服に着替えますが、シャツに袖を通すとなんか違和感を感じました
その違和感と言うのがシャツにアイロンがかかっていたためでした
どうやら搭乗中にシャツにアイロンをかけてくれたようです
流石はファーストクラスといったところでしょうか
 

bali77.jpg


ファーストクラスですのでいの一番に機外へ出て、写真でよく見る長い通路を歩き
到着査証代として25米ドルを支払い、イミグレへ向かいます
気温は30度を超えるうえ湿度も高く
まるで体にまとわりつくようなそんな感じです
いや〜この感じ・・・・南国に来たのだと実感させます

さてこのスカルノ・ハッタ国際空港
「独立宣言書」に署名した初代大統領スカルノと同副大統領モハマッド・ハッタの名からとられた(ウィキペディアより)
そうですが、スカルノ大統領と言ってまず思い出すのが、その第3夫人デヴィ夫人(旧名:根本 七保子氏)
その美貌と教養から東洋の真珠、社交界の華などと呼ばれ、まさに昭和のシンデレレストーリーとも思えますが、その反面 

深田祐介著『神鷲(ガルーダ)商人』や

51MJZXTJXYL__SS500_.jpg


梶山 季之著『生贄』
などの小説の モデルに書かれているとおり壮絶な一面もあります

その内容はと言うと日本の戦後の裏の歴史
デヴィ夫人のモデルとなった主人公と大統領の関係がアルネシアの賠償間題を有利に解決するため、政商や総会屋、政治家たちが暗躍し、”生贄”として献上されたという話だそうです
この本はあまりにもリアリティがあったためか、裁判沙汰になり出版禁止され闇に葬られているようです


もっとも赤坂のクラプで働く定時制高校を中退のホステスが、国賓のティーパーティに誘われ、流暢な英語で会話しスカルノ大統領に見初められたという話が昭和30年代に本当にあったかどうかというのは常識的にかなり厳しい
いうなれば日本版ハニートラップ?があったのではと思わずにはいられません


ただウィキペディアにあるとおり
「日本への資源輸出などに積極的に関わった。当時の池田勇人首相とスカルノをつなぐ仲介役を務めたという」
日本が第二次世界大戦中インドネシアに進駐した理由に資源確保があり、いまでも日本はインドネシアからの輸入にかなり頼っているということを考えると
ありえない話ではないですね

それにこのあとバリ島に行き、行きかう車やスクーターのほとんどが日本車であり、現地の人から直に日本製品のクオリティの高さを聞かされると、その功績は余りにも大きいのではと今回の旅で実感いたしました

『路地栽培』のアスパラガス
(露地栽培ではありません)
昨年と同じ幹線道路沿いの歩道花壇で見つけました

行き交うトラックの荷台から苗が落ちて育ったとは考えずらく、誰かが植えたか
それとも鳥が種を運んできたのか判りませんが、すくすくと育っていました
 

aspara01.jpg
 

そうですこれから北海道はアスパラガスの季節を迎えようとしています
今年もグリーンやホワイトはもちろんムラサキなど色とりどりの新鮮なアスパラガスが店先に並ぶことでしょう

ということでこのあと真狩村に向かいます
目的はもちろんアスパラ
真狩の道の駅あたりでアスパラガスを買ってキャンプで食します
マッカリーナも予約してますが、そろそろアスパラガスがお見えするのではと期待してます
アスパラガスざんまいの2日にしたいものです

走りのアスパラガス

| コメント(0)

フランスで春を告げる野菜と言われる「アスパラガス」
気候は違えどフランスと北海道は緯度的に同程度の緯度にあります
そんな環境ゆえか私の住む北海道もこの時期、フランス同様に昼夜の寒暖差が激しい季節となります
風邪などひきやすい時期でもありますが、そんな反面この昼夜の寒暖差(自然)は道民に美味しいアスパラガスを与えてくれたりもします
 

makkari06.jpg
 

そんなアスパラガスを求め、生産地のひとつである真狩村へやってきました
そうです今週は出荷が始まった「走りのアスパラガス」を求めての旅(キャンプ)となります

6月のこの時期アスパラ料理が食べられるレストンラン「マッカリーナ」も予約、ついでに京極のうどん屋さんでも6月限定メニューとしてアスパラガス食べられます
準備や狙いは万全とも思えましたが、一つ懸念がありました
そうです中山峠がゴールデンウイークに発生した土砂崩れによりしばらくの間、不通となっていたためです
中山峠を含む230号線は北海道の大動脈
24時間態勢で工事を進むた札幌開発建設部の復旧工事のおかげで先々週には全面開通してくれていました
おかげげ中山峠かららくらく真狩と向かうことができ
ついでに久々に峠の名物、「揚げイモ」を羊蹄山を眺めつつ食べることも出来ました
 


makkari01.jpg makkari02.jpg
 

で、朝早くやってきた真狩村の道の駅でお買い物
 

makkari07.jpg
 

もちろんお目当てはアスパラガスです
狙い通り朝採りのアスパラガスが並んでいました
 

makkari05.jpg
 

タケノコも並んでいたのでこいつも一つ購入
アスパラガス同様、キャンプ場で皮ごと炭焼きにしてむいて食べようというものです
例年このタケノコも私の山菜採りのターゲットですが、こうして産地に行けば手軽に買えるのものなんですね
山菜は買うものと豪語するかたも知人にいますが、採る苦労を考えるとわかる気もします
(もちろん採ること自体も楽しんですけどね)
 

makkari03.jpg
 

ついでに気になるものも見かけました
この時期というか先月あたりでの北海道ではどこでにいっても採れるウド
立派なものが店先に並んでいました
なにやら真狩高校の生徒さんが教育実習として作った作物なんだとか
値段にも惹かれましたが、将来の北海道の食を担う人材に投資です
(まあ100円なんですけど気持ちだけでも)
 

makkari04.jpg makkari08.jpg
 

さてキャンプする地元で食材の購入も済ませましたし
真狩温泉で一っ風呂あびたらマッカリーナで旬のアスパラガスを食べに行きます

料理に使う野菜のほとんどが、地元の真狩産と
道産野菜を使ったフランス料理が味わえるオーベルジュ「風のレストラン・マッカリーナ」
ミシュラン北海道2012にも当然のように☆付きで紹介されていました
敷居が高いようにも思えますが、ランチは割とリーズナブル
(☆ではなくコストパフォーマンスを示す「ビブグルマン」マークにも掲載されそうなほどです)
とはいえ☆が付いたからといって今までどうりの価格で営業されていました

気軽な料金でフレンチが楽しめるせいか、マッカリーナに行く前に訪れた隣接する真狩温泉の休憩室で聞き耳を立てていると面白い会話が聞こえてきました
というのも置いてあった真狩村の観光地を載せたパンフレットを手にとった、おそらくは道外からの観光客(レンタカーでまわられていました)でしょうか、パンフレットを見つつ、そういえばマッカリーナって聞いたことある・・・云々
ランチの値段が・・・云々、後で行こう、などと話が聞こえたくらいです(もっとも予約は必要かと思いますが)

そういえばこの方たちのようにレンタカーに乗って旅をするような方たちに美味しいお店を紹介するのが、ミシュランガイドの本来のポリシーだったよな、などと考えさせるようなそんな会話でした

 

makkari20.jpg
 

さてそのマッカリーナ入り口のレセプション
暖炉がありますが、訪れるのはいつも夏ばかり
火が入っているところを見たことがありません

と、そうこうしているうちにスタッフに案内されテーブルへ
外の雑木林の新緑が眩しく感じます
 

makkari09.jpg makkari10.jpg
 

まずは前菜
パリでもかぶ料理を食べましたが、ここでも出てきました
フレンチにはつきものなんでしょうか
生に近いさっとボイルしただけのタコが美味い
 

makkari11.jpg
 

そして今回のお目当てのアスパラガス
グリーンアスパラとホワイトアスパラの両方を楽しみました
塩ゆでしてあるのでそのままでもいけますが、ここは添えてあるベアルネーズ ソースで頂きます
 

makkari12.jpg makkari13.jpg
 

続いて人参のスープ
こういったお店で砂糖をスープに入れることはないと思う・・・のですが
砂糖が入っているのと思わせるほど甘いスープ
人参って甘いんですね
 

makkari14.jpg
 

メインは私が知床地鶏そして我が家の奥さんが鱈を頼みました
 

makkari15.jpg makkari16.jpg
 


デザートはマンゴープリン
 

makkari17.jpg
 

中庭(パティオ)で育てているやつでしょうか、ハーブティとチョコレート等々
 

makkari19.jpg makkari18.jpg
 

お腹いっぱいで満足満足
年に一度のレストラン・マッカリーナ
今年も楽しんできました
 

makkari21.jpg
 

外にでて振り向くとマッカリーナのはるか向に顔を出した羊蹄山が望めました
次はこの麓でキャンプです

アスパラガスの美味しい食べ方あれこれ
まずは採ったばかりのアスパラを生のままマヨネーズなどかけて食べることでしょうか
これって多少固いのですがあれって思うほど甘く感じます
 

11utiyama10.jpg
(2011年美唄市内山農園にて) 
 

さてアスパラガスにはさまざまなレシピがありますが、ボイルしたりフライパンなどで炒めたりして食べるのが一般的かと思います
 

makkari30.jpg
 

ちなみに私が家の一番のお勧めは何と言っても炭火で皮ごと焦げ目がつくまで、そうですね切り口から汁が噴出してくるくらいまでアスパラガスを炙ります
そして熱いのを我慢しながらアスパラガスの根本から穂先近くまで皮を剥き
そうそう居酒屋などのメニューにある「焼きなす」のように
こうして剥いたアスパラガスを「はふはふ」言いながらマヨネーズなど付けて食べるのが、一番のお勧め
 

makkari32.jpg makkari31.jpg
 

そんなアスパラガスのBBQがしたくて、真狩村にある羊蹄山自然公園真狩キャンプ場へとやってきました
ここのオートサイトは水道と20Aの電源と、キャンピングカーユーザーには嬉しい設備が揃っています
 

makkari23.jpg makkari24.jpg
 

景色の良い木陰のお気に入りのサイトを今回も予約
イスとテーブルを出したら早速ビールを頂きます
 

makkari25.jpg makkari26.jpg
 

当日は札幌市をはじめとして小学校の運動会のシーズン
ついでに羊蹄山の登山も翌々週からとあって空いておりました
何とオートサイトは私を入れても3組、うちひと組もとい1人は登山用のテントで来られたおそらく羊蹄山登山に来られた方
もうひと組はこれまた登山の方でしょうが、夜半にこられて早朝出て行かれました(>_<)
そんな感じでオートキャンプ場は貸し切り
静かなキャンプを楽しみました
 

makkari34.jpg
 

早速炭を焚いてBBQ
前述のアスパラガスの他に真狩の道の駅で購入したタケノコも皮がついたまま炭火で炙り熱いのを我慢しながら剥いて頂きます
ついでに開通した中山峠の売店で売っていた「すすきのビール」とともに
 

makkari27.jpg
 

毎年この時期ニセコ方面にタケノコ採りに来ていますが、今年はどうなる事やら
今年も山のようなタケノコを前に炭火で炙って食べてみたいものです
 

makkari28.jpg makkari29.jpg
 

夜はキャンプ場で売っていたひと束400円の薪で焚火
 

makkari22.jpg makkari33.jpg
 

夜が更けるにしたがい、寒くなってくると同時に次第に周りが霧に覆われだします
霧というよりはこれはもしかして雲、山の中のキャンプ場というのを思い起こしました
それにしても今年の春のキャンプは寒い
 

makkari35.jpg
 


いつになったら汗ばむ夏がやってくるのであろうか

今年も京極町にある、名水うどん野々傘へとやってきました
 

resize1383.jpg
 

目的はこの6月の限定メニュー
『晴天のアスパラ天ぶっかけ』を食べるためです
これグリーンアスパラとホワイトアスパラの天ぷら計8本のアスパラ天が載る贅沢なうどんです
アスパラガスは天ぷらにするとその美味しさが凝縮されて美味しい

これに清涼感を出すため、レモンをギュッと絞りいただきます
 

makkari40.jpg
 

と書かせていただきましたが、実はこれを食べたのは私ではありません
当初このうどんを食べるつもりが別のうどんを頼む羽目になったため
我が家の奥さんに頼んでもらいました
 

makkari37.jpg makkari39.jpg
 

なにを頼んだかと言うと

ここ野々傘には
なにやら「スカイツリーぶっかけ」ってのがあるらしい
とはいえ食べてみたい気もするが、これはかなりのボリュームがありそうだ
実は昨年キング・オブ・キングスっていう特盛りメニューを食べて胸焼けしてしまいました
次回はもう少し軽めのものをと思っていただけに、これは悩みます

ただこれって1日3食限定メニューだそうだ
これは頼める限りは頼むしかありません
 

makkari36.JPG


で出てきたのが、こいつです

「高度経済成長のシンボルの東京タワーのように、スカイツリー開業で日本を盛り上げましょうよ」とメニューには書かれています
店主の意気込みの伝わる限定メニューです
 

makkari42.jpg makkari44.jpg
 

頂上に「お子様ランチ」のように日の丸が刺さっていて
その下には
アナゴにアスパラ、マイタケ、チクワ、海老に玉ねぎ、ザンギ等々とありとあらゆるものがトッピングされています

肝心のうどんがでてくるころには、すでにお腹いっぱいでした
3回ほど来ていますが、天ぷらばかり食べていて
大阪で修業したという自慢のうどんを味わうことが出来ずにいます
次回はバイクか何かで来てうどんを味わってみたいものです
 

makkari38.jpg
 

さて今回、当初椅子の席に座っていたのですが
あとで足の悪そうな方が来店
私は座敷でも構わないと、席を譲ったところ
 

makkari43.jpg
 

席を譲ってくれたお礼です
と、「ギョウジャニンニク」の天ぷらをサービスしてくれました
これ実は壁に貼ってあるメニューで食べてみたかった一品です


ただし、例のスカイツリーうどんを食べたあとに食べるのはかなり辛かった
お店のスタッフによく完食できましたねと言われたくらいですから
ちなみに昨年も「キング・オブ・キングス」食べましたよと言うと驚かれておりました
もの好きと思われたかもしれません
 

makkari45.jpg
 

お腹一杯幸せな気分でお店を出たところ
羊蹄山が姿を見せてくれました

いや~今年も真狩・京極へアスパラガスを食べに来ましたが、北海道に住んでいて幸せと感じる週末でした

北海道には250あまりの温泉がありますが、これは日本で一番の温泉の数を誇ります
日帰りで入浴できる温泉も多く、普段温泉に足を運ぶことのない私でもキャンプに行った際は行きや帰りもしくはキャンプ中に立ち寄るのが通例になっています

もっとも、これは焚き火などで灰だらけになることが多いからなのですが
 

campspa09.jpg


今回の羊蹄山自然公園真狩オートキャンプ場に車で10分ほどのところに「真狩温泉」があり
露天風呂にゆったり浸かってきました
 

campspa07.jpg
 

ここのウリは何といっても、浴槽や露天風呂から仰ぎ見る「羊蹄山」
それはまるで銭湯の富士山が実物になったような感じです
残念ながらこの日、この時間は雲に隠れて見ることができませんでした
 

campspa08.jpg campspa10.jpg
 

その前の週に伺った、古山貯水池自然公園オートキャンプ場にもユンニの湯という温泉が近くにあります
 

campspa06.jpg


キャンプ場で割引券がもらえたりもしますが、私のおすすめはお隣の馬追にある「馬追温泉」
馬追丘陵の山のなかにある、ちょっと秘湯めいた温泉です
ちなみに創業は明治、百年の歴史ある温泉です
 

campspa04.jpg
 

ライオンの口から大量の温泉が湧き出てきますが、飲用の可能なんだとか
シャワーすらありませんが、掃除が行き届いた癒しの温泉です
 

campspa05.jpg 
 

最後にゴールデンウイークの翌週、山菜採りに伺った日高町沙流川オートキャンプ場
そして隣接する「沙流川温泉ひだか高原荘」
 

campspa01.jpg campspa02.jpg
 

残念ながら露天風呂はありませんが、熱いお湯が嬉しい温泉です
午前10:00からの営業の他に午前6:00~9:00まで朝風呂が楽しめるのも、早起きの人間にはポイントが高いです
 

campspa03.jpg
 

いずれの温泉の駐車場も私のキャンピングカーでらくらく停めることができます
今年はあといくつキャンプ&温泉を楽しめるかな

スーツケースぐるぐる巻

| コメント(0)

あちこち脱線してなかなか進まないバリ島旅行記
とびとびになっていますが、再開です
 

bali76.jpg
 

前回ジャカルタのスカルノハッタ国際空港に降り立ったまでをレポート
ここからはJALとコードシェアしているガルーダ・インドネシア航空に乗り換えデンパサール国際空港へと向かいます
 

bali79.jpg
 

スーツケースはデンパサールまでスルーしてくれませんので、ここで一度受け取らねばなりません
もっとも機内で森伊蔵を2本買ってますので、どちらにせよ手荷物として機内に持ち込めませんのでスーツケースに詰めなおす必要がありました

さてこのスカルノハッタ国際空港、観光地特有の怪しげな方々が跋扈しているのだとか
しかもそれが空港の正規のスタッフだったりしますので余計に厄介です
なにやらスーツケースをポーターしてくれるというらしいのですが、手数料として千円ほど強要してくるらしい(時には5千円も)
ちなみにポーターの相場はRp5,000(日本円で50円弱)くらいです
日本人はいいカモのようで私もスーツケースを受け取った瞬間から声をかけられっぱなしでした
千円くらいと思いスーツケースを運ばせる日本人が多いのでしょう、空港のスタッフは仕事そっちのけで日本人に声を掛けてくるようです
インドネシアで千円をルピアに両替するとRp120,000程度、大変大きな単位の紙幣を渡されます
しかもこの金額はインドネシアで1日働いた給料に匹敵するくらい
アジアの通貨危機以降インドネシアルピアは暴落したまま
「日本円」というものが、いかに強いのか改めて認識させられます

とはいえもちろん仕事を全うしている空港スタッフが大多数です
早目に降りてきた乗客はファーストクラスやビジネスクラスの乗客と判っているのか、ファースト・ビジネスクラスの荷物はこちらですよとアナウンスしているのに
無視を決め込んだりしてしまいました
 

bali81.jpg
 

その後30度を超える気温の中、空港内外を彷徨い歩きようやくドメスティック(国内線)のビジネスクラスカウンターへ
ここで荷物を預けるのなら先に黄色いテープで巻いて来てください、と言われます
そうそう前回マレーシアでも同様でしたが、なにやら東南アジアではセキュリティのためかスーツケースをテープで巻いて封印してから預けるのが決まりのようです
スタッフの全てを信用できないのか、こうしておけば安心ですよという乗客へのアピールなのか、おそらくは両方なんでしょうけど、日本ではあまり考えられないことですね

ちなみに日系の航空会社ならこうする必要はないようです

 

bali78.jpg
 

ぱっと見渡すと有りました
スーツケースを巻いている人たちが
右端にはラップでくるんでいる方がいますが、これは有料

そうこの黄色のテープは無料で巻いてくれます
 

bali80.jpg
 

こうしてテープで巻いたら荷物を預けます
エグゼクティブクラスの札も付けられました
これでデンパサールではターンテーブルから、まだかまだかと待たされることなく
最初の方にこのスーツケースが出てくるのでしょう

荷物を預けたら次はスカルノ・ハッタ国際空港にあるガルーダ・インドネシア航空のビジネスラウンジを目指します

ジャカルタのスカルノハッタ国際空港からデンパサール国際空港への乗り継ぎには3時間ほどの待ち時間がありました
搭乗手続き済ませたあとはジャカルタの街をぶらぶらしても良いのでしょうが、ジャカルタの都市圏人口は二千万人を超える世界屈指のメガシティであり、東南アジア有数の世界都市です
3時間程度では観光ってわけにもいきそうもなく迷ってしまっても困るので
ここはラウンジでまったり過ごすことにします
そう今回の旅はゆったりのんびりがテーマです

どこにあるか人に聞こうと思ったら、真上の看板に示してありました
ドメスティク・フライト(国内線搭乗口)の下に各航空会社のエグゼクティブラウンジはこちらと書かれていますが、その一番上にガルーダ・インドネシア航空のエグゼグティブラウンジの名がありました


 

bali82.jpg bali95.jpg
 


ヒンドゥー教の神鳥ガルダに迎えてもらい
さっそくエグゼクティブラウウンジに入ります

ここでは暑くてたまらないので、もう少しエアコンが効いたところとシャワーにビールと目論んでいました
 

bali96.jpg bali97.jpg
 

なかはこんな感じ、照明を控えめにちょっと暗いラウンジはエスニックな雰囲気があり
そこそこ広いスペース
そして香辛料の独特の香りが、漂っていました
 

bali98.jpg
 

航空機が眺められるカウンター席やパソコンが並べられたビジネススペースとどこでも見られる風景です
 

bali83.jpg bali93.jpg
 

席はビッフェカウンター近くのソファーをチョイス
そう今晩ホテルに着くのは真夜中になりますのでここで晩飯となります
 
 
bali91.jpg
 

食事の前にまずはシャワー
空港内外をちょっと歩いただけで汗が吹き出していました
タオルなどのアメニティは先程のラウンジ受付で出してもらいます
 

bali85.jpg bali84.jpg
 

さて肝心の食事です
こうした海外の空港ラウンジにはその国を代表する料理が並びます
そうした料理を食べるのも最近では旅の楽しみのひとつになってます

ガルーダ・インドネシア航空のラウンジ
国内線にしては珍しいほどの料理が並んでいました

まずは南国っぽくフルーツそしてバナナを蒸したもの、隣にあるのは薩摩芋に見えます
 

bali86.jpg bali87.jpg
 

そしてメインは香辛料やサンバルたっぷりのインドネシア料理
鶏料理が多いのは宗教の関係でしょうか
こうした空港には様々な宗教・宗派の方がこられるでしょうから、やはりどの宗教にも抵触しない鶏料理が並ぶようにも思えます
 

bali88.jpg bali89.jpg
 

インドネシアらしく「ナシチャンプル」風にいただきました
ナシチャンプルのナシはご飯で今回は白米とターメリックライスを
チャンプルといえば日本人なら沖縄を思い起こしますが、こちらが本家となります
日本は島国、海洋民族なんだと思い知らされます
 

bali90.jpg
 

飲んでいるのはグアバジュース
まあ新鮮で美味しいですが、できればこういった辛くて香辛料の効いた料理を食べる際はビールが飲みたかった
そうここはイスラムの国
確かにイスラム教徒でも、、まれにお酒を飲んだり豚肉を 食べたりもしますが
人前でお酒を飲むことはないでしょう
このラウンジにお酒はありませんでした
 
かわりになんだか変わったスープを頂きます
これがソト・アヤムなんでしょうか
茹で玉子やトマト、モヤシなんかが入っていました
ハーブや香辛料が効いて結構うまかった
 

bali99.jpg bali100.jpg
 

最後に焼売と豆腐と鶏を蒸したものが出てきました
これはパス
もうお腹いっぱいです
 

bali92.jpg
 

そういやインドネシアの経済の実権は華僑が握っているですよね
そうこうしている間に搭乗時間、さてガルーダの翼に乗り込みますか

ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港からデンパサール・ングラライ国際空港までの国内線は
ガルーダ・インドネシア航空を利用いたします
国営らしく、その名はインドネシアの国章でもあるヒンドゥー教の神鳥ガルダから取られています
ガルダはヴィシュヌ神を乗せ、天空を駆け抜けたと言われているヴァーハナ
インドの神話で言うところの神の乗り物です
 

bali101.jpg


今回搭乗する、そんな神の乗り物はエアバスのA330-200
パリ旅行記でもそんな文言がありますが、神に愛された国「フランス」からやってきた乗り物です

今回の旅はゆったりがテーマなのでエグゼクティブクラスをチョイスしてます
ゴールデンウイーク期間中にも関わらず思ったよりも割安でした
おかげで成田〜ジャカルタはファーストクラスにもアップグレードできたことですし

 

bali102.jpg


エグゼクティブクラスのシートは、これがなかなか快適です
シートピッチは152cm
リクライニング度はなんと180度のフルフラットになるシートが備えられています
 
 

bali103.jpg bali104.jpg
 

機内食はカレーパンのようなもの
結構美味しかったのですが、やはりお酒は頼めません
 

bali105.jpg
 


さてこのガルーダ・インドネシア航空
水平飛行の時間を稼ぐためか、空港に近づくといきなり高度を下げてきます
着陸に向けて飛行機が降下し始めると、耳抜きが出来なくなり鼓膜が痛く なってきました
困ったことに眠りにつく頃までその影響は残ってしまいました

さて空港につくとバスが出向かいに来ました
なんだバスかと思いましたが、荷物を受け取るターテーブルの外側のところで降ろしてくれたので
かえって楽ちん、ほとんど歩かなくて済むことになりました
 

bali106.jpg
 

ちょっとくらい歩いてもと思えるのは日本が基準です
そうここは夜中でも30度を超える環境
ターテブルにどっかり腰を下ろしている空港スタッフが全てを物語っています
日本のように早足で歩くなどとんでもない場所
そして神々の宿る島でもあります
ヒンドゥーの神々を敬いつつ、このへんで楽園モードに切り替えねば

といいつつ荷物はエグゼクティブの札がついていましたので、政策的に優先されているサーフボードについですぐに出てきました
混雑を避けるため、さっさと歩いて予約している車まで早足で歩いていくことに
楽園時間への切り替えはもう少しかかりそうです

バリ島を車などで観光していると判るのですが、ビルなどの建物で視線を遮ぎられることがなく、その豊かな景色を楽しむことができます

そうバリ島では、その景観や文化を守るため
法律で高層建築物の建築が認められておりません
俗にいうところの「椰子の木より高い建築物を建てることができない」という
バリ島独自の建築基準があります
ヴィラなどと呼ばれる、一軒家のスタイルのホテルが多いのもそのためでしょう
 

bali107.jpg
 

ところが今回泊ったのはホテルはニッコー・バリ・リゾート&スパ
なんと15階立てのクリフタワーの最上階
インド洋を眼下に収めるオーシャンビューの部屋でした
15階立って、前述の話からいっておかしいと思われますが
どんな厳しい法にも抜け穴があるようで、このホテルは海辺の崖を地形を上手に使い建てられています

と言うのもクリフターワーの裏手は御覧のように崖になっています
 

bali109.jpg
 

この崖を見たうえで、さてホテルのエントランスはというと
その崖の端にあるんです
 

bali110.jpg bali112.jpg
 

このホテルへ向かう際は道路から警備の厳重なゲートを潜りエントランスへ導かれます
正面に構える1階立ての建物は確かに椰子の木よりは高くはありませんでした
 

bali111.jpg
 

ところが崖の裏手になる反面すべてがオーシャンビュー
海を望む15階の部屋から
滞在中、見事な景観を見せてくれました
 

bali108.jpg

千歳空港を朝8時にたち、デンパサール・ングラライ国際空港にたどり着いたのが夜中の23時、なんと15時間もかけてバリ島にやってきた計算になります
夜中ということもあり、うまくタクシーが拾える自信もなく、あらかじめホテルお抱えの車を予約してありました
真っ暗闇の道路を飛ばし30分ほどでホテルに到着です

さっそくレセプションを探し、チェックイン
 

bali113.jpg

 


JALホテルズのゴールドカードを差し出しアップグレードしてくれないか試みたのですが、今回その夢はかないませんでした
もっとも最上階のスイートルームの隣の部屋だったので、眺望はホテル随一
景観が売のホテルだけに、たぶんこれがアップグレードということなのでしょう
 

bali128.jpg
 

ちなみに帰りは飛行機の時間に合わせ午後4時にレイトチェックアウト
これもゴールド会員の特典でした
 

bali127.jpg
 

ホテルの予約は、いつものようにエクスペディア
ニッコークラブビーチフロントというプランです
ベランダから眺めるインド洋が圧巻ですが、それに加えてクラブラウンジが使えます
今回の滞在はホテルでまったりの予定でしたら、ラウンジで飲む時間が多いと思いこのプランにしました


部屋にはツインのベッド
日系のホテルらしく浴衣が備えられていました
 

bali114.jpg
 

ソファーにデスク
デスクには有線LANがひかれています
けれど料金が高めなので今回は接続いたしません
わけは入り浸るはずのクラブラウンジで無料の無線LANを使えるからです
 

bali115.jpg bali116.jpg
 

テーブルにはウエルカムフルーツも置かれていました
モンキーバナナにリンゴ、極めつけがみかんです
これって日系だからと思いきや後日行ったスーパーマッケットには結構な数のみかんが売られていました
 

bali125-2.jpg

 

ポットにマグカップ、グラスなど十分揃っていますが、クラブラウンジに入り浸りだったせいか一度も使うことはありませんでした
冷蔵庫もポットの隣にある水を冷やす程度しか利用しませんでした
 

bali122.jpg bali126.jpg
 

バス・トイレはというと
風呂は日本人になじみやすい深いバスタブ
シャワールームが別途あるのは嬉しい
 

bali117.jpg bali118.jpg
 

アメニティも充実
香りが抑え目なところも良いですね
 

bali119.jpg bali120.jpg


スリッパの他に
リゾートらしくビーチサンダルが置かれています
わざわざ日本から持参する必要はなかったようです
 

bali130.jpg bali131.jpg
 

傘もありましたし、アイロンとアイロン台も完備
荷物を少なくしたい我が家の必需品
そうですシャツは手洗いとアイロンがけがデフルトなんです
もちろんガウンもありました
 

bali132.jpg bali133.jpg
 

金庫は無論ですが、変わったところでは虫除けのアースノーマットのようなモノまであります
そうゴールデンウイークのこの時期はデング熱を媒介する熱帯シマカの季節でした
もっともこの部屋は15階、蚊の羽音を聞く機会はありません
 

bali124.jpg bali129.jpg
 

さて写真を撮っていると夜中の1時くらいになってしまいました
長い一日が終わり、ぐっすり寝ることに

海外でタコ足

| コメント(0)

最近では海外の電圧でも対応している電気製品が増え
変圧器を使うことなく日本の電気製品が使えるようになりました

ところが電源コンセントの形状は各国でまちまち
海外のホテルによってはユニバーサルタイプの電源コンセントを設置しているところもありますが、たいていは差し込みコンセントの形状は日本のものと異なっています
ちなみに日本コンセントは「Aタイププラグ」
行く先々で「A」「B」「C」「BF」など様々なタイプがあり、日本の電気製品を旅行先で使うには、対応したそれぞれに対応したアダプタープラグが必要になってきます
 

10singaporegp48-2.jpg
 

そこで旅行者のために作られた、すべてのタイプに対応した便利なアダプターがありますが
一昨年シンガポールのパンパシフィックホテルに宿泊した時、プレゼントとして頂いちゃいました

パンパシフィックホテルさん感謝です
この海外用電源形状変換プラグ
スーツケースに入れっぱなしにして、いつも持って歩いていますよ
 

bali135.jpg
 

ただこのアダプターだと日本仕様のコンセントとして使えるのは、1個のみ
最近電池の消耗の激しいiPhoneをはじめとして
デジカメの電池の充電やノートパソコンなど需要は増える一方

そこで100円程度で売っている三又コンセントもいつも持ち歩き
タコ足配線にして使っています

こんな些細な備品が旅行の際、重宝するんですね

今回のゴールデンウイークの旅行
ニッコーバリ・リゾート&スパを選んだ理由に
このニッコー・クラブラウンジがありました
 

bali136.jpg
 

今回宿泊しているクラブルームに宿泊すると、このクラブラウンジが利用可能なんです
たまに見かける利用者は皆、旅なれた雰囲気の方ばかり
団体のツアー客などは皆無でした
 

bali137.jpg
 


さていつも笑顔で迎えてくれるスタッフに導かれラウンジ内へ
そこにはシックで落ち着いた雰囲気のソファーやテーブル、調度品が置かれています
しかもここは12歳以下の子供も入れないという厳しい掟だそうです
そういった配慮が行き届いており、大人の贅沢な空間を醸し出していました

前回のパリ旅行はあちこち掛けずり回ったせいか、最終日はバテてしまいました
ということで今回のバリ島では何もせずのんびり過ごすのがテーマ
このクラブラウンジのホスピタリティの高いサービスには満足しきりです

まず朝食で利用しましたが、ここはアフタヌーンティやカクテルタイムなど
いつ行っても料理や飲み物が楽しめます
 

bali142.jpg

bali143.jpg bali141.jpg
 

朝食はビュッフェ
南国のフルーツや美味しそうなパンが並びます
 

bali148.jpg bali140.jpg
 

ペナンのラササヤンもそうでしたが、こうしたビュッフェに加え
メニューからも選び作りたての暖かい食事も頼めます
 

bali138.jpg
 

今回は「エッグアーバンドゥビオス」(ロブスター入りスクランブルエッグ、ロブスターソース)を頂きます
 

bali147.jpg
 

ビールは11時からということで
まずはバリにきたら頼もうと決めていたストロベリージュース
そしてインドネシアといえばコーヒーでしょう
コーヒーの王様「コピ・ルアク」をはじめここインドネシアは世界第4位のコーヒー生産国
ここで美味しいコーヒーを毎朝飲むことができました
 

bali145.jpg


さてこのクラブラウンジ
パソコンも常備されていますが、iPhoneには嬉しい無線LANもあり
部屋で有料の有線LANを使用しなかったためか、ここで過ごす時間は寝ているほかは一番長かったのではないでしょうか
 

bali149.jpg bali144.jpg
 

さて食事は控えめに主菜の他はフルーツ位にして腹八分を心がけます
そうここは11時からカクテルタイム
ツマミとビンタンビールが楽しめるんです
 

bali146.jpg
 

さてこのあとはプールで腹ごなしとしますか

日航猿軍団

| コメント(0)

えっ漢字を間違えてるって?
いや違うんです、今回のエントリーは日光猿軍団の話ではなく
ホテル・ニッコーバリ・リゾート&スパに住まう猿の家族たち
「日航猿軍団」のお話です
 

bali155.jpg


ただここインドネシアにきて猿というと頭に浮かぶのは、
文化の影響の強いインドで古代から伝わる長編叙事詩「ラーマーヤナ」
そこに登場するハマヌーンという猿族の1人
変幻自在の体はその大きさや姿を自在に変えられ、空も飛ぶ事ができるスーパーモンキー
ラーマ王子の従者となりその能力で王子の危機を何度も救うという話です

えっ、どこかで聞いたことのあるような話ですって
「ラーマーナヤ」の物語はインドのみならず、東南アジアを経由してアジア全域にその派生を生み出していきます
そうですこのラーマーヤナは中国に伝わり、『西遊記』の登場人物である斉天大聖孫悟空のモデルになったといわれています
ちなみに日本でも桃太郎って童話がりますが、主人公をラーマ王に替えてみるとそこに猿の従者がいたのを思い出しますね・・・そんな説があるくらいです

話を日航猿軍団に戻しましょう
そう今回宿泊したホテル・ニッコーバリ・リゾート&スパの敷地内には猿も無料で宿泊しています
いやもとい元々この地に住んでいたのは猿だったのかもしれません


最初に観たのは朝食を食べていた時のこと
小猿が一匹、建物の裏側から姿を見せてくれました
 

bali150.jpg
 

お目当ては、プールの管理棟に置かれたチャナンと呼ばれる、お供え物
ヤシの葉で作ったお皿に、お花 や食べ物が盛られています
このチャナン、バリ島のあちこちで見かけますが、ここホテル・ニッコーバリのあちらこちらにも供えられていました
 

bali151.jpg
 

いかにも食べてくださいの状態
当然のように猿が荒らしていきますが、それが私には猿達のテリトリーでホテルを営業するみかじめ料っていうか家賃にさえ思えてしまいました
このプライドをもった猿の顔が物語っていますね
 

bali153.jpg


ここバリ島ではお寺あたりに住む猿を見に行く観光も多くありますが、トラブルも多いようです

このホテル滞在中、猿はたっぷり見ることができましたので
ウブドのモンキー フォレスト (野生猿の自然保護区)にはわざわざ行かなくとも良いかな
 

bali152.jpg

bali162.jpg
 

マリンリゾートホテルのプールサイド脇に佇む天幕
このちょっと贅沢な空間はプライベートカバナなどと呼ばれています
初めて意識してみたのは昨年泊ったアウトリガー・ワイキキ・オン・ザ・ビーチ ホテル・・・・・の隣にあるロイヤル・ハワイアンのカバナでした
ちなみにロイヤル・ハワイアンのカバナの料金は1日$175(税サ別なので最終的に日本円で1万7~8千円くらい)と高いうえ、ハイシーズンは予約が取りづらく何と一年前から予約を受けるほどの人気なんだとか
 

bali156.jpg
 

そんな人気のプライベートカバナですが、ホテル・ニッコーバリ・リゾート&スパのそれはいつ行っても利用することができました
もちろん無料です
もっともこれはニッコークラブの専用プールだったからに他なりません

ちなみに私の滞在した数日間は某国の保険会社一行の団体も100人単位で泊りに来ていて、日中の買い物タイム以外、プールなどの共有施設は騒々しいくらいでした
ニッコー・クラブでなかったらと考えると、ちょっとぞっとします
 

bali163.jpg
 

さてそのニッコークラブ専用プール
決して大きくはないのですが、利用者が限られている贅沢なプールです
ホテルの3階に作られており、周りからの視線を気にすることのないプライベートな空間
しかも私が利用した時は他に客もおらずたまに1組いたくらい、静寂な雰囲気が漂うプールでした
 

bali164.jpg
 

折角の機会ですので利用することに
プルーに入ったあとでも使える素材のようですが、いかにもビニール張りってわけではありません
 

bali158.jpg bali160.jpg
 

すぐにスタッフがやってきてタオルをセットし、飲み物の注文を聞いていきます
 

bali157.jpg bali159.jpg
 

ビールやシャンパンでもいいのでしょうが、ここはノンアルコールで
もちろんこれらはホテル代に含まれています

カバナの周りはプールの水が張り巡らされ
天然のクーラーのようです

もっとも暑くなればプールに飛び込めば良いだけ
プールからあがってそのままにしておけば気化熱で体を冷ましてくれます
 

bali165.jpg
 

揺れる椰子の木とインド洋を眺めつつ、東南アジアの本を読んでいましたが
いつも間にかうとうと眠りについてしまいました
 

bali161.jpg

ビンタンビール

| コメント(0)

インドネシアのビール「ビンタンビール」
植民地時代に旧宗主国オランダのハイネケンの製造工場で造り始められたという歴史をもつビール会社です
瓶の色もラベルのデザインもハイネケンを感じさせますね
味は辛口で日本人にもなじみやすく、バリといえばこのビンタンというのが定番のようです
 

bali166.jpg
 

海外に行くとたとえそれがどこであれ(たとえパリであっても)その地方のビールを飲むのが私の旅のおきてになっています
ところが、今回は2日目の昼にしてようやく味わうことができました
これはガルーダ・インドネシア航空の機内や国内線ラウンジではビールが飲めなかったためです
ムスリムが多いインドネシアでは戒律により飲酒が禁止されているため、赤道直下の熱帯に属しているのにもかかわらず、ビールはあまり飲まれていないようです
 

bali170.jpg
 

とはいえバリ島はバリ・ヒンドゥーというバリ島独特な宗教を信仰していて飲酒はOKなんだそうです
ということで「まずはビール」
といってもこのときはちょうど昼下がりニッコーラウンジのアフタヌーンティの時間帯です
まあ本来はお茶の時間なんでしょうが、ここはリゾート
午後のビールってのもおつなものでしょう
 

bali168.jpg bali167.jpg
 

サンドイッチをつまみにサーバーから注がれたビンタンビールを頂きますが
ようやくここで「The Last Paradise」(最後の楽園)に乾杯です
 

bali169.jpg

宮廷舞踊「レゴン・ダンス」

| コメント(0)

指先とどこを見てるのと思える目の動きが特徴的なレゴン・ダンス
宮廷舞踊として貴族の儀礼のために奉納されてきたのだそうです
 


bali171.jpg
 

バリ観光の目玉とも言えるアクティビティ
本来ならウブド王宮でやっているような荘厳で豪華な場所でレゴン・ダンスを見ればよいのでしょうが、これにはちょっとわずらわしさを感じていました

というのも演じられるのは夜、わざわざ遠出してウブドへ行き2時間ものの長い間観賞するには、飽きっぽい私にはむきそうにありませんでした
それに芸術など普段から慣れ親しんでいるわけではないので、舞踊で伝承を伝えられてもおそらくはまったく判らないでしょう
それに指定席ってわけではないようなので、良い席で見るために早目に行って舞踊が始まるまで待たされたりするのは夜でも暑いところなのでちょっとしんどそうです
 
というわけで到着した翌晩
ホテルのテラスでやっているディナーパーティ付きレゴンダンスを申込みました
 

bali172.jpg
 

ホテル内でやってますので時間になったら、オープンなレストランに行くだけ
あとはインドネシア料理をつまみにビンタンビールを飲みながらレゴン・ダンスを観賞できるという、まさに私どもにぴったりな安・近・短なプランです
しかも限られた客だけの舞踊ですから、場所取りの心配もなく最前列で見る事が出来ました
 


 

どちらかというと簡易的なミニ・レゴンといったものですが、私にはこれで充分
バリの夜の舞いを堪能いたしました

バリ島へきて、最初の晩飯は
ホテル・ニッコーバリ・スパ&リゾート
ロビー下の庭園「タマンサリ」で行われたバリ料理ビュッフェ&レゴンダンスでのバリ料理です
 

bali173.JPG
 

レゴン・ダンスは簡易版と言ったもので、10分ほどの間隔を置いて出てくる4人の優雅な舞い、そのバリ舞踊独特の流し眼に惑われつつも
バリ料理ビュッフェに舌づつみをうちました
 

bali183.jpg bari185.jpg

 

オープンテラスで行われるバリ料理のビュッフェはバリのあちらこちらで見られるワルン(屋台風)を彷彿させました
どんな料理が並んでいるかと言うと
 

bali181.jpg
 

おっとこれは違いますね
これはメロンで作られた、飾り物のようです
ヒンドゥー教の3大神の一人「ヴィシュヌ神」でしょうか?

もちろん南国のフルーツも食べられます
ここバリはこのスイカのジュースが美味しいと評判ですが、そのまま食べても美味かった
日本のスイカほどは甘いってわけでもないんですが、不思議に美味しいんです
 

bali174.jpg bali175.jpg
 

インドネシア料理の定番「ナシゴレン」と「ミーゴレン」
炒める料理が多いのはここが熱帯で火を入れないとすぐに腐ってしまうからなのでしょう

特にビーフンのミーゴレンが美味かった
そうここは年に二期作・三期作が当たり前の米どころです
ミーゴレンのミーたる麺も麦粉から作られたものではなく、米粉で作られたものが主流でした
 

bali176.jpg bari184.jpg
 

さてこのバリ料理ビュッフェで一番美味しかったのが「サテ」
当然鶏肉かと思いきや豚肉や魚のすり身で作られたものでした

豚肉と言えば、インドネシアはムスリムが多くその教えに従い豚肉は食べないと思いますし
ここバリ島の人々も宗教の関係で豚は食べないかと思いきや、バリ島に多く存在するヒンドゥー教(バリーヒンドゥー)は、豚肉を最高のご馳走として食べるんだそうです
そういえばパビグリンと呼ばれる豚の丸焼き料理がありましたね

それと魚のすり身で作った「イカン・サテ」
日本でいうところの「魚のつくね」ですが、新鮮な魚介類が豊富で、しかも炭火の遠火でじっくりと焼かれたせいかこれが絶品でした

 

bali177.jpg
 

味付けはサンバル(チリソース)や薬味各種
インドネシアの特産品の一つにエスニック料理に不可欠なスパイスがありますが、流石はスパイスの本場
こんなにたくさんの種類から好みのものを選ぶようです
ちなみに何種類か試しましたが、すべてがとっても辛かった


bali180.jpg
 

ということでサンバルたっぷりで辛くてたまらないサテやらミーゴレンでビンタンビールが進む進む

 

bali178.jpg
 

もちろんレゴンダンスもお腹一杯になりつつも堪能いたしましたよ
 

bali182.jpg

物価の安い東南アジアの国々、けれど全てが安いわけではありません
特に高いな〜とい思わせるものが「お酒」
バリ島のスーパーマーケットで見かけた缶ビールは1缶80円ほどの価格で売られていました
日本の発泡酒もしくはアメリカのスーパーで売っているビールの価格もそんなものですから、他の商品と比べかなり高い値段と言えると思えます

もっともお酒を飲むのは観光客だったり、折り合いの悪い華僑や戒律を守らない人だったりするからでしょう
お酒にはたっぷりと税金がかけられてるからです
 

bali194.jpg
 

ということで本日4回目のニッコークラブラウンジです
何故「ということ」なのか、そうバリ島のような気温の高いところでは昼間っからビールなどの冷たいお酒をガバガバ飲みたい
けれど前述の話のようにお酒は高いこの国で財布を気にすることなく飲みたいというのが心情でしょう

そこで今回のホテル選定の際、このラウンジが使えるプラン「ニッコークラブルーム」にいたしました
ニッコークラブラウンジではこのカクテルタイムの他、アフタヌーンティやリフレッシュメントの時間帯・・・・というか大抵いつ来てもビールが飲めます
もちろんこれはニッコークラブルームの料金に含まれます

イスラム圏などのお酒が高い地域ではこうしたラウンジ付きのプランが私どもには必衰のプランなんです
それに折角リゾートに来て部屋でちびちび飲むのもわびしいものですからね

今回はカクテルタイムの時間帯トロピカルドリンク目当てに訪問いたしました
写真に写っているのは「ブルー・リーフ」(ブルー・コーラル・リーフ?)
スタッフのお薦めでした
ドライジンベースでミントの香りがしました

奥にはシャンパンが見て取れます
 

bali187.jpg
 

他にも様々なカクテルがメニューに載っていました
もちろん日替わりでそれぞれいただきましたよ
 

bali186.jpg bali192.jpg
 

おつまみも芳醇なチーズやカナッペなど
豊富に並びます
 
 

bali191.jpg bali189.jpg
 

なんとなくエビフライが美味しいそうなので、タルタルソースたっぷりにこいつを頂きます
 

bali188.jpg bali190.jpg
 

朝食をはじめとしてプルサイドのプライベートカバナ、アフタヌーンティ、カクテルタイムとバリ料理ビュッフェ&レゴンダンスと1日中ホテルで過ごしました
そうバリの街に繰り出すことなく1日中です

弾丸で回るのがデフォーの私たちにとって、おそらくは海外でははじめての経験だったのではないでしょうか
 

bali193.jpg
 

そんな私どもを心配してか、ここニッコークラブラウンジのスタッフが声をかけてくれました
そうここのスタッフはこのクラブルームの客をもてなそうと気を配っていて
コンシェルジュサービスもしてくれるようです

相談に乗ってもらった上、翌日の車のチャーターからエレファント・サファリ・パークの手配などを行なっていただきました
よく考えてみればこのバリ旅行はゴールデンウイークのまっただなかの期間でした
日本人も大挙してやってきたようなので、この日のうちに予約しておかねば翌日像に乗れないところでした
良い意味・悪い意味
だんだんと自分の体が楽園時間に馴染んできたようです

ホテル・ニッコーバリ・リゾート&スパのあるヌサドゥアはインドネシア政府の政策で作られた、リゾートのためだけのエリア
特に気を使っているのが治安
このヌサドゥア・エリアに入るにはセキュリティゲートを潜らねばなりません
物売りなどは入って来れないようになってます
まあ裏を返せばそれだけ物売りなどが多いということなのでしょう
 

bali203.jpg
 


そんなホテルのプライベートビーチでまずすることと言えば散歩
ちなみに道のことをインドネシア語でジャランといいますが、それを重ねた「ジャランジャラン」は「散歩」という意味になります
そう毎朝ホテル周辺をジャラン・ジャランいたしました

まずは高い位置から全体を見下ろします
遠くにインド洋そして手前に昨日過ごしたニッコークラブの専用プールのプライベートカバナが見えます
 

bali200.jpg
 

昨晩行われた「バリ料理ビュッフェ&レゴンダンス」の会場となった
ロビー下の庭園「タマンサリ」
 

bali199.jpg bali198.jpg
 

ホテル前のヌサドゥアビーチの砂浜は日々整地されていて気持ちよさそう
思わず足跡を付けてみたくなるそんな衝動に駆られます 


bali196.jpg
 

これもカバナの一種?
よくビーチトセットでプロモーション用に使われている奴ですが、本当に使われているんですね

確かに赤道直下とも言えるこのバリ島で日除けは必衰ですね
 

bali201.jpg
 

あと付近をジャラン・ジャランして出会った牛たち
ホテルのエリアに放牧されているのでしょうか?
 

bali195.jpg
 

ちなみにヒンドゥー教では牛は神聖なものとして捉えられ食べないと聞いていたのですが
どこにも例外はあるようでバリ・ヒンドゥーと呼ばれるこのバリの人々は結構好んで食べるのだとか
百聞は一見しかずな出来事でした

日本でワインの生産地といえば山梨の甲州ワインや長野のワイナリーを思い浮かべる方が多いかと思います
けれど最近私の住む北海道にも、ここ数年次々とワイナリーが誕生し美味しいワインが作られています
写真にある北海道のワイナリーの一覧には17軒ほどですが、これらの他にも将来のワイナリーを目指すヴィンヤードの方々も多いんだそうです
 

12winetourism02.jpg
 

ところで長いこと北海道で暮らしていていると近年、冬の厳しさが薄らいでるのではと思うことが度々あります
地球温暖化の影響なのか北海道の気温が年々暖かくなり、葡萄の栽培に適した山梨や長野あたりの気候に近づいて来ているようにも思えます
そのうえ北海道には梅雨の季節が無くカラっとした気候で有名ですが、これは葡萄作りに適していると言えるのかもしれません
そんな気候を利用してか、北海道でワイン用の葡萄を生産する意欲あるワイナリー・ヴィンヤードが増えてきたようです
ちなみに北海道で作られるワイン用の葡萄の生産高はすでに日本一
もしかすると今後、ワイン作りが北海道をいやもとい日本を代表する産業になるかもしれませんね
果物・牛肉など農畜産物の品質や世界でのその評価(売られている価格)をみても決してあり得ない話ではなさそうです
 

12winetourism01.jpg
 

そんなワインを作っているワイナリーを尋ねるツアーがあると聞いて、今回参加いたしました
参加したツアーはの「北海道ワインツーリズム」初夏のワイナリーツアーというやつです
もっともツアーといっても、ワイナリーで試飲してお土産を買うだけのお仕着せのものではなく、直に葡萄を散策したりワイナリーの方々の思いを聞けたりと内容の濃いツアーでした


ところでワインツーリズムと言って思い出すのが、昨年行ったアメリカはカルフォルニアのナパ・ヴァレーのワインツーリズム

まずは「カリフォルニア・シャンパン」

ワイン・ツーリズム「ドメーヌカーネロス」(クリックするとこのエントリーにリンクします)
 
 
sf-182.jpg
 

ワインのエチケットはこの建物からだったんだと思わせる

カリフォルニアワインの父「ロバート・モンダヴィ」(クリックするとこのエントリーにリンクします)
 

sf-191.jpg
 

ワインを楽しみながらピクニッを楽しんだ
 
青空のもとでピクニックランチ「ヴィー・サトゥーイ・ワイナリー」(クリックするとこのエントリーにリンクします)
 

sf-198.jpg
 

ワインそっちのけで「タッカー」を見ていた

コッポラ氏のワイナリー「ルビコン」(クリックするとこのエントリーにリンクします)
 

sf-210.jpg
 

そして最後はお目当てのオーパスワン
ここでは$35支払い試飲してまいりました

オーパスワンのワイナリー(クリックするとこのエントリーにリンクします)
 

sf-223.jpg sf-218.jpg
 


こんなツアーを楽しんできましたが、こうしたカルフォルニア・ワインツーリズムは年間500万人もの観光客を集める一大観光産業になっているんだそうです
私の頭ではちょっと考えられないのですが、その一端をこの目と舌で実感してきました

さすがに現在の北海道で何百万は無理にしても、まだまだ眠っている観光資源はあるだろうこの北海道
この風土をとともに育まれる北海道産のワイン&観光(食べ物も含め)のコラボの可能性はあるように思えてなりんません

12winetourism03.jpg
 

さて前置きが長くなってしまいました
実際のワイナリーツアーの話は次エントリーへ

横に這わされたワイヤーに結わえ付けられた葡萄の樹
真っすぐに伸ばすわけではなく斜めに植えられていますが、これにはわけがあるそうです


12winetourism13.jpg
 

タイトルにある「宝水ワイナリー」は豪雪地帯で有名な岩見沢市郊外にあります
2mは雪が積もる地域ですが、冬が来る前その雪の重みで樹が折れないようにワイヤーから枝を外して樹を倒し地面に寝かします
その際、倒しやすいようあらかじめ斜めに植えられているんです
冬は雪で覆いつくされる北海道で葡萄を育てるための知恵ですね

でもなんでこんな苦労してまで、しかも寒い地域で葡萄を育てるのかと思われるかもしれません
しかしワインで有名な産地、たとえばフランスのシャンパーニュー地方などの緯度は北海道よりさらに北、いくら地中海気候だからといって日照時間は変わりませんし、今年正月に訪れたエペルネそしてランスの街は寒かった
 

paris183.jpg
 

ちょっとくらい寒いくらいがワイン用の葡萄の栽培には良いのかもしれません
今回訪れた「宝水ワイナリー」でも
緯度からいえば、もっと北国でもワインはできる・・・と豪語されています 

さてワイナリーツアーに話を戻すと、この宝水ワイナリーでは
「雪は天からの手紙、ワインは雪の贈り物」
エチケットには雪の結晶をイメージにしたものが描かれています
 

12winetourism14.jpg
 

今回の初夏のワイナリーツアーで最初に訪れたのは、そんな宝水ワイナリー
ちょっとシックな建物は、小樽市にあった倉庫を解体し保存していた古材を利用して建てられたのだとか
そう外観も重要です、カルフォルニア・ワインツーリズムで訪れたワイナリーなんかは皆、お城みたいな建物ばかりでした
 

12winetourism04.jpg 12winetourism12.jpg
 

ここに来てすぐに、社長の倉橋さんから
このワイナリーの生い立ちやポリシーなどを聞いたり
畑では石塚氏より、色々な話が聞けました

それにしてもここといい山崎ワイナリーといい
若い醸造家が随分と頑張っていますね
 

12winetourism08.jpg
 

お楽しみの試飲には
『RICCA雪の系譜レンベルガー2011』
『RICCA雪の系譜ケルナー2010』
『オレンジピンクロゼ2010』
を楽しみました
普段ワインを飲みなれていない私にはこのピンクロゼが飲みやすくて美味しかった
 

12winetourism05.jpg 12winetourism09.jpg
 

ワイン醸造所の様子は2階からガラス越しに覗けました
ステンレスタンクや木樽などが覗けます
手前にはTAKIZAWAワインの瓶も・・・・
 

12winetourism07.jpg
 

お土産にワインを買ったりと
1時間程度ぶらぶらしましたが、次は是非とも収穫時期に訪れたいものです
 

12winetourism06.jpg
 

さて次の目的地は山崎ワイナリーです

シャンパンやスパークリングワイン作りの重要なアイテム
「ピュピトル」
瓶を逆さまにして、定期的に瓶を回して(1/4回転)瓶口に澱を集める作業に使う道具です
タイトルの山崎ワイナリーの倉庫で見かけました
来年、山崎ワイナリーではシャンパーニュ方式の本格的なスパークリングワインを発売されるそうですが、ちょっと楽しみな話です
 

12winetourism18.jpg 12winetourism17.jpg


さて今年の正月訪れた
フランスはシャンパーニュー地方のエペルネにあるシャンパンハウス
「アシル・ブランシェ」の地下カーブにも同様のピュピトルがあり
たくさんの数のシャンパンが刺さっておりました
周りに誰もいないことから、回してみたい衝動に駆られましたが、間違ってもそんなことはできませんね
 

paris192-2.jpg


ところでシャンパンで有名なエペルネそしてランスの街にはモエ・シャンドンやヴーヴ・クリコなど有名なシャンパンハウスがありますが、そういった会社やそこで働く人々の所得は高く税収に満ち溢れているようで、街の景観はまさに豊かさに満ちていました
ちなみにエペルネの市庁舎はこんな建物
いや~シャンパンって偉大ですね
 

paris175.jpg paris230.jpg

 
スパークリングワインも同様にいわゆる付加価値のある商品
葡萄の収穫など人件費のかさむ産業において、日本の人件費は決して安くはなく
イタリア、スペイン、チリなどいかにも人件費の安そうな国からワインがこぞって輸入されていますが、価格ではとうてい太刀打出来ません
その点、北海道産のスパークリングワインって何となく夢のある話に聞こえてきます
 

12winetourism16.jpg 12winetourism15.jpg
 

さて前置きがながくなってしまいましたが、今回の初夏のワイナリーツアーでの山崎ワイナリー訪問
ここは葡萄の栽培から醸造、出荷まですべての作業を5人家族のみで行なっているワイナリーで
エチケットにはそんな5人の人差し指の指紋が象られているのだとか

そんな家族の絆のワイナリーのエチケットを眺めつつ試飲
若い栽培家、醸造家のこだわりを感じるワインですね
 

12winetourism19.jpg 12winetourism23.jpg
 

もちろんショップでワインを買うのも忘れません
 

12winetourism21.jpg 12winetourism24.jpg
 

来年またこの山崎ワイナリーを訪れ、ここで作られたスパークリングワインを是非とも飲んでみたいものです

滝川リストランテ「ラ・テラ」

| コメント(0)

「北海道ワインツーリズム」初夏のワイナリーツアー
昼食は当然道産ワインが楽しめるお店
予め「たきかわワインツーリズム振興会」加盟店のパンフレットを渡されていましたが
その中から選び、予約をしてもらっていました
 

12winetourism34.jpg
 

チョイスしたのはリストランテ「ラ・テラ」
たきかわ文化センターのの中にあるお店です

話は違う方にそれますが、駐車場は文化センターと共用とあって
とても広く私のキャンピングカーでも余裕でおける店です
 

12winetourism32.jpg
 

お店の中はイタリアンなお店と言うよりもどちらかと言うと喫茶店風
まぁお店の場所が文化センター内と言うことなのでしょう、気軽な雰囲気が漂っていました
 

12winetourism26.jpg
 

まずは前菜5種と白ワイン
真ん中のはウニの味?がしたような
カルパッチョもワインと相性良いです
 

12winetourism25.jpg
 

次に生ベーコンと生野菜のピザ風サラダ
ど~んと、サラダボールごと豪快に出てきましたので
ここは遠慮なく頂きます
 

12winetourism27.jpg 12winetourism28.jpg
 

2杯めのワイン(ランチにセットのワインです)は
次に訪れる予定の「鶴沼ワイン」
 

12winetourism29.jpg
 

身の厚いカレイのフライ、トマトソースがけ
 

12winetourism30.jpg
 

メインは鹿肉のベーコン巻き
この鹿肉、癖もないうえ柔らかく美味しかった
そういえばここ滝川は全国でも珍しくエゾシカの生肉が普通のスーパーで通年購入できると新聞で読んだ記憶があります
鹿肉といえば高級食材とも思えますが、滝川では鹿肉の購入ルートが確立していそうですね

 
添えてあるアサリ入りのトマトパスタは生パスタと思いますが結構いけました
次回は単品で頼んでどんと頂きたいものです
(このお店キャンピングカーでも来れそうですしね)
 


12winetourism31.jpg
 

たきかわワインツーリズム振興会加盟の他の3件のお店は聞き覚えのあったり行ったことのあるお店
今回選んだリストランテ「ラ・テラ」は魚料理に加え鹿肉料理
もちろんグラスワイン、これが2杯ついてお得な料金でした(もっとも普段はやってないと思います)
今回折角のお勧めで選びましたが、正解のようです
帰りにちょっとしたサプライズもありましたし

もっとも他のお店もきっと美味しかったのかとは思いますが

 

12winetourism33.jpg
 

ちなみにデザートのグレープフルーツのワイン付けは写真取り損ねてしまいました

かわりにこの後、訪れた北華楼本店のミニソフト
これはサービスでしたが、甘い物の苦手な私にはちょうどよさそうな量でした

さてお腹一杯になり満足した後はいよいよ日本最大の葡萄畑を擁する鶴沼ワイナリーです

私の大好きなマンガ「宗像教授伝奇考」星野之宣著(北海道は釧路出身の漫画家です)
この中に 「鼠浄土」 という話があり
『春 笹に花あり 夏 鼠沸く』と書かれた一節があります

この意味は
笹はは六十年に一度、その寿命の尽きるときに一斉に花を咲かせ実を持ちます
その笹の実は栄養価が高く鼠の格好の餌となりますが、その結果としてネズミが沸くように大発生します
そりゃ何たってネズミ算、ネズミのつがいが子を12匹産む、これを12ヶ月続けるとなんと276億匹になってしまうんですから
そんなネズミ算は冗談として、それでもたくさん生まれた鼠の子供たちに、餌はありません
その鼠たちは木の根をかじり、草をかじり、餌を求めて里に降りてきて、人間の食料をあさるそうです

こういった話は昔から繰り返されてきたのか、ネズミは日本の昔話にもよく登場します
 

12winetourism46.jpg 12winetourism45.jpg
 

ところで今回、鶴沼ワイナリーを訪れた際、冒頭の今村社長の話にネズミによる被害について話がありました
到着が遅れた今回の「北海道ワインツーリズム」初夏のワイナリーツアー
持て余しただろう時間を私どものために費やしてくれたようで、付近を散策し薫り高い山ぶどうの枝や笹の茎を探してくれていました

そしてなんと、その笹の茎には花が咲いていました
前述の話から行ってただ事ではありません
そう今後、ネズミの被害があるかもしれないと警戒されていました
 

12winetourism36.jpg
 

広大な面積を誇るこの鶴沼ワイナリーの葡萄畑
養分の蓄えられた葡萄の樹は鼠にとってはごちそうのようです
こうして樹の根本には丹念にカバーがかけられていますが、こんなんものでは野ウサギやアライグマくらいにしか役に立たないそうで、鼠には無力なようです
 

12winetourism39.jpg
 

その鶴沼ワイナリー
樺戸連峰の麓、浦臼町にある447haを誇る
日本最大のワイン醸造用の葡萄畑が広がっています
 

12winetourism42.jpg 12winetourism35.jpg
 

この葡萄畑の真ん中のテントの下で
ワインを飲みながらピクニックと相成りました
 

12winetourism41.jpg 12winetourism37.jpg


どこまでも続く垣根式の葡萄、新緑が眩しい葉を伸ばしていましたが、これは山葡萄との交配種なんだとか、ちょっと興味ある葡萄です
何故かというと現在たとえ山葡萄であっても葡萄は葡萄
酒の種類を問わず酒税法の規制がかかっていて、焼酎に漬けてしまうだけで法の網にかかってしまうんです

もちろんこの鶴沼ワイナリーのように許可を得て作ることは可能なんですけどね
 

12winetourism38.jpg
 

このワイナリーでもワインをお土産に
結局5本のワインを抱え帰ることになりました


12winetourism43.jpg 12winetourism44.jpg

「北海道ワインツーリズム」初夏のワイナリーツアー番外編です
今回のワインツーリズムで訪れるワイナリーは、大型の観光バスが次々にやってくるようなところではありません
駐車場も狭く、バスも30人乗りの小さなバスがやっというところがほとんどでした
そこで困るのがトイレ
バンバン観光客がやってくるようなことは想定してませんので、ワイナリーには大人数がさばけるようなトイレはありませんでした
そこで道の駅などにたちよりトイレを利用するのですが、その際はそこで売っているもの、例えば缶ジュース1本買うのもマナーかなと思っています
今回立ち寄った「三笠の道の駅」
地元の美味しいものに精通したバスガイドさんの情報によると
この道の駅の7-ELEVEN にはなにやら冷凍の「美唄焼き鳥」が売られているのだとか
これは買いに行かねばなりません
 

torinoya01.JPG
 

ありました
その焼き鳥は7-ELEVEN の冷凍庫になにげなく
しかも沢山、鎮座して要りました
 

torinoya02.jpg
 

美唄の名店「三船」で修行したその味を持ち帰れるお店
美唄焼き鳥持ち帰り専門のお店「鳥乃屋本店」
モツ串が有名ですが、モツ・セイ各5本入が525円で売られていました
 

torinoya03.jpg
 

モツ・セイ各1袋づつ買ってお持ちかえり
この日の酒(ワイン)の肴になりました

それにしてもバスガイドさんって本当に詳しいな〜

カテゴリ

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 7.7.1

このアーカイブについて

このページには、2012年6月に書かれた記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2012年5月です。

次のアーカイブは2012年7月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。